「賢者の弟子を名乗る賢者」の版間の差分
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『'''賢者の弟子を名乗る賢者'''』(けんじゃのでしをなのるけんじゃ、{{lang-en|''She professed herself pupil of the wise man.''|links=no}})は、[[りゅうせんひろつぐ]]による[[日本]]の[[小説]]作品。{{要出典範囲|通称は『'''わしかわ'''』|date=2018年10月17日 (水) 16:46 (UTC)}}{{efn2|ミラが鏡や自分の姿が映る物を見て「わしかわいい」とつぶやいてしまう所から、webの掲示板等で挨拶に使われている{{要出典|date=2019年3月}}。}}。小説投稿サイト『[[小説家になろう]]』にて[[2012年]][[4月4日]]から連載されていた[[オンライン小説|WEB小説]]をもとに内容を加筆・修正し、[[2014年]]6月より「[[GCノベルズ]]」より刊行されている。[[イラストレーション|イラスト]]は[[藤ちょこ]]。『[[コミックライド]]』([[マイクロマガジン社]])にて漫画版が連載開始、作画は[[すえみつぢっか]]。 |
『'''賢者の弟子を名乗る賢者'''』(けんじゃのでしをなのるけんじゃ、{{lang-en|''She professed herself pupil of the wise man.''|links=no}})は、[[りゅうせんひろつぐ]]による[[日本]]の[[小説]]作品。{{要出典範囲|通称は『'''わしかわ'''』|date=2018年10月17日 (水) 16:46 (UTC)}}{{efn2|ミラが鏡や自分の姿が映る物を見て「わしかわいい」とつぶやいてしまう所から、webの掲示板等で挨拶に使われている{{要出典|date=2019年3月}}。}}。小説投稿サイト『[[小説家になろう]]』にて[[2012年]][[4月4日]]から連載されていた[[オンライン小説|WEB小説]]をもとに内容を加筆・修正し、[[2014年]]6月より「[[GCノベルズ]]」より刊行されている。[[イラストレーション|イラスト]]は[[藤ちょこ]]。『[[コミックライド]]』([[マイクロマガジン社]])にて漫画版が連載開始、作画は[[すえみつぢっか]]。 |
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2020年5月20日 (水) 13:24時点における版
賢者の弟子を名乗る賢者 | |
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ジャンル | ファンタジー 異世界 なろう系 |
小説 | |
著者 | りゅうせんひろつぐ |
イラスト | 藤ちょこ |
出版社 | マイクロマガジン社 |
掲載サイト | 小説家になろう |
レーベル | GCノベルズ |
連載期間 | 2012年4月4日 - 連載中 |
刊行期間 | 2014年6月30日 - |
巻数 | 既刊12巻(2019年11月現在) |
漫画:賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC | |
原作・原案など | りゅうせんひろつぐ(原作) 藤ちょこ(キャラクター原案) |
作画 | すえみつぢっか |
出版社 | マイクロマガジン社 |
掲載誌 | コミックライド |
レーベル | ライドコミックス |
発表号 | 2016年7月号(2016年7月28日発行) - 連載中 |
巻数 | 既刊6巻(2020年1月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル、漫画 |
ポータル | 文学、漫画 |
『賢者の弟子を名乗る賢者』(けんじゃのでしをなのるけんじゃ、英語: She professed herself pupil of the wise man.)は、りゅうせんひろつぐによる日本の小説作品。通称は『わしかわ』[要出典][注 1]。小説投稿サイト『小説家になろう』にて2012年4月4日から連載されていたWEB小説をもとに内容を加筆・修正し、2014年6月より「GCノベルズ」より刊行されている。イラストは藤ちょこ。『コミックライド』(マイクロマガジン社)にて漫画版が連載開始、作画はすえみつぢっか。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
咲森 鑑(さきもり かがみ)は、VRMMO『アーク・アース オンライン』内の一国で九賢者という術士の最高位に座していた。
ある日、徹夜の疲れからプレイ中にログインしたまま寝落ちしてしまう。そして目を覚ますと、そこは今までのゲーム世界とは何かが違った。何よりも、慣れ親しんだ渋く老練とした威厳のあるアバターが、可憐な少女のものになってしまっていた。
何者かと問われ、正直に名乗れば今まで培ってきた荘厳な賢者としての威厳が失墜しかねない状況。そう考えた咲森鑑ことダンブルフは、賢者の弟子「ミラ」と名乗るの。
登場人物
声はドラマCD版の声優を指す。
九賢者
- ミラ / ダンブルフ・ガンダドア
- 声 - 丹下桜[1]
- 召喚術士のエルダー(頂点)として君臨し、アルカイト王国の建国にも関わった九賢者の一人。
- 本名は咲森 鑑(さきもり かがみ)。28歳(作中時点で大学卒業から6年経過しているとのこと)の青年[2]。余っていた期限切れ寸前の電子マネーで購入したアイテム「化粧箱」を使い、アバターを理想の美少女へとキャラメイクして遊んでいたが、徹夜の疲れから寝落ちしてしまう。目が覚めると、丹精込めて作ったお気に入りのナイスシルバーなアバター「ダンブルフ」ではなく、遊びで作っていた美少女の姿になってしまっていた。
- 渋い老人の姿へ戻れなくなったことに酷く動揺すると同時に、ゲームの世界からログアウトできなくなっていることに気がつく。さらに、自らに話しかけてきたNPCは本物の人間のごとく自我を持つなど、ゲームが「現実」となっていることに驚愕。
- 世界的に名が知れ渡っている賢者「軍勢のダンブルフ」が美少女の姿になっているなどと知られては自身の沽券に関わるので、本名をもじり賢者の弟子「ミラ」と名乗ることにした[注 2]。この事実を知る者はゲーム時代からの仲間であるソロモンや九賢者、直属の補佐官であるマリアナやエルダー代行であるクレオスなどごく少数。
- 見た目は美少女ながらも、喋り方は元々の老人ロールプレイ時代のものを引き継いでいるため、自分のことを「わし」と称するなど、喋りが古臭い。また召喚術以外に仙術の達人でもあり、ダンブルフ時代から戦闘の際は両方の術を駆使する特徴的なスタイルを取る。その様子は九賢者の伝説を収めた「九賢者の物語」にも取り上げられており、アルカイト王国の国民に広く知られている。
- 限定不戦条約に守られてるアルカイト王国だったが、条約失効の期限が近づいていたところに現れたミラはソロモンからの依頼を受け、国防の担い手となる九賢者の捜索を始める。
- 古代環門を訪れた際、精霊王シンビオサンクティウスの加護を受ける。
- キメラクローゼン戦以降の二つ名は「精霊女王」英雄王フォーセシアの後継と言われる。元の姿に戻れない以上は、本人が自称した通り「ダンブルフの弟子で後継者」という肩書きで九賢者入りさせるため、ソロモンの肝いりで知名度を上げる活動もされている。しかし、二つ名のイメージからか口コミで伝えられる間に「成人している絶世の美女」という噂が独り歩きしている。
- ルミナリア
- 九賢者の一人で魔術士のエルダー。二つ名は「天災のルミナリア」。
- VRMMOのプレイヤーで、ミラよりも20年前、ソロモンの10年後にゲームの世界に転移。以後唯一の九賢者としてアルカイト王国に仕えている。
- 見た目は美女だが、いわゆるネカマで「中の人」は男性のため、ミラやソロモンなど身内との会話では素の男言葉で話す。
- 隠匿して活動する時は「青の魔導師」を名乗っている。
- ソウルハウル
- 九賢者の一人で死霊術士のエルダー。二つ名は「巨壁のソウルハウル」。ダンブルフのことを「長老」と呼んでいた。美少女ミラとなった今でも長老と呼ぶ。
- VRMMO時代は怪しい人物のロールプレイを行う上、病的なまでの不死っ娘愛好家で、アンデッドモンスターをこよなく愛するプレイヤーだった。現在は悪魔の祝福とも呼ばれる刻印が背に刻まれた女性を救うために神命光輝の聖杯を求めている。ミラと再会した時に聞いたところ、ソウルハウルに批判的な新興宗教の神官で、知り合ってから付きまとってきたらしい。彼女が否定する死霊術で身をむしばむ刻印から救ってやるというヒネくれた理由だった。
- ソロモンよりも早くからこの世界に来ており、30年に渡る探索と研究で術式に磨きをかけている。
- カグラ / ウズメ
- 九賢者の一人で陰陽術士のエルダー。二つ名は「七星のカグラ」。ダンブルフのことを「おじいちゃん」と呼んでいた。
- とある事情で「ウズメ」という名前を名乗り「五十鈴連盟」の総帥を務めているが、正体が九賢者であることを知られないように普段は顔を隠している。
- ネーミングセンスが独特で、自らの式神に「亀吉」「ニョロ蔵」「ピー助」「ガウ太」などという名前をつけている。ミラも含めた関係者からは「へんてこな名前」と言われているが、本人は全く意に介していない。
- VRMMO時代はミラとオフラインでの付き合いもあった模様で、猫好きが高じて「猫カフェ篭城事件」なる事件に二人して巻き込まれたことがある。ミラと再会して以降はアルカイトに式神を一体常駐させており、アルカイトに用があるときには式神と自身の位置を入れ替える術で帰国している。
- アルテシア
- 九賢者の一人で聖術士のエルダー。二つ名は「相克のアルテシア」。
- 子供を流産したという過去からか、度を過ぎるほどの子煩悩であり、戦災により路頭に迷う子供を見たら孤児院を設立するくらいのことは当たり前に実行に移すであろう人物である。
- この世界に来てから森の浅いところにあった村で小さな孤児院を運営していたが、七年ほど前に孤児院の子供が誘拐される事件が起きた。当然、アルテシアの怒りを買い、誘拐を実行した賊達は壊滅。また子供の売買に関わっていた貴族は、それらに関係する証拠を全て押さえられ、法によって裁かれた。その後、森の深いところに新たに孤児院を設立した。ニルヴァーナ皇国の女王アルマの義姉である。
- ラストラーダ
- 九賢者の一人で降魔術士のエルダー。二つ名は「奇縁のラストラーダ」。ダンブルフのことを「司令官」と呼ぶ(ソロモンは総司令)。
- 自他共に認めるヒーローオタクであり、その行動もまた筋金入りだった。
- この世界に来て以降、裏社会に蔓延る悪と戦っていたラストラーダ。彼は、その中でも特に大きな人身売買組織の手がかりを追っていたが、手がかりとなる貴族がアルテシアの潰した貴族であった。その後、アルテシアの孤児院運営に協力しつつ人身売買組織を壊滅させるために行動していた。
- メイリン
- 九賢者の一人で仙術士のエルダー。二つ名は「掌握のメイリン」。協和語のような訛りでしゃべる元気娘。
- 武者修行として大きな闘技大会などを渡り歩いていたらしい。七年前に地下闘技場のチャンピオン「ザッツバルド・ブラッディクリムゾン・キングスブレイド」と対戦して負かし、司祭に転職させた少女がメイリンの可能性が高かったが、少女が「タイヤキクリヨーカン」と名乗っていたことからミラの中で可能性が確信に変わった。たい焼きと栗羊羹。それはどちらもメイリンの大好物だった。一時期食べ過ぎで体形がぽっちゃりになり、現実世界でカグラがダイエットに付き合わされていた事もあったという曰く付きの食品。
- フローネ
- 九賢者の一人で無形術士のエルダー。二つ名は「超常のフローネ」。
- ヴァレンティン
- 九賢者の一人で退魔術士のエルダー。二つ名は「影絵のヴァレンティン」。
- 対人が苦手な代わり魔族・魔物には滅法強い。かつて悪魔に襲われた街をたった1人で無双し守り切ったことから「黒の英雄」と呼ばれている。現在は九賢者時のローブを脱いでスーツを着ており、全力はだせない。仲間の白魔族と行動していてヴァリーと呼ばせている(現状書籍版のみの登場)。
- リアルではペットショップの店長だったとのことで、猫好きなカグラとは仲が良い。
アルカイト王国
元プレイヤー以外の人々はNPCであったが、現実の世界となったことで個別の人格を持つようになっている。
- ソロモン
- 声 - 山岡ゆり[1]
- アルカイト王国の王で、元々はミラと同じくVRMMOのプレイヤー。ゲームが現実に変わった30年前から、ゲーム時代と同様に王国を統治していた。
- ミラが転移してきた当初から、正体がダンブルフであることを確信しており、ミラに他の九賢者の捜索を依頼した。
- クラスは聖騎士で盾役。当初は聖騎士のセオリー通りに盾を使っていたが、レベルが上がってからは聖騎士らしからぬ属性剣での猛攻ぶりを見せた。
- ミリタリーオタクであり、日本にあった10式戦車などを魔導工学で実現しようとしている。
- スレイマン
- エルフ、ソロモン直属の補佐官。長寿ゆえ知識量が多く、ミラが持ってくる九賢者を探す手掛かりを分析している。
- レイナード
- 近衛騎士団の団長。
- ヨアヒム
- ソロモン側近の術師。
- リリィ
- 声 - 新井里美[1]
- アルカイト王国の王城に勤める侍女の一人で、ミラが王城に訪れた際のメイン担当。ミラが訪れる度に、侍女たちや魔導工学技術者を総動員して制作した「魔導ローブセット」の新作を着せている。
- タバサ
- 声 - 金田アキ[1]
- リリィと同じく、王城に勤める侍女の一人。
- ガレット
- 声 - 日野聡[1]
- 本職はアルカイト王国の戦車隊副団長。ソロモンの命を受けて、銀の連塔に姿を現したミラを王城へと連れて行った。その後も何度かミラの馬車移動の際の御者を務めている。
- 乗り物を爆速で運転したり重火器を撃って歓喜したりと一曲ある人物。
- マリアナ
- 声 - 本名陽子[1]
- 本来はダンブルフ付きの補佐官。シルバーホーンにある「銀の連塔」の一つ「召喚術の塔」にあるエルダー居住区の管理を任されている。
- 妖精族でダンブルフに状態異常に対する耐性の祝福を与えている。九賢者探しを本格化する際にミラ自身から真相を告げられる。
- クレオス
- 召喚の塔の代行。アルカイト学園の教師も務める。光の精霊とエルフのハーフの為、ゲームだった頃はダンブルフにダンジョンを照明代わりに連れ回された。
- 九賢者探しを本格化する際にミラ自身から真相を告げられるが、以前(ゲーム時代)より怖くなくなったなどと口を滑らせている。
- リタリア
- 魔術の塔の元代行、エルフで現補佐官。ダンブルフを崇拝していた。
- アマラッテ
- 死霊術の塔代行。ゴシック調のドレスなどが好き。身だしなみに疎いミラに下着の着け方を教えようとしていきなり服を脱ごうとするなど天然。
- シャルロッテ
- 死霊術の塔の補佐官でデイライトウォーカー(昼間も歩き回れる吸血鬼)。エルダー代行であるアマラッテとは(主に趣味に関する)意見が食い違うことが多い。
- ヒナタ
- メオウ族。アルカイト学園の召喚術科教師。ダークナイト、ホーリーナイト、ヘルハウンド、サラマンダー、カーバンクル、ワイバーンと契約している。始まりの日から30年の間に召喚術はかなりマイナー化してしまったこともあって生徒もいない状態だった。武具精霊とは戦って勝たなければ最初の契約が出来ず、そのための装備やアイテムのコストもバカにならないことがネックだったが、ミラによって契約戦闘時の強化装備などが提供されたこともあって光明が見え始める。
- 魔術科の講師・ジーグフリートからは好意を寄せられているが、まったく気付いていない。また、意外な特技としてパズルなど仕掛けの解読が得意。
- カイロス・ベルラン
- アルカイト学園の魔術科学生。技術審査会における魔術科代表で、派手なパフォーマンスで受けが良かったため、完全にうぬぼれている。ヒナタの代理として出たミラの術にいちゃもんを付けて対戦するが、術を放つ間もなくダークナイトの剣を突きつけられて敗北した。
- そのことを逆恨みし、城から無断で持ち出した術を封じる結界具と陰の精霊武具、助っ人としてアサシン2人を引き連れてリベンジしようとしたが、返り討ちに遭って犯罪者として国に引き渡された。父親は国に仕える魔術師で貴族だが弁護のしようがない状況であり、ソロモンからも手加減抜きの尋問を許可されるが精霊武具も母親の伝手で手に入れただけなど、大したことは知らなかった。
鎮魂都市カラナック
- エメラ
- ギルド・エカルラートカリヨンに所属するエルフの女剣士で副団長。刀剣マニアだが、漫画版の番外編によると自身の理想とする「エルフの剣士」よりも徒手格闘の「拳士」としての適性が高い。暴走するフリッカを武力で制圧する役目を担っている。
- アスバル
- ギルド・エカルラートカリヨンに所属する戦士の青年。漫画版の番外編によると両親も冒険者だが、父はクレリックで料理が得意。大戦斧使いの母親と6人いる妹たちの方が戦士としての適性が高く、ミラの召喚したヴァルキリー・シスターズを見て「母や妹たちは地元のヴァルキリー」なんだと納得した。
- フリッカ
- ギルド・エカルラートカリヨンに所属する魔術師の女性。本来は知的な性格だが可愛いもの好きを異常にこじらせており、ミラに対して危険なほどの興奮を抱く変態。その常軌を逸した行動力と魔術師にあるまじき身体能力を発揮して、ミラに抱きつき身体中弄るセクハラや夜這いまで実行しようとするが、常にエメラによって制圧される。
- ゼファード
- ギルド・エカルラートカリヨンに所属する盗賊の青年。通称は「ゼフ」。幼くして親を失い、冒険者の助手をしながら妹と暮らしていたが、流行り病に関する知識不足によって妹も亡くしている。
- セロ
- ギルド・エカルラートカリヨンのマスター。元プレイヤー。剣で連続して切る技「追刃」を必殺技まで極めた「終刃」で敵を倒す。自身では九賢者に到底及んでいないと謙遜するが、ミラの見立てでは元プレイヤーの中でもかなり上位の実力を持つ模様。ギルメンによると高所恐怖症。
- タクト
- カラナックに祖父と2人で暮らしている少年。行方不明になった両親に会いたくてネブラポリスに連れて行ってくれる冒険者を探していた。死者と語ることが出来る「暗丞の鏡」で両親が呼び出せなかったことで生存している可能性を見出すことが出来た。術士としての才能があり、依頼達成後は魔術、聖術、陰陽術の適正があることがわかった。
- タクトによると一緒に住んでいる祖父はカラナック一の術士。
- アシュリー、リーネ
- タクトの両親。夫婦で冒険者をしていたが、5年ほど前に行方不明となって情報も途絶えたため組合の規定で死亡扱いとなる。実は母親のリーネは「精霊とのハーフ」だったためキメラクローゼンに狙われ、夫婦共に五十鈴連盟に保護されていた。同様に精霊の血を引くタクトの存在を知られないために連絡もできず、リーネは息子に会えないことによるストレスが危険域に達している。
ニルヴァーナ皇国
- アルマ
- ニルヴァーナ皇国の女王。アルカイトのアルテシアの亡き夫の妹でもある。
- 十二使徒
- ニルヴァーナ皇国の主力戦力。マキナガーディアンとの戦闘時、すべての攻撃パターンを把握して攻略した。
- エスメラルダ
- 聖術師。二つ名は「神言のエスメラルダ」。ダンブルフとは「エメ子」「ダン次郎」と呼び合う仲である。
- ノイン
- 聖騎士。二つ名は「白牢のノイン」。
- 全力で護りに入れば、アイゼンファルドのドラゴンブレスすら防ぐことができる。模擬戦でダンブルフと引き分けている。
- イリス
- 巫女、髪の毛など相手の体の一部があれば、その相手の現状を探ることができる能力を持っており、犯罪組織の壊滅に協力しているが、何度も使うと使われた相手に存在がバレてしまう難点がある。犯罪組織イラ・ムエルテのユーグストを追っているが警戒されている上に、男性恐怖症になるような状況を見せられている。
- ニルヴァーナ城に庇護されている
その他
- 英雄王フォーセシア
- 大昔の大戦時、精霊王シンビオサンクティウスの加護を受け戦った、その後三神国の王の祖先となる。
- 精霊王曰く異世界から来たと言って親しい仲間からはユイナと呼ばれてたらしい。
- ミラはフォーセシアの後継と言われている。
精霊
ミラが召喚術によって呼び出す精霊。自然界に元々存在する原初精霊、人の作ったものに宿る人工精霊などがある。一部の精霊については、NPC同様に個別の人格を持つようになっている。
- ダークナイト・ホーリーナイト
- ダークナイトは戦いの武具精霊、ホーリーナイトは守りの武具精霊。下級召喚の為マナコストが少なく複数の同時召喚が可能。戦わせることで強化されるため、召喚術師にとってはもっとも長く付き合う相手でもある。
- ミラが一番得意とする精霊で、上位召喚に匹敵するほど強化されている。ミラのダークナイトは精霊ながら雲耀流剣術を習得している。
- ダンブルフの二つ名である「軍勢」はこの精霊を千体以上召喚し、ヴァルキリー・シスターズが隊長として指揮することで完成する。
- 変異召喚により強化すると、剣だらけのダークロード、タワーシールドを持ったホーリーロードとなる。
- ダークナイトフレーム・ホーリーナイトフレーム
- 地下都市戦の後グランリングスからハクストハウゼンに行く途中で精霊の能力の拡張が出来る様に気が付き、結果追加した能力、武具精霊を鎧の様に纏う事でミラ自身が武具精霊の力を使える様にしたもの。
- ヴァーミリオンフレーム
- ファジーダイスと対決した際に使用。ダークナイトフレームにサラマンダーの力を注ぎ込んだ特殊召喚。
- セイクリッドフレーム
- ニルヴァーナ皇国でメイリンと対峙した時に初使用。精霊王の力を使いダークナイトフレーム、ホーリーナイトフレームに聖剣サンクティアの力も繋いだヴァルキリーの鎧の様な神々しい輝きを放つ鎧。いままでミラ自身で使えなかったサンクティアの力が使え「光剣パンチ」を編み出した。
- 灰色騎士
- 精霊王の繋ぐ力とソウルハウルの合成術理論を使い、ダークナイトとホーリーナイトを繋ぎ合わせた精霊。
- 左手に騎士盾、右手に黒い剣、立ち姿はまさに騎士と言える出来である。
- さらにサンクティアを持たせて攻撃面を強化している。
- ヴァルキリー・シスターズ
-
- アルフィナ
- 長女。光属性の滅魔の剣を持ち、アンデッド系のモンスターに強い。主様loveな上、生真面目すぎて修練メニューが素振りだけで「10万回[注 3]」など、度を越している。
- エレツィナ
- 次女。弓の名手。矢じりに対し爆発や感電などの付与魔法も得意とする。新軍勢では弓隊。
- フローディナ
- 三女。姉妹の食事を仕切る料理番。
- シャルウィナ
- 四女。文学少女。新軍勢では長槍隊。
- エリヴィナ
- 五女。姉妹の服を作る程に裁縫が得意。
- セレスティナ
- 六女。一通りの武器は扱えるが、クリスティナの必殺技に感化され戦斧をフィニッシュにするコンボ技を思案中、新軍勢では戦斧隊。
- クリスティナ
- 七女。主であるミラにアピールしようと一生懸命であるが暴走気味でドジを踏み、いつもアルフィナに怒られている。訓練を怠けるためにやってるふりをしていたマナの収束から編み出したクリスティナ・スラッシュはアルフィナも一目置く威力を持っている。
- レティシャ
- ディーヴァ(歌姫)。非常にふわふわした性格で、ゲーム時代から脈絡もなく突然歌いだしたりしていた。
- ケット・シー
- 声 - 井澤詩織[3]
- 猫の妖精。ミラを「団長」と呼び、ミラからは「団員1号」とも呼ばれている。斥候としての能力を持ち、動物と会話できる特徴がある。常にプラカードを持ち、いつ書き換えているのかもわからないほどにプラカードを用いた感情表現を行う。
- ウネコ
- 声 - 上坂すみれ[3]
- コロポックル。双子の姉妹の姉。身長は1メートル弱と低い。ミラを「村長様」と呼ぶ。
- エテノア
- コロポックル。双子の妹。なぜか身長が姉の2倍に伸びている。ミラを「そんちょー」と呼び、垢抜けたギャルっぽくなってしまってる。
- トゥインクルパム
- 太古より知識のすべてを継承して転生を繰り返す虹精霊。
- 聖剣サンクティア
- 精霊王シンビオサンクティウスの左手の小指より作られた剣であり娘。
- ワーズランベール
- 静寂の上位精霊。
- あらゆる隠蔽に長けており、光・音・魔力や気配を遮断することができるが、完全隠蔽には時間の限度がある、個別の隠蔽は術者の魔力次第、隠蔽中に存在がバレるようなことをすると解除される。その能力ゆえに他の精霊からは影が薄いと言われる。
- 精霊王シンビオサンクティウス
- 精霊たちの王で三神に次ぐ実力者。古代人魔大戦の際には人族の長、伝説の王ハンニバル・エクス・アースクラと共に戦い英雄王フォーセシアに加護を与えていた。
- 過去に魔物を統べる王との戦いなどで顕現することは度々あったが、鬼と精霊との戦いの際、世界の理に干渉するという禁じられた魔法を使ったことで現世に居られなくなる咎を負い精霊宮殿から出られなくなっている。
- 幻影回廊の最深部、古代環門が精霊宮殿と繋がっており、そこを訪れたミラに加護を与えた。
- 加護を通してミラの状況が把握出来る様になっており、自身の繋げる力によりミラを通して他の精霊達とも話をしている様である、時々ミラとも話をしていて、世界の理などの疑問に答えてくれる事もある。
- マーテル
- 植物の始祖精霊、古代地下都市の6階層の奥に隠れていた。
- 精霊屋敷
- 地下都市で見つけた屋敷の精霊、まだ小さいがトイレ風呂完備、精霊王の精霊力を繋げる力によりシャワーから水やお湯をキッチンには火を出す事も出来る。
- ワントソ君
- クー・シー犬妖精、団員一号とは対極で頭脳と魔法に特化している。黒いコートに帽子を被って探偵を意識した格好をしている。
- ノーミード
- ノームの女性。
召喚獣
- 皇竜アイゼンファルド
- 声 - 井上和彦[3]
- ドラゴン。ダンブルフ時代に竜の渓谷にある遺跡の奥で手に入れた卵を自ら孵化させて育て上げ、ゲーム時代は「我が子」と呼ぶロールプレイをしていた。そのためダンブルフを「父様」、ミラとなって以降は「母様」と呼ぶ。翼を広げると全幅30メートルを超える巨体だが、人化の術をいつの間にか習得していた。
- 召喚後のダメージ保護や自動送還に関係する防護障壁に影響して全力が出せない様になってる、作中世界では「最終兵器レベルの戦力」として扱われている。
- ガルム
- 体長3メートルくらいの毛並みが黒犬。
- 神話ではフェンリルの妹ヘルの館の番犬だった。
- ポポットワイズ
- 冥界に住む梟。下級召喚獣ながら会話が出来る。
- サラマンダー
- 大トカゲと言うより翼のないドラゴンのような姿。
- ペガサス
- ミラを乗せて飛ぶのが好き。
- ガルーダ
- 最近は専らミラのワゴンを持って飛ぶために召喚される。
- アスクレピオス
- 治療特化の白い蛇。
- ヒッポグリフ
- ロッツエレファス
- 楽園の守護象。
- ガーディアンアッシュ
- 灰色の熊。
- アルラウネ
- フィー
- セルキーアザラシ人間。アザラシの時に人の真似をするのがマイブームでなぜか雨合羽を着て登場した。
- フェンリル
- 古代地下都市に弟妹を探しに来ていたが謎の力により理性を失い第六層深部にマーテルの手を借りて自らをグレイプニルの鎖で封印していた。ミラがマーテルの依頼により白い果実を食べさせ正気を取り戻したが、30メートルあった巨体は子犬ほどに縮んでいる。
世界設定・用語
国家、地名
アース大陸
ゲームだった頃のスタート地点として三神国を擁する大陸。
- アルカイト王国
- 元々はVRMMORPG『アーク・アース オンライン』の中でソロモン・ダンブルフらが建国した国家。建国当時、ゲーム内における術士の評価が低く多くの国家で受け入れを断られていた中、術士の受け入れを積極的に行っていたことから、後に他の国家も一目置く戦力を持つ国家へと成長した経緯がある。
- 軍の礼法や謁見時の宣誓などはゲーム時代にやっていた「ごっこ遊び」がモデルになっている。
- ルナティックレイク
- アルカイト王国の王都。ソロモンが居住する王城、術士の養成を行う「アルカイト学園」などがある。名前は近隣に三日月型の湖があることに由来する。
- 五行機構
- アルカイト城を中心に東のアルカイト学園、西の職人工房、南の廃棄物処理場、北の創薬研究所と配置されている。
- 愚者の脅威の部屋(フール・ザ・ヴンダーカンマー)
- アルカイト学園の地下に有るダンジョン化した書庫。入るには魔力によって鍵山が形成される特殊な鍵2本が必要。蔵書や標本、生物サンプルには劣化しない無形術が施されており、さらに持ちだそうとすると警報が鳴り警備ゴーレムが現れ資料は元の場所に戻される。
- 天魔都市シルバーホーン
- アルカイト王国内の研究学園都市。「天魔都市」の異名を持ち、銀の連塔が所在する。ルナティックレイクとは山脈で隔てられた場所にあるため、山脈を貫くトンネルが掘られている。
- 銀の連塔
- シルバーホーンにある研究施設。9つある術ごとに塔が建てられており、「魔術の塔」「聖術の塔」「陰陽術の塔」「退魔術の塔」「召喚術の塔」「死霊術の塔」「仙術の塔」「降魔術の塔」「無形術の塔」の順に並んでいる。塔の最上階はエルダーの居住区となっており、専属の補佐官(元々はNPC)が管理を行っている。ただミラが出現した時点でエルダーは全員不在であり(ルミナリアは王城でソロモンの補佐、その他のエルダーは行方不明)、塔の運営はエルダー代行が担当している。
- 敷地内への部外者の立ち入りは禁じられているが、塔自体が観光名所になっているため、昼間は門の周辺に観光客がたむろしていることが多い。
- 天魔迷宮プライマルフォレスト
- 大陸の南にある迷宮化した大森林。ポップアップするレアアイテムを求め争いになったため、禁域として冒険者組合により封印されている。ミラは禁域通行許可証を渡され原初の大樹ゴフェルの始祖の種子を求めて訪れている。
- アルカイトから西方向、南山脈の東側、南南東にハンターズビレッジがある。
- 祈り子の森
- アルカイトから西南西、元は桜の木であった雲を貫くほどの巨大な御神木がある森。御神木の付喪神「緑陰柴翁之命」に、ミラはソウルハウルが長老の根を求めて訪れていないかを尋ねた。
- 四季の森
- アース大陸の四方に伸びる山脈の中程に有る盆地に広がる森。四季の精霊と眷属が棲む地、中心の湖の底に五十鈴連盟の拠点が隠されている。
- 天秤の城塞
- はるか昔の魔物たちの王との大戦の決戦の地。精霊王が顕現して指揮をとっていたとされる場所。
- 幻影回廊
- 岩山の遺跡を越えた奥にある百を超える吹き抜けの回廊が層を成して続いている、その奥に古代環門がある。
- 三環都市グランリングス
- グリムダートの北西に位置する三つの輪を三角状に並べたような形状をしている、中心に公爵家の宮殿、1つの輪が工業区画と他2つが商業住宅区が並んでいる、その下に地下7層になる古代地下都市のダンジョンがある。
- アリスファリウス聖国
- 三神の内の一人慈愛の女神を祀っている国。
- 首都は聖都リデル。全体を城壁結界で囲んでいる。
- グリムダート帝国
- 三神国。正義の神を祀っている国。
- 大陸の北に有り騎士の国と呼ばれている。
- オズシュタイン
- 三神国。勇気の神を祀っている国。大陸の南山脈の中央くらいの少し西にある。
- セントポリー貿易国
- オズシュタインを越えたさらに大陸最西端の海沿いの街。
- ローズライン公国
- セントポリーの隣、キメラクローゼンの本拠地があると言われている。
アーク大陸
アース大陸と海峡を挟んだ西側で口を開けたようにくの字に曲がってアース大陸を喰らおうとしているような形をしている。
- アトランティス
- 元プレイヤーが作った最大の国。主力戦力に名も無き四十八将軍が居る。一人ひとりが九賢者に匹敵する力を持つ。過去に三神国に戦いを仕掛けたが三神将に敗北した。
- ニルヴァーナ皇国
- アーク大陸の南側、セントポリーから海路を三日程南下した先に有る、元プレイヤーが作った国でアトランティスに次ぐ規模をもっている。
- 君主はアルテシアの亡き夫の妹アルマ。主力戦力に十二使徒などがいる。
- 首都はラトナトラヤ。
- アルカイトとは模擬戦を行う程度の国交がある。
組織、団体名
- キメラクローゼン
- 精霊狩りを行う謎の組織。
- 五十鈴連盟(いすずれんめい)
- キメラクローゼンに対抗して精霊の保護を行っている組織。ウズメ(カグラ)が総帥を務めている。表向きは環境保護団体として各地に支部を持っている。
- 冒険者総合組合
- 元プレイヤーが作った冒険者のための組合、術士組合と戦士組合とある、冒険者のレベルとクラスの管理とクエストの斡旋、レベルC以上への操者の腕輪の貸出、ダンジョンの管理をおこなってる。
- エカルラートカリヨン
- 元プレイヤーのセロが作った冒険者ギルド。セロ自身がこの世界で目覚めた際に手傷を負い、元NPCだった村人に助けられたことを切っ掛けとして人助けをモットーとする互助組織として成立した。日々の活力は楽しい食事からという意見からダンジョン内でも食事には手を抜かない。これは冒険者が続けられなくなった際の生活のためという考えもある。
- 日之本委員会(ひのもといいんかい)
- 元プレイヤーの国主たちが秘密裏に集まって開催している会合。
アイテム他
- 操者の腕輪
- ゲームプレイヤーの操作端末を模した腕輪又はオリジナル。「アイテムボックス」の能力を模した物が冒険者などにはランクに応じたものが貸し出されている。プレーヤ―の持つ端末はボックス内に納めている限り劣化しないが、模造した物は時間と共に劣化するため食料などは入れっぱなしにすると傷む。
- 魔動石
- アンデッドモンスターを倒すと得られるビー玉大の素材アイテム。モンスターを動かす動力となる魔力が秘められており、その魔力を利用した各種アイテムの原動力に利用されるため、プレイヤーに乱獲された。
- 手のひらほどの大きさで魔動結晶と呼ばれる。
- 精錬石
- 力のある宝石を集めて精錬して、さらに力のある石に仕上げたもの。
- ゲーム内ではこの技術を開発したのがダンブルフであり第一人者だった。
- 魔封石
- 精錬石に属性の力を封じ込めた物。これを武具やアクセサリなどに定着することによって属性強化装備となる。
- 魔封爆石
- 魔封石に爆発する力を持たせた物。手榴弾の様に使う。
- 千里馬車
- 術式装具により馬の負担を軽くした最速の馬車。
- 住両馬車
- ワゴンタイプの居住空間に重点を置いたキャンピングカーのような馬車。
- ミラの住両馬車は、地上を走る時はガーディアンアッシュに引かせ、空を飛ぶ時はガルーダに持たせる。
- アーマードジープ
- ソロモンが魔導工学に技術で工房に作らせている軍用車、魔封石を燃料にする。
- アコードキャノン
- アルカイトで研究中の大砲。打つのに精錬石と魔封石が必要。
- 魔導通信機
- 重要な施設や人物に設置・所持されている通信端末。召喚術の塔の呼び出し番号は「0905」。
- ストルワートドール
- 魔導工学で作った自動人形。
- プロティアンドール
- ストルワートドールを戦闘用に改造した人形。アルカイトではさらに魔法が使える様に開発中。
- 大陸鉄道
- アース大陸を12日で一周する様に敷設された鉄道。蒸気機関車に似ているが3階建てのマンションに車輪を付けた様な巨大な列車、先頭がファーストクラス、プレミアムクラスが2両、エコノミークラスが5両、貨物車が2両の構成で、ファーストクラスの上階はプレイルームになっている。
- 陰の精霊武具
- キメラクローゼンが開発し錬金術士のヨハンに作らせてメルヴィル商会が裏筋で売りさばいていた。
- 普通の精霊武具は祝福が与えられた物だが精霊の絶望や断末魔の呪いなどを封じ込めて作られている。
- 天地転換の御柱
- かつて起きた魔物を統べる神との戦いで汚染された世界を浄化するために、神と精霊と天使と悪魔が打ち立てた52柱。地上の柱は天ツ彼岸の社と魂の浄化、地下の柱は霊脈の浄化と流れを整える。
- それ以外に6柱、3神が魔物を統べる神の骸を6部位に分けて封印している。
- 技能大全
- 国主を務める元プレイヤー達からなる日之元委員会に所属する国に対してのみ配本される特殊技能を纏めた本、元プレイヤーでも易々と入手できない、ミラは2146年版をルミナリアから譲り受けるために世界樹の灰と紅蓮王の剣を探すことになる。
プレイヤー関連
- 始まりの日
- プレイヤーたちが実体をもつアバターとして異世界に現れる現象が起きた最初の日。作中の暦で2116年9月14日のことで、実体化したプレイヤーはその日にログインしていた。それぞれがランダムにこの世界に出現しており、セロのように現れたのが始まりの日とほぼ大差ない日時な者もいれば、ミラのように30年という月日を経て現れた者もいる。
- 天人族
- エルフや妖精、吸血鬼といった長命種でもない人族なのに10年以上経っても外見が変化しない元プレイヤーたちが出自を怪しまれた際に名乗った種族名。
- 元プレイヤーの大半が社会的地位や知名度の高い人物だったり社会の安定・発展に尽力していたこともあって、現在は好意的に受け止められている。しかし、メンタル的には日本の一般人が大半なためか身分制度には疎く、ソロモンなど国王やそれなりの規模を持つ組織の長となった者たちは「部下に対しても威厳を保つ振る舞いをするように」と、側近に注意されている。
書誌情報
小説家になろうで連載中。設定自体に大きな差異はないものの、書籍版は大幅に加筆されている。
小説
発売日 | ISBN | Kindle版 | |
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1. | 2014年6月30日 | ISBN 978-4-89637-465-0 | Kindle版:ASIN B00LF90DZW |
2. | 2014年11月29日 | ISBN 978-4-89637-485-8 | Kindle版:ASIN B00Q7TAO40 |
3. | 2015年5月30日 | ISBN 978-4-89637-508-4 | Kindle版:ASIN B00Z5XYA2Q |
4. | 2015年11月30日 | ISBN 978-4-89637-541-1 | Kindle版:ASIN B018TICWVY |
5. | 2016年4月28日 | ISBN 978-4-89637-562-6(通常版) ISBN 978-4-89637-563-3(ドラマCD付き特別版) | Kindle版:ASIN B01EWHMSA6 |
6. | 2016年10月28日 | ISBN 978-4-89637-589-3 | Kindle版:ASIN B01MFC1Y5K |
7. | 2017年3月31日 | ISBN 978-4-89637-621-0(通常版) ISBN 978-4-89637-622-7(ドラマCD付き特別版) | Kindle版:ASIN B06XX1F8CT |
8. | 2017年10月31日 | ISBN 978-4-89637-661-6 | Kindle版:ASIN B076WYXZPZ |
9. | 2018年4月28日 | ISBN 978-4-89637-742-2 | Kindle版:ASIN B07CN8VHG3 |
10. | 2018年11月30日 | ISBN 978-4-89637-835-1 | Kindle版:ASIN B07KY83D2D |
11. | 2019年5月30日 | ISBN 978-4-89637-882-5 | Kindle版:ASIN B07RWSCKKG |
12. | 2019年11月30日 | ISBN 978-4-89637-941-9 | Kindle版:ASIN B081GHSBNT |
13. | 2020年5月29日 | ISBN 978-4867160121 |
漫画版
マイクロマガジン社(ライドコミックス)よりコミック版、電子書籍版と合わせて続刊中。
発売日 | ISBN | Kindle版 | |
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1. | 2017年3月31日 | ISBN 978-4-89637-620-3 | Kindle版:ASIN B06XYD4NYH |
2. | 2017年10月31日 | ISBN 978-4-89637-665-4 | Kindle版:ASIN B076V8Z4N2 |
3. | 2018年4月28日 | ISBN 978-4-89637-746-0 | Kindle版:ASIN B07CNL35R5 |
4. | 2018年11月30日 | ISBN 978-4-89637-840-5 | Kindle版:ASIN B07KY78NX7 |
5. | 2019年6月29日 | ISBN 978-4-89637-895-5 | Kindle版:ASIN B07TJXYJKT |
6. | 2020年1月30日 | ISBN 978-4-89637-976-1 | Kindle版:ASIN B083W2P3SW |
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 賢者の弟子を名乗る賢者 - GCノベルズ
- 賢者の弟子を名乗る賢者 - 小説家になろう
- 賢者の弟子を名乗る賢者 - コミックライド