「アークナイツ」の版間の差分
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2020年6月15日 (月) 11:39時点における版
ジャンル | タワーディフェンス |
---|---|
対応機種 |
iOS Android |
開発元 | Hypergryph |
運営元 | Yostar |
運営開始日 | 2020年1月16日 |
『アークナイツ』(明日方舟、Arknights)は、Hypergryphが開発し、Yostarより運営・配信されているスマートフォン向けゲームアプリ。ゲームジャンルはタワーディフェンス。
2020年1月16日に、iOSおよびAndroid対応ゲームとして全世界でリリースされた[1]。
原題は『明日方舟』。日本国内における主な略称は「アクナイ」。
あらすじ
「源石」と呼ばれる特殊な鉱石が、人々に恩恵と疫病をもたらす世界。先民(エーシェンツ)と総称される人類たちは、天災の脅威を避けるため、源石を動力として動く移動都市を中心に暮らしを営んでいた。源石に接し続けることで感染する「鉱石病」は、死後に新たな感染源ともなるため人々から忌避されていた。彼らを迫害と鉱石病から保護するため活動する主人公たちロドスの前に、迫害を受け続けた感染者組織であるレユニオンが新たな軍事勢力として産声を上げる……。
設定・世界観
- 源石(オリジニウム)
- 大きな力を持つ、新時代のエネルギー源となった鉱石。源石製品の利用によって、この世界は飛躍的な技術的発展を遂げた。 一方で後記する鉱石病の発症原因にもなっており、新たな世界の脅威となった。
- アーツ
- 源石によって実現される、様々な物理的・心理的現象。量子アーツとも呼ばれ、量子力学的な干渉を行っているとされる。本来は源石製品を使用する必要があるが、鉱石病患者の場合は自身の体内・体表に存在する源石を用いてあたかも何も使用していないかのようにアーツを行使できる。
- 鉱石病(オリパシー)
- 源石との接触によって発症する。ただし、大気中に浮遊している微量の源石が病原となる場合もある。臓器の内部や体表に源石が析出し、最終的には死に至る感染症。レントゲン造影の不鮮明化や血中源石濃度など、いくつかの指標で診断される。適切な治療を施せば進行を遅らせることはできるが完全な治療法は存在せず、死後には新たな感染源となるためにいくつかの国や地域では感染者そのものが忌避されている。ただし、辺境などでは感染者の存在自体を知らないほどに鉱石病が広がっていない地域もある。
- 天災
- 嵐、洪水、果ては隕石の墜落までを含めた様々な大災害の総称。その異常なまでの被害規模の大きさと、収束後には被災地に源石が確認されることが特徴。源石の影響で発生しているとも研究されている。十分に防備されている都市をも一度で壊滅させるほどの威力がある。 状況によっては発生前に検知する事も可能で、街ごと別の場所へ避難する移動都市が登場した。
- 移動都市
- 天災を避けるために開発された、居住施設となる都市規模の巨大な乗り物。車両型、列車型、船舶型などがある。源石を動力源として稼働している。移動都市であれば、三日から二週間以内に天災の区域を脱出できるとされている。「天災を避けるためには、源石を使わなければならない」というこの世界の皮肉な二律背反の象徴とも言える。
- 先人(エーシェンツ)
- 動物的な特徴を持った、この世界の人類の総称。鳥や獣などの特徴を持った種族から、天使や悪魔といった特徴を持った種族もいる。来歴は不明だが、源石や鉱石病がこの世界に現れる以前から彼らは生活を営んでいたようだ。 なお、この世界では普通の人間は存在しない模様。[2]。
- サルカズ
- 先人の種族の一つ。悪魔をモチーフにした種族でこの世界で忌み嫌われている種族となっている一方、アーツの適応力が高く、おそらくサルカズ族は全体的に一定のアーツの才能を持っているとされる。また、鉱石病を患う者が多く、二重の意味でこの世界社会から嫌われている存在となってしまっている。サルカズの兵士のほとんどはその経緯から傭兵をやっている者も多く、ロドス、レユニオン問わず雇われている傭兵もいる。
登場キャラクター
- 浅倉杏美 - カーディ、スペクター
- 阿澄佳奈 - スノーズント
- 阿部敦 - Castle-3、スポット
- 荒川美穂 - セイロン
- 井口裕香 - サリア、ハイビスカス
- 池澤春菜 - ブリーズ
- 石上静香 - チェン
- 石田彰 - ファントム
- 石川由依 - ナイチンゲール、リスカム
- 伊瀬茉莉也 - マゼラン
- 伊藤静 - シュバルツ
- 今井麻美 - ラップランド
- 石見舞菜香 - エクシア、ワルファリン
- 植田佳奈 - スカイフレア
- 植田ひかる – ポデンコ
- 桜咲千依 - ポプカル
- 大津愛理 - オーキッド、マトイマル
- 大橋彩香 - アンジェリーナ
- 大原さやか - つきかせ
- 甲斐田裕子 - レイズ
- 加隈亜衣 - フランカ、フロストリーフ
- 影山灯 - ドゥリン、プロヴァンス
- 金子真由美 - アンセル
- 金元寿子 - フィリオプシス
- 茅野愛衣 - プラチナ
- 川澄綾子 - シージ
- 河西健吾 - アドナキエル、ノイルホーン
- 鬼頭明里 - サイレンス
- 久保ユリカ - クロワッサン
- 黒沢ともよ - アーミヤ
- 小清水亜美 - ズィマー、レッド
- 小西克幸 - シルバーアッシュ
- 小林ゆう - ワイフー
- 小野友樹 - シェーシャ
- 近藤隆 - イグゼキュター
- 齋藤彩夏 - ヴァーミル
- 斎藤千和 - メイヤー
- 斉藤壮馬 - レオンハルト
- 上田麗奈 - ローザ
- 村川梨衣 - アブサン
- 佐倉綾音 - ニアール
- 佐藤拓也 - 12F、ミッドナイト
- 佐藤利奈 - ヴァルカン、スカジ
- 三瓶由布子 - ア
- 清水理沙 - シャイニング
- 下田麻美 - Lancet-2、ヴィグナ
- 下地紫野 - テンニンカ
- 真堂圭 - アスベスト
- 瀬戸麻沙美 - ケオベ
- 竹達彩奈 - W
- 長縄まりあ - ウィーディ
- 白石涼子 - クリフハート、フェン
- 杉浦しおり - バニラ
- 鈴木千尋 - スチュワード
- 鈴木みのり - ソラ
- 吉岡茉祐 - ウタゲ
- 三宅麻理恵 - せいりゅう(ピュアストリーム)
- 矢作紗友里 - カッター
- 諏訪彩花 - ガヴィル、クオーラ、マンティコア
- 園崎未恵 - エフイーター
- 大地葉 - スカベンジャー、ディピカ
- 高橋李依 - ナイトメア、パフューマー
- 高森奈津美 - グム、ムース
- 武内駿輔 - マッターホルン、レンジャー
- 立花理香 - グラベル、プリュム
- 田所あずさ - クルース、テキサス
- 種﨑敦美 - アズリウス(ブルー・ポイズン)、ドーベルマン
- 種田梨沙 - エイヤフィヤトラ、メテオリーテ
- 照井春佳 - ススーロ
- 徳井青空 - スワイヤー
- 豊崎愛生 - バグパイプ
- 鳥海浩輔 - ブローカ
- 中原麻衣 - ブレイズ
- 中村悠一 - エンカク(フレイムブリンガー)
- 名塚佳織 - アステシア
- 西田望見 - アンブリエル
- 能登麻美子 - リード
- 野中藍 - グラウコス
- 花守ゆみり - イフリータ
- 早見沙織 - プラマニクス
- 速水奨 - ヘラグ
- 原優子 - インドラ、ビーハンター、メランサ
- 春村奈々 - シラユキ、ビーグル
- 日笠陽子 - ケルシー
- 日野聡 - うん
- 平川大輔 - クーリエ
- 広橋涼 - ジェシカ、ショウ
- 福圓美里 - グレイスロート
- 福原綾香 - メテオ
- 藤田咲 - ヤトウ
- 藤田茜 - バイビーク、シャーメア
- 藤村歩 - サベージ、ロープ
- 渕上舞 - グレイ
- 水樹奈々 - モスティマ
- 水橋かおり - メイ、ラヴァ
- 皆川純子 - カタパルト、バイソン
- 森なな子 - ジュナー
- 安野希世乃 - ホシグマ
- 山崎はるか - グラニ
- 山本希望 - エステル
- 悠木碧 - アーススピリット、イースチナ、ニェン
- 優木かな - ギターノ、ミルラ
- 吉野裕行 - イーサン
- 緑川光 - Thermal-EX
- ルゥ・ティン - ファイヤーウォッチ、ヘイズ
各オペレーター所属企業(又はその他)詳細
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ウルサス学生自治団以外の企業・団体は相互交流や派遣という形でロドスにオペレーターを駐留させており、逆にロドスが人員を派遣してもいる。またどこにも所属しない者や、イーサンなどの元レユニオンからロドスに採用されたオペレーターもおり、そういったオペレーターは履歴書が無い、改竄されていたりするなど採用に関しては謎の部分も多い。
ロドス・アイランド製薬(通称:ロドス)
正式名称はロドス・アイランド製薬。略称はロドス。主人公である「ドクター」が所属する。
菱形の枠にルークの駒が描かれたロゴが特徴。表向きは製薬会社であり、アークナイツの世界で問題となっている致死率100%の感染症「鉱石病(オリパシー)」の治療を目的とした研究を続けている。また感染者の治療と保護も行っており、様々な地域や種族からロドスに身を寄せる感染者が数多く所属している。
鉱石病は高度なエネルギー資源である源石と接触し続けることで感染し、何段階かのフェーズを経て臓器や体表に源石が結晶化し、最終的には死に至る。現時点では完全な治療法はなく、ロドスや「ドクター」はその研究を続けている。
…だが、ロドスの実態は「(鉱石病の)感染者が関わる問題の解決」全般を担い、高い軍事力をも有する一大勢力であることにある。
鉱石病は医学的な症状のみならず、社会からの迫害と蔑視、またそれによる感染者と非感染者の対立などの問題を引き起こしている。そのため、ロドスは自暴自棄になって暴走した感染者たちなどの鎮圧、すなわち武力介入をも業務としている。
結果としてロドスでは製薬会社でありながら熟練の戦闘部隊が雇用されており、(ロドスでは各種業務を担う職員が「オペレーター」と呼称されており、戦闘員であれば戦闘オペレーターと呼ばれる)有事の感染者からみの問題が発生した際には出動し、問題を「解決」することとなる。
ロドスの戦闘オペレーターは鉱石病感染者・非感染者、種族、国籍、民間人から軍人(元軍人、傭兵も含む)、過去に所属した(または現在所属する)組織・団体などといった身分やキャリアは不問であり、様々な戦闘能力適性テストを合格することで採用される。特に感染者は戦闘オペレーターを務めながらの鉱石病治療も可能としている。
所属者
ドクター(プレイヤー及び主人公):ロドスの3トップの一人。アーミヤによってコールドスリープから目覚めたが全ての記憶を失っている。ストーリー0章の1によれば、以前は神経学者で天災や鉱石病の研究者で部隊指揮も行っていた。
アーミヤ:若くしてロドスの3トップの一人にして最高責任者でありながら、レユニオンの暴動鎮圧に自ら参加する。
ケルシー:ロドス3トップの一人。医療部門のリーダーでオペレーターの健康管理や場合によっては渉外活動も行う。βテスト版では利用可能なオペレーターだったが本実装の現在はオペレーターとしては利用できず主にストーリーに登場する。
ドーベルマン:ボリバルの元軍人でロドスでの新任オペレーター・一般オペレータの教育を行う教官。図鑑(相関図)を見ると行動隊・行動予備隊の統括責任者であることが判る。
ブレイズ:ロドスの戦闘オペレーター。
クロージャ:ロドスの艦内エンジニア。サルカズ族。購買部の運営も担当している。
ペンギン急便
ペンギン急便は謎に包まれた物流企業。トップはクルビアでミュージシャンとしても活躍しているペンギン"エンペラー"が務めている。龍門を拠点とし、情報伝達や人員及び物資輸送・配達などが主な業務となる。バイソンの父が経営するフェンツ運輸とは密接な協力関係にあるほか、ロドスに対しても物資の配達や戦闘支援に関わっている。
所属者
テキサス:クルビア出身のトランスポーター。ループス族。ロドスに所属している同族のラップランドとは過去に何かあった模様。
エクシア:ラテラーノ出身の輸送警備担当。サンクタ族でこの種族しか扱えないラテラーノ銃で敵を蹂躙する。
ソラ:MSR所属の現役アイドルで、諸事情によりペンギン急便に身を寄せている。
クロワッサン:ミノス出身のトランスポーター。関西弁を喋る。
ライン生命医科学研究所(総称:ライン生命)
ライン生命医科学研究所は、クルビアを拠点とし、生命科学や化学工業、生物応用などの技術領域の開拓、発展に力を入れている会社で、クルビアが重点的に支援している科学技術団体である。ライン生命が公開する多くの成果は業界の注目を集めており、毎年多くの業界関係者のライン生命への加入を促している。
所属者
フィリオプシス
イフリータ
サイレンス
サリア
BSW(総称:ブラックスチール・ワールドワイド)
ブラックスチール・ワールドワイド、通称「BSW」の前身はクルビアの傭兵団。国同士の戦争で利益を得る多くの傭兵団とは異なり、BSWの初期メンバーの大半はクルビア独立戦争の時に退役した老兵だった。当初はクルビア連邦を頼り、主に政府や企業との契約を受けていたが、とある事件を経た後、ようやくBSWは元の体系から脱却し、積極的に国際業務を発展させ始めた。
所属者
フランカ:BSW所属の戦闘オペレーター。昔ある任務中に鉱石病を患い、当時まだ世に知られていないロドスで治療を行いつつ、ロドスの戦闘オペレーターとして契約を結んだ。
リスカム:BSW所属の戦闘オペレーター。フランカのパートナー。
カランド貿易
雪境(ヒーラ)に存在する小規模な宗教国家「イェラグ」に拠点を置く国営企業で、シルバーアッシュがトップを務める。現代産業の解放や輸出入の掌握・独占に加え、私兵や最新の軍事設備も独自に保有している。理由は不明だが、現在はロドスと協力関係にあるものの、一部のロドス上層部からは協力する理由を明かさぬ彼らの今後の動向について警戒視している。
所属者
シルバーアッシュ:カランド貿易の最高責任者。
プラマニクス:カランドの巫女。シルバーアッシュの妹。
クリフハート:登山家。シルバーアッシュの妹で、3兄妹で唯一鉱石病に感染している。
マッターホルン:カランド貿易の社員。シルバーアッシュのボディーガードを務める。
クーリエ:カランド貿易の社員。
ウルサス学生自治団
ウルサス帝国の移動都市チェルノボーグがレユニオンによって壊滅され(チェルノボーグ事変)、都市から生き延び、ロドスに保護されたウルサスの学生達によって作り上げた学生組織。「冬将軍」と呼ばれた少女ズィマーがリーダーを務めている。
所属者
ズィマー
イースチナ
グム
龍門近衛局
中華系の移動都市「龍門(ろんめん)」の警備を行う警察組織。ウェイ長官がトップを務める。主な業務内容として、龍門内で行われる違法行為、暴力犯罪、組織犯罪、武装逃走犯や国際犯罪の取り締まり、そして日に日に増していく鉱石病感染者に対する保護や取り締まりなどを行う。
所属者
チェン
ホシグマ
スワイヤー
グラスゴー
ヴィクトリア・ロンディニウム市に拠点を置くストリートギャング。リーダーはシージが務めている(当初はインドラとモーガンが率いていた)。何かしらの理由でロンディニウムを離れ、その後にロドスを訪れオペレーターとして雇われるようになる。
所属者
シージ
インドラ
アビサル
水棲系種族のオペレーターが所属する組織。所属オペレーターのプロファイルから組織に関する具体的な説明が記載されていないため、詳細は不明。
所属者
スカジ
スペクター
参考文献
- ^ Lada, Jenni (24 January 2020). “The Doctor Is in as Arknights Is Available Outside Japan”. Siliconera 7 February 2020閲覧。
- ^ “新作「アークナイツ」(明日方舟)の世界を創り上げているのはどんな人たち? Hypergryphの海猫氏と唯氏がゲームに込めた想いとは”. 4Gamer.net (2019年10月29日). 2020年5月3日閲覧。