「ペスカ岡山」の版間の差分
m →外部リンク |
|||
35行目: | 35行目: | ||
入口の看板には「岡山駅地下三番街(食堂街)」と描かれるなど、テナントは買い物・観光客相手の食事処やサラリーマン御用達の居酒屋などの飲食店が中心で隆盛を極めた。 |
入口の看板には「岡山駅地下三番街(食堂街)」と描かれるなど、テナントは買い物・観光客相手の食事処やサラリーマン御用達の居酒屋などの飲食店が中心で隆盛を極めた。 |
||
しかし、南隣に一番街、その先の地上では本町の[[ |
しかし、南隣に一番街、その先の地上では本町の[[髙島屋]]や駅前町の[[ダイエー]]等の大型店が相次いでオープンしてからは、人の流れは変わっていった。また、若年層をターゲットに衣料品店を中心に構成しリフレッシュを繰り返し、テナントの入替も積極的に行っていた一番街とは対照的に、三番街は改装は行ったものの基本的な店舗構成は変わらず、建物自体の老朽化・陳腐化も否めなかった。 |
||
その後も一日の平均通行者数は約7500人(平日)であり、地下道として人通りは少なくなかったが、商業施設としては岡山会館や駅前商店街とともに徐々に衰退していった。そして[[2006年]](平成18年)6月、岡山会館から供給されている電力、[[空気調和設備|空調設備]]がビルの工事の為に止められることが発表。これにより、三番街は一時閉鎖となった。 |
その後も一日の平均通行者数は約7500人(平日)であり、地下道として人通りは少なくなかったが、商業施設としては岡山会館や駅前商店街とともに徐々に衰退していった。そして[[2006年]](平成18年)6月、岡山会館から供給されている電力、[[空気調和設備|空調設備]]がビルの工事の為に止められることが発表。これにより、三番街は一時閉鎖となった。 |
2020年6月15日 (月) 23:34時点における版
ペスカ岡山 PESCA OKAYAMA | |
---|---|
岡山駅地下三番街時代の写真。 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒700-0023 岡山県岡山市北区駅前町1丁目 |
開業日 | 2010年(平成22年)6月18日 |
施設管理者 | 株式会社ウエスト |
延床面積 | 2,343 m² |
商業施設面積 | 1,300 m² |
店舗数 | 19店 |
前身 | 岡山地下三番街 |
最寄駅 | 岡山駅 |
最寄IC | 岡山インターチェンジ |
外部リンク | ペスカ岡山 |
PESCA OKAYAMA(ぺすかおかやま)は、岡山県岡山市北区にある地下街。かつての「岡山駅地下三番街」が改装してオープンした。株式会社ウエスト(東京都渋谷区)が運営。名称はイタリア語で桃を意味する。
概要
岡山駅地下三番街は1959年(昭和34年)に中四国地方初の地下街として「岡山駅地下商店街」の名称でオープンした。当時は駅前で最も賑やかだった駅前町と岡山駅を繋ぐ役割を果たしていた。その後、1961年(昭和36年)に岡山会館ビルが完成すると、同ビル地下1階と地下街が接続された。
更に、1977年(昭和52年)頃には「岡山駅地下三番街」と名称を変更した。因みに、名称変更当時、岡山会館2階には「岡山会館二番街」があり、一番街と二番街(岡山会館ビル)を結ぶ地下街として三番街の名称となったという。
入口の看板には「岡山駅地下三番街(食堂街)」と描かれるなど、テナントは買い物・観光客相手の食事処やサラリーマン御用達の居酒屋などの飲食店が中心で隆盛を極めた。
しかし、南隣に一番街、その先の地上では本町の髙島屋や駅前町のダイエー等の大型店が相次いでオープンしてからは、人の流れは変わっていった。また、若年層をターゲットに衣料品店を中心に構成しリフレッシュを繰り返し、テナントの入替も積極的に行っていた一番街とは対照的に、三番街は改装は行ったものの基本的な店舗構成は変わらず、建物自体の老朽化・陳腐化も否めなかった。
その後も一日の平均通行者数は約7500人(平日)であり、地下道として人通りは少なくなかったが、商業施設としては岡山会館や駅前商店街とともに徐々に衰退していった。そして2006年(平成18年)6月、岡山会館から供給されている電力、空調設備がビルの工事の為に止められることが発表。これにより、三番街は一時閉鎖となった。
その後、2007年(平成19年)11月に岡山会館ビルが成通岡山ビルとして再オープン後も閉鎖状態が続いていたが、運営会社の大和から権利を買い取った「株式会社ウエスト」が2008年(平成20年)7月から全面改装工事を実施、高級ホテルをイメージした大理石張りの内装にするほか、耐震補強を施し、排煙設備も設置し、衣料品などの新規店舗を導入して、2009年(平成21年)3月を目処に再オープンする予定であったが、テナント誘致に難航し、同年7月、その後同年秋、さらに2010年(平成22年)春と、度々開業時期が延期された。
ようやく2010年(平成22年)6月18日に、同地下街は「ペスカ岡山」の名称でオープンした。名称の「ペスカ」はイタリア語で「桃」を意味するもので、当初は14店で開業し、2011年(平成23年)現在19店で営業している。岡山県初の有料の公衆トイレも設置された。2014年8月現在は、人通りが少ない為だんだんと店舗が減っていき、店舗が入居している区域よりもテナント募集中になっている区域の方が非常に多く一桁台の店舗数になっている。一番街内の通路は24時間いつでも通行可能なのに対しペスカ専用出入り口は夜間はシャッターが閉まり通行不可能になっており、市役所から通路を24時間通行可能にするように何回も通告を受けているのに犯罪防止の為だと言い通告を却下して受け入れていない。
なおウエストの社長は、岡山県赤磐市の出身で、菱和ライフクリエイト(現・クレアスライフ)創業者、ルーデン・ホールディングス取締役会長などを務める西岡進である。
周辺・アクセス
岡山一番街
隣接する地下街として、岡山一番街がある。ただし会社、歴史的にも関係は浅い。
成通岡山ビル
隣接する施設として、成通岡山ビルがある。岡山駅と成通岡山ビルを結ぶ役割を当施設が果たしている。また、旧名称である「岡山地下三番街」も、成通岡山ビル前身の岡山会館によるもので、歴史的にも関係がある。ただ、当施設の運営会社「株式会社ウエスト」と、成通岡山ビルの「株式会社成通」 は関係がなく、会社的には現在は関係が浅い。
アクセス
関連項目
- 岡山一番街 - 隣接する地下街。
- サンステーションテラス岡山 - 隣接する商店街。