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)は、日本の[[英文学者]]、[[詩人]]。[[早稲田大学]][[理工学部]][[名誉教授]]。
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[[森於菟]]の五男として[[埼玉県]][[大宮市]]に生まれる。[[森外]]の孫。[[東京都立大森高等学校]]を経て[[早稲田大学]][[文学部|第一文学部]]英文科卒業。同大学院文学研究科博士課程中退。小説家を目指し、[[丹羽文雄]]の『文学者』に参加、60年10月の『新潮』に「明るい砂丘の林の中で」を載せた。[[1961年]]より早大理工学部で英語を教え、[[1971年]]教授、[[2002年]]定年退任、名誉教授。[[日本記号学会]]会長。1987年『文学記号の空間』で[[平林たい子文学賞]]受賞。[[ケネス・バーク]]の研究で知られる。文芸誌『[[同時代]]』同人。
[[森於菟]]の五男として[[埼玉県]][[大宮市]]に生まれる。[[森外]]の孫。[[東京都立大森高等学校]]を経て[[早稲田大学]][[文学部|第一文学部]]英文科卒業。同大学院文学研究科博士課程中退。小説家を目指し、[[丹羽文雄]]の『文学者』に参加、60年10月の『新潮』に「明るい砂丘の林の中で」を載せた。[[1961年]]より早大理工学部で英語を教え、[[1971年]]教授、[[2002年]]定年退任、名誉教授。[[日本記号学会]]会長。1987年『文学記号の空間』で[[平林たい子文学賞]]受賞。[[ケネス・バーク]]の研究で知られる。文芸誌『[[同時代]]』同人。


== 著書 ==
== 著書 ==
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== 系図 ==
== 系図 ==
*森静男
*森静男
**[[森鴎外|森鷗外]]
**[[森鷗外]]
***[[森於菟]]
***[[森於菟]]
****[[森マックス|森真章]]
****[[森マックス|森真章]]

2020年6月18日 (木) 10:25時点における版

森 常治(もり じょうじ、1931年4月17日 - 2015年2月23日[1] )は、日本の英文学者詩人早稲田大学理工学部名誉教授

森於菟の五男として埼玉県大宮市に生まれる。森鷗外の孫。東京都立大森高等学校を経て早稲田大学第一文学部英文科卒業。同大学院文学研究科博士課程中退。小説家を目指し、丹羽文雄の『文学者』に参加、60年10月の『新潮』に「明るい砂丘の林の中で」を載せた。1961年より早大理工学部で英語を教え、1971年教授、2002年定年退任、名誉教授。日本記号学会会長。1987年『文学記号の空間』で平林たい子文学賞受賞。ケネス・バークの研究で知られる。文芸誌『同時代』同人。

著書

  • 『第一詩集 時計のなかの湖』私家版、発行年不明
  • 『日本の幽霊の解放』晶文社、1974年
  • 『日本人=<殻なし卵>の自我像』講談社現代新書、1977年
  • 『ことばの力学 ロゴロジー入門』講談社現代新書、1979年
  • 『日本人 殻なし卵の中のロゴス』青英舎、1981年
  • 『ケネス・バークのロゴロジー』勁草書房、1984年
  • 『文学記号の空間』こびあん書房、1986年
  • 『埋葬旅行 詩集』沖積舎、1995年
  • 『都市・記号の肖像』早稲田大学出版部、2001年
  • 『森常治詩集』土曜美術社出版販売新・日本現代詩文庫、2006年
  • 『台湾の森於菟』宮帯出版社、2013年

共著・翻訳

  • 蟻二郎,柄谷行人共著『現代批評の構造』思潮社、1971年
  • ケネス・バーク『文学形式の哲学』国文社、1974年
  • ケネス・バーク『動機の文法』晶文社、1982年
  • マーシャル・マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』みすず書房、1986年
  • ケネス・バーク『象徴と社会』法政大学出版局、1994年
  • ケネス・バーク『動機の修辞学』晶文社、2009年

系図

脚注

  1. ^ 『文芸家協会ニュース』2015年10月。

外部リンク