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日本文化と[[小津安二郎]]の映画に魅せられ、1985年に来日。日本語を数年間学んだ後、[[鎌倉]]に在住し、スペイン通信社[[EFE]]やバルセロナの日刊紙アブイの記者として働く一方、スペイン語圏の人々に日本文学を紹介するため、1994年、日本の出版社[[現代企画室]]内にルナ・ブックス選集を立ち上げる。 |
日本文化と[[小津安二郎]]の映画に魅せられ、1985年に来日。日本語を数年間学んだ後、[[鎌倉]]に在住し、スペイン通信社[[EFE]]やバルセロナの日刊紙アブイの記者として働く一方、スペイン語圏の人々に日本文学を紹介するため、1994年、日本の出版社[[現代企画室]]内にルナ・ブックス選集を立ち上げる。 |
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以後、2000年までの16年間に、[[宮沢賢治]]『[[銀河鉄道の夜]]』『[[どんぐりと山猫]]』『[[注文の多い料理店]]』や[[夏目漱石]]『[[吾輩は猫である]]』『[[坊ちゃん]]』『[[草枕]]』、[[島崎藤村]]『[[破戒]]』、[[芥川龍之介]]『[[龍]]』、[[太宰治]]『[[斜陽]]』『[[人間失格]]』、[[森 |
以後、2000年までの16年間に、[[宮沢賢治]]『[[銀河鉄道の夜]]』『[[どんぐりと山猫]]』『[[注文の多い料理店]]』や[[夏目漱石]]『[[吾輩は猫である]]』『[[坊ちゃん]]』『[[草枕]]』、[[島崎藤村]]『[[破戒]]』、[[芥川龍之介]]『[[龍]]』、[[太宰治]]『[[斜陽]]』『[[人間失格]]』、[[森鷗外]]『[[高瀬舟]]』、[[小泉八雲]]『[[怪談]]』などの近代文学の、日本語から直接のスペイン語初訳を行う。 |
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また日本における[[ラテンアメリカ人]]移民問題に関しても、研究者として調査を行い、『ひかげの日系人－ガイジン記者が見た南米の出稼ぎ労働者』（[[彩流社]]）、『夢のゆくえ－日系移民の子孫、百年後の故国へ帰る』（現代企画室）を上梓。さらに作家として、日本を舞台にした物語『月光物語』（[[河出書房新社]]）も出版する。 |
また日本における[[ラテンアメリカ人]]移民問題に関しても、研究者として調査を行い、『ひかげの日系人－ガイジン記者が見た南米の出稼ぎ労働者』（[[彩流社]]）、『夢のゆくえ－日系移民の子孫、百年後の故国へ帰る』（現代企画室）を上梓。さらに作家として、日本を舞台にした物語『月光物語』（[[河出書房新社]]）も出版する。 |
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2020年6月18日 (木) 11:57時点における版
モンセ・ワトキンス | |
|---|---|
| ファイル:MWatkins.jpg | |
| 生誕 |
1955年.svg){kind=small} スペイン・バルセロナ |
| 死没 |
2000年 日本・神奈川県鎌倉市 |
| 国籍 |
 スペイン |
モンセ・ワトキンス（Montse Watkins, 1955年 - 2000年）は、スペイン・バルセロナ出身の翻訳者・著作家・編集者・ジャーナリスト。母はスペイン人、父はイギリス人。
日本文化と小津安二郎の映画に魅せられ、1985年に来日。日本語を数年間学んだ後、鎌倉に在住し、スペイン通信社EFEやバルセロナの日刊紙アブイの記者として働く一方、スペイン語圏の人々に日本文学を紹介するため、1994年、日本の出版社現代企画室内にルナ・ブックス選集を立ち上げる。
以後、2000年までの16年間に、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』『どんぐりと山猫』『注文の多い料理店』や夏目漱石『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『草枕』、島崎藤村『破戒』、芥川龍之介『龍』、太宰治『斜陽』『人間失格』、森鷗外『高瀬舟』、小泉八雲『怪談』などの近代文学の、日本語から直接のスペイン語初訳を行う。
また日本におけるラテンアメリカ人移民問題に関しても、研究者として調査を行い、『ひかげの日系人－ガイジン記者が見た南米の出稼ぎ労働者』（彩流社）、『夢のゆくえ－日系移民の子孫、百年後の故国へ帰る』（現代企画室）を上梓。さらに作家として、日本を舞台にした物語『月光物語』（河出書房新社）も出版する。
2000年、45歳で夏目漱石の『草枕』の翻訳途上にして、癌により病没する。