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「国鉄タキ10200形貨車」の版間の差分

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2020年6月29日 (月) 13:59時点における版

国鉄タキ10200形貨車
タキ10200形、タキ10201 1994年8月4日、本輪西駅
タキ10200形、タキ10201
1994年8月4日、本輪西駅
基本情報
車種 タンク車
運用者 日本国有鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
製造所 日本車輌製造
製造年 1968年(昭和43年)
製造数 2両
消滅 1995年(平成7年)
常備駅 根岸駅本輪西駅
主要諸元
車体色 銀色
専用種別 ガソリン
化成品分類番号 32
軌間 1,067 mm
全長 13,100 mm
全幅 2,330 mm
全高 3,830 mm
タンク材質 アルミニウム
荷重 40 t
実容積 54.8 m3
自重 14.0 t
換算両数 積車 5.5
換算両数 空車 1.4
台車 TR41C
車輪径 860 mm
軸距 1,650 mm
台車中心間距離 9,100 mm
最高速度 75 km/h
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国鉄タキ10200形貨車(こくてつタキ10200がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要

本形式は、ガソリン専用の40t 積タンク車として1968年(昭和43年)5月10日に2両(タキ10200-タキ10201)が日本車輌製造にて製作された。

所有者日本石油でありその常備駅は、神奈川県根岸駅であった。その後常備駅は本輪西駅へ移動した。

1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号32」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合1(大))が標記された。

タンク体はアルミニウム製(A5083)であり5体構成の異径胴式であった。荷役方式は、マンホールからの上入れ、吐出管からの下出し方式である。アルミニウム製タンクのため自重が軽く、積載効率は良かったが高価であったため試作にとどまり量産化されることはなかった。

車体色は当初はアルミニウム地色であったがその後銀色に塗装された。寸法関係は全長は13,100mm、全幅は2,330mm、全高は3,830mm、台車中心間距離は9,100mm、実容積は54.8m3、自重は14.0t、換算両数は積車5.5、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。

1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には車籍がJR貨物に継承され、1995年(平成7年)11月に2車とも廃車となり同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目