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==== 文化 ====
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* [[大町桂月]] - [[詩人]]
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* [[谷小波]] - [[作家]]、[[児童文学作家一覧|児童文学者]]
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* [[戸川秋骨]] - [[評論家]]、[[随筆家]]
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* [[守山恒太郎]] - [[野球]]選手 ([[第一高等学校 (旧制) |一高]]第二次黄金時代の左腕の名投手で、1966年に[[野球殿堂 (日本)|野球殿堂]]入り)
* [[守山恒太郎]] - [[野球]]選手 ([[第一高等学校 (旧制) |一高]]第二次黄金時代の左腕の名投手で、1966年に[[野球殿堂 (日本)|野球殿堂]]入り)

2020年7月3日 (金) 06:13時点における版

獨協中学校・高等学校
獨協中学校・高等学校
過去の名称 獨逸学協会普通科
獨逸学協会中学校 (旧制)
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人獨協学園
設立年月日 1883年
共学・別学 男子校
中高一貫教育 完全一貫制
課程 全日制課程
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 13579J
所在地 112-0014
東京都文京区関口三丁目8番1号
地図
北緯35度42分49.2秒 東経139度43分38.3秒 / 北緯35.713667度 東経139.727306度 / 35.713667; 139.727306座標: 北緯35度42分49.2秒 東経139度43分38.3秒 / 北緯35.713667度 東経139.727306度 / 35.713667; 139.727306
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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獨協中学校・高等学校の位置(東京都内)
獨協中学校・高等学校

獨協中学校・高等学校(どっきょうちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都文京区関口三丁目に所在する私立男子中学校高等学校[1]

概要

明治時代に設立されていた獨逸学協会学校を母体に設置された。近代日本の医学ドイツを手本としていたため、設立時から現在に至るまで、医学部系の進学率が比較的高い。

獨協大学獨協医科大学への推薦枠がある。他大学への進学希望者が多いが、近年は本学への進学する卒業生も増加している。2019年度の入試結果において、本高校の一般入試の合格先大学として、獨協大学は、8番目に多い[2]

校風

生徒の自主性を重んじる校風であり、学内には一人一人の考え方を重んじる自由な空気がある。生徒と担任の教師やそれぞれの科目を担当する教師との距離が近く、様々な事柄について相談をし易い環境が整っている。試験期間を除けば、教員室への出入りも自由である。また、伝統的に本校の生徒は高校1年の時からドイツ語を外国語として選択することが可能である。以前は大学入試の際にドイツ語を選択する生徒もいたものの、ドイツ語コースが無い上、英語が全員必修科目のために現在ではほとんどいない。また、ドイツ連邦共和国政府が定めるドイツ語教育枠組みPASCH加盟しており、ドイツ政府の定めているプログラム参加生もいるが、後者も毎年いるわけではない。

教育方針

心構えは正しく、身体は健康、知性に照らされた善意志と豊かな情操とを持つ、気品のある人間の育成を目ざす。

これが為には、すべての生徒に、それぞれ人間としての自信と矜持(誇り)とを抱かしめ、各自の天分を開発し、その長所を培養する。他日社会に出ては、日日の生活に感謝と喜びとを見出し、勤勉努力して社会に奉仕し、広く文化の創造に寄与する人間となることを期待するわけである。

教育愛こそ本学園の情熱であり、人間教育こそ本学園の精神だ。

中高一貫制の教育区分

この学校においては、中学校の第1学年および第2学年の前期2年間を「第1ブロック」、中学校第3学年および高等学校第1学年の中期2年間を「第2ブロック」、高等学校の第2学年および第3学年の後期2年間を「第3ブロック」に区分する「2-2-2制」を採用している[3]

沿革

  • 1883年 - 獨逸学協会学校を創立
  • 1884年 - 専修科(現在の獨協大学)及び普通科を併設
  • 1893年 - 普通科を獨逸学協会学校中等部に改称
  • 1895年 - 専修科を分割、東京帝国大学文学部獨逸文学科の母体となる
  • 1948年 - 獨協中学校・高等学校が発足
  • 1997年 - 中高一貫制開始
  • 1998年 - 新校舎完成
  • 2000年 - 高等学校での生徒募集停止し、完全中高一貫校化
  • 2014年 - 入試募集人員見直し(210名→200名)
  • 2016年 - 第三回入試の日程を2月5日から2月4日に変更
  • 2020年 - 翌年より国数2教科による2月1日の午後入試を新設することを発表(2/26)

施設

校舎は教室が設置されている『本校舎』と、小道を挟んだ向かい側にあるスポーツ設備を備えた『獨協学園 100周年記念体育館』の二つに分かれている。

現在の本校舎は地上5階、地下1階建、モダンな構造で1998(平成10)年に落成した。設計コンセプトは、『光と、風と、緑の創造空間』で、オーディオテクニカ本社などのデザインを手がけた赤坂喜顕が設計。日本建築学会作品選奨に選定された。

校舎は部室棟とともに中庭グラウンドを囲む形で建てられており、台地という地形から新宿副都心や東京スカイツリーなどが臨める。

ガラスを多く取り入れた設計で、間口を設けられるフリースペースや、階段、上層階の廊下などを可能な限りガラス張りとしたほか、その他窓が設けられない部分にも吹き抜けを設置、教室にも桟が少ない大型ガラスが使用されているほか、細長い窓を設置して間接照明風にするなどの工夫を凝らすなど、光を利用した採光性の高い校舎である。全ての教室に、全自動空調、全熱交換換気システムを採用し、フロア内で天井裏の配管などを数箇所にまとめることにより天井を高くすることで、高い居住性を確保している。生物室、化学室、物理室、地学室の4つの理科室が設置され、大学で使用される器具を多く取り扱うなど、高いレベルの学習環境を実現した。

100周年記念体育館は1983(昭和58)年に落成。敷地が急坂に面しているという独特の地形を活かし、土地の有効活用という面から体育館は地下に設置されており、体育館屋上部分が運動場となっている。体育館内には、アーチェリー場、トレーニングルーム、柔道場、シャワールームなどが設置されている。(シャワールームは現在閉鎖中) また周囲にドライエリア・天窓を設置し、室内には空調設備、大型換気扇を導入することで、地下体育館での採光・通風のデメリットを解消している。 一部の学年の教室には備え付けのプロジェクターがある。

大学進学状況

例年、慶應義塾大学早稲田大学には理系で5人前後、文系では10人前後。東京理科大学、MARCHには2割くらい合格者を輩出している。また、数少ないドイツ語教育を行う高校かつ医者や歯医者の息子が多いため、開校以来今日まで、私立大学医学部・歯学部・薬学部を志望する人が多いのが特徴である。系列の獨協医科大学以外にも、他の私立医学部への推薦枠があり進学している。

獨協学園 Doctor's Club

1883年(明治16年)に開学以来、獨協学園は創立130年を経て、数多くの医学の徒を輩出しており、同校では医学界において900名を越える同窓生が一堂に会す機会を設けている。医学界に多くの人材を輩出した獨協学園の同窓の医師の親睦を図り、同校のさらなる発展に寄与するために「獨協学園 Doctor's Club」を発足させている。

廃校の危機

ドイツ語を中心に教育を進めてきたため、明治から大正にかけて、獨逸学協会学校第一高等学校(三部、医科)→東京帝国大学(医科)の順に進学するのがエリートコースの一つであった。しかし、第一次世界大戦でドイツが敗れると、ドイツ語を学ぶ生徒が激減し、昭和初期には経営環境が非常に厳しくなった。日独伊三国同盟成立の影響で、若干の人気回復を果たすが、第二次世界大戦後は廃校の危機に直面した。GHQに対しては、獨協とは「獨逸学協会」の略ではなく、「獨立協和」の略であると、苦しい弁明をしたほどであった。その危機を救ったのは第13代校長で同校OBである天野貞祐であった。

部活動

2019年の時点で30の部活、4個の同好会がある。同好会は同学年有志が創ることが多く、数年で廃部や自然消滅となることが多い。(数学同好会や英語同好会など)また部活に入らない生徒の増加・低学年化が進み、廃部になったり(PC部)、廃部の危機に瀕している部活(天文部など)も少なくない。学校の管理上、部活動を中学と高校で分けているのはサッカー部と野球部のみだが、部活動によっては中学と高校で異なる活動をしていることもある。

部活動一覧

学校関係者

歴代校長

教職員経験者

著名な出身者

政治・行政・経済

学者

文化

脚注及び参照

  1. ^ 獨協中学校の学校情報-中学受験パスナビ
  2. ^ 獨協高校HP2019年大学合格実績より。獨協大学への一般入試合格者数 8(2017)→5(2018)→16(2019)、併設校推薦進学者数1(2017)→4(2018)→6(2019) https://www.dokkyo.ed.jp/future_course/results
  3. ^ 学習内容(教育と進路)-獨協中学校・獨協高等学校の「中学・高校のカリキュラム表」による。

関連項目

外部リンク