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「かしめナット」の版間の差分

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[[ファイル:Nylon_Lock_Nut.png|右|サムネイル|180x180ピクセル| ナイロンロックナット( 'Nyloc') ]]
'''かしめナット'''とは、内側に雌ネジをきってある円筒。
'''ロックナット(英:lock nut, locking nut, self-locking nut, prevailing torque nut'''<ref name="glossary">{{Citation|title=Glossary of Terminology Related to Nuts and Bolts|url=http://www.boltscience.com/pages/glossary.htm|access-date=2008-11-30}}</ref> '''stiff nut''' 又は'''elastic stop nut''' 、 {{Sfn|Smith|1990|p=104}})とは、キーアダプターなどと呼ばれる専用のソケットで振動やトルクの下を締緩できるレジストナット。


母材自体が薄い場合など、母材自体にタップを切ることが難しい場合に用いる。母材にはめ込み、ボルトを入れる側と反対のほうをたたいて潰し、母材と締結する。
代表的なものに'''かしめナット'''があり、このナットは内側に雌ネジをきってある円筒[[ナット]]で母材自体が薄い場合など、母材自体にタップを切ることが難しい場合に用いる。母材にはめ込み、ボルトを入れる側と反対のほうをたたいて潰し、母材と締結する。

また、弾性ストップナットと一般的なトルクナットは、ナットの一部が[[弾性]]変形してロック動作を行うタイプ{{Sfn|Smith|1990|p=104}}。最初のタイプは、ナイロンの代わりに繊維を使用して1931年に発明された<ref>[https://books.google.com/books?id=8ycDAAAAMBAJ&pg=PA67&dq=Popular+Science+1931+plane&hl=en&ei=AQUHTY_IEtOhnQeK35jlDQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=8&ved=0CEQQ6AEwBw#v=onepage&q=Popular%20Science%201931%20plane&f=true "Nut With Elastic Ring Can't Work Loose", April 1931, Popular Science] bottom of page 67 drawing of how lock nuts work</ref>。

振動によるボルト継手を緩めるのを防ぐ方法にはロックナットのほか、 ジャムナット(/Jam_nut)、 [[座金|ロックワッシャー]]およびスレッドロック液(/Thread-locking_fluid)などがある。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[ナット]]


* [[座金|ロックワッシャー]]
* [[ワイヤリング|安全ワイヤー]]

== 参考文献 ==

=== ノート ===
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=== 参考文献 ===

* {{Citation|last=Smith|first1=Carroll|author-link=Carroll Smith|title=Carroll Smith's Nuts, Bolts, Fasteners, and Plumbing Handbook|publisher=MotorBooks/MBI Publishing Company|year=1990|url=https://books.google.com/books?id=A81HmmRCN7YC|isbn=0-87938-406-9}}.

== 外部リンク ==

* [https://books.google.com/books?id=2yADAAAAMBAJ&pg=PA151&dq=popular+science+February+1946&hl=en&ei=vOPkTL3jJsnOnAf8toClDQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=5&ved=0CDMQ6AEwBA#v=onepage&q=popular%20science%20February%201946&f=true 「Hold Everything」、1946年2月、]第二次世界大戦中に開発されたロックナットとワッシャー技術に関する[https://books.google.com/books?id=2yADAAAAMBAJ&pg=PA151&dq=popular+science+February+1946&hl=en&ei=vOPkTL3jJsnOnAf8toClDQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=5&ved=0CDMQ6AEwBA#v=onepage&q=popular%20science%20February%201946&f=true ''ポピュラーサイエンスの'']ページ
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2020年7月6日 (月) 07:49時点における版

ナイロンロックナット( 'Nyloc')

ロックナット(英:lock nut, locking nut, self-locking nut, prevailing torque nut[1] stiff nut 又はelastic stop nut[2])とは、キーアダプターなどと呼ばれる専用のソケットで振動やトルクの下を締緩できるレジストナット。

代表的なものにかしめナットがあり、このナットは内側に雌ネジをきってある円筒ナットで母材自体が薄い場合など、母材自体にタップを切ることが難しい場合に用いる。母材にはめ込み、ボルトを入れる側と反対のほうをたたいて潰し、母材と締結する。

また、弾性ストップナットと一般的なトルクナットは、ナットの一部が弾性変形してロック動作を行うタイプ[2]。最初のタイプは、ナイロンの代わりに繊維を使用して1931年に発明された[3]

振動によるボルト継手を緩めるのを防ぐ方法にはロックナットのほか、 ジャムナット(/Jam_nut)、 ロックワッシャーおよびスレッドロック液(/Thread-locking_fluid)などがある。

関連項目

参考文献

ノート

参考文献

  • Smith, Carroll (1990), Carroll Smith's Nuts, Bolts, Fasteners, and Plumbing Handbook, MotorBooks/MBI Publishing Company, ISBN 0-87938-406-9, https://books.google.com/books?id=A81HmmRCN7YC .

外部リンク