「ルビーの指環」の版間の差分
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2020年7月8日 (水) 21:30時点における版
「ルビーの指環」 | ||||
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寺尾聰 の シングル | ||||
初出アルバム『Reflections』 | ||||
B面 | CINEMA HOTEL | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
レーベル | 東芝EMI | |||
作詞・作曲 |
松本隆(作詞) 寺尾聰(作曲) 井上鑑(編曲) | |||
プロデュース |
武藤敏文 寺尾聰 | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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寺尾聰 シングル 年表 | ||||
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「ルビーの指環」(ルビーのゆびわ)は寺尾聰の6枚目のシングル。1981年2月5日発売。発売元は東芝EMI(現・ユニバーサルミュージックジャパン)。なお、「ルビーの指輪」は誤記である。
解説
寺尾聰の歌手としての出世作であり、オリコン調べでは、2019年現在、寺尾のシングルで最大の売上を記録している。
ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)『ASPEC』のCMソングとなり、翌1982年春開催の第54回選抜高等学校野球大会の入場行進曲にも採用されている。他に音楽活動再開とも重なった2006年にはキリン『ラガー』のCMソングにも使われた。「ルビーの指環」がヒットした後に建てられた溜池山王の東芝EMIのビルは「寺尾ビル」の異名を取っている。
寺尾は所属していた石原プロモーションの社長・石原裕次郎や専務・小林正彦に聴いてもらうが、小林は「こんなお経みたいな曲が売れるわけがない」と否定する[1]。しかし石原には「いいんじゃないの」と好感触をもらい、レコード化が決定した[1]。
発売当初はさほど売れていなかったが、発売から約1ヶ月程経った後から徐々に売上を伸ばしていき[1]、同年3月30日付のオリコンシングルチャートで自身初の1位を獲得。同時期に、TBS系『ザ・ベストテン』でも1位を記録し、12週連続1位という同番組の最長記録を樹立し、この記録は放送終了まで破られなかった。また、連続1位の最長記録が更新されるたびに、同番組からはプレゼントが贈られていた。このことは、同番組の総集編やスペシャル放送などで、話題の一つとして必ず触れられている。また、日本テレビ系『ザ・トップテン』では放送第1回の第1位かつ10週連続、通算12回1位という同番組の最長記録を樹立している。
本作のヒットにより、発売当初はヒットしていなかった3rd、4thシングルの「SHADOW CITY」、「出航 SASURAI」も相乗効果でヒットした。[要出典]「SHADOW CITY」は、発売から約9ヵ月後にオリコンシングルチャートで3位を記録(この時「ルビーの指環」が1位、「出航 SASURAI」が14位)。また、『ザ・ベストテン』では本作と「SHADOW CITY」、「出航 SASURAI」の3曲が同時トップ10以内にランクインした。
1981年12月時点でのシングルの公称売上枚数は160万枚[2]。
同年12月31日には第23回日本レコード大賞を受賞。また、作詞者の松本隆は同賞の作詞賞、作曲者の寺尾は作曲賞、編曲者の井上鑑は編曲賞を受賞し、楽曲製作者に贈られる3タイトルを総なめにしている。更に寺尾は同日の『第32回NHK紅白歌合戦』にも出場。2007年末の『第58回NHK紅白歌合戦』にも出場しており、どちらも「ルビーの指環」を披露している。
当時、寺尾が音楽番組で同曲を歌唱する際は、レコード音源よりもキーを上げて歌うことが多かった。
B面の「CINEMA HOTEL」は、2003年の『GOLDEN☆BEST 寺尾聰』にてCD音源化された。
収録曲
- ルビーの指環
- CINEMA HOTEL
価格
- 発売当時の値段は700円
カバー
- 2002年、福山雅治(アルバム『「福山エンヂニヤリング」サウンドトラック The Golden Oldies』に収録)
- 2009年、桑田佳祐(ライブビデオ『昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦』に収録)
- 2010年、高橋真梨子(アルバム『No Reason 2 〜もっとオトコゴコロ〜』に収録)
- 2011年、KAI(アルバム『A Night Flight』に収録。英語カバー)
- 2013年、森恵(アルバム『RE:MAKE1』に収録)
- 2013年、タケカワユキヒデ(アルバム『The Reborn Songs ~ LEGEND ~』に収録。)
- 2015年、水谷豊(アルバム『時の旅人2015』に収録。)
- 2019年、荒牧陽子(アルバム『リスペクト!~私が昭和を歌ったらこんな感じ!~』に収録)
- 庄野真代
関連項目
- 風街図鑑〜松本隆 作詞活動30周年記念 - 作詞家活動30周年記念CD-BOX、「ルビーの指環」収録。
- イニシエーション・ラブ - 2004年に発表された乾くるみの小説。12章から成り立っており、各章のタイトルに70年代から80年代にかけてヒットした楽曲のタイトルがつけられている(本作は第11章に用いられている)。2015年公開の同名映画の劇中歌としても使用されている。
- 牧野良幸-「僕の音盤青春記PERT2」で寺尾のアルバムを聴き洋楽一辺倒だったけどいい曲がルビーの指環だと記述している。