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「希望ヶ丘の人びと」の版間の差分

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=== キャスト ===
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* 田島徹 - [[沢村一樹]]
* 田島徹 - [[沢村一樹]]
* 田島圭子 - [[和久井映見]](中学時代:ついひじ杏奈<ref>{{Cite web|url=http://www.horiagency.co.jp/talent/tsuihiji/index.html|title=ついひじ杏奈のプロフィール|publisher=[[ホリエージェンシー]]|accessdate=2019-11-28}}</ref>)
* 田島圭子 - [[和久井映見]](中学時代:ついひじ杏奈<ref>{{Cite web|url=http://www.horiagency.co.jp/talent/tsuihiji/index.html|title=ついひじ杏奈のプロフィール|publisher=[[ホリエージェンシー]]|accessdate=2019-11-28}}</ref>)
* 田島美嘉 - [[桜田ひより]]
* 田島美嘉 - [[桜田ひより]]
* 田島亮太 - [[二宮慶多]]
* 田島亮太 - [[二宮慶多]]

2020年7月12日 (日) 21:44時点における版

希望ヶ丘の人びと
著者 重松清
イラスト 奥原しんこ(単行本)
小幡彩貴(文庫本)
発行日 2009年1月20日
発行元 小学館(単行本・文庫本)
講談社(文庫本)
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 510
公式サイト bookclub.kodansha.co.jp
コード ISBN 978-4-09-379797-9
ISBN 978-4-09-408612-6小学館文庫・上)
ISBN 978-4-09-408613-3(小学館文庫・下)
ISBN 978-4-06-293258-5講談社文庫・上)
ISBN 978-4-06-293259-2(講談社文庫・下)
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希望ヶ丘の人びと』(きぼうがおかのひとびと)は、重松清小説

小学館の『週刊ポスト』において、2006年12月8日号から2008年5月23日号まで連載された。小学館から2009年単行本2011年小学館文庫版(上下巻)が刊行された。2015年には、講談社から講談社文庫版(上下巻)が発売された[1][2]

がんで妻を亡くした男性が子供2人と共に、妻が暮らしていた町で再出発したものの、上手く町になじめずに苦悩しながらも、町の人たちとの交流を深めていく物語である。

2016年WOWOWテレビドラマ化された[3]

あらすじ

田島は、この春に中学3年生になる娘の美嘉、小学5年生になる息子の亮太と一緒に、「希望ヶ丘」という街に引っ越してくる。2年前、妻の圭子に子宮がんが見つかり、静かに息を引き取った。圭子は生前、小学5年生から中学3年生まで過ごした希望ヶ丘に帰りたがっていた。美嘉と亮太が、「お母さんの好きだった街に住みたい」と提案したのだった。

田島は希望ヶ丘で進学塾を開く。希望ヶ丘には今も、圭子の親友の藤村香織、圭子が通っていた書道教室の先生・本條瑞雲、圭子に片思いしていた宮嶋、そして圭子の初恋の人・エーちゃんが暮らしていて、田島は彼らと交流を深めていく。

しかし、塾の生徒は一向に集まらない。田島は不良が集まる湾岸中学校の生徒・マリアから、「希望ヶ丘はダメになっていく子には冷たい街」と聞かされる。ほどなくして美嘉も、希望ヶ丘のことを「あんまり好きじゃない」と言い出す。田島はニュータウン・希望ヶ丘が抱える問題に向き合っていく。

登場人物

「私」 / 田島(たじま)
40歳。妻の死をきっかけに会社を早期退職し、妻が生まれ育った希望ヶ丘に娘の美嘉と息子の亮太と共に引っ越す。希望ヶ丘でフランチャイズ制の進学塾「栄冠ゼミナール」の教室長となるが、なかなか生徒が集まらずに悩む。
田島圭子(たじま けいこ)
「私」の1歳年上の妻。旧姓は「松山」。中学教師。2年前に子宮がんで亡くなった。芯が強くて心優しい女性であった。
田島美嘉(たじま みか)
「私」と圭子の娘で、希望ヶ丘中学校の3年生。クールで現実的。亡き圭子に代わって家事を行うしっかり者。
田島亮太(たじま りょうた)
「私」と圭子の息子で、希望ヶ丘小学校の5年生。甘えん坊な性格。希望ヶ丘では、母親の圭子の思い出を辿る日々を送る。
加納(かのう)
栄冠ゼミナールの「私」の地区の統括責任者。塾の生徒が集まらないことに辛辣な態度をとる。
藤村香織(ふじむら かおり)
圭子の幼なじみで、「フーセン」というあだ名で呼ばれていた。希望ヶ丘で夫と不動産屋を営む。
藤村ダンナ
香織の夫。弾き語りが趣味の、心優しき男性。
宮嶋泰斗(みやじま やすと)
希望ヶ丘中学校の3年生で、美嘉の同級生。無口で自分の意見を言わず、親の言いなりになっている。
宮嶋パパ
泰斗の父。中学時代の圭子の同級生で、生徒会長だった。中学時代は圭子に一方的に好意を抱いていた。
宮嶋ママ
泰斗の母。典型的な恐妻で、息子である泰斗に過度な期待をしている。
本條瑞雲(ほんじょう ずいうん)
圭子が小学生の頃に通っていた書道教室の先生。80代の頑固なおじいさん。「本條瑞雲」はで、本名ではない。
チヨ
瑞雲の妻。小柄なおばあさん。少し変わり者の夫を支える優しい妻。
阿部和博(あべ かずひろ)
希望ヶ丘で色々な店を経営する、圭子の初恋の男性。昔は不良で「エーちゃん」と呼ばれていた。矢沢永吉を愛している。
阿部真理亜(あべ まりあ)
通称「マリア」。湾岸中学校の3年生。和博の娘。母親はアメリカ人で、マリアが物心つく前に他界している。
伊藤翔太(いとう しょうた)
通称「ショボ」。希望ヶ丘中学校の卒業生。瑞雲の孫。マリアに服従している。

書誌情報

テレビドラマ

希望ヶ丘の人びと
ジャンル テレビドラマ
原作 重松清
『希望ヶ丘の人びと』
脚本 岡田惠和
監督 深川栄洋
出演者 沢村一樹
和久井映見
桜田ひより
二宮慶多
伊藤かずえ
六角精児
宮川一朗太
中島ひろ子
やついいちろう
岩本多代
平泉成
寺脇康文
製作
プロデューサー 岡野真紀子
渡辺亮介
制作 WOWOW
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2016年7月16日 - 8月13日
放送時間土曜 22:00 - 23:00
放送枠連続ドラマW
放送分60分
回数5
公式サイト

特記事項:
初回はノンスクランブル放送。
テンプレートを表示

WOWOW連続ドラマ 土曜オリジナルドラマ」枠において、2016年7月16日から8月13日まで全5回にわたって放送された(初回はノンスクランブル放送)[4]。主演は沢村一樹[4]

キャスト

スタッフ

放送日

各話 放送日
第一話 7月16日
第二話 7月23日
第三話 7月30日
第四話 8月06日
最終話 8月13日

関連商品

DVD・BD
『希望ヶ丘の人びと』Blu-ray/DVD BOX
発売:2017年1月6日、ポニーキャニオン
サウンドトラック
WOWOW 連続ドラマW『希望ヶ丘の人びと』オリジナルサウンドトラック
平井真美子(音楽)、 SOUND INN STUDIOS
発売:2016年8月12日。
WOWOW 連続ドラマW 土曜オリジナルドラマ枠
前番組 番組名 次番組
希望ヶ丘の人びと
(2016年7月16日 - 8月13日)
賢者の愛
(2016年8月20日 - 9月10日)

脚注

外部リンク