コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「奥島孝康」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
Cewbot (会話 | 投稿記録)
237行目: 237行目:
[[Category:早稲田大学総長]]
[[Category:早稲田大学総長]]
[[Category:早稲田大学の教員]]
[[Category:早稲田大学の教員]]
[[Category:白大学の教員]]
[[Category:白大学の教員]]
[[Category:電力中央研究所の人物]]
[[Category:電力中央研究所の人物]]
[[Category:教育功労章受章者]]
[[Category:教育功労章受章者]]

2020年7月24日 (金) 08:20時点における版

奥島 孝康(おくしま たかやす、1939年4月16日 - )は、日本法学者愛媛県出身。専門は会社法大野實雄(早稲田大学名誉教授)門下。

白鷗大学学長。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第14代総長(1994年11月 - 2002年11月)。日本高等学校野球連盟第6代会長。元公益財団法人ボーイスカウト日本連盟理事長。元埼玉県公安委員会委員長。法学博士(早稲田大学、1976年)(学位論文『現代会社法における支配と参加-現代フランス会社法研究』)。大京社外取締役、日本インターネット新聞株式会社取締役、フジ・メディア・ホールディングス監査役、構造計画研究所監査役。公益財団法人朝鮮奨学会評議員。アナウンサーの下平さやか菊間千乃は教え子。  

略歴

早大幹部として

労務・教育雇用

早稲田大学教務部長時代に助手の任期制を全学に導入し[2]、早稲田大学図書館長時代は図書館業務のアウトソーシングを積極的に進めた[3]

対革マル派

早稲田大学が革マル派の拠点校となり、年額約2億円が大学から革マル派にながれ、反対の声が封殺されていることに危機感を抱いた奥島は、法学部長・総長としての任期中の計12年にわたり、革マル派をキャンパスから追放することに尽力した[4]

超高額寄付金の要求

2001年から2003年に行われた早稲田実業学校初等部の入学試験の2次試験(面接)で、面接官だった奥島自らが、同伴の保護者全員に300~350万円の寄付金を要求した。これは募集要項記載の6~7倍の金額だった[5]東京都はこれを問題視し、学校側に改善通達を出した。しかし奥島がこの改善通達を無視したため、東京都は同学校法人に対して2003年度経常費補助金の20%(約1億242万円)の返還を請求した[6]。奥島は文部科学省の中央教育審議会委員などを辞職した[7]。この高額寄付金要求事件により、早稲田実業は都や文科省から睨まれるようになったばかりか、保護者からも学校の拝金主義に対し厳しい目が向けられるようになったと指摘される[8][9]

高野連会長として

  • 学生野球憲章を改定し、元プロ野球選手の学生野球指導資格回復制度を作った。
  • 第94回全国高等学校野球選手権大会の閉会式の挨拶で「とりわけ残念なのは、花巻東大谷投手をこの甲子園で見られなかったことでした」と発言。その直後「(岩手大会予選決勝戦で花巻東に勝利した)岩手県代表の盛岡大付を侮辱し、大変失礼ではないか」という批判の電話やメールが寄せられた[10]

研究者として

専門

著書

単著

編集

  • 『法学部創立百周年記念論文集 3』早稲田大学法学会〈早稲田法学 第58巻第3号〉、1983年10月。 
  • 『商法 Ⅰ 〔総則・会社法〕』法学書院〈争点ノート〉、1989年7月。ISBN 978-4587316501 
  • 『商法 Ⅱ 〔商行為法・手形法・小切手法〕』法学書院〈争点ノート〉、1989年11月。ISBN 978-4587316600 
  • 『新しい危機管理の研究』金融財政事情研究会〈コーポレートガバナンス〉、1996年3月。ISBN 978-4322221916 
  • 『会社はだれのものか』金融財政事情研究会〈コーポレートガバナンス 2〉、1997年5月。ISBN 978-4322210118 
  • 『遵法経営』金融財政事情研究会〈コーポレートガバナンス 3〉、1998年7月。ISBN 978-4322160215 

監修

共編著

記念論文集

奥島孝康教授還暦記念

奥島孝康先生古稀記念論文集

作詞

特許

役職歴

学会・審議

  • 日仏法学会 理事
  • 日中法学会 会長
  • 日韓法学会 会長
  • 日本スポーツ産業学会 副会長
  • 消費者金融サービス研究学会 常任理事
  • 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム 共同理事長
  • 日本私立大学連盟 顧問
  • 文部科学省中央教育審議会 委員
  • 文部科学省科学技術・学術審議 会員
  • 法科大学院協会 会長

その他

  • 日本私立大学連盟 会長
  • 早稲田大学 学事顧問
  • 内閣府司法改革推進本部 顧問
  • 法科大学院協会 理事長
  • 財団法人学生サポートセンター
  • 財団法人野村国際文化財団 理事
  • 財団法人共立国際交流奨学財団 理事
  • 財団法人大川情報通信基金 理事長
  • 財団法人イオン環境財団 理事
  • 財団法人朝鮮奨学会 評議員
  • 財団法人旭硝子奨学会 理事
  • 財団法人本庄国際リサーチパーク研究推進機構 評議員
  • 財団法人日弁連法務研究財団 理事
  • 財団法人環日本海経済研究所 理事
  • 財団法人電力中央研究所 評議員
  • 特定非営利活動法人自然体験活動推進協議会 会長
  • 財団法人国際民商事法センター 学術評議員
  • 財団法人日本ボーイスカウト東京連盟維持財団理事
  • 日本ボーイスカウト東京連盟 連盟長
  • 財団法人水と緑の惑星保全機構 理事
  • 財団法人文化財保護・芸術研究助成財団 理事
  • 公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター 理事長
  • 財団法人ロッテ国際奨学財団 評議員
  • 学校法人実践女子学園 理事
  • 特定非営利法人日本ライフサポーター協会 理事
  • 社団法人全国大学体育連合会 会長
  • 財団法人早稲田奉仕園 理事長
  • 特定非営利活動法人日本自動車 殿堂顧問
  • 特定非営利活動法人富士山クラブ 理事長
  • ジャパンタッチ協会 会長

脚注

  1. ^ a b 講師:奥島 孝康 先生北東アジア研究交流ネットワーク
  2. ^ 奥島孝康 「<事例紹介>早稲田大学における助手の任期制」大学と学生391号(1997年)pp.25-30
  3. ^ 奥島孝康「事例 早稲田大学図書館管理システム コスト減とスピードアップを果たす」カレッジマネジメント18巻5号(2000年)pp.19-21
  4. ^ 産経新聞 【さらば革命的世代】第4部キャンパスはいま(3)早大当局VS革マル派 元総長の12年戦争 2009年5月30日付朝刊 Archived 2009年7月2日, at the Wayback Machine.
  5. ^ 毎日新聞 2004年1月23日付夕刊、2004年3月5日付朝刊
  6. ^ (学)早稲田実業学校に対する平成15年度経常費補助金交付決定の一部取消について、「毎日新聞」2004年1月23日付夕刊
  7. ^ 奥島氏、文科省役職を辞任 多額寄付金で引責、「毎日新聞」2004年3月12日付夕刊
  8. ^ セレブママたちが嫌がる「都落ち」感で遠のく慶応の背中」 田中畿太郎、日刊ゲンダイDIGITAL、2019年9月4日更新、2019年12月30日閲覧・一部引用。
  9. ^ 高橋公英「早稲田小寄付金騒動 寄付金が合否を左右する?All About、2004年2月23日更新、2019年12月30日閲覧。
  10. ^ 高野連会長の「大谷見たかった」に抗議

外部リンク


先代
濱田泰三
早稲田大学図書館
1986年 - 1990年
次代
野口洋二
先代
櫻井孝一
早稲田大学法学部
1990年 - 1994年
次代
佐藤英善
先代
小山宙丸
早稲田実業学校理事長
1994年 - 2002年
次代
白井克彦
先代
新設
文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会長代理
2001年 - 2003年
次代
池端雪浦
先代
新設
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター所長
2002年 - 2004年
次代
白井克彦
先代
橋本綱夫
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟理事長
2010年4月 - 2020年3月
次代
岡谷篤一
先代
武藤治太
早稲田大阪学園理事長
2011年4月 - 2018年12月
次代
須賀晃一