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「ゴルゴ13」の版間の差分

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* ゲーム『パチスロ帝王 〜ゴルゴ13・ラスベガス〜』([[2002年]]、メディアエンターテイメント、[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]])
* ゲーム『パチスロ帝王 〜ゴルゴ13・ラスベガス〜』([[2002年]]、メディアエンターテイメント、[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]])
* ゲーム『[[ゴルゴ13 ファイルG13を追え]]』([[2009年]]、[[マーベラスエンターテイメント]]、[[ニンテンドーDS]])
* ゲーム『[[ゴルゴ13 ファイルG13を追え]]』([[2009年]]、[[マーベラスエンターテイメント]]、[[ニンテンドーDS]])
* ゲーム『ゴルゴ13』([[2011年]]、[[ハンゲーム]]、[[パーソナルコンピュータ|PC]]、[[携帯電話]]、[[Android]])
* ゲーム『ゴルゴ13』([[2011年]]、[[ハンゲーム]]、[[パーソナルコンピュータ|PC]]、[[携帯電話]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]])


== パチンコ・パチスロ ==
== パチンコ・パチスロ ==

2020年8月5日 (水) 09:37時点における版

ゴルゴ13
ジャンル ハードボイルド劇画
漫画
原作・原案など さいとう・たかをほか
作画 さいとう・たかを / さいとう・プロダクション
出版社 小学館
その他の出版社
リイド社
掲載誌 ビッグコミック
レーベル SPコミックス
発表号 1968年11月 -
発表期間 1968年 - 現在
巻数 既刊197巻
(SPコミックス版、2020年7月現在)
テンプレート - ノート

ゴルゴ13』(ゴルゴサーティーン)は、さいとう・たかをによる日本劇画

超一流のスナイパー(狙撃手)・暗殺者「ゴルゴ13」ことデューク東郷の活躍を描く劇画である。

1968年11月から小学館ビッグコミック』にて連載中。

リイド社単行本(SPコミックス)は2020年4月の時点で196巻を数え、この巻数は日本で3番目[* 1]であり、2017年には総発行部数2億部を超える[1]

連載継続中の漫画としては日本で4番目の長寿漫画[1][2][3]である。また、連載期間は、2020年3月時点で51年4月となるが、この数字は、同一作家による連載漫画としては日本で5番目の長さである[3][4]

作品内容

作品のほとんどには狙撃の依頼者がいて、コードネームゴルゴ13(英称:Golgo 13、略称:G)ことデューク東郷に特殊な依頼ルートを経由して接触する。Gは個人的ルールにそぐう場合にそれを請け負い、ひとたび請け負ったならいかなる困難があろうと完遂する。これが、概ね一話完結の物語として発表されている。

狙撃の依頼者がいない作品としては、Gの出自を探求・推理する作品、Gが何かしらのトラブルに巻き込まれる作品、Gの狙撃完遂率がほぼ100%であるが故にGに狙われているとの噂に惑わされる人々を描いた作品等、Gによる狙撃が中心ではない作品もしばしば見られる。

依頼されたGの狙撃対象は人間のみならず、物品、あるいは事象の場合もある。それは、世界情勢、経済状況、人間関係等において、対象がGの狙撃によって排除(死亡等)あるいは機能不全にされることにより、依頼者にとっての分かれ道となる。

依頼者は、Gによる狙撃完遂によって、自らの成功あるいは有利となることを期待しているが、依頼者が意図した結果をみるとは限らない作品も多々見られる。

すなわち作品の中には、己の人生の分岐を他人であるG任せにし、期待した結果にならない場合もあるのである。

いずれにせよ、狙撃という手法から各国の諜報機関等から「テロリスト」と認識され、各国には過去の狙撃とその結果起きた事象のレポートが蓄積されている。各国の諜報機関はGの動向を逐一ウォッチしており、国益にかなう場合は援助する一方、国益に反する場合には徹底的に攻撃を加える。そのような国家権力との間の多勢に無勢の戦いであろうと、Gは生き残る。

さて狙撃は本来、非合法である。それでも狙撃を依頼する者たちは、この作品の中では非合法の裏社会の者のみならず、国家の中枢にいる者や、一般市民である例も多い。すると、非合法の狙撃を決断するほどの依頼者たちの背景や心理状況が描かれ無くては物語としては成立し得ない。

そこで、多数の協力者が執筆した脚本を元に作品が創られている。実在の事件がイメージされるエピソード、または実在の公人をモデルにした人物の登場もあるが、いずれもあくまでもフィクションである。

掲載誌・単行本

一次掲載

劇画『ゴルゴ13』は、小学館ビッグコミック』誌に連載されている(最新作は「第599話 臆病者は誰か?」)。

1968年(昭和43年)11月発売の1969年1月号[* 2]に「第1話 ビッグ・セイフ作戦」が掲載され、2020年4月までは一度も休載せず[5]連載し続けていたが、2019年の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年5月25日発売号より新作を休載すると発表した[6]

『ビッグコミック』では毎回、36ページが掲載される。この項では便宜的に、この一度に掲載されるボリュームを1U(1ユニット、1度分の掲載量の意)と表現している。

『ビッグコミック』での連載において、一つのエピソードは、複数回の掲載にまたがることが多い。2Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/後編」と、3Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/中編/後編」と、4Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/中編①/中編②/後編」と表記されている。また、1Uのエピソードを「単発」、2Uのエピソードを「前後編」、3Uのエピソードを「三部作」とも呼ぶ。

『ビッグコミック』の掲載時の特徴として、次の点が挙げられる。

  • 脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名を表記している。
  • 最終ページに、カット付きで次回エピソードの予告がつく。

『ビッグコミック』では毎回1Uのボリュームで掲載されるが、周年などのイベント時には、過去に1Uの作品が2作同時に掲載されたこともある。また、2Uの長さの作品が一挙掲載されたこともある。

『ビッグコミック』本誌のほか、かつては『ビッグコミック増刊号』にも、1Uの新作が掲載されていた。ゴルゴ13のエピソード一覧や「ゴルゴ学」などでは「増刊○○話」のように表記されている。しかし、2011年12月増刊号掲載の「増刊106話 もうひとりのプロフェッショナル」を最後に、増刊での新作の掲載はなくなり、以後は1Uの旧作が再録されている。この増刊掲載の分は、本誌のエピソード数にはカウントされていない。増刊掲載の新作はのべ106話制作されたため、『ゴルゴ13』のリリースされた総エピソード数は、本誌の掲載エピソード数に106を加えた数字になる。

刊行中の単行本・単行本相当の刊行物

別冊ゴルゴ13シリーズ

ビッグコミック』に掲載されたエピソードは、4年ほど経た後に小学館から『ビッグコミック SPECIAL ISSUE 別冊 特集ゴルゴ13シリーズ』として発刊される。以下、「別冊ゴルゴ」と表記する。

「別冊ゴルゴ」の発売日は、3・6・9・12月の13日、定価は税込み530円である。サイズはB6サイズで、B5の『ビッグコミック』誌の半分のサイズになる。平綴じでカバーはなく、ザラ紙に印刷されており、いわゆるペーパーバック体裁で、現在のいわゆるコンビニコミックの元祖である。

「別冊ゴルゴ」は、1970年(昭和45年)1月1日に第1集が刊行され、最新刊は2020年6月13日発売の「第208集」、収録作は「i-Construction アイ・コンストラクション」「英雄は、風の中で眠る」「国交回復の朝」の3作、JAN 4910296790706-00482[* 3]。この第208集という数字は、漫画としては最長巻数である。

「別冊ゴルゴ」の巻数表示は、第1集から第28集までは巻数表示が一切ない。第29集から第167集までは裏表紙に小さく〔29〕のように、第64集以降は裏表紙に加えて本の背に No.64 のように、第168集以降は本の背に加えて裏表紙に No.168 のように表示されている。1971年(昭和46年)1月1日発行の第5集までは「ビッグコミック増刊」と称していた。

「別冊ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを40ページとすると、約280ページ相当という勘定になる。実際の「別冊ゴルゴ」は、330ページほどのボリュームとなっており、この差は『ゴルゴ13』以外の他の作家の漫画分や広告、扉絵の再収録の分である。

「別冊ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。

  • 『ビッグコミック』で複数回にわたっていたエピソードは、分断の部分は修正され、つなぎ目は意識されないように工夫している。
  • 新エピソードを一番早く読める(ただし「第320話 BEST BANK」だけは、本誌→増刊→SP→別冊の順で収録された)。
  • 『ビッグコミック』に掲載された順に収録されるわけではない。そのため、「第○○○話」という表示はなくなる。
  • 他の作家による短編漫画が1本、4コマ漫画が1本の計2作が収録される。後者は2000年ごろまで、さいとうのかつての妻であるセツコ・山田による「Sさん一家」[* 4]が掲載されていた。この他2000年代初頭までは矢野徹による短編小説(SF読み物と表記されているが、実際はお色気要素が強いもの)が掲載されていた。
  • 最終ページの次話の予告は削除され、替わってゴルゴ13のシンボルのロゴマーク(茨の冠を被せられた骸骨の後ろ姿)がデザインされている。
  • 165集以後、脚本協力者の名は表示されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表示されない。
  • 「第237話 幻の栽培」と「第266話 バチカン・セット」の2作は、現在の時点で「別冊ゴルゴ」に収録されていない。

増刊ゴルゴ13シリーズ

「別冊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってから小学館から『ビッグコミック増刊 ゴルゴ13総集編』として発刊される。以下、「増刊ゴルゴ」と表記する。

「増刊ゴルゴ」は、1973年(昭和48年)1月15日に第1集が発行され、最新刊は2020年5月13日発売の第199集、「アデン湾の餓鬼」「見知らぬBARで」「13年蝉の夏」「白団回顧録」の4作が収録されている。JAN 4910296770609-00409。発売日は、2・5・8・11月の13日、税込み定価は450円である。B5サイズのホッチキス中綴じで、『ビッグコミック』と同じ体裁、同じ画面サイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、増刷はされない。

「増刊ゴルゴ」の巻数表示は「vol.199」のように表示されている。

「増刊ゴルゴ」では、1巻に8U分(たとえば単発が1話と前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを36ページとすると、約290ページ相当という勘定になる。

「増刊ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。

  • 一番大きなサイズで読むことができる。
  • 「ビッグコミック」や「別冊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。
  • vol.155以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
  • 「別冊ゴルゴ」のNo.108に収録された「増刊32話 告発の鉄十字」は、現在の時点で「増刊ゴルゴ」に収録されていない。

SPコミックス

「増刊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックス ゴルゴ13』として発刊される。以下、「SPゴルゴ」と表記する(リイド社は元々さいとう・プロの出版部門が源流で、SPはさいとう・プロの略)。

「SPゴルゴ」の発売日は、4・7・9・12月の5日。サイズはいわゆる「おとなマンガ」のサイズで、小学館のビッグコミックスのサイズと同じである。

「SPゴルゴ」は、1973年6月21日に「第1集 ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-0001-2 が刊行され、最新刊は2020年7月5日発売の「第197集 震える修験者」ISBN 978-4-8458-3524-9、収録作は、表題作と「寡黙なパートナー」「PTSD」の計3作。

「SPゴルゴ」の巻数表示は、背と表紙に「197」のように表示されている。

「SPゴルゴ」では、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを40ページとすると、約240ページという勘定になる。

「SPゴルゴ」は、以下のような特徴がある。

  • 通常のおとなマンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質も良い。
  • カバー裏表紙に収録エピソードのあらすじが掲載される。
  • 『ビッグコミック』や「別冊ゴルゴ」や「増刊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。
  • 154巻以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
  • 「245話 捕虜交換―スワップ」は「増刊ゴルゴ」のvol.171に収録されたが、現在の時点で「SPゴルゴ」に収録されていない。
SPコミックスの装丁

SPコミックスは、装丁のマイナーチェンジが繰り返されている。初版の詳細な装丁は以下の通り。

また69巻の奥付発行日は「1989年(昭和64年)1月8日」と、存在しない日になっている。

LPは最終ページの、Cはカバーの略。

巻数 1 2-5 6 7-9 10-16 17-32 33-47 48-67 68 69 70-89 90-101 102-107 108-114 115-143 144-150 151-153 154以降
発行所 株式会社さいとう・プロダクション 株式会社リイド社
C背の下部表示 さいとうプロ作品(「・」はない) リイド社
C背の巻数表示 なし あり
C表紙の巻数表示 なし あり
C裏表紙の巻数表示 あり
バーコード なし あり
著者・発行所等の表示場所 LP LPとC袖 LP LPとC袖 LP
その本の発行日の表示場所 LP LPとC袖 C袖 LP C袖 LP
初版の表示 なし あり なし あり
C裏表紙の内容紹介とその地の色 なし あり;赤紫色 あり;赤色
ISBNとその桁数 なし 10桁 13桁
C袖の既刊ゴルゴ13単行本の紹介 なし 列記 なし 列記 一括 列記 一括
脚本協力者の表示 なし あり

そのSPコミックスのゴルゴ13が初版かどうかは、6巻から16巻と108巻以降は「初版」の表示があるのでわかる。

  • 1巻は、2巻以降の既刊紹介がなければ初版である。
  • 2巻から5巻、7巻から47巻、68巻から111巻は、カバー袖に列記された既刊の紹介が、その巻手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版である。
  • 48-67巻は、カバー袖に列記された既刊の一括表記の既刊紹介の巻数が、その巻の手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版であると推定できる。

SPコミックスコンパクト

「SPゴルゴ」に収録されたエピソードは、約2年ほど経ってからリイド社から『SPコミックスコンパクト ゴルゴ13』として発刊される。以下、「文庫ゴルゴ」と表記する。

「文庫ゴルゴ」は、2002年9月30日に第1集「ビッグ・セイフ作戦」ISBN 4-8458-2539-2 が発行され、最新刊は2020年6月末発売の第160集「日・ASEAN会議」、収録作は、表題作と「スヴァールバル 冷たい海岸」「外交伝説の男」の計3作、ISBN 978-4-8458-3113-5。発売日は、2・6・10月の月末最終日。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「コンパクト」と称している。

なお、1976年〜1988年に小学館の文庫からも文庫サイズで刊行されているが、このシリーズは「小学館文庫」の項を参考にされたい。

「文庫ゴルゴ」の巻数表示は、背に「160」のように表示されている。

「文庫ゴルゴ」では、1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約300ページ相当という勘定になる。

「文庫ゴルゴ」は、以下のような特徴がある。

  • 「文庫ゴルゴ」の場合はページ数の都合で「前編」「後編」に分割され、2巻にわたってまたぐエピソードもある(文庫8巻・9巻の『マニトバ』など)。
  • 通常の文庫マンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。
  • 原則として『ビッグコミック』に掲載された順に収録される。160集までで本誌514話までおよび増刊掲載作全部が収録された(ただし一部の未収録作を除く)。
  • 巻末に杉森昌武の書き下ろしによる、作品とエピソードの解説があり、この解説で話数、脚本協力者や作画スタッフ、担当編集者の名前などを記載している。従って、このコンパクトを見れば、あるエピソードが第何話なのか、脚本協力者や作画スタッフは誰なのかを知ることができる。
  • 「増刊20話 疫病神の道標」は「SPゴルゴ」の83集に収録されたが、現在の時点で「文庫ゴルゴ」に収録されていない。

My First BIG

「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、小学館のコンビニコミックのMFB(My First BIG)のラインナップで『MFB ゴルゴ13』として発刊される。「MFBゴルゴ」と表記する。

「MFBゴルゴ」は、1999年7月23日に第1集「VS NATO & VS ARMY」ISBN 4-09-109202-0 が発行され、最新刊は2020年6月5日発行の第181集「AVENGERS~復讐者たち~」、収録作は「最後の顧客」「ONE SHOT」「天使の一滴」「砂漠の逆光」の4作、ISBN 978-4-09-117757-5

発売日は、1・2・3・5・6・8・10・11月の第一金曜日。発行月がまちまちに見えるが「MFBゴルゴ」は「SPゴルゴ」が発刊されない月に発刊されるパターンとなっている。サイズはB6サイズで、B5の『ビッグコミック』の半分のサイズになる。平綴じでカバーは無くザラ紙に印刷されており、いわゆるペーパーバック体裁である。基本的には増刷はされないが、一部は増刷されたり、あるいは時間をおいてから「アンコール発売」などと銘打って再版されることもある。

「MFBゴルゴ」の巻数表示はない。また、その巻のテーマや題材が本の背と表紙に表記されている。英語2ワードのことが多い。たとえば、115集は「SILENT MEMORIES」となっている。

「MFBゴルゴ」では、1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。実際の「MFBゴルゴ」は、270ページほどのボリュームとなっており、この差は、追加されたコラムや広告の分である。

「MFBゴルゴ」は、以下のような特徴がある。

  • この「MFBゴルゴ」は、あるテーマや題材に沿って収録作が選ばれている。たとえば、115集はサブタイトル「SILENT MEMORIES」に対し「黒い記憶」「禁じられた言葉」「五十年の孤独」の3作が収録されている。
  • このテーマに沿ったうんちくのコラムが追加される。115集では「催眠術で殺人は可能か!? 無意識世界に潜む恐怖!!」というタイトルで、「禁じられた言葉」の後催眠、「黒い記憶」の自己催眠に関して論考している。
  • 脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名は表記されない。

SPコミックスポケットエディション

「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、リイド社コンビニコミックの『ゴルゴ13 POCKET EDITION』として刊行される。以下、「ポケットゴルゴ」と表記する。

「ポケットゴルゴ」の発売日は不定期。サイズは文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「ポケット」と称している。カバーはなくザラ紙に印刷されており、ペーパーバック体裁である。

「ポケットゴルゴ」は、2011年3月24日に第1集「番号預金口座」ISBN 978-4-8458-4101-1 が刊行され、最新刊は2020年3月刊行のVOL.147「史上初の狙撃者」ISBN 978-4-8458-5139-3、収録作は、表題作と「高度1万メートルのエピデミック」「檻の国」の計3作。

なお、2008年刊の「リイド社版アニメ・ベストセレクション」も「ゴルゴ13 POCKET EDITION」と銘打たれているが、そのシリーズは「リイド社版アニメ・ベストセレクション」の項を参考にされたい。

「ポケットゴルゴ」は巻数は非常に小さく表紙に「VOL.147」のように表示されている。

「ポケットゴルゴ」では、1巻に7U分収録される。1Uを40ページとすると、約280ページ相当という勘定になる。

「ポケットゴルゴ」は、以下のような特徴がある。

  • 脚本協力者の名は表記されるが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。

ウェブ版

2008年(平成20年)4月より、Yahoo!コミックにおいて、「The Archive Selection of ゴルゴ13」と題して、傑作選がウェブコミックで配信されている。

キンドル版もリリースされている。

完結シリーズ、実質的に完結したシリーズ

小学館文庫

小学館叢書

ボス漫

BEST13 OF ゴルゴ13

さいとう・たかをBEST3 画業50周年記念出版

小学館版 ゴルゴ13アニメ化作品セレクション

リイド社版 ゴルゴ13アニメ・ベストセレクション

ALL TIME BEST シリーズ

英語版

全13冊。

制作背景

大人向けの劇画作品を発表する場を求めていたさいとう・たかをは、1968年2月末の『ビッグコミック』の創刊号に『捜し屋禿鷹登場!!』で参加した。これに続いて、同年『ビッグコミック』誌上に発表した作品が『ゴルゴ13』であった。

さいとうは現代劇は苦手であり、『ゴルゴ13』を執筆したのは計算の上でのことである[5]。どうせ現代劇にするなら極悪人にしよう、しかし主人公が嫌われてはまずいので、社会悪と言うことにしよう。それなら善悪の解釈は時代によって変わってくるのだから[5]、と言った次第である。またさいとうはゴルゴは「ヒーロー」ではないともしている[5]。故に堂々としていないという[5]

やがて、それまでの漫画・劇画の主人公としてはあまりに異質なキャラクターが登場する物語が評判を呼ぶ。特に「依頼者との約束は必ず守る」という信条と、そのための超一流の技量を身に備えた男の中の男(として確立していった)ゴルゴ13の人気は高い。世界情勢や時事問題を巧みに取り込むことによって、冷戦終結で活躍の場を失うのではないかといわれた危惧をも乗り越え、同誌上において2020年5月の初の休載までの実に52年間、ただの一度も連載を休まないという快挙を成し遂げた[* 5][5][7][8]。またあくまでこれは「仕事」であり、一般の社会人と同様に長期間続けて飽きるとか飽きないとかの話ではない、としている[5]

制作体制

連載開始当時の1970年代における、劇画のスタイルを踏襲している。また、1ページ目に「超A級狙撃手(スナイパー)のスーパー・アクション!」のキャッチフレーズ(連載初期は「一匹狼の殺し屋を非情なタッチで描く快作!!」)、サブタイトルのタイポグラフィ、あるいはあくまで数話読み切りの漫画で、その集合体として「ゴルゴ13シリーズ」と呼んでいるなど、連載当初からの体裁も固守している。

さいとう・プロダクションでは制作は分業制を採っており[5]、2020年時点で10名超のスタッフが関わっているが[9]、ゴルゴの顔だけは作画スタッフが描きたがらず、さいとう自身が描いている(さいとうによれば「描かされている」)[5]。さいとう曰く、ゴルゴの顔は誰でも描けるような造形であるはずなのだが、他の人物が描くとちょっと違うらしいとのことで[5]、さいとうの知り合いの女性が言うには、さいとうが描く主人公には色気があるそうである[5]

作品の傾向

本作では様々な国家や人物が登場し、体制に属する人間はゴルゴ13を使って敵対国に介入し目的を達成しようとすることが多い。

冷戦期は主にが舞台または絡んだ話が中心となっていたが、冷戦後、特に2000年代に入ってからは中国を題材にした話が急増している。中国は冷戦中は(作中の立ち位置的には)善玉または単なる依頼人であったことが多かったが、2000年代に中国の台頭や反日デモの頻発化が顕著になると、標的側や、依頼人側に回ったとしても契約違反で制裁を受ける、といった傾向が多くなっている。

作品にリアリティを出すため、さいとうは舞台となる街の描写、特に“街の匂い”にまで拘っている[10]インターネットがない時代、特に当時日本では情報が少なかったアフリカの空港などの風景もリアルに描かれているが、資料が手元にない場合はまずその国の大使館に問い合わせ、それでも収集が難しい場合はその国に行くという一般人を探し出し、訪問ついでに作画に必要な風景を撮影してきてもらうなどして描いた[10]。特に、ゴルゴが1986年以降に起こった歴史的な大事件、天安門事件ベルリンの壁崩壊などはほぼ全て描いている。

このほか、ゴルゴ13の中でも最大の謎である『ゴルゴの生い立ち』については、2017年時点で7回触れている[10]。ルーツ編をやると売れるので編集から頼まれる部分もあるが、さいとう自身も楽しんで描いている[10]。ただ、さいとう自身はどのルーツが本当なのかは考えないようにしている[10]

最終回について

『ビッグコミック』での連載開始当初、さいとうは『ゴルゴ13』を10話で終了させる予定だった[10]。殺し屋を主人公にしても、その殺しの手段を使い切ればネタ切れになってしまうだろうと考えていたためである。都市伝説の類で「最終回の原稿は既に完成しており、金庫の中にしまってある」という流言もあるが、『ゴルゴ学』によれば、実際にはまだ執筆はされていないことが、さいとう本人によって明らかにされている。

最終話のコマ割りについては最後のシーンまで頭の中で出来上がっていると言い、「最終話は20代のころに考えたため、当時考えたコマ割りまで全て鮮明に覚えている」とも述べている。また、「最終話の内容については自分以外に(当時の)キャップ(=作画チーフ)2人にしか教えていないが、その2人は既に亡くなってしまった」とのことで、結局は最終回の内容について知る者は、さいとう本人だけとなっている[10](具体名は挙げなかったが、石川フミヤス武本サブローを指しているものとみられる)。NHK総合の「ごごナマ」 2020年1月9日放送分にゲスト出演した際にも、この話が出たが逝去した二人のキャップには教えたという前述とおりの流れのあと「(教えた中で今も存命している最後の一人である)元キャップに少し前に会った時、最終回の話をまだ覚えているかと尋ねたら、教えた事自体を完全に忘れていた」という趣旨の発言をしており、やはり現在は、さいとう以外に知る者はいないということになる。

ただ一方で、「いま最終回を描いてしまえば、もうゴルゴ13は描けなくなる」、また「ゴルゴは書き始めたときは32歳だったので、ゴルゴは現在82歳…」と最終回の“ヒント”をゲストとして出演したテレビ番組の中で語っている[10]。このほか、「最終回は使えない。この作品は僕の手から離れてみんなのものになっているので、勝手に終わらせられない。僕が死んだ後でも終わらなかったりして」とNHKラジオわが人生に乾杯!』で語っている[信頼性要検証]。連載50年を迎えたインタビューでは、「最終回は私の頭の中にあるけれど、私の一存では終われない。引き受けてくれる人がいれば後を託します。結末もちゃんと伝えてね」と語っている。[11]

ゴルゴ13のモデル

作者のさいとう・たかをによれば、連載当初のゴルゴ13の容姿のモデルは、映画版にも主演した高倉健[12]。また、他人が後ろに立つと殴る習性は、さいとうの兄が映画館から出てきた時に「足を踏まれた」と後ろの人を殴ったエピソードが元となっている[13]。連載開始当初はゴルゴ自身の台詞を多く記載していたが、「あまり喋らせるとボロが出るので」依頼人などゴルゴ以外の登場人物に喋らせることにした[12]。ゴルゴの台詞は次第に減っていき(ふきだしは「…………」が多い)、寡黙なキャラクターが定着した。

「東郷」という姓は、中学時代の恩師である担任の教師から取っている[12]。作中においては、「ゴルゴ13は東郷平八郎の孫または曾孫」と語られるエピソードもあるが、結局は謎のままストーリーが終了している。

評価・影響

受賞

  • 第21回(昭和50年度)小学館漫画賞青年一般部門受賞。
  • 第31回(平成14年度)日本漫画家協会賞大賞受賞。
  • 第50回(平成16年度)小学館漫画賞審査委員特別賞受賞。

他作品への影響

ゴルゴ13は日本において広く知られた漫画劇画)キャラクターの一人であり、狙撃手の代名詞といっても過言ではない。その特徴的な風貌もあって、数多くの漫画の中でパロディ・キャラクターが登場している。お笑い番組でもしばしばパロディ化される。またCM・広告にも多数出演し、ゴルゴの強さの裏には数々の商品が関係していることが明らかになっている(例:「白い肉体」)。

愛読者

2003年に放送されたテレビ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ系)の中の「トリビアの種」コーナーにて実施された全国統計調査によると、「理容店によく置かれている漫画」の第1位である[14]。調査方法は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7大都市各300店舗、計2100店舗を回って同じタイトルの漫画は何冊あっても1つとしてカウント、本作は337店舗に置かれていた[14]

テレビ番組『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』では、「ゴルゴ13芸人」という企画が放送され、企画をプレゼンしたヒデ、その実現をプロデューサーに勧めた東野幸治のほか、ケンドーコバヤシ山根良顕チャド・マレーンが、ゴルゴ13に関するエピソードやシーンについて司会の雨上がり決死隊と共にトークを行った[15]

オートレースでは、選手が自分の車両を保有し愛称をつける。土屋栄三選手は、歴代の保有車に、順に「スーパーゴルゴ」「S・ゴルゴ」「ゴルゴ13」「Gサーティーン」と命名している。

競走馬にも『ゴルゴ13』に由来する馬がいる。

批評など

呉智英は『週刊宝石』に連載していた漫画の評論にて、「『穀物戦争 蟷螂の斧 汚れた金』はデュークが登場せずともトリックが成立し得るストーリーだが、ゴルゴ13であるためにデュークを登場させた」と指摘した。するとゴルゴファンから抗議が殺到し、呉は再反論するはめになった。一連のやりとりは、呉智英著『バカにつける薬』(ISBN 4-575-71075-X)のP104からP124『鹿を撃つ』に収録されている。また『THE ゴルゴ学』内でも竹熊健太郎が論争を要約して触れている。

その他

  • 『ゴルゴ13』の35周年、著者・さいとう・たかをの画業50周年となる平成13年(2001年)には、『H.13ゴルゴイヤー』というキャンペーンが行われた。
  • 2013年もキャンペーンが行われた。
  • 全日本印章業協会のポスターに採用された。
  • 朝日新聞社発行『AERA』1000号記念号の「現代の肖像」のコーナーで、ゴルゴ13が登場した。
  • 2004年(平成16年)ごろ、大日本印刷の会社紹介パンフレットにゴルゴ13が使用された。表紙のほか、右ページに本編の台詞を改変した漫画、左ページに解説が入る。コミックスなどを印刷しているのは競合の凸版印刷である。
  • 外務省2017年(平成29年)、海外ビジネスに関わる中堅・中小企業向けに、ゴルゴ13が危機管理について指南する漫画付きマニュアルを製作した[18][19]

登場する兵器・用語

G
各国の機関が会話する時などに用いるゴルゴ13の暗号名(コードネーム)。
ゴルゴ13のM16
ゴルゴが愛用するM16で、「傑作・アサルトライフル」では銃職人ベリンガー(アニメではデイブ・マッカートニー)がM16の強化を施す。最長射撃距離600m。
「傑作・アサルトライフル」と「激突! AK-100 vs. M-16」ではM16の象徴がゴルゴであるために、ゴルゴが命を狙われることがある。
後段のM16も参照。
マッジ・ペンローズの遺稿
第51巻179話「毛沢東の遺言」
ミステリ作家マッジ・ペンローズがゴルゴ13の出生や秘密を詳細に書いた原稿だが、作中では内容が明らかにされていない。
第四帝国
初出は第52巻182話「沸騰」
ネオナチの中でも最も強いとされる勢力。各種企業を経営して、資金面も信じがたいほど多いといわれている。ヒトラーの第三帝国は13年しか続かなかったが、自分達は千年続くと豪語している。本来は米ソが衝突した際に間をついて最後の戦いを挑むということだったが、ゴルゴ13を排除するということになった。しかし、ゴルゴによって崩壊する。
ロックフォード財閥
初出は第63巻217話「ロックフォードの野望」(アニメ版第44話)
世界最大の財閥。ロックフォード家の資産は、公表されているだけでも6千500億ドル(約145兆円)だが、実際にはこの数百倍あると考えられる。アメリカ大統領、ソ連書記長でさえ、ロックフォード財閥には勝てない。
ロシア革命において、莫大な資産援助を赤軍に与えたことや、旧ソ連政府は誕生の瞬間において、既にロックフォードの手の中にあったことや、アメリカ国内で常に宿敵だったニクソンウォーターゲート事件で葬りさったのは、おそらくロックフォードと考えられる。ユダヤの雄ロスチャイルドは、既に200年間にわたりヨーロッパ全域を制覇していたが、現代ではロックフォードの軍門に下りヨーロッパを分割統治されている。世界に冠たる巨大企業のほとんど全てがロックフォードの所有となっている。ロックフォードを敵に回すことはすなわち、世界を敵にすることである。
なお、ロックフォードが世界を支配しているという設定は、「ロックフォードの野望」「ロックフォードの野望 謀略の死角」とゲーム「ゴルゴ13 ファイルG13を追え」の3作品のみの描写であって、他の作品にはこの設定は存在しない(ただし、金とコネに物を言わせてゴルゴを上から支配しようとする存在は他作品にも出てくる)。
また、現実においても世界経済を影で牛耳る財閥の噂はあるが、陰謀論の類いであるとされる(陰謀論の一覧#財閥陰謀論、王室陰謀論
また、モデルとなったロックフェラー家は作中にも登場している(「呪術の島」「ブラックジャイアント伝説」)。
デジタルコミック『ゴルゴ13 カーライルの野望』では「カーライル財閥」として登場。
XST
第74巻231話「見えない翼」
ロッキード社が開発したステルス戦闘機F-19の原型機。設計はクラレンス・ベッカー博士率いる開発チーム「スネーク・ワーク」が担当し、1977年に3機が完成した。
テスト飛行は当初グルームレイク空軍基地で行われ、1機が事故で墜落、1機がKGBの工作員による奪取を阻止するために撃墜された後に、残る1機はホロマン空軍基地英語版に隣接する秘密基地「サム」に移送された。XSTの奪取に失敗したKGBは、この残る1機の奪取もしくは破壊とベッカーの暗殺をゴルゴ13に依頼する。
機体形状はレベル社のプラモデルなどに見られるF-19の形状に酷似している。なお、現実に計画されていたステルス機はF-19ではなくF-117であり、XSTはハブ・ブルーに相当する。
F25
第111巻342話「偽空座標X」
米国戦略計画統括局(ARPA)・人工知能研究室(AI・DEV)のラズベリー中尉が主導となって開発した、人工知能攻撃システムを搭載したアメリカ軍の次期主力戦闘機。ソフトウェアを省いた機体のみを国外へ販売することも計画されている。開発コードはATX、価格は1機2億ドル以上。試作機の試験はRE12空軍基地で行われている。
単発・クリップドデルタ・双垂直尾翼の単座戦闘機で、水平尾翼の代わりにベントラルフィンを有している。F-15の200倍のステルス性F-14の5倍の迎撃能力を持っており、人工知能がパイロットに対して攻撃指示を行うほか、人工知能主導の自律戦闘も可能。武装として翼下と翼端のパイロンにAIM-1 サイドワインダーを計6発装備している。
開発チームが歯止めを失って暴走し、人工知能にゴルゴ13が搭乗した戦闘機の戦闘データを組み込んだため、それを感知したゴルゴ13の破壊対象となる。なお、ゴルゴ13の戦闘スタイルを取っているため、その戦闘機動は予測不可能。
最終暗号
第129巻427話「最終暗号」
数学教授佐久シゲルが解読した暗号。別名「佐久暗号」と言われる。
この暗号は一方から簡単に解けても別の方では難しい特徴を持つ(暗号の解読コードを知っている人間には解読できるが、知らない人間が解読することはほぼ不可能)。これは素数の二乗は誰でも簡単に出来るが、その答えから元の素数を求めるには桁数が多い場合、大変な苦労を要する。例えば10桁の素数の二乗は誰でも電卓が無くとも紙に書いて計算すれば答えは出るが、その答えから元の素数を求めるのは困難である点を利用している。コンピューターでは2進法で数値を表すため、この方法を使うと人間では計算はほぼ不可能で、スーパーコンピューターを使用しても相当に長時間が必要という暗号で現代社会で実際に使われている方式である。
SDR2
第148巻418話「装甲兵SDR2」
アメリカのダイナミック・ランドシステムズ社(以下DLS社と呼ぶ)が、1997年にONDの二足歩行ロボット「S2」の発表会を見て製作したもの。製作者はバトルスーツと称しているが、ロボットの二足歩行技術を採用していることから人間がロボットに乗り込み操縦する半ロボット兵器とも見られる。身長は2メートル20センチメートルで、重量は約1トン。日本の隅友金属の強力電動、四菱の燃料電池を使用しているため10時間歩行が可能。また、30kmを歩行してもウォーキング程度にとどまる。
内装はNASA宇宙服に使用されている生命維持装置と同じで、常にSDR2内部の温度は一定に保たれる。武器は右手にガトリング砲、左手にライフルと反対側に先端が尖ったワイヤー、左肩には爆薬ストックを装備している。装甲はDLS社が製作した戦車M1エイブラムスの同様のもので、RPG-7のような対戦車兵器が命中しても破壊されることはない。
電磁波を使用し、地面に埋まっている地雷、プラスチック製地雷を映像化して、地雷を回避することが可能。なお、作中SDR2が地雷を踏んでも壊されることはないが、対戦車地雷では回避していた所から、対戦車地雷に対しては脆いと見られる。
戦闘が浅い兵士のために、DLS社が用意したスパコンに現在戦っている状況を画像で送り敵の戦法及び使用している武器を計算し、SDR2使用者の所へ戦法が送られて有利に戦闘を進めることが可能。ヘルメットのガラスは防弾ガラスで、暗視スコープとして機能する。また、ヘルメットの前面フードにモニターがあり、前述のスパコンが送ってきた戦法がモニターから表示される。
その欠点は、コンピュータが多くの敵を対応しても使用者側が精神面で対応しきれないこと。

「M16」

SPR Mk12 Mod 0 / M16をベースとする米軍の特殊目的ライフル(=狙撃銃

作中で、ゴルゴ13は状況によって様々な銃を使い分ける。その中のM16(AR-15をベースとする米軍の制式目的ライフル)は、本来軍用小口径アサルトライフルであり、遠距離の狙撃に適した銃ではない。しかし、ゴルゴ13が使用しているM16は改良が施されており、あえてM16を狙撃銃としている理由について『デッド・アングル』で解説されることとなった。その後、『激突! AK-100 vs. M-16』で、ゴルゴはAK-47の開発者であるカラシニコフ(劇中名:カラジニフ)に、「自分は一人の軍隊である」と発言し、ゴルゴの体格に最も合い、狙撃銃、アサルトライフルとしての性能を高いレベルで両立できる銃としてM-16が最適であるために、ゴルゴがM-16を使用しているとカラジニフは解釈した。この際、ゴルゴはAK-100が50年先も名銃として残るだろうが、M-16にはそれまでの寿命はないとも彼に話したが、最終的にはカラジニフがゴルゴに抵抗したため殺害に及んでいる。また、ゴルゴはM16の開発者でもあるストーナー(劇中名ストーラ)に生前、M16の欠点や改良点をアドバイスしたらしく、それを元にM16A2を開発したという設定になっている。

劇画家の小林源文によると、本作の連載開始前、当時モデルガンメーカーMGCの社員で、宣伝部所属だったイラストレーターの上田信に、さいとう・プロから「新連載の主役である殺し屋に持たせる銃は何がいいか?」と、それが狙撃に使うものであるという説明なしの質問があり、最新の軍用銃だったM16を勧めたのが採用の理由であったという。また、ゴルゴ13は狙撃手という印象が定着している(狙撃以外の方法での殺人は稀)が、初期の作品においては必ずしも狙撃を行わず、必要な場合のみ手段のひとつとして狙撃を行うオールマイティな殺し屋である。実際、過度にM16に固執しているわけではなく、超長距離からの精密な狙撃が必要な状況や仕事の内容(目的)によって、M16以外の銃を使用していることもある。

なお、さいとうたかを自身は国内外の様々なライフルからM16の多様性を評価し、ゴルゴ13の愛銃として採用したと『コンバットマガジン』誌(2009年4月号)で語っている。

現実のM-16
本来のM16は、軍用アサルトライフルであり、狙撃銃としての精度は大口径の銃・ボルトアクションライフルのほうが優れている。
ただし、M16はアサルトライフルとしては高精度である。弾薬の特性上遠距離射撃には問題点が残るものの、300mから400m程度の近距離狙撃には現在でもよく用いられる。そのため、特殊目的ライフル(Special Purpose Rifle)として、狙撃用に改良した狙撃銃M16も存在する。
作中でのM16の描写
狙撃銃としては、M16が決して最適ではないことはゴルゴ13も承知の上である。しかしゴルゴ13はフリーランスの狙撃手であり、単純に狙撃をこなせばよいという訳ではなく、任務中に敵との銃撃戦に入ることも頻繁にある。よって1丁の銃で狙撃と銃撃戦の両局面に対応できるM16は最適の選択になる。なお第一話「ビッグ・セイフ作戦」では、専用に作られたロング・マグナム弾を使う、アーマライトM16を高性能狙撃用に改良した変形銃、であると語られている。

スタッフ

さいとう・プロダクション

現在の制作スタッフ
過去の作画制作スタッフ
写真提供

脚本スタッフ

リイド社SPコミックスコンパクト142巻までに収録されたエピソードのうち、作品数が多い脚本家、及び特に触れておくべき脚本家のリスト。括弧内数字は作品数。ただし、SPコンパクト版に未収録の作品、および脚本家の名が脱落している1作品(=コンパクト23巻の第94話「破局点」)はカウントしていない。

  • K・元美津(81)
  • 北鏡太(44)
  • 横溝邦彦(32)=元作画スタッフ
  • 外浦吾朗(30)=小説家の船戸与一、自作のノベライズも行っている。
  • 氷室勲(27)
  • きむらはじめ 別名 きむら・はじめ(24)
  • 国分康一(24)
  • 岩沢克(24)
  • 夏緑(24)
  • 小池一雄(18)=後に小池一夫
  • 工藤かずや(16)
  • 宮崎惇(7)=「18話 白の死線」「23話 内陸地帯」「32話 帰ってきたターゲット」「44話 VooDoo」「51話 潜入ルート“G3”」「増刊7話 蝶を射つ!!」「81話 海へ向かうエバ」(案、原案、脚本協力を含む、一部の記載で「宮崎淳」と誤植されている。)
  • 沖吾郎(5)=さいとう・たかを当人 「増刊7話 蝶を撃つ!!」「81話 海へ向かうエバ」「93話 夜は消えず」「203話 女カメラマン・キム」「249話 ルート95」
  • 須摩鉄矢 別名 須磨鉄矢(5)=松本正彦の別名 「156話 ニューヨークの謎」「175話 獅子の椅子」「185話 予期せぬ人々」「189話 リトル・ハバナ」「214話 スパニッシュ・ハーレム」
  • 本田一景(4)=堀井雄二 「217話 サギ師ラッキー」「220話 アイリッシュ・パディーズ」「224話 イリーガルの妻」「233話 弾道」
  • 林律雄(1)「増刊11話 刑事よさらば」
  • 江戸川啓視(1)=長崎尚志 「429話 真のベルリン市民」

実写映画

なお、さいとうは「(2008年現在で)実写版ゴルゴ13を撮るならば、ハンマー投げ選手の室伏広治しかいない」と語っている[20]

劇場アニメ

ゴルゴ13
Golgo 13: The Professional
監督 出崎統
プロデューサー 稲田伸生
脚本 長坂秀佳
声の出演 瑳川哲朗
納谷悟朗
藤田淑子
富田耕生
小林清志
武藤礼子
音楽 木森敏之
作画 杉野昭夫
背景 小林プロダクション
スタジオ 東京ムービー新社
フィルムリンク
配給 東宝東和
公開日 日本の旗: 1983年5月7日
アメリカ合衆国の旗: 1992年10月23日
イギリスの旗: 1993年8月31日
スペインの旗: 1993年12月8日
オーストラリアの旗: 1994年3月25日
ドイツの旗: 2007年11月16日
上映時間 93分
日本の旗 日本
言語 日本語

ゴルゴ131983年

  • 「帝王の罠」をベースに、「ヒドラ」「チェック・メイト」など数本の作品のシークエンスをアレンジしたパートを加え、さらに独自のストーリーとキャラクターを使って構成されている。世界で初めて劇中に3DCGを使ったアニメ作品。ゴルゴの声は瑳川哲朗が担当している。ゴルゴが紙巻タバコを吸っていたり、待ち合わせでクラクションを鳴らされるまで相手に気づかない、おなじみの台詞を言わないなどの点が原作と異なっている。監督の出崎統は、トークイベントにおいて「ゴルゴみたいな人間は、いるわけがない。結局、感情移入ができなかった。だから長坂さんの脚本にあった『あんたは最高の人間だった』という最後のレオナルド・ドーソンのセリフをコンテ段階で変えた」と語った。
  • 性表現や残酷な描写があり、WOWOWでは年齢視聴制限付(R-15指定相当)で放送されたこともある。
  • 音響はモノラルで製作・公開されたが、「日本初のドルビー・ステレオ映画」と誤解されることがある。これは、同監督の『SPACE ADVENTURE コブラ』(1982年)と混同されているようである。後のOVA版制作時のインタビューによると、実写映画版の出来には不満のあったさいとうも、このアニメ版は、上記のように「お約束」を守っていないことを承知しながらも気に入った模様で、OVA版も同じ出崎が監督することを喜んでいた。なお、さいとういわく「アニメにはあまり興味がない」とのことだが、『スペースコブラ』は例外的にお気に入りだったようで、これも出崎が監督だったと後で知って驚き、納得したとのこと。またこのアニメ版の初号試写を観た段階で、出崎と長年コンビを組み、この作品でも作画監督を務めた杉野昭夫について、自分の絵に左右されずに独自のキャラクターを作り上げている点、およびその絵の巧さを、きわめて高く評価していた。

スタッフ(劇場アニメ)

  • 監督 - 出崎統
  • 製作 - 藤岡豊山本又一朗
  • プロデューサー - 稲田伸生
  • 脚本 - 長坂秀佳
  • 音楽 - 木森敏之
    • 主題歌 - 「プレイ・フォー・ユー」シンディ・ウッド(ポリスター
  • 作画監督 - 杉野昭夫
  • 美術監督 - 小林七郎
  • 撮影監督 - 高橋宏固
  • 編集 - 鶴渕允寿
  • 録音監督 - 伊達渉
  • 選曲 - 鈴木清司
  • 効果 - 倉橋静男東洋音響
  • 音楽プロデューサー - 飯田倫子
  • 製作担当 - 池田陽一
  • 助監督 - 大賀俊二
  • 原画 - 大塚伸治福島敦子、塚田信子、森本晃司、本木久年、大橋学、杉野左秩子、清水恵蔵、四分一節子、小林ゆかり、川筋豊、小泉謙三、大坂竹志、半田由利、武藤照美、高橋千代子、清山滋峯
  • 動画 - 加藤涼子、遠藤ひろみ、岩田通代、吉沢八重子、水野恭子、近藤勝也、桑沢和世、松尾裕子、舘山かおる、川端良子、鈴木弥生、北野由美子、小曽根陽子、長繩宏美、大村まゆみ、杉山典子、植木貴子、村井宏宣、水野祥司、岡野秀彦、山崎久夫、柳沢哲也、深谷米子、井上哲、奥野浩行、萩森啓子、露木進、吉川文代、清野良夫、高奥誠也、関口重晴、宮田輝子、新屋真知子、前島健一、佐々木正克、伏田光宏
  • 作画協力 - マジックバス中村プロダクションA・I・C、スタジオ・オニオン、A・G・U、はだしぷろ、悟空舎、ネオ・メディア、ACT、スワンルー・プロ
  • 仕上協力 - スタジオ キャッツ、遊民社、虫プロダクション、スタジオ マリン、IMスタジオ、アクト、ヴィオラ社、はだしプロダクション、新生プロダクション、A・I・C、スタジオサンライズ、スワンルー・プロ
  • 背景 - 小林プロダクション - 福村八重子、是信光男、大村真二、形山正、加藤賢司、下谷美恵子、小平朝子、田沢彰太
  • 撮影 - 高橋プロダクション - 宮内征雄、細野正、平山昭夫、安津畑隆、伴尚志、小林武男、大田勝美、宇田川孝、遠藤公祐、安原吉晃、石川郁子、佐藤雪絵
  • 動画チェック - 新木寿子、中川早苗
  • 色指定 - 池内道子
  • 仕上検査 - 比嘉貴子、小沢宗子
  • 特殊効果 - 橋爪朋二、前川孝
  • ネガ編集 - 高橋和子
  • 制作通行 - 横溝隆久、森田和芳、高野武、高橋信治
  • 制作協力 - あんなぷる
  • コンピュータグラフィックス製作 - トーヨーリンクス
    • CG製作総指揮 - 大村皓一
    • CGディレクター - 御厨さと美
    • テクニカルディレクター - 西村仁志
    • プロデューサー - 都築正文、山川紀正、市橋耕治
    • エンジニア - 吉村浩、大野廣司、小林弘明、田中伸治、芳田朗、児田洋一、塚田利夫、相沢真人、遠藤增春、桜井照久、福本隆司
    • コリオグラフィー - 湖川友謙
    • CGスタッフ - 渡辺登、もとのりゆき、芥川義明、明珍友子、森香織、星野均、千葉敬介、橋本知明、駒形行哉、村山正之、加藤信之、西畑泰、小野浩美、杉浦治、岡村新、斉藤紀久代、渡辺純、武井潤
    • 制作担当 - 山下雄大、秋田健作
    • 制作進行 - 浅野秀二
    • CG製作協力 - 大阪大学CGグループ - 白川功、河田亨、江木康雄、榎木美恵子、出口弘、辰己敏一、河合利幸、平井誠、中山貴司、内藤岳、内村敏幸、西田政人、那須雅樹、山下伸一、舟渡信彦
    • プロデューサー - 飯田倫子、山中博晶
    • ディレクター - 吉田達夫、岩村憲真
  • 音楽制作 - ライトリンクスコーポレーション
  • 録音制作・録音スタジオ - 東北新社
  • 現像所 - 東洋現像所
  • アニメーション制作 - 東京ムービー新社
  • 製作 - 東京ムービー新社、フィルムリンク・インターナショナル
  • 配給 - 東宝東和

キャスト

OVA

ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜
Golgo 13: Queen Bee
監督 出崎統
プロデューサー 山本又一郎
脚本 田子明弘
声の出演 玄田哲章
勝生真沙子
有本欽隆
中尾隆聖
富田耕生
上田敏也
麦人
内田直哉
音楽 芳野藤丸
作画 杉野昭夫
内田裕
スタジオ フィルムリンク・インターナショナル
グッドヒル・ヴィジョン
BMGジャパン
公開日 日本の旗 1998年5月21日
アメリカ合衆国の旗 1998年8月11日
上映時間 57分
日本の旗 日本
言語 日本語

ゴルゴ13〜QUEEN BEE〜1998年

  • アニメ化第2作。玄田哲章がゴルゴ13を演じている。劇場版と同様に、ゴルゴ13への依頼方法や、任務遂行時に標的に対し私情を挟む描写が原作と異なる。また、一旦標的に接近したゴルゴ13が相手を仕留め切れずに逆襲されて逃げるなど、らしからぬ一面を見せるシーンがある。
  • 性表現(ソニアが全裸になるなど)や残酷な描写(ベニングが目を潰されるなど)がある。AT-Xでは年齢視聴制限付(R-15指定)で放送された。ソニアの描写はOVA版『ブラック・ジャック』のカルテ3に登場するマリア・カルネラから引き継がれたものである。ゴルゴ以外のキャストは中尾隆聖(トーマス・ウォルサム)、勝生真沙子(ソニア)、有本欽隆(ロバート・ハーディ)、内田直哉(ベニング)、大塚明夫(情報屋)、上田敏也(ロッチーニ)、富田耕生(ゴードン)、荒川太朗(アントニオ)、菊地祥子(アンリ)、中村大樹(バーナード)、麦人(ゴメス将軍)、梅津秀行(バーテン)など。

スタッフ(OVA)

  • 製作:吉村仁、長澤之
  • プロデューサー:山本又一郎
  • 企画:田代智之
  • 脚本:田子明弘
  • キャラクターデザイン・作画監督:杉野昭夫、内田裕
  • 美術監督:市原美恵子
  • 撮影監督:高橋宏固野口肇
  • 編集:森田清次
  • 音響監督:山田智明
  • 音楽:芳野藤丸
  • ミュージックディレクター:鈴木清司
  • 演出:桑原智
  • 原画:西田正義、三浦厚也、吉村昌輝、小林準治、木川純一、瀬谷新二、横手博人清水健一、釘宮洋、大下久馬、青柳重美、小田不二夫、加瀬政広、野田道子、八木喜之、吉田忠勝、片岡康治、建石敬子、石川聡、田中嘉、片山みゆき、東海林康和、宇都宮香織
  • 動画チェック:岡村隆
  • 動画:柴山博満、細居美恵子、目黒香央里、清水保之、野口陽子、柴田絵理子、東京アニメーションセンターD.R. MOVIE有限会社イマジンスタジオダブスタジオエムアイきのプロダクション、北京写楽美術芸術品有限公司 - 党群、韓穎、張登雲、王冬梅、石海英、石玉玲、陳靜、王立明、牛文伶、萬志文、田咏梅、朱文維、馬志毅、睿海霞、呂嬌、劉琳、周紅武、牛金良、李萍、孫振宇、朱紅梅、王軍
  • 美術:岡田和夫、斎藤雅己、柴田正人、岩崎清宏、管野孝信、長嶋哲彦、大橋則子、東信史
  • 色彩設定:岡野強、番場聖
  • 特殊効果:村上正博
  • デジタルペイント:川添恵
  • 仕上検査:斎藤京子、王淑雲、梁麗紅
  • 仕上げ:北京写楽美術芸術品有限公司 - 陳栄花、王麗英、程玉海、葛書吉、程継東、劉増海、陳艶紅、張学松、喜志蓮、程曉剛、王建蕊、馬連義、石雪蓮、蒋曉剛、羅東閣、閻紅梅、張志華、張志勇、李興壽、王秀芬、王娣娣、黄雯莉、楊建敏、李興峰、李海東、王愛萍、付雪花、安立芳、馬微、趙香春、張春蘭、倪春娟、王艶婷、柴勝武、趙曉芳、陳金茹、孟祥平、馮長亮、李小松、陳艶麗、黄潤貴、陳紅梅、孫麗君、孟冬霞、張清華、黄永海、張娜、陳国富
  • 撮影:高橋プロダクション - 高橋宏固野口肇、宮川晴年、堀越弘伸、小川猛、佐藤純、永井純子、丸橋由紀子、高橋智弘、福田智子、木村俊也、佐藤益由、豊永安義
  • ネガ編集:森田編集室 - 坂本雅紀、高山智江子、青木正子
  • 現像:IMAGICA
  • タイトル:マキ・プロ
  • ビデオ編集:キュー・テック
  • エンディングテーマ曲:「Turquoise Blue」
    • 作詞:エリック・ゼイ / 作曲・編曲:芳野藤丸 / 唄:芳野藤丸、小野ひとみ
  • 音楽制作協力:原一夫(サブウォーカーズ)、平田尚一(トライストーン・エンタテイメント
  • 音響効果:糸川幸良
  • 録音調整:はたしょうじ
  • 録音助手:田中文章
  • 録音スタジオ:東京テレビセンター
  • 音響制作:HALF H・P STUDIO、野口貴由
  • 制作進行:華平、大澤宏志
  • 動画制作:周惠君、許志国、聶佳
  • 仕上制作:靳雪勤、張軍利、梁曉紅、沈黎華、田亜江
  • 制作事務:根崎祥子、名倉三香子
  • 監督・絵コンテ:出﨑統
  • 制作協力:手塚プロダクション
  • アニメーション制作:手塚プロダクション
  • 製作:フィルムリンク・インターナショナル、グッドヒル・ヴィジョン、BMGジャパン

キャスト

テレビアニメ

1971年版

1971年4月から7月までTBS平日23:30 - 23:40で放送。初のテレビアニメ化だが、セルアニメではなく、劇画の静止画に登場人物の声や効果音などを吹き込んだ、いわゆる「スチールアニメ」(画ニメ)となっている。また女性役には、当時人気があった女優や歌手を起用した。しかし、後年のアニメ特集やアニメ雑誌などで取り上げられることはほぼない。

声の出演

TBS 平日23:30 - 23:45枠
前番組 番組名 次番組
ゴルゴ13
(TBS版)
ホビーライフ

2008年版

ゴルゴ13(テレビアニメ版)
ジャンル ハードボイルド/アクション
アニメ
原作 さいとう・たかを
さいとう・プロ
監督 大賀俊二(チーフディレクター)
キャラクターデザイン 竹内一義
アニメーション制作 アンサー・スタジオ
製作 テレビ東京
創通エンタテインメント
放送局 放送局参照
放送期間 2008年4月11日 - 2009年3月27日
話数 全50話
その他 ハイビジョン制作
シナリオコーディネーター:飯岡順一
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

連載40周年を記念した作品で、初の「動画」でのテレビアニメ化となる。テレビ東京系列6局およびBSジャパン・一部の独立UHF局および地方局にて2008年(平成20年)4月11日(テレビ東京の場合)より放送を開始し、4月13日にBSジャパンで放送を開始した[23]、翌2009年(平成21年)3月27日で放送を終了した(基本情報はテンプレートおよび放送局の項を参照のこと)。ゴルゴ13の特質を表す台詞などのうち「用件を聞こう」「俺の後ろに立つな。命が惜しければ」が選ばれ、キャッチフレーズやナレーションにも使われた。また、ゴルゴ役の声優に舘ひろしを起用している。

現代(2008年度以降)を舞台としているため、原作掲載時と比べ、時代にそぐわないものはカットされたり、現代に合うように変更されたりしている[* 6]。また、原作の特徴の一つだった現実の国際情勢や実在の事件に題材をとったジャーナリスティックな話は登場せず、エピソードの舞台となる国名や都市名さえ明記されないことが多い。またアニメオリジナル展開もある[* 7]

本アニメのゴルゴは、全編通して喫煙シーンがカットされている。連載初期のエピソードをアニメ化するにあたっては、作劇上必要なものを除きゴルゴのセリフがカットされている。一方でゴルゴのセリフが一切存在しないエピソードについては最低一言、喋るシーンが必ず加えられている。

DVDはバンダイビジュアルが発売し、2008年(平成20年)11月から全13巻でレンタルが開始され、11月に第1巻が、その後は毎月2巻リリースされた。セルDVDは2009年6月26日から全4巻で発売された。第1巻は4枚組で14話、2巻以降は3枚組で12話収録とDVD-BOXに近い構成となっているが、1枚あたりの値段は約1500円から2100円程度だった。放送終了後に主題歌を歌ったGIZA studioの所属アーティストやグループが解散したり、芸能界から引退する等と所在が分からなくなったことから、Blu-ray Discについては現状では販売されていない。ただし、海外版は発売されている。ネット配信については現在バンダイチャンネルなどで有料配信中。

ゴルゴ誕生45周年にあたる2013年には同年4月よりTOKYO MXで全話を翌2014年3月まで放送した。

スタッフ(テレビアニメ)

  • 原作 - さいとう・たかを、さいとう・プロ
  • 原案協力 - 西村直純
  • チーフディレクター - 大賀俊二
  • シナリオコーディネーター - 飯岡順一
  • キャラクターデザイン - 竹内一義
  • 美術監督 - 水谷利春
  • カラーデザイン - 甲斐けいこ、篠原愛子
  • 撮影監督 - 高橋健太郎
  • デジタルプロダクションディレクター - 羽山泰功
  • CGIディレクター - 畑中裕之
  • 音響監督 - 小山悟
  • 音楽監督 - 鈴木清司
  • 音楽プロデューサー - 池田大介
  • 編集 - 瀬山武司
  • 音響効果 - 横山正和
  • 銃器監修 - 納富貴久男(BIG SHOT)、近藤力
  • スーパーバイザー - 齋藤人志、大村信
  • コンテンツプロデューサー - 柴田幹雄、湯浅昭博、久保聡
  • アソシエイトプロデューサー - 大槻育宏、岡本順哉→三野裕久、大河原健、岡本順哉
  • アニメーションプロデューサー - 福丸教幸
  • プロデューサー - 松山進→青木俊志
  • アニメーション制作 - The Answer Studio
  • 製作 - テレビ東京創通エンタテインメント

主題歌

レーベルは全てGIZA studio

声の出演

デイブは出ない回も多いので、本当の意味での主要キャラクターはゴルゴのみ。

各話リスト

※「巻数」のうち、I - IVは「小学館版 ゴルゴ13アニメ化作品セレクション」に収録されているエピソードの、収録巻数。

話数 サブタイトル 巻数※ 劇画脚本協力 アニメ脚色 絵コンテ 演出 作画監督
Target.1 AT PIN-HOLE! K・元美津 柏原寛司 大原実 大賀俊二 鈴木信一
Target.2 ROOM・No.909 II K・元美津 扇澤延男 亀井隆 高田昌宏 倉川英揚
渡辺裕二
Target.3 傑作・アサルトライフル III 横溝邦彦 柏原寛司 福富博 大賀俊二 渋谷一彦
Target.4 プリティウーマン
原作では『レディ・ビッチ』
I K・元美津 柏原寛司
津村美智子
奈須川充
Target.5 スーパー・スターの共演 II 竹内亨 柏原寛司
梶原阿貴
西澤晋 町谷俊輔 楊柄吉
Target.6 神に贈られし物 早里哲夫 大川俊道 前園文夫 大賀俊二 鈴木信一
Target.7 G線上の狙撃 氷室勲 大川俊道 亀井隆 羽毛田朋樹 倉川英揚
渡辺裕二
Target.8 動作(アクション)・24分の4 浜家幸雄 大川俊道 大原実 三浦陽 渋谷一彦
Target.9 檻の中の眠り 小池一雄 柏原寛司 奈須川充 麦野アイス 興村忠美
Target.10 帰って来た標的(ターゲット) 宮崎惇 小澤俊介 西澤晋 町谷俊輔 西澤晋
楊柄吉
Target.11 デッド・アングル II 工藤かずや 小澤俊介 前園文夫 高田昌宏 鈴木信一
Target.12 TOUCH DOWN 外浦吾郎 岡芳郎[* 8] 川越淳 渡辺裕二
Target.13 クロスアングル 熊坂俊太郎 扇澤延男 前園文夫 加藤顕 原敦彦
倉川英揚
Target.14 落日の死影 外浦吾郎 岡芳郎 大原実 三浦陽 渋谷一彦
Target.15 海へ向かうエバ 宮崎惇・
沖吾郎
大川俊道 奈須川充 高山秀樹 柳瀬穣二
Target.16 死臭の聖者 国分康一 小澤俊介 亀井隆 町谷俊輔 西澤晋
Target.17 残光 北鏡太 扇澤延男 福富博 鈴木信一
Target.18 スタインベック三世 IV 牧戸次郎 津村美智子 前園文夫 高田昌宏 倉川英揚
原敦彦
Target.19 硝子の要塞 IV 夏緑 今石千秋 大原実 三浦陽 渋谷一彦
Target.20 メランコリー・夏(サマー) 小池一雄 扇澤延男 福富博 町谷俊輔 竹中重治
Target.21 ガリンペイロ III 北鏡太 小澤俊介 西澤晋 鈴木健一 西澤晋
Target.22 インディアン・サマー K・元美津 大川俊道 亀井隆 鈴木信一 鈴木信一
松田芳明
Target.23 ジェット・ストリーム K・元美津 柏原寛司 杉山正樹 高田昌宏 倉川英揚
原敦彦
Target.24 サンタ・アナ 安達謙太郎 梶原阿貴 大原実 加藤顕 本沢拓海
Target.25 フロリダ・チェイス IV 夏緑 岡芳郎 大久保富彦 橋本三郎 川口弘明
Target.26 冷血キャサリン I 国分康一 岡芳郎 西澤晋 鈴木健一 西澤晋
Target.27 フィアレス 新井たかし 安部陽子 亀井隆 鈴木信一
Target.28 白夜は愛のうめき 小池一雄 本川耕平 杉山正樹 倉川英揚 松田芳明
倉川英揚
Target.29 配役〈キャスティング〉 大滝良平 今石千秋 飯島正勝 石踊宏 渋谷一彦
Target.30 ラブはナイフ 森幸太郎 江連祐一 大久保富彦 橋本三郎 細川修平
Target.31 ANGRY WAVES II K・元美津 野坂直代 西澤晋 殿勝秀樹 村松尚雄
Target.32 殺意の交差 III 小池一雄 村川康敏 杉山正樹 鈴木信一
Target.33 誇り高き葡萄酒(ワイン) 犬丸らん 輿水泰弘 亀井隆 倉川英揚 松田芳明
倉川英揚
Target.34 殺人劇の夜 氷室勲 藤岡一紀 福冨博 石踊宏 大沢翔真
Target.35 血統の掟 IV 工藤かずや 國岡直人 橋本三郎 柳孝相
細川修平
Target.36 死に絶えた盛装 K・元美津 植村沙羅 西澤晋 殿勝秀樹 西澤晋
Target.37 クリスマス・24アワーズ K・元美津 輿水泰弘 飯島正勝 鈴木信一
Target.38 少女サラ I 夏緑 海東清作 石踊宏 倉川英揚 松田芳明
倉川英揚
Target.39 アッシュ最良の日 IV ながいみちのり 梶原阿貴 大原実 石踊宏 渋谷一彦
Target.40 鬼畜の宴 II 外浦吾郎 金子遊 橋本三郎 細川修平
川口弘明
Target.41 ペチコートレーンの夜霧 K・元美津 津村美智子 西澤晋
Target.42 大きな口(ラージ・マウス)の湖上 K・元美津 藤岡一紀 杉山正樹 鈴木信一
Target.43 空白の依頼 横溝邦彦 植村沙羅 亀井隆 大賀俊二 松田芳明
Target.44 ロックフォードの野望 工藤かずや 竹田佑輔 石踊宏 本沢拓海
Target.45 36000秒分の1秒 横溝邦彦 海東清作 荻原露光 菅原浩喜
Target.46 世紀末ハリウッド III テーラ平良 桃井史郎 杉山正樹 西澤晋
Target.47 夜は消えず 沖吾郎 町谷俊輔 杉山正樹 前園文夫 鈴木信一
Target.48 黒い瞳 EBONY EYES I きただたくみ 扇澤延男 石踊宏 渋谷一彦
Target.49 装甲兵SDR2 平良隆久 大川俊道 竹内一義
Target.50 天使と悪魔の“腕” IV 木村睡蓮 柏原寛司 大原実 大賀俊二 本沢拓海
  • キッズステーションでは独自の放送規定により、第4話は欠番、第13話は一部をカットして放送[24]

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 2008年4月11日 - 2009年3月27日 金曜 25:23 - 25:53 テレビ東京系列 製作局
大阪府 テレビ大阪 2008年4月12日 - 2009年3月28日 土曜 25:30 - 26:00
日本全域 BSジャパン 2008年4月13日 - 2009年3月29日 日曜 24:30 - 25:00 BSデジタル放送 視聴者への注意テロップ表示あり
福岡県 TVQ九州放送 2008年4月14日 - 2009年3月30日 月曜 26:23 - 26:53 テレビ東京系列
岡山県・香川県 テレビせとうち 2008年4月15日 - 2009年3月31日 火曜 25:28 - 25:58
北海道 テレビ北海道 2008年4月16日 - 2009年4月1日 水曜 26:50 - 27:20
愛知県 テレビ愛知 2008年4月17日 - 2009年4月2日 木曜 26:58 - 27:28
和歌山県 テレビ和歌山 2008年4月20日 - 2009年4月19日 日曜 22:54 - 23:24 独立局
三重県 三重テレビ 2008年4月21日 - 2009年4月6日 月曜 25:00 - 25:30 提供クレジット部分差し替えあり
奈良県 奈良テレビ 月曜 25:30 - 26:00
日本全域 AT-X 2008年5月1日 - 2009年4月9日 木曜 10:00 - 10:30 CS放送 リピート放送あり
第4話より日中の放送では視聴
年齢制限がかかっている[5]
キッズステーション 2008年8月4日 - 2009年7月20日 月曜 24:00 - 24:30 リピート放送あり
第4話は放送上の都合により未放送
福島県 テレビユー福島 2008年10月2日 - 2009年10月15日 木曜 25:29 - 25:58 TBS系列 視聴者への注意テロップの表示は無し
熊本県 テレビ熊本 2008年11月3日 - 2009年3月30日
2009年7月6日 - 2010年2月15日
月曜 25:55 - 26:25
月曜 26:00 - 26:30
フジテレビ系列 20話で休止
7月より21話から再開
東京都 TOKYO MX 2013年4月2日 - 2014年3月11日 火曜 25:00 - 25:30 独立局 12月最終週のみ同月30日(12月31日
未明)24:30 - 25:00に放送
ゴルゴ13ベストセレクション
関東広域圏 テレビ東京 2009年4月5日 - 9月27日 日曜 22:54 - 23:24 テレビ東京系列 製作局字幕放送
北海道 テレビ北海道 同時ネット、字幕放送
愛知県 テレビ愛知
大阪府 テレビ大阪
岡山県・香川県 テレビせとうち
福岡県 TVQ九州放送
テレビ東京 金曜25:23枠
前番組 番組名 次番組
モヤモヤさまぁ〜ず2
※25:00 - 25:30
【30分繰り上げて継続】
ゴルゴ13
(2008年4月 - 2009年3月)
テレビ東京 金曜25:30枠
オシゴト交換
※25:30 - 26:00
ゴルゴ13
(2008年4月 - 2009年3月)
ハヤテのごとく!!
テレビ東京系列 日曜22:54枠
ゴルゴ13ベストセレクション
(2009年4月 - 9月)
neo sports
※22:54 - 23:30
【30分繰り上げ】

ストップモーション・バージョン

1990年(平成2年)、リイド社より 全10巻のVHSビデオとして発売された。これはアニメではなく、原作に着色したもの(ただし、吹き出しや擬音などはカットされている)を画面に映し出し、そこに声優が声を充てる、というもの。いわゆる画ニメである。絵は動かないが、衝撃のシーンで左右に揺らすなどの効果を与える程度で描かれ、セリフ・効果音も入っている。2000年(平成12年)10月から12月ごろ、よみうりテレビにて日曜日深夜に「観る漫画」というコンセプトでゴルゴ13が放送された。後にBS日テレファミリー劇場でも放送された。 なお、「3.アラスカ工作員」の話では「アラスカ工作員」+「「鎮魂歌に牙を」の前半分」で、「4.鎮魂歌に牙を」では「「鎮魂歌に牙を」の後半分」+「リオの葬送」、「5.ラ・カルナバル」は「ナチス鉤十字章は錆びず」+「ラ・カルナバル」で構成されている。

声の出演
ビデオリスト
  1. ROOM No.909 ISBN 4-8458-1301-7
  2. ナイト・メア ISBN 4-8458-1302-5
  3. アラスカ工作員 ISBN 4-8458-1303-3
  4. 鎮魂歌(レクイエム)に牙を ISBN 4-8458-1304-1
  5. ラ・カルナバル ISBN 4-8458-1305-X
  6. AT-PIN-HOLE! ISBN 4-8458-1306-8
  7. キャサワリー ISBN 4-8458-1307-6
  8. 九竜(カオルン)の餓狼 ISBN 4-8458-1308-4
  9. 聖者からの依頼 ISBN 4-8458-1309-2
  10. 動作(アクション)・24分の4 ISBN 4-8458-1310-6

このシリーズは、2001年に新作が追加され、VHSのビデオカセット全5巻で再発売された。1巻に3エピソード分が収録されている。

  1. vol.1 ナイトメア アラスカ工作隊(ママ) 落日の死影 ISBN 4-09-904244-8
  2. vol.2 鎮魂歌に牙を ラ・カルナバル 折れた矢 ISBN 4-09-904245-6
  3. vol.3 AT PIN ホール(ママ) キャサワリー ガリンペイロ ISBN 4-09-904246-4
  4. vol.4 九龍の餓狼 聖者からの依頼 メジャー・オペレーション ISBN 4-09-904247-2
  5. vol.5 動作・24分の4 シシリー島の墓標 メスリーヌの猫 ISBN 4-09-904248-0

(なお、ROOM No.909 は、こちらのシリーズでは未収録となっている)

小説

2011年に小学館から全3巻の単行本が刊行された。時代背景を小説発表時と同時代にしていたり、原作にはなかったキャラクターの設定も付け加えられている。いずれも、船戸与一が外浦吾朗名義で脚本を執筆した作品を、自らノベライズしている。

ラジオドラマ

1977年(昭和52年)5月NHK・FMにて放送。

ドラマCD

1994年(平成6年)に「VIRTUAL SOUND MOVIE ゴルゴ13」と銘打たれたドラマCDが発売される。原作ではなかったシーンも追加されている。ニッポン放送開局40周年の企画としてリリースされた。スピーカーの外側からも音が聞こえるような「Qサウンド」という録音方式が使われている。音楽はボブ佐久間、演出はニッポン放送の曽我部哲弥、ゴルゴ13の声は津嘉山正種、ナレーションは野際陽子、CD2枚組、詳細な解説つき。

収録は以下の4話。

デジタルコミック

  • デジタルコミック『ゴルゴ13 カーライルの野望』『ゴルゴ13 見えない軍隊』(1998年、ダイキ、プレイステーション版 および WINDOWS95とMacintosh向け版=ISBN 4-09-906846-3) - 「カーライルの野望」は原作「ロックフォードの野望」、「見えない軍隊」は同タイトルを着色、声を入れて、プレイステーションやパソコン上で「読む」ゴルゴ13である。声優は有本欽隆銀河万丈納谷六朗ほか。

ゲーム

パチンコ・パチスロ

  • パチンコ『CRゴルゴ13』(2003年平和
  • パチンコ『CRゴルゴ13 STRIKES AGAIN』(2006年、平和)
  • パチンコ『CRゴルゴ13 BACK IN THE BATTELE FIELD』(2010年、平和)
  • パチンコ『CRゴルゴ13 PAYBACK TIME』(2013年、平和)
  • パチンコ『CRフィーバードラムゴルゴ13』(2018年、SANKYO
  • パチンコ 『CRフィーバーゴルゴ13』 (2018年、SANKYO)
  • パチスロ『ゴルゴ13』(2001年、平和)
  • パチスロ『ゴルゴ13ザプロフェッショナル』(2006年、平和)
  • パチスロ『ゴルゴ13 あの男に連絡だ!』(2010年、平和)
  • パチスロ『ゴルゴ13-薔薇十字団の陰謀-』(2013年、平和)
  • パチスロ『ゴルゴ13 S』(2017年、SANKYO)

公認CD

  • ゴルゴ13〜ジャズ・セレクション 2002年発売 EAN 4988002437672 エアジン(マイルス・デイビス) など13曲収録。
  • ゴルゴ・ジャズ〜男は黙って・・・ピアノ・トリオ13 2008年発売 EAN 4988003361686 ワルツ・フォー・デビーなど13曲収録。
  • ゴルゴ・ジャズ〜男は黙って・・・スタンダード13 2008年発売 EAN 4988003361679 ワーク・ソングなど13曲収録。
  • ゴルゴ・ジャズ〜男は黙って・・・ビッグ・バンド13 2008年発売 EAN 4988003361693 チュニジアの夜など13曲収録。

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参考文献・関連書籍など

公式本

  • 「オフィシャル・ブック THEゴルゴ学」ビッグコミック特別編集プロジェクト 小学館 2000年12月13日初版第1刷発行 ISBN 4-09-371351-0
  • 「ゴルゴ13 世界情勢裏ナビ」ビッグコミック特別編集班 小学館 2006年6月1日初版第1刷発行 ISBN 4-09-180036-X
  • 「ゴルゴ13 データファイル」G13調査委員会 リイド社 2013年9月19日初版第1刷発行 ISBN 978-4-8458-4163-9
  • 「「ゴルゴ13」で知る世界の軍事技術」 小学館 2015年10月18日初版第1刷発行 ISBN 978-4-09-101762-8
  • 「「ゴルゴ13」で驚く歴史の闇ミステリー!?」 小学館 2015年12月17日初版第1刷発行 ISBN 978-4-09-101765-9
  • 「「ゴルゴ13」で楽しむリアル世界裏紀行」 小学館 2016年2月18日初版第1刷発行 ISBN 978-4-09-101764-2
  • 「「ゴルゴ13」で読み解く!昭和・平成ニッポン裏歴史」 小学館 2018年12月1日初版第1刷発行 ISBN 978-4-09-101788-8

 

パロディ本・非公式本・黙認本・タイアップ本・関連本

  • 「帰ってきたヤッちゃん」三宅裕司のヤングパラダイス編 ニッポン放送出版 1986年7月7日初版第1刷発行 ISBN 4-89353-094-1 P51〜P66
  • 「ゴルゴ13の秘密」世界ゴルゴ調査会東京本部 データハウス 1993年6月13日初版第1刷発行 ISBN 4-88718-156-6
  • 「ゴルゴ13真面目研究」ゴルゴを愛する13人委員会 サンドケー出版局 1993年8月5日第1刷発行 ISBN 4-914938-10-3
  • 「ゴルゴと呼ばれた男 改訂版」プロジェクト=デューク ひかり出版 1994年9月20日改訂版第1刷発行 ISBN 4-906500-04-8
  • 「ゴルゴ13の倒し方」非日常研究会 同文書院 2000年3月15日第一版第1刷発行 ISBN 4-8103-7704-0
  • 「ゴルゴ13の仕事術」漆田公一&デューク東郷研究所 祥伝社 平成13年7月23日初版第1刷発行 ISBN 4-396-61128-5
  • 「ゴルゴ13はいつ終わるのか? 竹熊漫談」竹熊健太郎 イースト・プレス 2005年3月18日発行 ISBN 4872575415
  • 「『ゴルゴ13』の秘密」(新装版) 世界ゴルゴ調査会東京本部 データハウス 2007年2月発行 ISBN 4887189060
  • 「バカにつける薬」呉智英 双葉社 1996年7月15日第1刷発行 ISBN 4-575-71075-X
  • 「古文単語ゴロ513」板野博行 ナガセ 1997年9月15日初版発行 ISBN 4-89085-050-3 P104〜P124

注釈

  1. ^ 1位は『ドカベン』シリーズの合計205巻(完結)、2位は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の200巻(完結)。
  2. ^ 当時は月刊だった。
  3. ^ JANコードの13桁の数字で検索すると該当する本を表示する
  4. ^ 一時期は「ゴルゴさんち」という名称で掲載されており、単行本も同名で刊行されている。
  5. ^ さいとう曰く「締め切りを守るのはプロとしての最低条件である」と22〜3歳のころに「吠えて」しまったことを実行している。
  6. ^ 情報収集に携帯電話やノートパソコンを用いたり、オリンピックに関する話や大統領らしき人物の描写を現在にあわせて改変するなど。
  7. ^ たとえばTarget.13「クロスアングル」では原作では一度ビルの窓ガラスに写ったゴルゴを撮影しようとしたカメラマンがいたが失敗、ゴルゴが睨むだけで話が終わっているが、アニメ版ではこの後、銃声が響いており、ゴルゴが制裁を行ったことが示唆されているなど。
  8. ^ 放送時は「扇澤延男」とミスクレジット。

出典

  1. ^ a b 「ゴルゴ13」50周年特別展、モデルガンなど展示 (2017年6月7日)
  2. ^ 碧南一家超人ロックタンマ君に次いで4番目
  3. ^ a b 碧南一家連載50年記念特集」(PDF)『広報へきなん』第1805巻、碧南市、2017年2月1日、2-5頁、2019年3月11日閲覧 
  4. ^ 小島功の『仙人部落』(57年11月)、聖悠紀の『超人ロック』(52年5月)、みつはしちかこの『小さな恋のものがたり』(52年4月)、東海林さだおの『タンマ君』(52年2月)に次ぐ。
  5. ^ a b c d e f g h i j k 『週刊文春』2014年2月20日号 p.120-「阿川佐和子のこの人に会いたい 第1006回 劇画家 さいとう・たかを」
  6. ^ 「ゴルゴ13」が初の休載へ 共同通信. 2020年5月8日閲覧。
  7. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2020年5月8日). “「ゴルゴ13」、連載52年で初の休載へ 新型コロナが影響”. SankeiBiz. 2020年5月9日閲覧。
  8. ^ ゴルゴ13が休載、52年の歴史で初 作画過程「3密」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年5月9日閲覧。
  9. ^ 「ゴルゴ13」休載へ 50年以上の雑誌連載で初めて 新型コロナ - NHK
  10. ^ a b c d e f g h ビーバップ!ハイヒール 【『ゴルゴ13』驚愕の最終回!さいとう・たかをが全て語る】”. goo tv(関西版) (2017年10月5日). 2017年10月19日閲覧。
  11. ^ 『信濃毎日新聞』 2018年1月6日朝刊「ゴルゴ13 連載50年 狙撃者の現在地」
  12. ^ a b c 『ゴルゴ13』を描くのは苦手だった! さいとう・たかをが語る制作秘話”. ダ・ヴィンチニュース. KADOKAWA (2014年2月18日). 2014年2月19日閲覧。
  13. ^ NHK探検バクモンゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!(完結編)より。なおNHKにより1年間配信される予定であるがその後は検証不可能となる可能性があるため、注意を要する。
  14. ^ a b フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 4』講談社、2003年。 
  15. ^ 2008年05月15日放送
  16. ^ [1][2]
  17. ^ [3][4]
  18. ^ ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル”. 外務省ホームページ. 2017年6月25日閲覧。
  19. ^ “中小向け海外安全対策に「ゴルゴ13」外務省、10万冊発行”. 『日本経済新聞』電子版. (2017年6月22日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS22H3E_S7A620C1PP8000/ 
  20. ^ 『ゴルゴ13』連載40周年 さいとう・たかを氏、実写化するなら「室伏広治が適任」ORICON STYLE
  21. ^ オペレーター役なども兼任
  22. ^ 娼婦役も兼任
  23. ^ 『ビッグコミック』2008年1月10日号(2007年12月25日発売)にて、2008年春テレビアニメ化を発表。各マスコミの先行報道を経て、同誌2008年3月10日号(2008年2月25日発売)にて放送情報を正式に発表した。
  24. ^ キッズステーション「ゴルゴ13」番組ページ
  25. ^ 「オイルサーディン」×『ゴルゴ13』の超A級コラボ「ゴルゴサーディン」よもやダジャレでは済まされない!『ゴルゴ13』仕様のオイルサーディン!!その名も「ゴルゴサーディン」10月下旬より発売開始!!小学館ホームページ(2018年10月15日)2018年11月29日閲覧。

関連項目

外部リンク