「ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ」の版間の差分
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しばしば[[ウィリアム・バトラー・イェイツ]]の詩として紹介され、後に[[1889年]]の彼の詩集[[w:The Wanderings of Oisin and Other Poems|The Wanderings of Oisin and Other Poems]]に含められた。しかしながらこの詩はイェイツが口碑に対する感激の印として発表したものであり、アイルランドの老婆が歌っていた歌の断片に基づく。イェイツは"''This is an attempt to reconstruct an old song from three lines imperfectly remembered by an old peasant woman in the village of Ballysodare, Sligo, who often sings them to herself.''"(これは[[スライゴ県]]Ballysodareの村の農婆がよく一人で歌っていた不完全に記憶された3つの詩行から古い歌を復元する試みである)と述べていた。 |
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その詩は後に[[ハーバート・ヒューズ]]により1909年、[[アリア]]"''The Maids of the Mourne Shore''"のために曲が付けられた。 |
その詩は後に[[ハーバート・ヒューズ]]により1909年、[[アリア]]"''The Maids of the Mourne Shore''"のために曲が付けられた。 |
2020年8月30日 (日) 23:37時点における版
「ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ」(英語: Down By The Salley Gardens、アイルランド語: Gort na Saileán)はアイルランドの伝統的な歌である。"An Traigh Mughdhorna"、"The Maids of Mourne Shore"及び"The Mourne Shore"の曲名でも知られ、英語とアイルランド語の両方の歌詞が存在する。邦訳は「サリーの庭」「柳の庭のほとりで」「サリーガーデンのほとりで」など。
概説
しばしばウィリアム・バトラー・イェイツの詩として紹介され、後に1889年の彼の詩集The Wanderings of Oisin and Other Poemsに含められた。しかしながらこの詩はイェイツが口碑に対する感激の印として発表したものであり、アイルランドの老婆が歌っていた歌の断片に基づく。イェイツは"This is an attempt to reconstruct an old song from three lines imperfectly remembered by an old peasant woman in the village of Ballysodare, Sligo, who often sings them to herself."(これはスライゴ県Ballysodareの村の農婆がよく一人で歌っていた不完全に記憶された3つの詩行から古い歌を復元する試みである)と述べていた。
その詩は後にハーバート・ヒューズにより1909年、アリア"The Maids of the Mourne Shore"のために曲が付けられた。
サリー(salley / sally)は、英語ではおよそ"sallow"の異形として扱われるが、発音がアイルランド語で「ヤナギ」を意味する"saileách"と似ている。
歌詞
英語
Down by the salley gardens my love and I did meet;
She passed the salley gardens with little snow-white feet.
She bid me take love easy, as the leaves grow on the tree;
But I, being young and foolish, with her did not agree.
In a field by the river my love and I did stand,
And on my leaning shoulder she laid her snow-white hand.
She bid me take life easy, as the grass grows on the weirs;
But I was young and foolish, and now I am full of tears.
アイルランド語
Is thíos i nGort na Saileán
sea casadh dom mo rún
Ba luath a cos ar féar ann
is ba luaineach a leagan siúil
Sé dúirt sí liom bheith suaimhneach
mar a fhásann duilliúr is bláth
Ach bhí mise óg is uaibhreach
is níor éist mé le guth mo ghrá.
Is thíos cois abhann go déaneamh
sea sheas mé le mo ghrá
Gualainn ar ghualainn le chéile
is leag sí orm lámh
Sé dúirt sí liom bheith suaimhneach
mar a fhásann féar aníos
Ach bhí mise óg is uabhreach
'stá na deoira anois mo chloí
Is thíos i nGort na Saileán
sea casadh dom mo rún...
日本語訳
柳の庭を下ったところで愛する人と逢ったんだ 彼女は白雪のような足で柳の庭を抜けて行った 彼女は僕に言った 恋は木の葉が茂るみたいに気楽に でも若くて愚かだった僕は肯けなかった 川のほとりの原っぱに愛する人と立っていて 彼女は白雪のような手を僕の肩に掛けた 彼女は僕に言った 人生は堰に草の茂るみたいに気楽に でも若くて愚かだった僕は今涙で一杯だ
録音
多くの歌手・グループに歌われており、著名な録音には以下のものがある。
- クラナド - 1番目のライブアルバムClannad in Concertに英語で歌ったものが収録。
- イェーツの詩を曲に載せたコレクションNow And In A Time To Beではタマリンによるアイルランド語の歌が収録。
- 男性ソプラノ歌手アリス・クリストフェリスがTheodore Kotepanosのピアノ伴奏でベンジャミン・ブリテンの編曲によるものが彼のアルバムRecitalに収録。
- ケルティック・ウーマンのオーラ・ファロンのソロCD『ウォーター・イズ・ワイド』(The Water Is Wide)。
- フルート奏者ジェームズ・ゴールウェイによるインストルメンタル。
- イム・ヒョンジュのアルバム『サリー・ガーデンズ』に英語で歌ったものが収録。
- イェール大学合唱団ウィッフェンプーフスがジョン・ケリー(John Kelley)の編曲で歌詞を追加し、いくつかのレコーディングしている。
- アンサンブル・プラネタ - デビュー・アルバム『Ensemble Planeta アンサンブル・プラネタ』に収録。
- フジテレビ系『ノイタミナ』枠内放送アニメ『フラクタル』エンディングテーマ(歌 - AZUMA HITOMI)。
- ロリーナ・マッケニット(Loreena McKennitt)のアルバム『The Wind That Shakes The Barley』に収録。