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「War Thunder」の版間の差分

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・販売権利について ・イタリア海軍が実装されたという旨
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『'''War Thunder'''』(ウォーサンダー、略称:WT)は、ロシアの[[Gaijin Entertainment]]社が開発し、戦間期から[[第二次世界大戦]]、[[冷戦]]、[[21世紀]]初頭までの[[航空機]]・[[戦車]]、[[艦艇]]をテーマとする無料のMMOコンバットゲーム<ref>{{Cite web|url=http://warthunder.com/en/game/about|title=About the Game|publisher=guinnessworldrecords.jp| accessdate=2018-11-14}}</ref>。2011年にサービスを開始した。[[Microsoft Windows|Windows]]、[[Linux]]、[[macOS|Mac OS X]]、[[PlayStation 4]]、[[Xbox One]]、[[Android]]などで[[クロスプラットフォーム]]展開を行っている。
『'''War Thunder'''』(ウォーサンダー、略称:WT)は、ロシアの[[Gaijin Entertainment]]社が開発し、戦間期から[[第二次世界大戦]]、[[冷戦]]、[[21世紀]]初頭までの[[航空機]]・[[戦車]]、[[艦艇]]をテーマとする無料のMMOコンバットゲーム<ref>{{Cite web|url=http://warthunder.com/en/game/about|title=About the Game|publisher=guinnessworldrecords.jp| accessdate=2018-11-14}}</ref>。2011年にサービスを開始した。[[Microsoft Windows|Windows]]、[[Linux]]、[[macOS|Mac OS X]]、[[PlayStation 4]]、[[Xbox One]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]などで[[クロスプラットフォーム]]展開を行っている。


日本では、[[2016年]]8月に[[DMM.com|DMM GAMES]]により配信が開始された。また、2017年4月27日に『'''War Thunder プレミアムパッケージ'''』がPCとPS4用に発売された<ref>[http://www.dmm.com/lp/game/warthunder/index004_html/=/navi=none/#section04-link War Thunder プレミアムパッケージ] DMM GAMES</ref>。
日本では、[[2016年]]8月に[[DMM.com|DMM GAMES]]により配信が開始された。また、2017年4月27日に『'''War Thunder プレミアムパッケージ'''』がPCとPS4用に発売された<ref>[http://www.dmm.com/lp/game/warthunder/index004_html/=/navi=none/#section04-link War Thunder プレミアムパッケージ] DMM GAMES</ref>。

2020年9月6日 (日) 08:37時点における版

War Thunder
ジャンル アクションMMO
対応機種 Microsoft Windows
Mac OS X
Linux
PlayStation 4
Xbox One
開発元 Gaijin Entertainment
運営元 Gaijin Entertainment
日本の旗 DMM GAMES
プロデューサー Pavel Kulkov
音楽 Eilam Hoffman
メディア パッケージ /ダウンロード
運営開始日 [PC版オープンベータ]2012年11月1日
日本の旗 2016年8月
最新版 1.99 [1]
利用料金 基本無料(一部課金あり)
対象年齢 CERO B(12歳以上対象)[2]
必要環境

[最低動作環境][3]
[Win]
OS:Vista/7/8/10
CPU:2.2GHz
RAM:4GB
GPUAMD Radeon HD46XX/NVIDIA GeForce GT 520
通信環境:ブロードバンド環境
HDD:8GB
[MacOSX]
OS:Sierra 10.12
CPU:Core i7
RAM:4GB
GPU:Intel HD Graphics 4000ATi Radeon HD5550/NVIDIA GeForce 8800
通信環境:ブロードバンド環境
HDD:8GB
[Linux/SteamOS]
OS:64Bitディストリビューション/SteamOS
CPU:2.4GHzデュアルコア
RAM : 4GB
GPU:Intel HD Graphics 4000/ATi Radeon HD5550/NVIDIA GeForce 8800
通信環境:ブロードバンド環境
HDD:8GB

[Android]
動作端末:NVIDIA SHIELD(Android TV)
エンジン Dagor Engine 5.0
テンプレートを表示

War Thunder』(ウォーサンダー、略称:WT)は、ロシアのGaijin Entertainment社が開発し、戦間期から第二次世界大戦冷戦21世紀初頭までの航空機戦車艦艇をテーマとする無料のMMOコンバットゲーム[4]。2011年にサービスを開始した。WindowsLinuxMac OS XPlayStation 4Xbox OneAndroidなどでクロスプラットフォーム展開を行っている。

日本では、2016年8月にDMM GAMESにより配信が開始された。また、2017年4月27日に『War Thunder プレミアムパッケージ』がPCとPS4用に発売された[5]。 さらに、2016年6月のアップデートでVRモードが追加され、HTC ViveまたはOculus Riftを装着した状態で航空戦と戦車戦を遊べるようになった[6]

概要

プレイヤーはアメリカ軍イスラエル国防軍含む)・ドイツ軍東西ドイツ軍含む)・ソビエト労農赤軍中国人民解放軍朝鮮人民軍含む)・イギリス軍オーストラリア軍カナダ海軍含む)・日本軍自衛隊含む)・中国軍朝鮮人民軍中華民国軍含む)・イタリア軍(ルーマニア軍含む)・フランス軍スウェーデン軍航空機戦車、艦艇を操作して戦闘に参加、相手陣営の航空機・戦車・艦艇などを破壊し、試合に勝利することが目的となる。艦艇での戦闘は現在アメリカ、ドイツ、ソ連、イギリス、日本、イタリア(現在ベータテスト段階である)の六ヶ国が使用可能で、他の国にも対応予定である。[7] ヘリコプターはアメリカ、ドイツ、ソ連、フランス、日本、イギリスの6か国が使用可能となっている。

ゲームモードは主に2種類で、オンラインで他のプレイヤーと試合を行う「マルチプレイヤー」とコンピュータを相手に試合を行う「シングルプレイヤー」がある。

更に、これらは難易度が異なる5つのゲームモード(「アーケードバトル」「リアリスティックバトル」「シミュレーターバトル」「カスタムバトル」「アサルトアーケード」)に分かれている。これにより、プレイヤーの熟練度あるいはその時の気分に合わせて、カジュアル志向なアーケードからリアリティ志向なシミュレーターまでバラエティに富んだ試合を楽しむことができる。

また、2014年に「最も多くの機体が登場するフライトシミュレーションゲーム」としてギネス世界記録に登録された[8]。(登録時点での登場機体は303機、バーション1.85現在登場する固定翼機は671機。ヘリコプター、陸上兵器、艦艇も含めると1278機/両/隻)

ゲームシステム

プレイヤーは、任意の国の兵器に乗り、戦闘を行う。兵器は空軍と陸軍にそれぞれ分かれた「開発ツリー」を進めることによって入手できる。

ランク

兵器は航空機がランクI~ランクVI(ヘリコプターはランクⅤ~ランクⅥ)、陸上兵器がランクI~ランクⅦ、海上兵器はランクⅠ~ランクⅣまでに分かれており、それぞれ最初はランクIから始まる。そのランクの兵器を一定数開発することによって次のランクの兵器を開発できるようになり、最終的に空軍はランクⅥ、陸軍はランクⅦ、海軍はランクIV、ヘリコプターはⅥまで手に入れる事ができる。ランクIは、戦間期から第二次世界大戦開戦劈頭の兵器が主だが、ランクV以降は、大戦後半から朝鮮戦争頃までのジェット機や、戦後第二世代の主力戦車(MBT)や一部第三世代MBTも含まれるようになる。このランクは、基本的に兵器開発の歴史的経緯に沿ったものとなっている。ランクⅥは2019年07月01日現在、1960年頃から2016年制式化の陸上兵器及び、1950年頃から1970年代制式化の空対空ミサイルを装備できる戦闘機が実装されている。しかし海軍に関しては例外で第二次世界大戦頃の艦船が配置されるランクⅡの時点に海上自衛隊のちくご型護衛艦PG02といった戦後艦がミサイルなどをオミットした状態で実装されている場合がある。 なお実装されている兵器において最も制式年が新しいものは陸上自衛隊で2016年に制式化された16式機動戦闘車である。

バトルレーティング

兵器はランク分けされているが、これとは別に、「バトルレーティング(BR)」という数値が存在する。これは、武装の強さ、性能の良し悪しなどをゲーム上の強さに合わせて数値化し、マッチングの際の計算に使用することによって、対戦する兵器間の戦闘力の格差を減らせるようにするための数値である。ランク及びツリーの開発順はめったに変更されることが無いのに対して、BRは比較的頻繁に変更される。そのため、ツリーの開発順では後になっている兵器が、その前の兵器よりBRが低く設定されている、という事も多々ある。このBRによって、戦中と戦後の兵器が同じ戦場に会するということも起こり得る。

兵器開発

兵器を開発するには「リサーチポイント(RP)」が必要になる。このポイント及びゲーム内通貨の「シルバーライオン(SL)」は、主に戦闘によって獲得できる。兵器開発の為のRPは、その兵器が属する国・ツリーの兵器であればどれを使用してもその開発分に加算される。たとえば、Ju87R-2を開発するために使用できる機体は、ドイツの航空機であればどれでもよく、仮に開発済みであるならば、Ju87R-2よりランクが高いFw190A-1やMe410を使用してもJu87R-2の開発は進められる。ただし、開発しようとする兵器の直前の兵器は加算されるRPにボーナスが付き、逆にあまりにもランクが離れた兵器で開発しようとすると(たとえばランクVのMe262の開発中にランクIのHe51を使用してRPを獲得する場合など)ペナルティが課せられ、RPの獲得値が少なくなってしまう。そのため、出来るだけランクなどが近しい兵器で開発した方がその進行は早い。

また空軍は戦闘機・攻撃機・爆撃機など航空機のみ、陸軍は戦車・対戦車自走砲・自走式対空砲など戦闘車両のみといった分類がされている。例えば、アメリカのP-47は史実では「アメリカ陸軍航空軍」の戦闘機だが、WarThunderでは「空軍」の開発ツリーとなる。

開発を完了した兵器はSLを支払う事によって購入できる。兵器の購入は台数制限が無く、ガレージを圧迫することは無い。

改造

開発が完了し購入した兵器も、改造することによって性能を向上させることが出来る。速度や運動性など機体性能の向上はもちろん、より威力の高い弾を装填できるようになったり、爆装量の増加や魚雷など特殊な兵装を装備できるようになる。この改造のためのパーツは兵器ごとに個別に設定されており、大半が「エンジン」「ラジエーター」「サスペンション」といった概念的なもので、基本的に固有の部品名を持たない。一部固有の部品名を持った改造パーツはあるが、他の兵器と共用はできない。例えば、T-34 1941年型とT-34 1942年型のどちらにも、「BR-350B(MD-8 fuse)」という砲弾があるが、1941年型でこの砲弾をアンロックしても、1942年型のこの砲弾はアンロックされない。また、改造のために必要なRPは兵器開発の為のRPとは別に計算され、改造したい兵器を使用しなければRPを獲得できず開発することができない。

搭乗員

購入した兵器を実際に使用するには、その兵器に搭乗する「搭乗員」を選択する必要がある。この搭乗員は、複数人をひとまとめにした組のようなもので分けられており、この組単位で能力値変更や訓練を行う。組の一部搭乗員のみの入れ替え(例:A組の操縦士とB組の操縦士を入れ替える)はできない。ただし、搭乗員は兵器の扱いの制限が無く、一国家に限り全兵器を扱わせることも可能である。この搭乗員の組数が、一試合に参加させ得る兵器種の上限となる。

搭乗員の能力値の上昇は、戦闘によって獲得したポイントを割り振ることによって行う。どの搭乗員の「組」もすべての兵器に対応できる構成となっているため、例えば「この組は戦闘機にしか乗せない」と決めた場合には不必要な能力項目も存在する。そういったことも考慮しながら能力値を割り振ることにより、組ごとの「特色」を形作っていくこととなる。

戦闘

試合は、別節にて詳述する複数のゲームモードから一つを選んで参戦する。一つのゲームモードで行われる試合形式は複数あり、試合形式やマップはランダムで選ばれる。試合開始の前には、マップと試合形式の簡単な解説が表示され、その後、実際に試合に出撃する兵器及び兵装、その他いくつかの設定を選択して出撃する。

このゲームは、機体全体としてのヒットポイント制は採用しておらず、各部位やモジュールが受けた個々のダメージなどを考慮して撃破を判定している。

具体的には、空戦においては、以下の状態を相手の航空機に与えれば撃墜となる。

  • パイロットの戦闘不能
  • 主翼の致命的な破壊(翼端のみ破壊の場合は撃墜とはならない)
  • 胴体の折損
  • 火災や爆発などによる航空機の致命的な破壊

また、ダメージを与えた機体が何らかの要因によって地面・水面や地形・建物などへ激突したり、敵プレイヤーが自身の意思によって機体から離脱したりすると撃墜扱いとなる。ただし、航空機同士の衝突によって破壊された場合は、それまでいくらその航空機にダメージを与えていたとしても撃墜扱いにはならない。

陸戦においては、以下の状態を相手の車両に与えれば撃破となる。

  • 弾薬庫の爆発
  • 燃料タンクの爆発
  • 戦闘可能な搭乗員が必要最低人数未満になる

車体に耐久値(画面上には表示されない)が設定されており、人員やモジュールが無事で継戦可能であっても車体に与えられている耐久値の上限を超える攻撃を受けた場合、その車両は原型が維持できないとし「船体崩壊」となり撃破扱いとなる。重戦車などが、対空トラックなどのごく装甲が薄い車両を建物などの間に挟んで押しつぶせば撃破できることもある。

なお、上記以外のモジュール破壊では車両を撃破する事は出来ない、すなわち、いくらエンジンや変速機履帯を破壊しようとも、火災などが起きない限り、車両は撃破されない。したがって、たとえ車両が転倒して走行装置が接地せず走行が不能な状態になったとしても、モジュールが無事であれば、撃破(喪失)扱いとはならず、味方の救援によって戦闘に復帰する事も可能である。逆に、走行や射撃に関するモジュールが無傷だったとしても、運悪く多数の搭乗員が戦闘不能になっただけでも撃破されてしまう事もあり得る。(ただし、陸戦においては搭乗員が一人でも生存していれば操作は可能。その代わり席を移動する際に時間を要する、本来の役割でない席へ移動した場合固有スキルが適応されない等のデメリットがある。座席移動短縮のスキルは席問わず全員に項目がある。)

海戦においては、以下の状態が撃沈判定となる。

  • 弾薬庫、魚雷などの誘爆
  • 全人員の戦闘不能
  • 爆弾、魚雷、その他砲弾の攻撃による船体崩壊
  • 陸に座礁又は衝突などにより転覆した場合、規定時間以内に復帰できなかった場合
  • 排水が追い付かず浸水による沈没

座礁や転覆は自分の過失であった場合は敵の撃沈判定にはならず自爆扱いとなる。又、海戦は航空戦、戦車戦と違い人員は%で表示される。(厳密にいえば小型艇は数人~数十人、駆逐艦や巡洋艦は数百人の史実通りの乗員が決められており、そこから100%として開始される)

また艦船によっては副砲や対空機銃が艤装されており主砲、副砲、対空兵装と分けられている場合はプレイヤーは必要に応じて攻撃手段を切り替えることができ、自分が担当していない兵装はAIが自動的に射撃する。また海戦は「リスポーン制+ポイント制」となっており航空機ツリーからプレイヤーが現時点で開発が完了している航空機を「海戦用デッキ」に組み入れることで、ポイントに応じて使用することができる。(これとは別に航空機を開発していないプレイヤーとの格差をなくすためにBR帯に見合った固定航空機が用意されており。開発していないプレイヤーはそちらを使うことができる。)

また、陸戦と違い消火器などに使用制限はないが、搭乗員の人数次第では修理や排水、消化が出来なくなる場合がある。

デッキ

別節にて詳述する「アーケードバトル」や「陸戦リアリスティックバトル」においては、複数の兵器を一つの試合に参加させることが基本となるが、この一揃えの事を「デッキ」と通称する。試合のマッチング計算にはこの「デッキ」に含まれる兵器全てのBRが考慮されるため、極端に兵器間のBR格差があるデッキでは、低BRの兵器にとって非常に厳しい戦場に送り込まれる可能性があり、デッキの構成には注意を払う必要がある。

修理

後述の制空ルールを除く全ての試合で行える。

  • 航空機

飛行場に着陸することによって機体を完全な形に戻すことができる。(機体にとって致命的な破損を負っているとたとえ着陸できたとしても修理不可となる)また、試合中の武装変更も修理後に行うことができる。

  • 戦車

修理キットを開発することによって修理が可能になる。ただ、修理後は完璧の状態になるわけではない。

  • 艦船

戦車と同じく修理キットを開発することにより修理が可能になる。しかし完璧な状態になるわけではない。艦船によっては隔壁や弾薬庫改良など開発することである程度損傷に対し耐性を持たせることができる。

ゲームモード

マルチプレイヤーモードは大きく「航空戦」と「陸上戦」に分かれている。

航空戦

戦闘機攻撃機爆撃機などの航空兵器で戦闘を行う。

地上攻撃(グラウンドストライク)
車輌、艦船、その他地上目標あるいは敵基地を撃破する。目標撃破によって「チケット」と称されるポイントが減少していき、チケットが0になると敗北する。リアリスティックのほとんどがこのモード。
支配(ドミネーション)
1つ~複数設置された飛行場を奪い合う。占領数によってチケット減少の有無が決まり、占領している飛行場が少ない陣営のチケットが減少していく。
制空(エアストライク)
1つの空域を占領するべく、大規模な空中戦を展開する。勝敗に関わる地上目標や機体を修理できる飛行場は登場しない。
前線(フロントライン)
前線に大量に設置された地上目標及びプレイヤーの機体を撃破する。
永久対立(愛称なし)
非常に長時間の戦闘が行われる。目的は基地の撃破・敵航空機の撃墜など様々で、一定数のポイント獲得及び時間切れまでこれを続ける。参加可能な機体のBRの下限上限が指定されており、上限に近い機体ほど使用可能になるまでのクールタイムが長い。復活回数は無制限だが、出撃するごとにSLを消費する。この航空戦への参加・離脱は自由。離脱すると即座にリザルトが表示され、SLとRPが獲得できる。

戦車戦

戦車駆逐戦車対空車両などの陸上兵器で戦闘を行う。加えて、一定条件下で航空機を操作できる。

ドミネーション(支配)
3つのゾーンを占領する。相手のチケットを0にした陣営が勝利となる。占領数によってチケット減少の有無が決まり、占領しているゾーンが少ない陣営のチケットが減少していく。車両の撃破によってもチケットが減少する。
コンクエスト(制圧)
ドミネーションが3つのゾーンであったのに対し、こちらは1つの取り合いである。相手のチケットを0にした陣営が勝利となる。占領によってチケット減少の有無が決まり、占領していない陣営のチケットが減少していく。車両の撃破によってもチケットが減少する。
ブレイク
3つのゾーンを順番に占領していき、敵陣へ侵攻していく。全てのゾーンを占領した陣営が勝利となる。
バトル
互いに最初からゾーンを保有しており、相手陣営の保有するゾーンを占領することが目的となる。コンクエストと比べてゾーンの占領に時間がかかるが、占領が終わった際のチケット減少が速い。

チュートリアル

航空機・戦車・艦船の基本操作から、離着陸、爆撃、雷撃、急降下爆撃、空中戦、空母への発着艦などのゲームをプレイするにあたって必要な知識を一通り学ぶ。

カスタムバトル

マップ、天候、難易度、ゲームモードなどを自由に設定し、セッションを立ててプレイする。

シングルミッション

あらかじめ用意されたミッションをプレイする。プレイできるミッションを増やすには特定の条件をクリアする必要がある(例えば、アメリカのジェット機を用いるミッションならば、アメリカのランクVを一定数所持している必要がある、など)。 ミッションによってはCO-OP(協力)モードが可能。

ダイナミックキャンペーン

かつて実際に起こった戦いを基に、陣営、西暦、勝利条件、難易度を設定してプレイする。史実ではあり得ない内容もある(戦い自体が1946年でも終わっていない、など)。

ユーザーミッション

ユーザーが製作したミッションをプレイすることができる。製作したユーザーミッションは公式コミュニティで公開することができ、それをダウンロードしてプレイすることもできる。

アサルトアーケードバトル

・陸戦

全ての国、全てのランクの陸ツリーの車両が使用可能。各種マップでアメリカ軍、ドイツ軍、ソビエト連邦軍、大日本帝国陸軍などのAIが基地を強襲してくる。なのでプレイヤーはそのAIを撃破し、基地を援護することが任務。またリスポーンはSLを消費する。

難易度

アーケードバトル(AB)

自由な国籍・兵器で参加が可能。チーム分けは国籍が混在して行われる。

空戦
空気力学がデフォルメされており、簡易な操作で遊ぶことが可能。通常RBでは速度に注意してギアフラップを出す必要がある。だが上記にもある通り、空力学が簡略化されているためにスピードを関係なくギアやフラップの展開が可能になる。敵機の進行方向に見越し点が表示されるため射撃が容易であり、弾薬を消費してもリロードボタンを押すか、あるいは弾切れ時に一定時間後に自動補充される。爆弾照準円が表示され爆撃が容易などフライトシューティング初心者でも気軽に楽しめる。また、撃墜後も別の機体に乗り換えて同じ戦場に再び出撃できる「リスポーン制」が採られており、「短時間で撃墜されて後は観戦しかできない」「上手なプレイヤーが撃墜された後は圧倒的に不利となる」という事態が防止され、最後まで予断を許さない試合展開が多くなっている。
陸戦
加速や旋回などが操作しやすくデフォルメされており、ストレスなく遊ぶことが可能。敵味方問わず、車両のプレイヤーネームや車種、対象車両までの距離などが表示される。味方車両及び発見された敵車両は常時ミニマップに位置が表示されるため、敵味方位置の把握も容易となっている。また、砲弾がどの地点に飛んで行くかがわかる「アシスト照準」と赤,黄,緑で判別可能な「装甲貫通ゲージ」が表示されるため、照準が容易になっている。敵撃破などの特定条件を満たすと航空機に乗ることができ、上空からの攻撃で防御の厚い車両を撃破する事も可能である。そして、空戦と同じく「リスポーン制」が採られており、最初の車両を含めた計三回出撃することができる。

リアリスティックバトル(RB)

自由な国籍・兵器で参加が可能。チーム分けは国籍別に行われる。基本は枢軸国対連合国(日独伊vs米英仏ソ)だが、アーケードバトルのようにミックスマッチになることも稀にある。

空戦
ABよりもやや操作感覚が実機に近く、消費した弾薬は飛行場や空母などに帰還しない限り補充されない。空中から出撃可能なABとは異なり、飛行場や空母から離陸・発艦して出撃する事も多い。機体強度を超える機動や速度を超過した場合、機体が空中分解する。ランク6の機体が装備する空対空ミサイルにロックオンされた場合、ロックオンされた旨が相手に表示されるため、ミサイルの回避が容易になっている。搭乗可能なのは「格納庫画面で選択している」一機種のみで、墜落した場合は再出撃できない。
陸戦
ユーザーネームなどは味方しか表示されず、射撃を当てない限り敵位置がミニマップに表示されないため、ABと比べて敵の動きの把握がかなり難しくなっている。アシスト照準や装甲貫通ゲージは表示されず、プレイヤー自身の腕により照準を行うことなる。そのため、遠距離の敵車両を射撃する際の難易度が高くなっている。試合で活躍すると「スポーンポイント」が貯まり、それを消費することで再出撃が可能である。ただし、必要なスポーンポイントは撃破される度に大きく増加するため、多数の車両を揃えてもすべての車両を出撃させる事は難しい。また、航空機をデッキに含めた状態でも試合に参加できるが、航空機は必要スポーンポイントが多く最初の出撃兵器として選択できない。

シミュレーターバトル(SB)

機体操作には細かい調整が必要となり難易度が高い。ゲームによって参加可能な国籍・兵器が指定されており、それ以外では参加できない。指定国籍・兵器は数日ごとに変更される。

空戦
反トルクの影響が強く挙動が不安定なため機体によってはスピンしやすく、フラップやエンジンの混合比など細かい調整が必須となり、フライトシューティングよりもフライトシミュレーションに近い感覚である。ジョイスティックでの操作が勧められるが、スイッチ数によってはキーボードの併用が必要。マウスとキーボード、ゲームパッドでも操作は可能。視点はコックピット固定となり敵味方を識別するインターフェースも一切なく、マップにも表示されない。また熱誘導式の空対空ミサイルにロックオンされた旨も表示されないため、突如としてミサイルに撃墜される可能性もある。視線を操作し、高速機動中や遠距離でも敵味方を識別できる能力が求められる。見越し点や爆撃照準円、ミサイルのロックオン範囲も表示されず、射撃や爆撃を命中させるのはプレイヤーの知識と経験が頼りである。
陸戦
視点が車長視点(キューポラから頭を出しているような視点)と照準器のみになる。空戦同様ユーザーネーム等は全く表示されず、敵を視認して味方以外を攻撃するなどの判断が必要になる。また航空機の参加も可能であり、試合の行方を左右する重要な一手となっている。

その他

課金について

完全基本無料であり、一切課金すること無くプレイし続けることが可能である。課金専用弾といった戦闘に有利になるアイテムは一切存在せず、プレイヤー自身の知識や経験、戦術、搭乗員の熟練度、チームメイトとの連携などにより勝負が決まる。

一部の航空機や戦車、パーツ、プレミアムアカウントなどの購入には「GE(ゴールデンイーグル)」と呼ばれるゲーム内通貨が必要となる。GEは、クレジットカードやプリペイドカード、PayPalなど、任意の方法でDMMポイントを購入し、そのポイントを変換する形で入手できる。

現実世界の通貨で購入できる「スターターパック」も販売されており、プレミアム機体と数日分のプレミアムアカウント、GEがセットになっている。前作『蒼の英雄』の日米太平洋戦争キャンペーンの本作移植版も販売されている。

5月と8月の戦勝記念日が近づくと、連合国の機体がディスカウントされる。

アカウント・サーバ

ゲームアカウントは全世界で共通である。

試合サーバは「EU(ヨーロッパ)」「RU(ロシア)」「SA(日本)」「US(アメリカ)」の4つだが、全サーバを横断してゲームマッチングが行われるため、極めて短時間でゲームが開始される。また、任意でサーバを選択することも出来る(SA、USサーバのみなど)。

2017年10月にシンガポールにあったSAサーバーが日本・東京都に移動された。

言語対応

基本言語は英語もしくはロシア語であるが、現在では日本語をはじめ、複数の言語に対応している。オプションから変更が可能である。

海軍について

2018年10月24日より、オープンベータテストが開始された。当初は魚雷艇駆逐艦といった小型艦を中心[9][注 1]に実装される予定であったが、多数のユーザーのフィードバックに応え、重巡洋艦や装甲艦などの大型艦も実装された[10]。現在はアメリカ、ドイツ、ソ連、イギリス、日本海軍が実装済であり、イタリア海軍が現在βテスト中であったが、ver1.99にて実装された。

Live WarThunderについて

ユーザーが個人で作成したユーザーミッション・ユーザースキン・照準器などをサイト上で公開し他のプレイヤーがDLすることでプレイできるようにするシステムである。

評価が高いと実際にゲーム内でGEでの販売がされ、購入すると作成者にも利益がある。(2018年現在、日本国内ユーザーはできないが、Gaijin Marketにて更に多数の塗装が取引されている)

ユーザーミッションでは史実に沿って作られたミッションや架空戦記を体験することができる。

ユーザースキンはつけた本人しか確認できないが、アニメや漫画などのキャラクターや実際に活躍された方の搭乗機塗装などを自分の搭乗機体のみ選択可能である。

(ファイルは~\WarThunder\UserMissions/UserSights/UserSkinsのフォルダを作り、その下にDLしたファイルを解凍して入れることで利用可能になる)

Gaijin Market

Gaijin Marketはユーザー間で相互にアイテムの売買ができるサービス。利用にはGaijin Coinという特殊なゲーム内通貨を購入する必要がある。また、将来的にはGaijin CoinをGEや課金アイテムなどの購入に使用できるようにする計画である[11]

2020年現在、日本国内のユーザーは利用することが出来ない。DMMの対応待ち。

販売権利

warthunderの販売権は、海外ではSteamが獲得したが、日本では先にDMMが獲得したため

日本からプレイ・アクセスする場合はDMMを通す必要がある。

評価

Game Watchの佐藤カフジは、操作が簡単な「アーケードバトル」を搭載したことによって万人が楽しめるものになっていると同時に、リアルなダメージモデルなど基本的な部分は本格派のシミュレーションゲームのままなので、他のゲームよりも時間をかけた頭脳戦に比重が置かれていると評価した[6]。 また、佐藤はVRモードでの航空戦についても、飛行する時の気持ちよさと楽しさを味わえると評価した[6]

一方で、佐藤はVRモード時の解像度の低さを指摘しており、航空戦については「コックピット内の計器をはっきりととらえられない程度の視力」にたとえた[6]。 また、佐藤はVRモードの戦車戦におけるユーザインタフェースがプレイヤーの正面を見た時の視界の外にあり、レーダーなどを確認するために頻繁に首を振る必要があると指摘した[6]

脚注

注釈

  1. ^ Gaijin EntertainmentのCEO、Anton Yudintsevによれば、プレイヤーが操艦する戦艦や空母を出す予定は無い模様。【TGS 2017】『War Thunder』開発“Gaijin Entertainment”CEOインタビュー―社名の由来や海軍について聞いた”. Game*Spark (2017年10月19日). 2018年2月12日閲覧。

出典

  1. ^ Changelog”. warthunder.com. 2020年6月11日閲覧。
  2. ^ WarThunderサービス利用規約 DMM GAMES
  3. ^ System Requirements”. warthunder.com. 2018年3月22日閲覧。
  4. ^ About the Game”. guinnessworldrecords.jp. 2018年11月14日閲覧。
  5. ^ War Thunder プレミアムパッケージ DMM GAMES
  6. ^ a b c d e 佐藤カフジ (2016年8月3日). “祝日本サービス開始! 最強のバトルシム「War Thunder」のVRモードを試す”. 佐藤カフジのVR GAMING TODAY!. Game Watch. 2018年5月8日閲覧。
  7. ^ 2018年12月、公式サイトの開発者のQ&Aより https://warthunder.com/en/news/5971-qa-answers-from-the-developers-en
  8. ^ Most planes in a flight simulation game”. warthunder.com. 2015年9月16日閲覧。
  9. ^ 「War Thunder」で,いよいよ大海原の戦いが開幕。2018年6月19日に海軍クローズドβテストがスタート”. 4Gamer.net (2018年6月20日). 2018年6月25日閲覧。
  10. ^ 「War Thunder」デベロッパのGaijin Entertainmentにインタビュー。3周年を迎えた日本向けサービスや次期大型アップデートについて聞いた”. 4Gamer.net(2019年12月6日). 2019年12月9日閲覧。
  11. ^ Marketplace (Gaijin Market)”. Gaijin Support. Gaijin Entertainment. 2018年8月23日閲覧。

関連項目

外部リンク