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2020年9月6日 (日) 10:17時点における版

VVVVVV
ジャンル アクションゲーム
対応機種 PCWindows, MacOS, Linux
ニンテンドー3DS
iOS
Android
OUYA
PlayStation 4
PlayStation Vita
Nintendo Switch
発売元 Nicalis英語版
ピッキー日本の旗
デザイナー テリー・カバナー英語版
音楽 Magnus Pålsson
人数 1人
1 - 2人(Switch)
発売日 PC
2010年1月11日[1]
3DS
アメリカ合衆国の旗 2011年12月29日[2]
欧州連合の旗 2012年5月10日[3]
オーストラリアの旗 2012年10月4日[4]
日本の旗 2016年10月12日[5]
iOS, Android, OUYA
2014年6月12日[6]
PS4, PSVita
アメリカ合衆国の旗 2015年8月25日[7]
欧州連合の旗オーストラリアの旗 2015年8月26日[8]
Switch
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2017年11月17日[9][10]
オーストラリアの旗 2017年11月18日[11]
日本の旗 2018年1月18日[12]
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRB
[3DS] E10+(10歳以上)
[3DS以外] E(6歳以上)
PEGI3
USK:0
ACB:G
iOS:9+
Android:3+
コンテンツアイコン ESRB
[3DS] Fantasy Violence
[3DS以外] Mild Fantasy Violence
iOS:まれ/軽度なアニメまたはファンタジーバイオレンス
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VVVVVV』は、アイルランドゲームクリエイターであるテリー・カバナー英語版が開発したアクションゲーム2010年1月11日PC用ソフトとして発売され、その後に家庭用ゲーム機スマートデバイス向けにも移植されている。

タイトルの正式な読み方は決まっていないが、メディアやユーザーの間では「Six V's」(シックスブイズ)という呼称が一般的に用いられている[13][14]

内容

宇宙船の事故により異次元世界に飛ばされ散り散りになった5人のクルーを見つけ出すため、船長のヴィリジアン(Viridian)が広大な空間を探索する[15]。ヴィリジアンは左右方向の移動と重力の上下反転の2つのアクションを行うことができ、これらを駆使し至る所に配置されたトゲや罠などをかわしながら攻略していくことになる。なお、クルーの名前は、ヴァイオレット(Violet)、ヴィテラリー(Vitellary)、ヴァーミリオン(Vermilion)、ヴァーディグリス(Verdigris)、ヴィクトリア(Victoria)で、ヴィリジアンを含む6人全員に「V」の頭文字がついている。

システム

本作はメトロイドヴァニアのような形式をとり、基本的にはサイドビューで描かれた広大なエリアを探索する構成となっている。クルーたちは5つの区画におり、全員を見つけることがゲームクリアの目的となる。一部の場面では、全体マップにはない場所に飛ばされたり、クルーが同行した状態で探索を行ったりすることもある。

セーブポイントは多数存在し、地形のトゲに当たるなどしてミスとなった際には最後にセーブした場所から即座にリスタートする。また、様々な箇所にあるワープ地点の「テレポーター」を使用した際にも自動的にセーブされる。

各所には、収集アイテムの「トリンケット」が配置されている。これを一定数集めるごとに、拠点の宇宙船で流すことができるBGMが新たに追加されていく。

開発

本作は、1980年代に普及したコンピュータ「コモドール64」用のゲームソフトに見えるようにするという方針から、本作のグラフィックは色数が限られた簡素なドット絵で表現されている。方向性について、1984年発売のソフト『ジェットセットウィリー英語版』との関係性を指摘されることが多いが、カバナーは本作発売の数年前まで名前すら聞いたことがなかったとし、1985年発売のソフト『Monty on the Run英語版[注 1]から大きなインスピレーションを受けたと語っている[16]

販売~ソースコードの公開

本作は2010年1月11日にWindows/Mac OS X用ソフトとして発売され、体験版がKongregateにて公開された[17] 。この時点ではLinuxむけにも開発が行われていたが、諸事情により販売が見送られた。 2011年にゲーム開発者サイモン・ロスがC++を用いて再構築し、Linuxへの移植に一歩近づいた。C++で記述された『VVVVVV』(以下:Ver.2.0)は、2011年7月24日に Humble Indie Bundleの一つとして配信された。Ver.2.0はレベルエディタや[18]新しいグラフィックモードなども搭載されている。 また、モバイルに向けても移植されており、同バージョンのソースコードは、Adobe AirActionscriptで記述されている[19]。 2016年には、ニンテンドー3DSに移植された[20]。3DS版のローカライズは、『1001 Spikes』の原作者8bits fanaticsのヲサ田が担当している[20]

オリジナル版の公開から10年後の2020年1月、カバナーは本作のソースコードをGitHub上に公開した[19][21]。 公開に当たり、カバナーは、ソースコードの内容について、技術的に洗練されていないとしたうえで、同じ部分のコピー&ペーストが繰り返される中で、値が変更されている部分が目立って面白いと振り返っている[19]

受賞

関連項目

  • Super Meat Boy - Team Meatが開発・発売したアクションゲーム。ヴィリジアンがゲストキャラクターとして登場する[23]

脚注

注釈

  1. ^ 日本では、キャラクター等を差し替えたアレンジ版が『モンティのドキドキ大脱走』のタイトルで発売。

出典

  1. ^ Level Complete!” (英語). distractionware: devlog (2010年1月11日). 2020年3月19日閲覧。
  2. ^ VVVVVV” (英語). Nintendo of America. 2020年3月19日閲覧。
  3. ^ Please Enjoy These Repeats” (英語). distractionware: devlog (2012年5月10日). 2020年3月19日閲覧。
  4. ^ Nicalis公式Twitter” (2012年9月26日). 2020年3月19日閲覧。
  5. ^ VVVVVV”. 任天堂. 2020年3月19日閲覧。
  6. ^ Outer Space” (英語). distractionware: devlog (2014年6月12日). 2020年3月19日閲覧。
  7. ^ Nicalis公式Twitter” (2015年8月22日). 2020年3月19日閲覧。
  8. ^ VVVVVV Release Information for PlayStation 4” (英語). GameFAQs. 2020年3月19日閲覧。
  9. ^ VVVVVV” (英語). Nintendo of America. 2020年3月19日閲覧。
  10. ^ VVVVVV” (英語). Nintendo UK. 2020年3月19日閲覧。
  11. ^ VVVVVV” (英語). Nintendo Australia. 2020年3月19日閲覧。
  12. ^ VVVVVV”. 任天堂. 2020年3月19日閲覧。
  13. ^ AVC at GDC '10: An interview with VVVVVV creator Terry Cavanagh” (英語) (2010年3月13日). 2020年3月19日閲覧。
  14. ^ 【Steam】週末の相棒は中毒性抜群の”死にゲー”! いま遊びたい名作アクション『VVVVVV』”. Real Sound. ブループリント (2019年8月18日). 2020年3月19日閲覧。
  15. ^ ginger (2010年10月6日). “インディーズゲームの小部屋:Room#154「VVVVVV」”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年6月27日閲覧。
  16. ^ Intervvvvvview: Terry Cavanagh” (英語). Indie Games Plus (2010年1月6日). 2020年3月19日閲覧。
  17. ^ Play VVVVVV Demo, a free online game on Kongregate”. Kongregate. 2010年12月1日閲覧。
  18. ^ Procter, Lewie (2011年8月1日). “VVVVVV v2”. Rock, Paper, Shotgun. 2020年6月27日閲覧。
  19. ^ a b c レトロな難関2Dアクションゲーム「VVVVVV」のソースコードがリリース10周年を記念してGitHubで公開へ”. GIGAZINE (2020年1月15日). 2020年6月27日閲覧。
  20. ^ a b 長岡 頼 (2016年10月5日). “個人開発の2Dアクション、3DS「VVVVVV」配信決定 重力を切り替えてステージを進む探索型サバイバルゲーム”. GAME Watch. 株式会社インプレス. 2020年6月27日閲覧。
  21. ^ Brown, Fraser (10 January 2020). “VVVVVV goes open source for its 10 year anniversary”. PC Gamer. 2020年6月27日閲覧。
  22. ^ IndieCade 2010 award winners announced” (英語). Engadget (2010年10月10日). 2020年3月19日閲覧。
  23. ^ PC版『Super Meat Boy』に『Minecraft』と『VVVVVV』のキャラクターがゲスト出演!”. Game*Spark (2010年11月9日). 2020年3月19日閲覧。

外部リンク