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'''株式会社電通'''(でんつう、''{{lang-en-short|DENTSU INC.}}'')は、[[日本]]最大手、世界規模では5位の[[広告代理店]]である<ref>{{Cite news|title= 広告代理店の世界ランキング:電通と四強を脅かす「デジタル」の新興勢力|newspaper=ビジネス+IT|date= 2016-08-19|last=|url=https://www.sbbit.jp/|accessdate=2019-07-28}}</ref>。[[2020年]][[1月1日]]に純粋持株会社体制へ移行。また本稿では、持株会社である'''[[電通#電通グループ|株式会社電通グループ]]'''についても記述する。 |
'''株式会社電通'''(でんつう、''{{lang-en-short|DENTSU INC.}}'')は、[[日本]]最大手、世界規模では5位の[[広告代理店]]である<ref>{{Cite news|title= 広告代理店の世界ランキング:電通と四強を脅かす「デジタル」の新興勢力|newspaper=ビジネス+IT|date= 2016-08-19|last=|url=https://www.sbbit.jp/|accessdate=2019-07-28}}</ref>。[[2020年]][[1月1日]]に純粋持株会社体制へ移行。また本稿では、持株会社である'''[[電通#電通グループ|株式会社電通グループ]]'''についても記述する。殺人企業。ブラック企業。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
2020年9月11日 (金) 02:39時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒105-7001 東京都港区東新橋一丁目8番1号 電通汐留本社ビル |
設立 |
2019年2月12日 (株式会社電通承継準備会社) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 5010401143788 |
事業内容 | すべての広告・マーケティングサービス、及びコンテンツ・ビジネス |
代表者 | |
資本金 | 100億円 |
決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 | (株)電通グループ 100% |
外部リンク | https://www.dentsu.co.jp/ |
株式会社電通(でんつう、英: DENTSU INC.)は、日本最大手、世界規模では5位の広告代理店である[1]。2020年1月1日に純粋持株会社体制へ移行。また本稿では、持株会社である株式会社電通グループについても記述する。殺人企業。ブラック企業。
概要
日本国内2位の博報堂DYホールディングスの売上高の約4倍と日本最大の広告代理店であり「広告界のガリバー」の異名を持つ。その圧倒的なシェアゆえ、市場の寡占化が問題視され、 2005年(平成17年)には公正取引委員会(当時・竹島一彦委員長)が調査を開始し、調査報告書において電通の広告業界における寡占化の進行の事実を指摘した上で「公平性、透明性の確保が必要」と結論づけた[2]。
近年では海外の広告会社を積極的に傘下に加えることにより規模を拡大し、広告代理店グループとして世界5位の規模となっている。
1987年(昭和62年)に制定された「CED」の5番目の社章は「Communications Excellence DENTSU -卓越したコミュニケーション活動を」を表しており、2002年(平成14年)12月まで使用された。現在使用されている「dentsu」の社章は2002年(平成14年)12月の汐留移転を機に制定された6代目である。
戦前より、新入社員の敢闘精神を養うことを目的として「電通富士登山」が毎年行われている[3]。
また、得意先から政官財界、作家、スポーツ選手、芸能界など各界にわたる、著名人ないし有力者の子弟を社員として大量に縁故採用している。電通の場合、政治家それも"自民党議員のボンボン"が多いと指摘されている[注 1]。このため、自民党の広報・宣伝は電通が長く担当している[4]。2012年(平成24年)12月に発足した第2次安倍内閣以降、内閣官房内閣広報室の外部民間職員採用で博報堂が外された代わりに9年連続で事実上1~2人の電通職員枠が設けられていた。2019年新型コロナウイルス感染症の流行での持続化給付金事業を巡る委託事業同様(#事件・不祥事・疑惑参照)、政府と電通との蜜月関係ないし関係の近さが指摘されている[5][6]。
沿革
- 1901年 - 光永星郎によって当社の前身「日本広告」が設立された。
- 1907年 - 光永が通信社を設立したことで日本広告は吸収され、日本電報通信社(電通)となる。
- 1932年 - 満洲国において新聞聯合社と電通の通信網を統合した国策会社「満洲国通信社」(国通)が創立。同社は新京に本社を置き里見甫を主筆として活動していた[7]。
- 1936年 - 国通の通信部門は同盟通信社に譲渡され、電通は広告代理店専業となる。
- 1947年 - 連合国軍最高司令官総司令部により公職追放された上田碩三の後任として吉田秀雄が第4代社長に就任し、広告取引システムの近代化に努めた。軍隊的な社則「鬼十則」を作るなど、電通発展の礎を築いた。
- 1984年 - ロサンゼルスオリンピックよりスポーツイベントに本格参入。以降、スポーツイベントでの業務拡大が続く。
- 1986年 - 日本放送協会(NHK)との肝いりで、NHKの子会社である株式会社NHKエンタープライズ25%、当社25%の共同出資による株式会社総合ビジョンを設立したが、これは諸般の事情により2013年7月1日付けでNHKエンタープライズに吸収合併される形で解散した。
- 2000年 - イギリスの大手広告会社コレット・ディケンソン・ピアースを買収し、アメリカ合衆国の「レオ・バーネット」などと共に、広告会社グループ「bcom3」を結成。
- 2001年11月30日 - 株式を東証一部に上場した。
- 2002年 - レオ・バーネットを買収したフランスに本拠を置く世界有数(世界3位)の規模を持つ広告代理店「パブリシス」グループと資本提携を締結。
- 2012年 - 英国大手で世界8位の広告代理店Aegis社を買収し、ロンドンに電通イージス・ネットワーク社を設立。世界140か国に拡がる約10社の広告代理店を擁し、その売り上げはグループの半分以上(2015年で54.3%)に及ぶ[8][9]。
- 2014年2月 - ドイツのエクスプリード社の株式100%を取得し連結子会社化[10]。
- 2016年11月 - ドイツで創業のフロッグデザインと業務提携したことを発表した[11][12]。
- 2018年7月17日 - 麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参加表明。「TEAM RAIDEN/雷電」をスポンサードする[13]。
- 2020年1月1日 - 株式会社電通グループに社名変更し、純粋持株会社体制へ移行[14]。
企業文化
鬼十則
4代目社長・吉田秀雄により1951年につくられた電通社員の行動規範[15]。1991年の男性社員の過労死(電通事件)の発生後、新入社員研修の教本などからは除外されたが、その後も社員手帳には記載が続けられ、電通の労働体質の背景になっているとされた(特に第5項)[16]。2015年12月に発生した新人女性社員の過労自殺を受け、2017年度より社員手帳から記述を削除すると発表された[17][18]。
- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
- 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
- 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
- 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
- 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
- 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
- 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
責任三カ条
鬼十則と同じく4代目社長・吉田秀雄により1953年につくられたが、1987年に社員手帳から記述が除外され、現在では使われていない[19]。
- 命令・復命・連絡・報告は、その結果を確認しその効果を把握するまではこれをなした者の責任である。その限度内に於ける責任は断じて回避出来ない。
- 一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないならば、一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。一を聞いて十を誤る如き者は百害あって一利ない。正に組織活動の癌である。削除せらるべきである。
- 我々にとっては、形式的な責任論はもはや一片の価値もない。我々の仕事は突けば血を噴くのだ。我々はその日その日に生命をかけている。
戦略十訓
1960年代、電通PR(現・電通パブリックリレーションズ)社長だった永田久光により提唱されたとされる[20][21][注 2]。
- もっと使わせろ
- 捨てさせろ
- 無駄使いさせろ
- 季節を忘れさせろ
- 贈り物をさせろ
- 組み合わせ(コンビナート)で買わせろ
- きっかけを投じろ
- 流行遅れにさせろ
- 気安く買わせろ
- 混乱をつくり出せ
経営者・役員等
歴代社長
氏名 | 在任期間 | |
---|---|---|
初代 | 光永星郎 | 1923年 - 1940年 |
2代 | 光永眞三 | 1940年 - 1945年 |
3代 | 上田碩三 | 1945年 - 1947年 |
4代 | 吉田秀雄 | 1947年 - 1963年 |
5代 | 日比野恒次 | 1963年 - 1973年 |
6代 | 中畑義愛 | 1973年 - 1977年 |
7代 | 田丸秀治 | 1977年 - 1985年 |
8代 | 木暮剛平 | 1985年 - 1993年 |
9代 | 成田豊 | 1993年 - 2002年 |
10代 | 俣木盾夫 | 2002年 - 2007年 |
11代 | 高嶋達佳 | 2007年 - 2011年 |
12代 | 石井直 | 2011年 - 2017年 |
13代 | 山本敏博 | 2017年 - 2019年 |
14代 | 五十嵐博[注 3] | 2020年 - |
歴代会長
氏名 | 在任期間 | |
---|---|---|
初代 | 木暮剛平 | 1993年 - 2002年 |
2代 | 成田豊 | 2002年 - 2007年 |
3代 | 俣木盾夫 | 2007年 - 2011年 |
4代 | 高嶋達佳 | 2011年 - |
取締役
- 〈代表取締役〉山本敏博
- 〈代表取締役〉桜井俊
- 〈取締役〉ティム・アンドレー
- 〈取締役〉五十嵐博
- 〈取締役〉曽我有信
- 〈取締役〉ニック・プライデイ
- 〈取締役(独立社外取締役)〉松井巌
- 〈取締役(監査等委員)〉大越いづみ
- 〈取締役(監査等委員・独立社外取締役)〉長谷川俊明、古賀健太郎、勝悦子、サイモン・ラフィン
- 会社再編前後までの取締役経験者は以下。〈取締役〉松原亘子、〈取締役(監査等委員)〉千石義治
- 〈代表取締役〉五十嵐博
- 〈代表取締役〉髙田佳夫
- 〈代表取締役〉遠谷信幸
- 〈取締役〉榑谷典洋
執行役・執行役員等
- 株式会社電通グループ(同)[23]
- 〈執行役員〉
- (社長執行役員)山本敏博
- (副社長執行役員)桜井俊、ティム・アンドレー
- (執行役員)五十嵐博、曽我有信、ニック・プライデイ、柴田淳、日比野貴樹、石田茂、高橋祐子、樋口景一、ドミニク・シャイン、サイモン・ジンガー、アナ・モルトン
- 会社再編前後までの構成は以下。(社長執行役員)山本敏博(執行役員)髙田佳夫、遠谷信幸、ティム・アンドレー、曽我有信、五十嵐博、桜井俊、柴田淳、八木隆史、石川豊、大久保裕一、前田圭一、日比野貴樹、松尾秀実、榑谷典洋、石田茂、中村潔上、上條典夫、山岸紀寛、安藤亮、広瀬哲治、坂田憲彦、伊谷以知郎、中村将也、足達則史、高橋惣一、辰馬政夫、大内智重子、鈴木宏美、孫生京、吉崎圭一、ニック・プライデイ、前田真一、林信貴、山口修治、佐藤光紀
- 株式会社電通(同)[24]
- 〈執行役員〉
- (社長執行役員)五十嵐博
- (副社長執行役員)遠谷信幸、榑谷典洋
- (執行役員)髙田佳夫、徳山日出男、石川豊、松尾秀実、中村潔、上條典夫、広瀬哲治、坂田憲彦、伊谷以知郎、中村将也、足達則史、高橋惣一、辰馬政夫、大内智重子、鈴木宏美、孫生京、吉崎圭一、林信貴、前田真一、山口修治、鹿毛輝雅、福本勝彦、鈴木禎久
- 〈監査役〉久島伸昭
国内拠点
東京本社
関西支社
〒530-8228
大阪府大阪市北区中之島3-2-4
中之島フェスティバルタワー・ウエスト17F
京都支社
〒600-8009
京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町101
アーバンネット四条烏丸ビル5F
中部支社
〒450-6429
愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28-12
大名古屋ビルヂング29F
岐阜連絡事務所
〒500-8828
岐阜県岐阜市若宮町9-16
トーカイビル3F
三重連絡事務所
〒514-0009
三重県津市羽所町375
百五・明治安田ビル3F
関わりがあるプロジェクト・イベント
- ディスカバー・ジャパン(日本国有鉄道)
- ペイオペラクレス星人(メンタンタンドン)
- オリジナルキャラクターで、架空の宇宙人。田原総一朗著書の『電通』(朝日新聞社、1981年)内でも語られており、キャラクターを作った後に局所的にメディア展開をする戦略だった。実際にキャニオン・レコードからレコードが、集英社から絵本が出版された。
- 2002 FIFAワールドカップ
- 世界陸上
- がんばれ!ニッポン!キャンペーン
- 2005年日本国際博覧会
- IBスポーツ(キム・ヨナの前所属事務所)のマネージメント支援
- 2007年、 当時スポーツ選手のマネージメント経験が浅かったIBスポーツに対してグランプリシリーズ韓国開催、中継権事業協力など破格の条件を提示してマネージメントを支援。キム・ヨナの可能性を見い出した電通(当時の電通グループ会長は成田豊)の韓国市場開拓戦略だったとされる[26]。
製作に関わった映画作品
実写映画
※特撮作品も含む。
- ネバーセイ・ネバーアゲイン(機内上映版)(日本語吹き替え版は、グロービジョンとともに「製作」としてクレジットされている)
- ブラックボード
- 二十四の瞳(1987年版)
- 敦煌
- おろしや国酔夢譚
- ホワイトアウト
- ウォーターボーイズ
- 陰陽師 〜おんみょうじ〜
- 明日があるさ THE MOVIE
- 壬生義士伝
- あずみ
- 座頭市(2003年版)
- NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
- 鉄人28号 (映画)
- 赤い月
- ゼブラーマン
- オペレッタ狸御殿
- 姑獲鳥の夏
- 亡国のイージス
- 蝉しぐれ
- オペレッタ狸御殿
- ALWAYS 三丁目の夕日
- キャッチ ア ウェーブ
- 陽気なギャングが地球を回す
- 日本沈没(2006年版)
- ハチミツとクローバー
- ウルトラシリーズ
- タイヨウのうた
- 幸福な食卓
- スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
- 地下鉄に乗って
- 象の背中
- 虹の女神
- どろろ
- バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
- 東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
- ゲゲゲの鬼太郎(実写映画版)
- ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
- 伝染歌
- Life 天国で君に逢えたら
- 包帯クラブ
- 自虐の詩
- ミッドナイト イーグル
- スマイル 聖夜の奇跡
- 犬と私の10の約束
- 銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜
- 砂時計
- 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
- 僕の彼女はサイボーグ
- デトロイト・メタル・シティ
- 20世紀少年シリーズ
- -第1章-終わりの始まり
- -第2章-最後の希望
- -最終章-ぼくらの旗
- おくりびと
- フライング☆ラビッツ
- しあわせのかおり
- ICHI
- まぼろしの邪馬台国
- ハンサム★スーツ
- ハッピーフライト
- K-20 怪人二十面相・伝
- 感染列島
- 余命
- GOEMON
- 余命1ヶ月の花嫁
- BALLAD 名もなき恋のうた
- アマルフィ 女神の報酬
- 引き出しの中のラブレター
- ゼロの焦点(2009年版)
- リアル鬼ごっこ2
- 十三人の刺客(2010年版)
- 君が踊る、夏
- 悪人
- 大奥(漫画原作版)
- 雷桜
- 武士の家計簿
- ノルウェイの森
- 最後の忠臣蔵
- 太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-
- あしたのジョー(実写映画2011年版)
- 阪急電車 片道15分の奇跡
- デンデラ
- 星守る犬
- 大鹿村騒動記
- 忍たま乱太郎
- ラビット・ホラー3D
- モテキ
- 一命
- アントキノイノチ
- 麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜
- テルマエ・ロマエ
- わが母の記
- 宇宙兄弟
- ガール
- 映画 ひみつのアッコちゃん(実写映画版)
- 大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]
- 悪の教典
- 今日、恋をはじめます
- 俺はまだ本気出してないだけ
- だいじょうぶ3組
- コドモ警察
- クロユリ団地
- 忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段
- 劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL
- 謝罪の王様
- おしん
- 潔く柔く
- タイガーマスク(実写映画版)
- 風俗行ったら人生変わったwww
- I am ICHIHASHI 逮捕されるまで
- TAP 完全なる飼育
- ケンとメリー 雨あがりの夜空に
- 武士の献立
- 謝罪の王様
- 永遠の0
- 銀の匙 Silver Spoon
- ニシノユキヒコの恋と冒険
- 抱きしめたい -真実の物語-
- 青天の霹靂
- 万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-
- 舞妓はレディ
- 喰女-クイメ-
- 蜩ノ記
- ふしぎな岬の物語
- クローバー
- 神さまの言うとおり
- 寄生獣
- 彼らが本気で編むときは、
- 恋妻家宮本
- 22年目の告白 -私が殺人犯です-
- 亜人
- 嘘を愛する女
- のみとり侍
- OVER DRIVE
- BLEACH
- 一度死んでみた
アニメ映画
- スタジオジブリ制作作品
- 劇場版NARUTO -ナルト-シリーズ / 劇場版NARUTO -ナルト- 疾風伝シリーズ
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者
- 劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー
- 劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン
- ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-
- THE LAST -NARUTO THE MOVIE-
- BORUTO -NARUTO THE MOVIE-
- 劇場版BLEACHシリーズ
- 劇場版イナズマイレブンシリーズ
- 劇場版天元突破グレンラガンシリーズ
- 劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇
- 劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇
- 映画妖怪ウォッチシリーズ
- スワン・プリンセス/白鳥の湖(日本語吹き替え版及び字幕スーパー版は、ソニー・ミュージックエンタテインメントとともに「提供」としてクレジットされている)
- 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
- 劇場版ツバサ・クロニクル~年代記~ 鳥カゴの国の姫君
- 劇場版xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢
- 銀色の髪のアギト
- ブレイブ ストーリー
- アリーテ姫
- 鉄コン筋クリート
- 河童のクゥと夏休み
- 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇
- いばらの王 -King of Thorn-
- 宇宙ショーへようこそ
- 昆虫物語 みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜
- カラフル
- ルー=ガルー
- 劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段
- 豆富小僧
- 劇場版 戦国BASARA -The Last Party-
- 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
- マジック・ツリーハウス
- 劇場版 BLOOD-C The Last Dark
- 金田一少年の事件簿
- グスコーブドリの伝記(2012年版)
- おおかみこどもの雨と雪
- 劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女
- 劇場版『カードファイト!! ヴァンガード』
- 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス
- バケモノの子
- メアリと魔女の花
- 未来のミライ
製作に関わったテレビアニメ・特撮作品
テレビアニメ製作は従来旭通信社→アサツーディ・ケイ→ADKエモーションズ(ADKホールディングス傘下)や読売広告社が強く、電通はあまり力を入れてこなかった(しかし、テレビアニメへの参入自体はテレビアニメ黎明期である1963年放送開始の鉄人28号とかなりの古参である)が、21世紀に入り、パイオニアLDC(現・NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)を買収(2008年にNBCユニバーサル傘下企業に売却)するなど積極的になってきている。
現在関わっている作品
- ※☆はコピーライトに表記されていないが関わっている作品(OPまたは、EDにクレジットされている)
- ※◇はノンクレジット扱いでなお且つ、コピーライトに表記されていないが製作委員会方式あるいは広告代理店として関わっている作品
- ゾイドワイルド ZERO
- トミカ絆合体 アースグランナー
- カードファイト!! ヴァンガード(2019年版)☆(OPとED両方クレジット)
- ポリス×戦士 ラブパトリーナ!☆(OPとED両方クレジット)
- サザエさん◇
- しまじろうのわお!☆(EDクレジット)
- ゲーム★マニアックス☆(ゲーム情報番組、EDにクレジットされている)
- ノイタミナ作品☆(EDクレジット)
- 妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜☆(OPとED両方クレジット)
- ポータウンのなかまたち☆(EDクレジット)
- ウルトラマンZ☆(OPとED両方クレジット)
過去に関わった作品
- ※☆はコピーライトに表記されていないが関わっている作品(オープニングまたは、エンディングにクレジットされている)
- ※◇はノンクレジット扱いでなお且つ、コピーライトに表記されていないが製作委員会方式あるいは広告代理店として関わっている作品
- アイカツ!シリーズ
- アストロボーイ・鉄腕アトム
- アソボット戦記五九
- アニマル横町
- うえきの法則
- X-MEN◇(テレビ東京版)
- F-ZERO ファルコン伝説
- おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ!
- 怪談レストラン
- 怪盗セイント・テール
- ガイストクラッシャー
- 旋風の用心棒
- 機動天使エンジェリックレイヤー☆(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- カードファイト!! ヴァンガードシリーズ☆(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- カードファイト!! ヴァンガード
- カードファイト!! ヴァンガード
- カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編
- カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編
- カードファイト!! ヴァンガード レギオンメイト編
- カードファイト!! ヴァンガード ヴァンガードG
- カードファイト!! ヴァンガード ヴァンガードG
- カードファイト!! ヴァンガード ヴァンガードG ギアースクライシス編
- STAND UP!ヴァンガード(テレビドラマ)(特番)
- カードファイト!! ヴァンガード
- カミワザ・ワンダ◇
- 牙 -KIBA-
- 銀魂シリーズ
- 銀魂
- 銀魂'
- 金魂'
- 銀魂'延長戦
- 銀魂゜
- 銀魂.◇
- 最遊記シリーズ
- 幻想魔伝 最遊記
- 最遊記RELOAD
- 最遊記RELOAD GUNLOCK
- 守護月天!(制作協力)
- 地獄先生ぬ~べ~(制作協力)
- SLAM DUNK(制作協力)
- ゼーガペイン
- 聖闘士星矢Ω
- ソウルイーター
- D・N・ANGEL
- D.Gray-man
- デジモンクロスウォーズシリーズ(宣伝協力)
- デジモンユニバース アプリモンスターズ☆(OPクレジット)
- 天元突破グレンラガン
- 天保異聞 妖奇士
- 東京アンダーグラウンド
- トミカヒーローシリーズ
- 超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム
- 忍ペンまん丸(制作協力)
- 鋼の錬金術師(2003年版)
- 妖逆門
- はれときどきぶた
- ヒカルの碁
- FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜
- フューチャーカード バディファイトシリーズ☆(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- フューチャーカード バディファイト
- フューチャーカード バディファイト100
- フューチャーカード バディファイトDDD
- フューチャーカード バディファイトX
- フューチャーカード 神バディファイト☆(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- BLEACH
- 星のカービィ
- 冒険王ビィトシリーズ
- ボボボーボ・ボーボボ(制作協力)
- 舞-乙HiME
- 魔法少女猫たると
- 魔法陣グルグル
- ムーミン(1969年版)◇
- メイプルストーリー
- めだかボックス
- めだかボックス アブノーマル
- 遊☆戯☆王東映アニメーション版(制作協力)
コピーライトに表記されていないが関わった作品
- 青の祓魔師シリーズ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- アベノ橋魔法☆商店街(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- アニメサタデー630作品(ノンクレジット)
- あらしのよるに 〜ひみつのともだち〜(エンディングにクレジットされている)
- アルスラーン戦記シリーズ(ノンクレジット)
- イナズマイレブン(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- イナズマイレブンGO(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- イナズマイレブンGO クロノ・ストーン
- イナズマイレブンGO ギャラクシー
- イナズマイレブン アレスの天秤(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- イナズマイレブン オリオンの刻印(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 妖狐×僕SS(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ウルトラシリーズ
- ウルトラマンネクサス(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ウルトラマンマックス(オープニングにクレジットされている)
- ウルトラマンメビウス(オープニングにクレジットされている)
- ウルトラマンオーブ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ウルトラマンジード(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ウルトラマンR/B(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ウルトラマンタイガ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- Aチャンネル(エンディングにクレジットされている)
- Angel Beats!(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- おそ松さんシリーズ(ノンクレジット)
- 革命機ヴァルヴレイヴ(エンディングにクレジットされている)
- 賭ケグルイ(ノンクレジット)
- 家庭教師ヒットマンREBORN!(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ガリレイドンナ(エンディングにクレジットされている)
- ガンダムシリーズ(ガンダムシリーズ4作品は、競合でもある創通(旧・創通エージェンシー)とともに「制作協力」としてクレジットされている)
- 機動戦士Vガンダム(オープニングにクレジットされている)
- 機動武闘伝Gガンダム(オープニングにクレジットされている)
- 新機動戦記ガンダムW(オープニングにクレジットされている)
- 機動新世紀ガンダムX(オープニングにクレジットされている)
- ガールズ×戦士シリーズ
- アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ひみつ×戦士 ファントミラージュ!(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 君のいる町(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- キルラキル(エンディングにクレジットされている)
- 銀の匙 Silver Spoon(エンディングにクレジットされている)
- 絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 攻殻機動隊シリーズ
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(エンディングにクレジットされている)
- 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG(エンディングにクレジットされている)
- サキよみ ジャンBANG!(バラエティ番組)
- しまじろう ヘソカ(エンディングにクレジットされている)
- 進撃の巨人シリーズ(エンディングにクレジットされている)
- SKET DANCE(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- スターオーシャンEX(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- STAR DRIVER 輝きのタクト(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- スティッチ!シリーズ(ノンクレジット)
- スナックワールド(エンディングにクレジットされている)
- 絶園のテンペスト(エンディングにクレジットされている)
- 絶対防衛レヴィアタン(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 戦国BASARAシリーズ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 探検ドリランド(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 探検ドリランド -1000年の真宝-(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ダンボール戦機シリーズ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ダンボール戦機
- ダンボール戦機W
- ダンボール戦機WARS
- 超速変形ジャイロゼッター☆(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- DAYS(エンディングにクレジットされている)
- デルトラクエスト(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- とっとこハム太郎(劇場版第4弾のエンディングにクレジットされている)
- トランスフォーマー アニメイテッド(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 七つの大罪シリーズ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ノイタミナ作品(エンディングにクレジットされている)
- ノラガミ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- ハイキュー!!シリーズ(ノンクレジット)
- バスカッシュ!(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- B型H系(エンディングにクレジットされている)
- HEROMAN
- 風夏(ノンクレジット)
- FAIRY TAIL#テレビアニメ
- FAIRY TAIL(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- FAIRY TAIL(2ndシーズン)(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- BLACK CAT(エンディングにクレジットされている)
- BLOOD-C(エンディングにクレジットされている)
- べるぜバブ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 僕のヒーローアカデミア(ノンクレジット)
- ポポロクロイス(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- マギ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- マジンボーン(オープニングにクレジットされている)
- マドレーヌといっしょに(日本語吹き替え版は、毎日放送とともに「制作」としてクレジットされている)
- ムシブギョー(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- めだかボックスシリーズ(エンディングにクレジットされている)
- 魔法騎士レイアース(制作協力)
- 妖怪ウォッチシリーズ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 夢色パティシエールシリーズ(オープニングとエンディングに両方クレジットされている)
- 100日後に死ぬワニ(プランナーとしてクレジットされている)
事件・不祥事・疑惑
- 男性社員の過労自殺(電通事件)
- 1991年8月発生。訴訟に発展し、判決では上司から革靴の中に注がれたビールを飲むよう強要されたり、靴の踵で叩かれるなどのパワーハラスメントの事実も認定された[29]。
- →詳細は「電通事件」を参照
- 大麻所持等容疑による社員の逮捕
- 1996年、複数の電通社員が大麻取締法違反容疑により逮捕され、いずれも同社により懲戒解雇処分に処されたが、これら以降も同種の事案が起きている[30]。
- 性的暴行容疑で子会社社員逮捕
- 2008年、電通子会社の電通テック社員が強姦など複数人にわたる性的暴行容疑で警視庁捜査一課及び月島警察署に逮捕された。同年3月、同社から懲戒解雇処分に処された。
- 社員による出資法違反事件
- 2010年、大阪市中央区のコンサルタント会社『インベストメント・パートナーズ』が、高利回りがあると虚偽の勧誘をして多額の現金を集めた出資法違反事件の共犯として、事件当時電通関西支社に勤務していた元社員の男(同志社大学ラグビー部OB)が大阪府警察に逮捕された[31][32]。
- CM撮影における迷惑行為
- 2010年、槍ヶ岳でのテレビCM撮影を巡り、ヘリコプターを使用し登山者に迷惑をかけたとして、環境省は電通、日清食品、葵プロモーションの3社に文書指導を行った[33]。環境省はヘリによる撮影の自粛を事前に求めていたが、担当者が撮影を強行し、撮影中の約30分間、一般登山者への山頂への立ち入りを無断で拒むという迷惑行為を行っていた。
- 社員による詐欺事件
- 2011年、電通の元部長が在職時の2008年10月頃に「イベント制作費を前払いすれば、5%上乗せして返済する」と持ちかけ、知人が経営する会社から約1億6000万円をだまし取った疑いで逮捕された。
- 2020年東京五輪エンブレム盗作騒動
- 2015年8月、ベルギーのリエージュ劇場とそのロゴデザイナーが、佐野研二郎による2020年東京五輪のエンブレムのデザインは自作の盗作であるとして、IOCを相手取りベルギーの裁判所にエンブレムの使用差し止めを求める訴訟を起こした[34]。
- この中で、東京五輪組織委員会に出向し、クリエイティブディレクターとエンブレム審査員を務めていた電通社員の高崎卓馬が、佐野が制作した原案を2度にわたり修正した上で審査に推薦したことが明らかになり、選考の公平性に疑惑が生じた[35]。さらに、電通マーケティング局長を務め、組織委員会に出向していた槙英俊、審査委員代表永井一正らの判断で、公募前に佐野を含む国内の8人のデザイナーに応募を要請していたことや[36]、彼らの作品を2次審査に残すための不正が行われたことも明らかになった。
- こうした一連の騒動から佐野によるエンブレムは白紙撤回され、高崎と槙も組織委員会からの出向を解かれ事実上更迭された[37]。
- 租税回避疑惑
- パナマの法律事務所によって作成された租税回避行為に関する機密文書『パナマ文書』に、『DENTSU SECURITIES INC.』という電通に類似した名称の会社が見つかったことから[38]、租税回避に関与しているとの疑惑が生じた。電通はこの会社との関係を否定し、朝日新聞は一連の疑惑を「風評被害」であると報じた。
- 2020年東京五輪招致における裏金関与疑惑
- 2016年5月、英・ガーディアン紙が2020年東京五輪招致過程における裏金疑惑を報じ、その中で電通の関与を指摘した[39]。記事によると、東京五輪開催決定に関し、日本の東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会はシンガポールのコンサルタント会社、ブラック・タイディングス社の銀行口座に7月と10月の2回に分けて計200万ユーロ(約2億2000万円)を振り込んでおり、この資金が当時の国際オリンピック委員会委員であるラミーヌ・ディアック(元世界陸連会長、セネガル人)へ渡ったとされる。この口座を所有するブラック・タイディングス社のコンサルタントは、電通の子会社とされるスイス・ローザンヌのアスリートマネジメント・アンド・サービス社(Athlete Management and Services)社のコンサルタントも務めていた[40]。
- JOC日本オリンピック委員会の調査チームによると、ブラック・タイディングス社のコンサルタントから招致委員会に対して業務の売り込みがあり、電通からも同社のコンサルタントがラミーヌ・ディアックと繋がりがあるとの情報提供を受けたことから契約に至ったが、招致委員会はこの取引が贈与にあたると認識することができたとは認められないとし、違法性はないと結論づけた[41]。電通は、「知る範囲内の実績を伝えただけであり、招致委員会とブラック・タイディングス社の契約について関与していない」と述べ、アスリートマネジメント・アンド・サービス社についても出資関係を否定した[42][43]。
- 2018年12月、電通高橋治之[44][45]らとIOCを巡るロビー活動を続けていたJOC日本オリンピック委員会会長竹田恆和が、東京五輪招致をめぐる贈収賄容疑でフランス検察捜査当局による捜査過程で容疑者となったため[46][47][48]、竹田は2019年6月の任期満了に伴い、JOC日本オリンピック委員会会長、IOC国際オリンピック委員会委員、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副会長・理事のいずれも退任した。
- フランス検察当局が収賄容疑で取り調べているラミン・ディアクと、その息子パパマッサタ・ディアク、その他主だったIOC委員への贈与を含めたロビー活動をしていた点は、高橋治之自身も認めた。しかし竹田は、JOCとIOCを辞職後に、高橋が主導するディアクに対するロビー活動を指示したこともなく、高橋がディアクに贈った「土産」についても認識していなかったと語った[49]。
- インターネット広告における不正詐欺
- 2016年7月に、広告主であるトヨタ自動車からインターネット広告で効果が出ていないという指摘があり、社内の調査で不正が発覚[50]。電通は8月に、外部の弁護士を含む内部調査委員会を発足し、電通とグループ会社18社がネット広告を提供した2263社に聞き取りなどの調査を実施した[51]。9月に予備調査を公表し、インターネット上に掲載する広告について、契約通りに掲載しなかった上、約111社に対し広告料を不当に請求していたことが明らかにされ、この時点で不正被害は計約2億3000万円に上ると想定された[52][51]。不正は主に、バナー広告や動画の中で、主に年齢や検索傾向などから興味のありそうな広告を表示する「運用型」で見つかった。
- 2016年12月に調査結果を公表するはずだったが、調査データが膨大だったこと、女性社員の過労死事件の後は残業時間が制限されたことを言い訳に、予定は遅れ2017年1月に発表された。不正被害にあった企業は96社、作業件数は997件、金額は計1億1482万円分。犯罪であるという認識の欠如により、実際に広告が掲載されず架空請求が行われたのは10社、40件、338万円分。被害にあった企業には過大請求していた代金を返金するなど、各社の要望に沿う対応をとるとしている。
- また、担当が一人で出稿からレポートの作成まで行うなど、ミスを隠したり数字の改竄が行われても見抜く体制が整っておらず、ミスを組織として補う体制も不十分という凄惨な形態であった。ネット広告需要の急増に反して人員の補充や育成を怠ったため人員体制に問題があり、国内デジタルグループ各社との連携も不足していた。担当の執行役員ら17人を報酬減額処分(額面は不明)し、また、これまで担当者が人力でレポートを作成していたが、今後は広告掲載レポートを人手を介在せず自動で生成するシステムを開発するなど、再発防止に努めるという見当違いな対応であった[51]。
- 新人女性社員の過労自殺
-
- 2015年12月25日 - 新入女性社員が社員寮から飛び降りて自殺(過労自殺)した(享年24)。この社員は2015年4月の入社後、デジタル・アカウント部に配属され、インターネット広告を担当していたが、本採用後の10月以降に仕事量が急増[53]。遺族側弁護士の推計によると、1か月の時間外労働は約130時間に達し、過労死ラインといわれる80時間を大幅に越えていた[54]。電通は労使協定で決められた残業時間を越えないよう、勤務時間を過少申告するよう指示していたとみられる[55]。当初は女性社員の別れ話を利用し、個人の問題として片付けようとしていた電通であるが、女性社員個人のTwitterには過労だけでなく、上司によるパワーハラスメントやセクシャルハラスメントの被害を窺わせる書き込みもされていた[53][56]。
- 2016年
- 9月30日 - 三田労働基準監督署は、この社員が自殺したのは長時間労働によりうつ病を発症したのが原因と判断し、労働災害(労災)を認定した[55][54]。これを受け、2016年10月14日、厚生労働省東京労働局過重労働撲滅特別対策班は労働基準法に基づき、電通本社に臨検監督と呼ばれる抜き打ち調査を実施し、名古屋・大阪・京都の各支社も、地元労働局がそれぞれ調査した[57]。こうした中で、社員に違法な長時間労働をさせたり、労働時間を適切に把握していなかったとして、2010年には中部支社、2014年には関西支社、2015年には東京本社と子会社の電通九州が、それぞれ各地元労働基準監督署から是正勧告(行政指導)を受けていたことが分かった[58][59]。また、本社に勤務していた男性社員が2013年に病死したのは長時間労働が原因だったとして、2016年に労働災害に認定されていたことも明らかになった[60]。
- 11月7日 - 複数回にわたる是正勧告後も違法な時間外労働が全社的に常態化していた疑いが強まったことを受け、東京労働局過重労働撲滅特別対策班などは強制捜査に切り替え、電通本社と全国の3支社に労働基準法違反の疑いで家宅捜索を行った[61]。
- 12月23日 - こうした一連の事実を受け、電通は2016年のブラック企業大賞「大賞」を受賞[62]。
- 12月28日 - 社員に違法な長時間労働をさせた上、勤務時間を過小に申告させる犯罪行為をしたとして、東京労働局は法人としての電通と自殺した女性社員の当時の上司を、労働基準法違反の疑いで東京地方検察庁に書類送検した[63]。同日、石井直電通社長が、2017年1月の取締役会で引責辞任することを発表[64][65]。
- 2017年
- 4月25日 - 労使協定で定めた上限を超える残業を社員にさせていたとして、厚生労働省は法人としての電通と、中部、関西、京都の各支社の幹部らを労働基準法違反の容疑で書類送検した[66]。
- 5月、社員に違法な長時間労働をさせていたとして、電通の子会社である電通東日本、電通西日本、電通九州、電通北海道、電通沖縄の5社が各労働基準監督署から是正勧告を受けた[67]。
- 7月6日 - 社員に違法な残業をさせていたとして、法人としての電通が略式起訴され、一連の捜査は終結した[68]。過労死した女性社員の当時の上司は刑事責任を問われず、不起訴処分(起訴猶予)となる結果となった[69]。
- 7月12日 - 東京簡易裁判所が、書面審理だけで量刑を決める略式命令を出すのは「不相当」と判断し、正式な刑事裁判を開廷することを決定したため、電通の刑事責任が公開の法廷で問われることになった。電通本社が労働組合と交わしていた、残業時間を月に50時間までなどと定めた労使協定(三六協定)が、組合員が従業員の50%を下回っていた事を理由に、協定無効だったことも明らかになった[70][71]。
- 9月22日 - 東京簡易裁判所にて初公判が実施され、電通社長の山本敏博が出廷した。起訴内容の罪状認否について「間違いありません」と、起訴された罪状を認めた。東京地方検察庁は「自社の利益を優先させ、違法な残業が常態化していた」として罰金50万円を求刑し、裁判は結審した。
- 10月6日 - 東京簡易裁判所は「違法な長時間労働が常態化し、サービス残業が蔓延していた」とし、電通に対して労働基準法違反により罰金50万円の支払いを命じる判決を下した。50万円という額であったため、電通は控訴期限日まで控訴せず、10月20日に罰金刑が確定判決となった。
- 子会社による医療報道記事への成功報酬の支払い
- 子会社の電通パブリックリレーションズ(電通PR)が医薬品を宣伝する記事を、広告ではなく通常の記事として共同通信のグループ会社に配信させた。その記事の見返りに成功報酬を支払っていたことが、2017年に明らかとなった[72]。
- はあちゅうによるセクハラ・パワハラ証言
- 2017年12月、アフィリエイターの伊藤春香(ペンネーム・はあちゅう)が電通在籍中に、当時の上司であるクリエイティブ・ディレクターからセクシャルハラスメントやパワーハラスメントを受けていたことを告発した。当該ディレクターはセクハラなどの一部事実は否定したが謝罪した[73]。
- 特殊詐欺グループへの名義貸しで社員を書類送検
- 2019年7月、特殊詐欺グループ一員のマンションへの入居を幇助するために名義貸しをしたとして、大阪府警察により電通の男性社員が詐欺容疑で逮捕された後、在宅で書類送検された[74]。
- 暴行容疑で新聞局長逮捕
- 2019年10月、ラグビーワールドカップ2019日本大会 日本 - スコットランド戦を観戦後、観客誘導用の柵に体当たりしたり、前の人を追い抜こうとしたところ、注意した警備員のアルバイト大学生に逆ギレし顔を殴ったとして、同大会のマーケティングも担当していた電通の新聞局長が神奈川県警察港北警察署に暴行容疑で逮捕された[75][76]。
- 持続化給付金事業の受託をめぐる問題
- 2019年新型コロナウイルス感染症の流行に伴う経済産業省外局中小企業庁による持続化給付金事業を、サービスデザイン推進協議会が769億円で受託し電通に749億円で再委託していた。さらに電通から電通ライブ、電通テック、電通国際情報サービス、電通デジタル、電通東日本などに再々委託し、電通ライブからはパソナ、大日本印刷、トランスコスモス、テー・オー・ダブリュー(TOW)[77]などに再々々委託していた。この丸投げの過程で電通本体だけでおよそ104億円あまり、電通グループ子会社6社を含めると少なくとも154億円あまりの緊急支援的意味合いのある公金ないし税金が大規模に"中抜き"されていたことが報じられ、国会審議などで波紋を呼び起こしている[78][79]。
- また、環境共創イニシアチブは、2017年度からの3年間、日本国政府から35件160億円の事業を受託して電通に再委託していたが[80]、マイナンバーを使ってポイント還元する総務省のマイナポイント事業でも、同環境共創イニシアチブが受託していた。代表取締役に元総務次官桜井俊[注 4]らが在籍する電通を再委託先として、電通ライブや電通国際情報サービスなど、さらにトランスコスモス、大日本印刷などに再々委託、再々々委託されていたことが明らかとなっている[81]。
- 家賃支援給付金事業の受託をめぐる問題
- 上記持続化給付金事業の受託を巡る問題に引き続き、2020年(令和2年)6月、経済産業省中小企業庁による家賃支援給付金事業を巡り、サービスデザイン推進協議会、電通、そして電通ライブを通して持続化給付金事業の一部を再々々受託していた大手イベント会社テー・オー・ダブリュー(TOW)担当者の行為が問題となっている。同TOW担当者が、この家賃給付金事業について複数の下請け会社に、もし電通とは別の広告大手博報堂がこの事業を受託しそれに協力した場合、出入り禁止相当の対応をとる等と電通以外の広告会社に協力しないよう圧力をかけ、さらに電通社員がこの問題に関与していた疑いが判明した。これを受けて電通は、取引先企業が下請け会社に圧力ないし脅迫をかける独占禁止法違反・下請法違反行為に同電通社員が関与したことを認めた、と報じられた[77][82][83][84]。
- 電通は同年6月17日、「社員が受発注関係にある協力会社の従業員に業務にまつわる不適切な発言を行った」として厳正に処分すると発表したが、当該社員の上司への厳重注意処分に留まった[82][85]。
- 結果、家賃給付金事業入札に参加していた2社のうち、博報堂は同事業を落札できずリクルートが落札し、電通の求めた通りとなった。さらにリクルートが共に事業を担う他5社には電通の下請けとして持続化給付金事業に関与している企業は入っていないため、この点も電通が求めた通りになった[86]。このように、上述の持続化給付金事業でサービスデザイン推進協議会が落札した過程同様に、この家賃給付金事業においても委託先選びなど入札過程が不透明だと指摘されている[87]。
- これに対し、経産省による渦中のサービスデザイン推進協議会への聞き取りで、当該担当電通社員が個人としてテー・オー・ダブリュー(TOW)担当社員に対し圧力をかけたものであり、電通が当該社員を処分し再発防止策等を示したとして、梶山弘志経産相は追加調査をしない考えを示した。一方で公正取引委員会山田弘審査局長は、独禁法の規定に基づいて適切に対処したいと述べた[88]。
電通グループ
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社 |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒105-7050 東京都港区東新橋1丁目8番1号 |
設立 | 1901年7月1日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 4010401048922 |
事業内容 | グループ全体の成長持続および競争力強化に向けた各種環境の整備と支援、ならびにグループガバナンスの推進 |
代表者 |
山本敏博(代表取締役社長執行役員) 桜井俊(代表取締役副社長執行役員) |
資本金 | 746億981万円(2020年1月1日現在) |
発行済株式総数 | 288,410,000株(2019年6月30日現在) |
従業員数 | 140名(2020年1月1日現在) |
決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要子会社 | 関連会社を参照 |
外部リンク | https://www.group.dentsu.com/jp/ |
特記事項:設立年月日は、商号変更前の(株)電通の設立年月日。 |
株式会社電通グループ(英: DENTSU GROUP INC.)は、2020年1月1日に設立((株)電通から商号変更)。電通グループを統括する純粋持株会社。
関連会社
出典:Group 電通グループ公式ホームページ
純粋持株会社たる株式会社電通グループの社内カンパニーとして発足した、Dentsu Japan Network(電通ジャパンネットワーク)が国内事業会社のネットワークの統括・支援を行っている。
国際事業会社については、2013年3月に買収した Aegis Group(英国・ロンドン)を社名変更した、Dentsu Aegis Network(電通イージス・ネットワーク社)が国際事業会社のネットワークの統括・支援を行っている[89][90]。
国内事業
電通ジャパンネットワーク
直接出資子会社
- 電通
- 電通イージス・ジャパン
- 電通東日本
- 電通西日本
- 電通九州
- 電通北海道
- 電通沖縄
- アド電通大阪
- 電通名鉄コミュニケーションズ
- 電通アドギア
- 電通サドラー・アンド・ヘネシー
- ザ・ゴール
- OOHメディア・ソリューション
- 電通メディカルコミュニケーションズ
- 電通デジタル
- 電通テック
- 電通パブリックリレーションズ
- 電通キャスティング アンド エンタテインメント
- ワンスカイ
- シンガタ麻布
- ビルド・クリエイティブハウス
- バッテリー
- 電通クリエーティブフォース
- 電通クリエーティブX
- ピクト
- 横浜スーパー・ファクトリー
- ドリル
- 電通tempo
- スリーピー
- 電通ダイレクトマーケティング
- 電通コンサルティング
- イグナイト
- K&Dコンサルティング
- 電通国際情報サービス
- C.A.L
- 電通ミュージック・アンド・エンタテインメント
- 電通スポーツパートナーズ
- ジエブ
- 電通イノベーションパートナーズ(旧:電通デジタル・ホールディングス)
- 電通サイエンスジャム
- UpTable
- 電通ワークス
- 電通マネジメントサービス
- 電通そらり
- 電通オペレーション・パートナーズ
- CARTA HOLDINGS
間接出資子会社
関連会社
間接出資による関連会社
国際事業
電通イージス・ネットワーク社
電通ブランド
- 電通アメリカ
- 電通ボス
- 電通ブラジル
- 電通アルゼンチン
- 電通スマート
- 電通ニューアイディアズ
- 電通インド(バンガロール)
- 電通ワン
- 電通インパクト(グルガオン)
- タプルート電通
- 電通ウェブチャットニー(グルガオン)
- 電通ミドルイーストアンドアフリカ
- ドライブ電通
- 北京電通広告有限公司
- 北京電通広告有限公司 上海支社
- 北京電通広告有限公司 広州支社
- 電通東派広告有限公司
- 電通日海広告有限公司
- 電通公共関係顧問(北京)有限公司
- 電通香港
- 台湾電通
- 電通國華
- 電通シンガポール
- 電通タイランド
- 電通ワン(バンコク)
- 電通インドネシア
- 電通コンサルタンツ・インドネシア
- 電通ワン(ジャカルタ)
- 電通インパクト(ジャカルタ)
- 電通LHS
- 電通ワン(クアラルンプール)
- 電通ジェイミーサイフー
- 電通ベトナム
- 電通韓国
- 電通オーストラリア
- オッドフェローズ電通
- BWM電通(シドニー)
- BC&F電通
グローバル・ネットワーク・ブランド
- CARAT
- dentsu
- dentsu X
- iProspect
- Isobar
- Dentsu McGarry Bowen
- Merkle
- MKTG:
- Posterscope
- Vizeum
スペシャリスト/マルチマーケット・ブランド
- 360i
- Amnet
- Amplifi
- Data2Decisions
- Mitchell Communications Group
- psLive
ローカル・ブランド
- Copernicus
- Jumptank
- LOV
- Team Epic その他
電通スポーツネットワーク
- 電通スポーツアメリカ
- 電通スポーツヨーロッパ
- 電通スポーツアジア
- 電通スポーツLLC
- アスリーツ・ファースト
- チーム12
- ワールド・スポーツ・グループ・ホールディングス
電通エンタテインメントネットワーク
- 電通エンタテインメントUSA
- レベルファイブ アビー
- DCTP
- 上海上影電通影視文化傅播
ISIDネットワーク
- ISIDアメリカ
- ISIDヨーロッパ
- 上海電通信息服務
- ISID香港
- ISIDサウスイーストアジア
- ISIDタイ
- ISIDインドネシア
電通テックネットワーク
- プロモテック・プライベート・リミテッド
- 電通テック北京広告有限公司
関連書籍
- 石井清司 『スポーツ・マフィア―電通の時代』 講談社、1989年、ISBN 4062047233
- 植田正也 『電通「鬼十則」―広告の鬼・吉田秀雄からのメッセージ』 日新報道、2001年、ISBN 4817405023
- 大下英治 『小説電通』 ぶんか社、2003年、ISBN 4821108372
- 塩沢茂 『電通のイベント戦略―現代を仕掛ける頭脳集団』 PHP研究所、1984年、ISBN 4569514162
- 田原総一朗 『電通』 朝日新聞社、1981年、ISBN 4022549092(文庫版:1984年、ISBN 4022602619)
- 日向夏平、川手浩次 『電通』 世界文化社、1988年、ISBN 4418881034
- 藤井剛彦 『電通の成功・失敗・弱点―1兆円企業になれた秘密と巨大ゆえの弱さと脆さ』 エール出版社、1989年、ISBN 475390928X
- 舟越健之輔 『われ広告の鬼とならん―電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯』 ポプラ社、2004年、ISBN 4591079082
- 週刊金曜日取材班 『増補版 電通の正体 マスコミ最大のタブー』 金曜日、2006年、ISBN 4906605184
脚注
注釈
- ^ 電通出身の"世襲議員"は近年であれば、高村正大、中山泰秀などがいる。
- ^ 電通発行物内ではこの戦略に関する記載は無く、資料からの裏付はない[22]。
- ^ 2020年1月1日付けで設立された事業会社たる株式会社電通の社長になる。山本敏博は持株会社たる株式会社電通グループの社長になる。
- ^ ジャニーズ事務所のアイドルグループ「嵐」のメンバー桜井翔の父親。また、桜井翔の妹は日本テレビ、弟は同電通に勤めているが、前者の勤め先は父親の桜井俊が当時属していた総務省所管、後者は経済産業省所管ながら総務省とも被る領域で、いずれも大会社になる(“櫻井翔の弟、慶應大卒業後は「電通」に入社へ”, 週刊女性prime (主婦と生活社), (2016-12-14) 2020年7月8日閲覧。)。
出典
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関連項目
- 時事通信社 - 同電通の筆頭株主
- 共同通信社
- 広告代理店 - 広告 - メディアミックス - 統合マーケティングコミュニケーション
- 第二の竹島問題 - 縁故資本主義(クローニー資本主義) - コネ - 縁故採用
- 豆しば - 電通キム・ソクウォンにより創作された同電通のオリジナルキャラクター。
- 広告電通賞 - 1947年創設の広告賞。
- 総合ビジョン - 番組制作会社。NHKエンタープライズとの共同出資だったが、2013年同社に吸収合併され解散した。
- ジェネオン エンタテインメント - 元は100%子会社であったが、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンから現社名となり関連会社ではなくなった。ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル・エンターテインメント日本法人と合併しNBCユニバーサル系列に移行。パイオニアの子会社だった旧パイオニアLDC。
- 日本オンラインゲーム協会
- グリーン家電普及推進コンソーシアム - 海外需要開拓支援機構 - キャッシュレス推進協議会
- 電通銀座ビル - 1933年竣工、1962年まで電通が本社を置いていた、現在も銀座に存在するビル。ACジャパン、日本広告業協会などが入る。
- 電通テック本社ビル - 築地の旧電通本社ビル。2002年に現在の汐留の電通本社ビルに移転するまでの本社社屋。
- カレッタ汐留 - 電通四季劇場[海] - アド・ミュージアム東京
出身著名人等
- 安倍昭恵(内閣総理大臣夫人)
- 尼子騒兵衛(漫画家)
- 荒木経惟(写真家)
- 新井満(芥川賞作家)
- 安西水丸(イラストレーター)
- 五十嵐通夫(テレビプロデューサー)
- 石井達矢(CMプランナー)
- 伊集院静(作家・作詞家)
- 岡康道(CMプランナー、TUGBOAT代表)
- 小倉紀蔵(京都大学大学院教授)(韓国哲学研究者)
- 大宮エリー(マルチクリエーター)
- 鏡明(SF作家、翻訳家)
- 加地隆雄(プロ野球横浜ベイスターズ元・球団社長)
- 雁屋哲(漫画原作者)
- ケン・イシイ(テクノミュージシャン)
- 小山觀翁(古典芸能評論家)
- 権八成裕(CMプランナー)
- サイモン・ケリー猪木(元・新日本プロレス副社長)
- さかはらあつし(映画監督)
- 佐藤雅彦(メディアクリエーター、東京藝術大学教授)
- 佐藤公治(政治家)
- 設楽洋 (ビームス経営者)
- 白井晃(俳優)
- 竹内良幸(デザイナー)
- 田中洋(中央大学大学院教授・マーケティング論)
- 塚原俊平(元・衆議院議員)
- 永井一郎(声優)
- 中山泰秀(衆議院議員、自民党大阪府連会長、2016年現在)
- 南部利昭(南部家第45代当主、靖国神社宮司)
- 濱田逸郎(江戸川大学教授)
- 平井卓也(衆議院議員)
- 福里真一(CMプランナーー、コピーライター)
- 藤岡和賀夫 (キャンペーンプランナー)
- 藤原伊織(直木賞作家)
- 堀貞一郎(オリエンタルランド顧問)
- 松中権(LGBT運動家)
- 松野弘(環境思想論/環境社会論、CSR論/「企業と社会」論、千葉商科大学教授、博士(人間科学))
- 渡辺文雄(俳優)
外部リンク
- 株式会社電通グループ - 公式ウェブサイト
- 電通ウェブサイト - 公式ウェブサイト
- ウェブ電通報
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