「織姫Lite」の版間の差分
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2020年12月23日 (水) 22:02時点における版
開発元 | 日本IBM |
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最新版 |
Ver1.1(開発・販売停止済)
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対応OS | Microsoft Windows、OS/2 |
種別 | ワードプロセッサー |
ライセンス | プロプライエタリ |
織姫Lite(おりひめライト)は日本IBMが販売していたパーソナルコンピュータ向けのワープロソフトである。
名称
当初は7月7日発売を予定して「織姫」と命名したが開発が遅れ、12月に簡易版として「Lite」名を付けて登場した。名称的に簡易版という位置づけではあるが「Lite」の名称が付かないフル機能版の「織姫」は存在しない。
概要
織姫Liteは日本IBMが、GUI環境であるMicrosoft WindowsおよびOS/2 用に日本独自に開発したワープロソフトで、DOS版の「DOS文書プログラム」の後継を兼ねており、DOS文書プログラムのファイル形式も読み込むことができた。Multiplanのようなファミリー製品や、Microsoft Officeのようなオフィススイート製品の形ではなく、単体ワープロソフトとして販売された。1994年にVer1.0のWindows版が、翌年春にOS/2版が発売。1996年に出たVer1.1ではWindows版とOS/2版が同じCD-ROMに同梱された。
競合製品と比較した場合の特徴として、大きなページを表示している際の画面移動が、通常の縦横スクロールだけでなく、専用の半透明のウィンドウでのドラッグで斜め方向にも簡単にできた。また、ディスプレイが表示する画面と印刷される大きさを一致させるためにインストール時に定規を要求したり、文書の中に音声コメントを吹き込むことが出来るなど独自の仕様を持っていたが、発売当時の平均的なPCの能力ではソフトウェア動作が重いなどの弱点もあった。
ワープロソフトはMicrosoft Officeなどのオフィススイート製品の寡占が進み、また1995年にはIBMによるロータス買収によりIBMの標準オフィススイート製品がLotus SmartSuite(日本での名称はロータス・スーパーオフィス)に一本化されたこともあり、1998年には販売を終了した。