コンテンツにスキップ

「ダウガフピルス市電」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 「ソ連崩壊」改名に伴うリンク修正依頼 - log
69行目: 69行目:


== 概要 ==
== 概要 ==
[[ソビエト連邦]]時代の[[1946年]][[11月5日]]に開通した、ラトビア第2の都市・[[ダウガフピルス]]の[[路面電車]]。都市の発展と共に延伸が続き、[[1977年]]までに現在のおおよその路線網が完成した。[[ソ連崩壊]]後はダウガフピルス市によって直接運営されていたが、[[2013年]]から[[2014年]]にかけて公営企業への再編が行われ、[[2020年]]現在は[[路線バス]]と共に{{仮リンク|ダウガフピルス交通|lv|Sabiedriskais transports Daugavpilī}}(Daugavpils satiksme)によって運営されている{{r|Dugavpils_Tram_About_0}}{{r|Dugavpils_Tram_History_0}}{{sfn|Raitio|2006|p=17}}<ref>{{cite web|url = http://www.iti.or.jp/flash248.htm|title = ユーロ導入後のリトアニア経済|author = 川野祐司|publisher = 国際貿易投資研究所|date = 2015-9-15|accessdate = 2020-3-14}}</ref>。
[[ソビエト連邦]]時代の[[1946年]][[11月5日]]に開通した、ラトビア第2の都市・[[ダウガフピルス]]の[[路面電車]]。都市の発展と共に延伸が続き、[[1977年]]までに現在のおおよその路線網が完成した。[[ソビエト邦の崩壊]]後はダウガフピルス市によって直接運営されていたが、[[2013年]]から[[2014年]]にかけて公営企業への再編が行われ、[[2020年]]現在は[[路線バス]]と共に{{仮リンク|ダウガフピルス交通|lv|Sabiedriskais transports Daugavpilī}}(Daugavpils satiksme)によって運営されている{{r|Dugavpils_Tram_About_0}}{{r|Dugavpils_Tram_History_0}}{{sfn|Raitio|2006|p=17}}<ref>{{cite web|url = http://www.iti.or.jp/flash248.htm|title = ユーロ導入後のリトアニア経済|author = 川野祐司|publisher = 国際貿易投資研究所|date = 2015-9-15|accessdate = 2020-3-14}}</ref>。


[[2020年]]現在、ダウガフピルス市電では以下の3系統が運行している。これらのうち、第3系統についてはダウガフピルス市の支援の元でダウガフピルス地方病院(Daugavpils Reģionālajai slimnīcai)方面への延伸工事が行われ、[[2020年]][[2月5日]]に43年ぶりの新規路線として全長2.1 kmの路線(Stropu ezers - Čiekuru iela間)が開業した。また[[欧州開発基金]]を用いた路線の改修や後述する新型超低床電車の導入も積極的に行われている。運賃は[[ICカード]]を用いて支払う方式となっており、月間チケットは25[[ユーロ]]で購入可能である{{r|Dugavpils_Tram_History_0}}{{r|Dugavpils_Tram_1}}<ref>{{cite web|url = https://lpr.gov.lv/lv/2020/daugavpils-satiksme-saka-izmantot-jaunos-tramvajus-un-sliezu-celu/|title = „Daugavpils satiksme” sāka izmantot jaunos tramvajus un sliežu ceļu|publisher = Latgales plānošanas reģions|date = 2020-2-7|accessdate = 2020-3-14}}</ref><ref>{{cite web|url = http://satiksme.daugavpils.lv/projekti|title = Projekti|publisher = Daugavpils satiksme|accessdate = 2020-3-14}}</ref><ref>{{cite web|url = http://satiksme.daugavpils.lv/tramvaji-biletes|title = BIĻETES (TRAMVAJI)|publisher = Daugavpils satiksme|accessdate = 2020-3-14}}</ref>。
[[2020年]]現在、ダウガフピルス市電では以下の3系統が運行している。これらのうち、第3系統についてはダウガフピルス市の支援の元でダウガフピルス地方病院(Daugavpils Reģionālajai slimnīcai)方面への延伸工事が行われ、[[2020年]][[2月5日]]に43年ぶりの新規路線として全長2.1 kmの路線(Stropu ezers - Čiekuru iela間)が開業した。また[[欧州開発基金]]を用いた路線の改修や後述する新型超低床電車の導入も積極的に行われている。運賃は[[ICカード]]を用いて支払う方式となっており、月間チケットは25[[ユーロ]]で購入可能である{{r|Dugavpils_Tram_History_0}}{{r|Dugavpils_Tram_1}}<ref>{{cite web|url = https://lpr.gov.lv/lv/2020/daugavpils-satiksme-saka-izmantot-jaunos-tramvajus-un-sliezu-celu/|title = „Daugavpils satiksme” sāka izmantot jaunos tramvajus un sliežu ceļu|publisher = Latgales plānošanas reģions|date = 2020-2-7|accessdate = 2020-3-14}}</ref><ref>{{cite web|url = http://satiksme.daugavpils.lv/projekti|title = Projekti|publisher = Daugavpils satiksme|accessdate = 2020-3-14}}</ref><ref>{{cite web|url = http://satiksme.daugavpils.lv/tramvaji-biletes|title = BIĻETES (TRAMVAJI)|publisher = Daugavpils satiksme|accessdate = 2020-3-14}}</ref>。

2020年12月26日 (土) 01:13時点における版

ダウガフピルス市電
冬のダウガフピルス市電(2013年撮影)
冬のダウガフピルス市電(2013年撮影)
基本情報
ラトビアの旗ラトビア
所在地 ダウガフピルス
種類 路面電車
路線網 3系統[1][2][3]
開業 1946年11月5日[1][2][3]
路線諸元
路線距離 25 km[3]
軌間 1,524 mm[3]
電化区間 全区間
路線図(2020年現在)
テンプレートを表示

ダウガフピルス市電ラトビア語: Tramvaju satiksme Daugavpilī)は、ラトビア(旧:ソビエト連邦)のダウガフピルス市内を走る路面電車である[1][2][3]

概要

ソビエト連邦時代の1946年11月5日に開通した、ラトビア第2の都市・ダウガフピルス路面電車。都市の発展と共に延伸が続き、1977年までに現在のおおよその路線網が完成した。ソビエト連邦の崩壊後はダウガフピルス市によって直接運営されていたが、2013年から2014年にかけて公営企業への再編が行われ、2020年現在は路線バスと共にダウガフピルス交通ラトビア語版(Daugavpils satiksme)によって運営されている[1][2][4][5]

2020年現在、ダウガフピルス市電では以下の3系統が運行している。これらのうち、第3系統についてはダウガフピルス市の支援の元でダウガフピルス地方病院(Daugavpils Reģionālajai slimnīcai)方面への延伸工事が行われ、2020年2月5日に43年ぶりの新規路線として全長2.1 kmの路線(Stropu ezers - Čiekuru iela間)が開業した。また欧州開発基金を用いた路線の改修や後述する新型超低床電車の導入も積極的に行われている。運賃はICカードを用いて支払う方式となっており、月間チケットは25ユーロで購入可能である[2][3][6][7][8]

系統番号 起点 終点 備考・参考
1 Butļerova iela Stacija [9]
2 Butļerova iela Maizes kombināts [10]
3 Stropi ezers Cietoksnis [11]

車両

2019年から2020年の時点でダウガフピルス市電に導入されている車両は以下の通り。"シティスター"(71-911)を除いて全車とも集電装置にポールが用いられているが、"シティスター"には市電で初めてシングルアーム式パンタグラフが採用されており、それに合わせた軌道の改修工事が進行している[1][3][12][13]

現有車両(2019年現在)
形式 両数
(2019年時点)
解説
RVZ-6 6両 4両は保留車、2両(61、65)は臨時列車や団体列車に使用
うち1両(65)は団体客向けに内装を改造[14]
KTM-5(71-605) 12両 老朽化のため"シティスター"へ置き換え予定[4]
KTM-8(71-608) 1両
タトラT3D 10両 ドイツ(旧:東ドイツ)のシュヴェリーン市電からの譲渡車
2両編成(T3DC1+T3DC2)で運行[15]
"シティスター"へ置き換え予定[16]
KTM-23(71-623-02) 8両 部分超低床電車
KTM-31(71-631) 4両 部分超低床電車
3車体連接車
導入予定車両(2020年現在)
形式 両数 解説
"シティスター"(71-911) 8両(予定) 100%超低床電車
2020年1月31日から営業運転開始[13]

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e About Us”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e History”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g DAUGAVPILS”. UrbanRail.Net. 2020年3月14日閲覧。
  4. ^ a b Raitio 2006, p. 17.
  5. ^ 川野祐司 (2015年9月15日). “ユーロ導入後のリトアニア経済”. 国際貿易投資研究所. 2020年3月14日閲覧。
  6. ^ „Daugavpils satiksme” sāka izmantot jaunos tramvajus un sliežu ceļu”. Latgales plānošanas reģions (2020年2月7日). 2020年3月14日閲覧。
  7. ^ Projekti”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  8. ^ BIĻETES (TRAMVAJI)”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  9. ^ Butļerova iela - Stacija”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  10. ^ Butļerova iela - Maizes kombināts”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  11. ^ Stropi - Cietoksnis”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  12. ^ Redaktion (2019年7月14日). “New tracks for the tram in Daugavpils”. Urban transport Magazine. 2020年3月14日閲覧。
  13. ^ a b Ирена Вилциня (2020年1月31日). “Новые трамваи поехали по маршруту № 2 в Даугавпилсе”. Chayka. 2020年3月14日閲覧。
  14. ^ AUTOTRANSPORTA”. Daugavpils satiksme. 2020年3月14日閲覧。
  15. ^ Raitio 2006, p. 18.
  16. ^ Frederik Buchleitner (2013年10月3日). “Daugavpils: Rustikal durch Lettlands Osten – I” (ドイツ語). tramreport.de. 2020年3月14日閲覧。

参考資料

  • Arto Hellman; Jorma Rauhala (2006-1). “NAKAMA PIETURA – LATVIJA”. Raitio (SUOMEN RAITIOTIESEURA RY): 12-19. ISSN 0356-5440. https://www.raitio.org/lehdet/2006.01%20Raitio.pdf 2020年3月14日閲覧。. 

外部リンク

(ラトビア語)ダウガフピルス交通の公式ページ”. 2020年3月14日閲覧。