コンテンツにスキップ

「離間計」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 「衛瓘」「侯嬴」等の改名に伴うリンク修正依頼 (伯嚭) - log
12行目: 12行目:
* 『[[三国志]]』において、[[賈詡]]は、馬超・[[韓遂]]の連合軍に苦戦する曹操に両者を仲違いさせることを進言し、馬超と韓遂を不和にさせ、連合軍を撃破することに成功した([[潼関の戦い]])。なお、『三国志演義』において馬超は先述の通り、諸葛亮による離間計にもかかっている。
* 『[[三国志]]』において、[[賈詡]]は、馬超・[[韓遂]]の連合軍に苦戦する曹操に両者を仲違いさせることを進言し、馬超と韓遂を不和にさせ、連合軍を撃破することに成功した([[潼関の戦い]])。なお、『三国志演義』において馬超は先述の通り、諸葛亮による離間計にもかかっている。
* [[呉 (三国)|呉]]の[[丁奉]]は、[[晋 (王朝)|晋]]の[[石苞 (西晋)|石苞]]に偽りの手紙を送ることで、[[司馬炎|武帝]]の信頼を失わせ失脚させた。
* [[呉 (三国)|呉]]の[[丁奉]]は、[[晋 (王朝)|晋]]の[[石苞 (西晋)|石苞]]に偽りの手紙を送ることで、[[司馬炎|武帝]]の信頼を失わせ失脚させた。
* [[越]]の[[范蠡]]は、[[呉 (春秋)|呉]]を支える[[伍子胥]]を亡き者にするため、彼の政敵であった[[伯ヒ|伯嚭]]に[[賄賂]]工作で呉王[[夫差]]に讒言を吹きこませ、伍子胥を[[賜死|自害]]に追い込ませた。
* [[越]]の[[范蠡]]は、[[呉 (春秋)|呉]]を支える[[伍子胥]]を亡き者にするため、彼の政敵であった[[伯嚭]]に[[賄賂]]工作で呉王[[夫差]]に讒言を吹きこませ、伍子胥を[[賜死|自害]]に追い込ませた。





2021年3月22日 (月) 03:39時点における版

離間計(りかんのけい)は、対象の仲を裂くことで状況を打破する戦術

敵対する親子・兄弟・君臣・同盟といった関係の弱点を密かに突いたり、結びつく要因(人・物・利害)を悟られないように利用したりして心理戦を仕掛けることで、対象となる関係を内部から崩し、漁夫の利を得ようとするものである。

反間計と混同されることがあるが、それぞれ異なる計略である。古今東西で用いられる。

中国

  • 小説『三国志演義』ではたびたび登場する計略である。
  • 三国志』において、賈詡は、馬超・韓遂の連合軍に苦戦する曹操に両者を仲違いさせることを進言し、馬超と韓遂を不和にさせ、連合軍を撃破することに成功した(潼関の戦い)。なお、『三国志演義』において馬超は先述の通り、諸葛亮による離間計にもかかっている。
  • 丁奉は、石苞に偽りの手紙を送ることで、武帝の信頼を失わせ失脚させた。
  • 范蠡は、を支える伍子胥を亡き者にするため、彼の政敵であった伯嚭賄賂工作で呉王夫差に讒言を吹きこませ、伍子胥を自害に追い込ませた。