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2013年12月に行われた[[ドラフト会議 (MLB)#ルール・ファイブ・ドラフト|ルール5ドラフト]](マイナーリーグ・フェイズ )を経て[[マイアミ・マーリンズ]]へ移籍<ref>{{Cite web|url=http://m.marlins.mlb.com/news/article/64624928 |title=Marlins select four in Minors phase of Rule 5 Draft|publisher=MLB.com|author=Joe Frisaro|language=英語|date=2013-12-12|accessdate=2016-02-17}}</ref>。
2013年12月に行われた[[ドラフト会議 (MLB)#ルール・ファイブ・ドラフト|ルール5ドラフト]](マイナーリーグ・フェイズ )を経て[[マイアミ・マーリンズ]]へ移籍<ref>{{Cite web|url=http://m.marlins.mlb.com/news/article/64624928 |title=Marlins select four in Minors phase of Rule 5 Draft|publisher=MLB.com|author=Joe Frisaro|language=英語|date=2013-12-12|accessdate=2016-02-17}}</ref>。


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{{by|2015年}}は新加入した[[マイケル・モース]]の故障もあり、[[一塁手]]としての先発起用が増えた。そこからレギュラーに定着し、9月には[[ルーキー・オブ・ザ・マンス]]を受賞した。最終的に129試合に出場して打率.262、23本塁打、73打点を記録した。
{{by|2015年}}は新加入した[[マイケル・モース]]の故障もあり、[[一塁手]]としての先発起用が増えた。そこからレギュラーに定着し、9月には[[ルーキー・オブ・ザ・マンス]]を受賞した。最終的に129試合に出場して打率.262、23本塁打、73打点を記録した。

2021年4月13日 (火) 09:08時点における版

ジャスティン・ボーア
Justin Bour
サンフランシスコ・ジャイアンツ (マイナー)
マイアミ・マーリンズ時代
(2018年6月17日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ワシントンD.C.
生年月日 (1988-05-28) 1988年5月28日(36歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
270 lb =約122.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 一塁手
プロ入り 2009年 MLBドラフト25巡目
初出場 MLB / 2014年6月5日
NPB / 2020年6月19日
最終出場 NPB / 2020年10月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジャスティン・ジェームズ・ボーアJustin James Bour, 1988年5月28日 - )は、アメリカ合衆国ワシントンD.C.出身のプロ野球選手一塁手)。右投左打。MLBサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下所属。

経歴

プロ入りとカブス傘下時代

2009年MLBドラフト25巡目(全体770位)でシカゴ・カブスから指名され、6月17日に契約。その長打力から「ニューヨークからモスクワまで飛ばす男」とまで呼ばれたこともあった。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスでプロデビューすると、14試合に出場した。7月にA-級ボイシ・ホークスへ昇格。48試合に出場して打率.258、2本塁打、27打点、1盗塁を記録した。

2010年はA級ピオリア・チーフスでプレーし、127試合に出場して打率.291、12本塁打、87打点、1盗塁を記録した。

2011年はA+級デイトナ・カブスでプレーし、133試合に出場して打率.277、23本塁打、85打点、3盗塁を記録した。

2012年はAA級テネシー・スモーキーズでプレーし、138試合に出場して打率.283、17本塁打、110打点、4盗塁を記録した。

2013年もAA級テネシーでプレーし、83試合に出場して打率.237、18本塁打、64打点を記録した。

マーリンズ時代

2013年12月に行われたルール5ドラフト(マイナーリーグ・フェイズ )を経てマイアミ・マーリンズへ移籍[1]

2014年は傘下のAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで開幕を迎え、6月4日にマーリンズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。翌5日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビュー。「7番・指名打者」で先発起用され、5打数2安打3打点だった[3]。4試合に出場したが、12日にAAA級ニューオーリンズへ降格した[4]。16日に再昇格し、9試合に出場したが、27日にAAA級ニューオーリンズへ降格した[5]。7月2日に再々昇格したが[6]、8試合に出場し、7打数無安打と結果を残せず、19日にAAA級ニューオーリンズへ降格した[7]。この年メジャーでは39試合に出場して打率.284、1本塁打、11打点を記録した。

2015年は新加入したマイケル・モースの故障もあり、一塁手としての先発起用が増えた。そこからレギュラーに定着し、9月にはルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞した。最終的に129試合に出場して打率.262、23本塁打、73打点を記録した。

2016年も一塁のレギュラーとして出場していたが、7月6日に右足首の故障で故障者リスト入りした[8]。この影響もあって90試合の出場に留まったが、打率.264、15本塁打、51打点を記録した。

2017年は、再びレギュラーに定着し108試合出場で打率.289、25本塁打、83打点、1盗塁を記録してキャリアハイの成績を残した。また、2017年のMLBオールスターゲームの前日のホームラン・ダービーに選出された(結果は、1stラウンド敗退)。

フィリーズ時代

2018年8月10日にマッケンジー・ミルズ英語版とのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[9]。フィリーズには正一塁手のカルロス・サンタナがいた為、29試合中19試合が代打での出場となった[10]。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった[11]

エンゼルス時代

2018年12月15日にロサンゼルス・エンゼルスと単年250万ドルで契約した[12]

2019年アルバート・プホルス大谷翔平らとの併用策により52試合の出場にとどまった上、打率.172、8本塁打、26打点と低調であった[13]。シーズン終了後の10月28日にFAとなった[14]

阪神時代

2019年12月14日に阪神タイガースと契約合意した。推定年俸250万ドル(約2億7500万円)の単年契約で[15]、背番号は「41[16]

2020年6月の開幕前の練習試合で3試合連続本塁打を記録[17]する一方で、2月の実戦から左投手相手に無安打が続くなど不安を抱えたまま開幕を迎え、6月19日の読売ジャイアンツとの開幕戦から6月23日の対東京ヤクルトスワローズ1回戦までの4試合で16打席無安打に終わり、ランディ・バースが1983年に記録した開幕から15連続打席無安打の球団記録を更新した[18]。翌24日に初安打を記録し、連続記録は18打席でストップした。6月27日の横浜DeNAベイスターズとの2回戦(横浜スタジアム)では初回にNPB初打点をマークすると、NPB初の二盗にも成功した。7月1日の中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)ではNPB初ホームランを記録し、7月5日広島東洋カープ戦(マツダスタジアム)ではNPB初の満塁ホームランを放った。7月9日の読売ジャイアンツ戦でも両チーム0-0で迎えた7回裏、均衡を破る2ランホームランを放った。このホームランが甲子園球場初のホームランとなった。7月28日の東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)では同じく新外国人のジェリー・サンズと共にアベック満塁ホームランを放った。なお、NPBにおけるアベック満塁ホームランは史上28度目、新外国人同士のアベック満塁ホームランに限るとNPB史上初であった。2020年は計17本塁打と力を見せたが、球団には高額な年俸に見合う活躍とは見做されず、11月20日、自由契約選手として公示された[19][20]

選手としての特徴・人物

選球眼に優れ、長打力を持ち味とする[21][22]。MLB通算92本塁打で3度のシーズン20本塁打を記録、マイナーでも5年連続シーズン2桁本塁打を記録している。その一方でコンタクト技術に欠ける他[21]、特に左投手を苦手としている[22]

一塁守備では、柔らかいグラブさばきを見せる一方で、2015年はDRS-7とメジャー平均を下回った[23][24]スラッガーが編集・発行した2019年の選手名鑑には、「道路工事用のコーンの方が守備範囲が広い」と酷評されている。

走塁は決して俊足ではないものの、果敢な走塁を見せている。

マーリンズ時代に同僚となったイチローを敬愛しており[25]、2017年のシーズンオフにはイチローを追って来日しともにほっともっとフィールド神戸で自主トレを行った[26]

阪神に入団した2020年は、自身が活躍した際に見せる「ドラゴンボール」の「かめはめ波」を模した「ファイアボールポーズ」で人気を集めた。[27]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2014 MIA 39 83 74 10 21 3 0 1 27 11 0 0 0 0 9 1 0 19 0 .284 .361 .365 .726
2015 129 446 409 42 107 20 0 23 196 73 0 0 0 1 34 3 2 101 19 .262 .321 .479 .800
2016 90 321 280 35 74 12 1 15 133 51 0 0 0 3 38 9 0 56 8 .264 .349 .475 .824
2017 108 429 377 52 109 18 0 25 202 83 1 0 0 4 47 7 1 95 10 .289 .366 .536 .902
2018 112 447 374 43 85 10 1 19 154 54 1 0 0 3 69 6 1 111 8 .227 .347 .412 .759
PHI 29 54 49 6 11 3 0 1 17 5 1 0 0 0 4 0 1 13 2 .224 .296 .347 .643
'18計 141 501 423 49 96 13 1 20 171 59 2 0 0 3 73 6 2 124 10 .227 .341 .404 .746
2019 LAA 52 170 151 18 26 5 0 8 55 26 0 0 0 1 17 0 1 52 7 .172 .259 .364 .623
2020 阪神 99 379 329 27 80 8 0 17 139 45 1 1 0 2 45 5 3 88 13 .243 .338 .422 .760
MLB:6年 559 1950 1714 206 433 71 2 92 784 303 3 0 0 12 218 26 6 447 54 .253 .337 .457 .794
NPB:1年 99 379 329 27 80 8 0 17 139 45 1 1 0 2 45 5 3 88 13 .243 .338 .422 .760
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績



一塁(1B)












2014 MIA 15 116 10 0 13 1.000
2015 111 836 47 6 106 .993
2016 82 544 34 3 50 .995
2017 102 757 51 1 84 .999
2018 103 707 54 3 75 .996
PHI 10 57 3 1 6 .984
'18計 113 764 57 4 81 .995
2019 LAA 37 264 21 1 24 .997
2020 阪神 97 840 60 8 74 .991
MLB 460 3281 220 15 358 .996
NPB 97 840 60 8 74 .991
  • 2020年度シーズン終了時

記録

NPB初記録

表彰

背番号

  • 48(2014年 - 2015年)
  • 41(2016年 - 2018年8月9日、2019年 - 2020年)
  • 33(2018年8月12日 - 同年終了)

登場曲

  • 「Waikiki (Original Mix)」 - Deep Chills

脚注

  1. ^ Joe Frisaro (2013年12月12日). “Marlins select four in Minors phase of Rule 5 Draft” (英語). MLB.com. 2016年2月17日閲覧。
  2. ^ Joe Frisaro; Maria Torres (2014年6月4日). “Struggling defensively, Dietrich optioned to Triple-A” (英語). MLB.com. 2016年2月17日閲覧。
  3. ^ Scores for Jun 5, 2014” (英語). ESPN (2014年6月5日). 2016年2月17日閲覧。
  4. ^ Joe Frisaro (2014年6月12日). “Marlins option Bour; Furcal coming up?” (英語). MLB.com. 2016年2月17日閲覧。
  5. ^ Joe Frisaro; Maria Torres (2014年6月27日). “Soreness not as bad, Hechavarria to throw Sunday” (英語). MLB.com. 2016年2月17日閲覧。
  6. ^ Joe Frisaro; Maria Torres (2014年7月2日). “Hechavarria starts Class A rehab Friday” (英語). MLB.com. 2016年2月17日閲覧。
  7. ^ Joe Frisaro (2014年7月19日). “Penny making case for return to Majors” (英語). MLB.com. 2016年2月17日閲覧。
  8. ^ Steve Adams (2016年7月6日). “Marlins Place Justin Bour On DL, Select Don Kelly, Designate Eric Jokisch” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年12月2日閲覧。
  9. ^ Todd Zolecki (2018年8月10日). “Phillies acquire slugger Bour from Marlins” (英語). MLB.com. 2018年8月11日閲覧。
  10. ^ Justin Bour - Game Logs - 2018 - Batting | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2020年1月28日閲覧。
  11. ^ Mark Feinsand (2018年11月30日). “These players just joined the list of free agents” (英語). MLB.com. 2019年2月21日閲覧。
  12. ^ Rhett Bollinger (2018年12月15日). “Angels, slugger Bour agree to 1-year deal” (英語). MLB.com. 2019年2月21日閲覧。
  13. ^ 阪神、前エンゼルスの大砲ボーアと1年契約合意 MLB通算92本塁打!シーズン20発3度の実績 BaseBall Channel 2019/11/30
  14. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年10月30日閲覧。
  15. ^ 阪神がボーア獲得発表「来日したらすぐにコンビニ」 日刊スポーツ 2019年12月14日
  16. ^ 新助っ人ボーア ラッキー背番41に決定!米でキャリアハイ25本塁打…本人が希望 デイリースポーツonline 2019年12月4日
  17. ^ 阪神・ボーア3戦連発!打球が速すぎて?一度は本塁打と判定されず スポーツニッポン新聞社 2020年6月4日
  18. ^ 阪神ボーア悪夢の「バース越え」16打席ノーヒット 日刊スポーツ 2020年6月23日
  19. ^ 阪神ボーアが自由契約 高額年俸がネックに”. 日刊スポーツ (2020年11月20日). 2020年11月25日閲覧。
  20. ^ 阪神 ボーアが自由契約…開幕4番で17本塁打も構想外 スポーツニッポン新聞社 2020年11月20日
  21. ^ a b 阪神と基本合意の大砲ボーア、課題は"対左腕" MLB通算で打率.217&長打率.326 Full-count 2019年12月1日
  22. ^ a b パワーは本物で左腕はお手上げ、「バースの再来」には程遠い阪神新外国人ボーアの正しい使い方(豊浦彰太郎) Yahoo!ニュース 2019年12月3日
  23. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、316頁。ISBN 978-4-331-51921-9 
  24. ^ Justin Bour Statistics & History” (英語). Baseball-Reference.com. 2016年8月26日閲覧。
  25. ^ "師匠"イチローから「学んだ」ボーア、新天地で活躍誓う「どんな形でも貢献」 Full-count 2018年8月15日
  26. ^ イチロー「大好き」元同僚が来日 2人の写真が米でも話題「何て美しい友情」 Full-count 2017年12月9日
  27. ^ 阪神・ボーア 3戦連発「ファイアボールっていうんだ」ポーズ名由来が日本的 (デイリースポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2020年8月26日閲覧。

関連項目

外部リンク