「フランシーヌ広場」の版間の差分
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'''フランシーヌ広場(Square des Francine)'''は、[[フランス]]、[[ヴェルサイユ]]にある公園である。場所の起源は[[ルイ14世 (フランス王)|ルイ14世]]時代に遡り、元は馬の水呑場であった。 |
'''フランシーヌ広場(Square des Francine)'''は、[[フランス]]、[[ヴェルサイユ]]にある公園である。場所の起源は[[ルイ14世 (フランス王)|ルイ14世]]時代に遡り、元は馬の水呑場であった。 |
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2016年に公園としてオープンするにあたり、水呑場が[[噴水]]になり、その周囲に低木が幾何学的に植え込まれ<ref>潅木を四角く刈り込み、間に迷路のような通路ができるように組み合わせるため、ラビリンス(迷路)と呼ばれる。フランス式庭園の潅木のデザインの仕方に通じる。</ref>、遊び場を設置するなどの改修が行われた<ref>{{ |
2016年に公園としてオープンするにあたり、水呑場が[[噴水]]になり、その周囲に低木が幾何学的に植え込まれ<ref>潅木を四角く刈り込み、間に迷路のような通路ができるように組み合わせるため、ラビリンス(迷路)と呼ばれる。フランス式庭園の潅木のデザインの仕方に通じる。</ref>、遊び場を設置するなどの改修が行われた<ref>{{cite web2|title=Ville de Versailles: Versailles : le square des Francine deviendra un labyrinthe végétal|url=http://www.versailles.fr/outils/actualites/article/versailles-le-square-des-francine-deviendra-un-labyrinthe-vegetal/|website=www.versailles.fr|access-date=2016-09-10|publication-date=}}</ref>。 |
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フランシーヌとは、1623年から1784年にわたり、代々[[ヴェルサイユ宮殿]]の庭の噴水の仕組みを設計した噴水技師の一家の名である<ref>ヴェルサイユ宮殿による解説(イタリア出身のため、フランチーニとして紹介)http://jp.chateauversailles.fr/index.php?option=com_cdvfiche&idf=FDCABD2E-78FC-0E59-ACAA-BEA3A3755836</ref>。Square des Francineという地名は以前からあったが、新たに噴水を造ることで、フランシーヌ家への間接的な[[オマージュ]]となっている。 |
フランシーヌとは、1623年から1784年にわたり、代々[[ヴェルサイユ宮殿]]の庭の噴水の仕組みを設計した噴水技師の一家の名である<ref>ヴェルサイユ宮殿による解説(イタリア出身のため、フランチーニとして紹介)http://jp.chateauversailles.fr/index.php?option=com_cdvfiche&idf=FDCABD2E-78FC-0E59-ACAA-BEA3A3755836</ref>。Square des Francineという地名は以前からあったが、新たに噴水を造ることで、フランシーヌ家への間接的な[[オマージュ]]となっている。 |
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* 直径32mの、水呑場兼足洗い場を整え、周囲を縁石で囲み、地面は敷石を敷いて、馬が歩きやすいようにした。 |
* 直径32mの、水呑場兼足洗い場を整え、周囲を縁石で囲み、地面は敷石を敷いて、馬が歩きやすいようにした。 |
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* 石の壁をめぐらせ、宮殿から物を干している様子が見えないようにした<ref name=":0">{{ |
* 石の壁をめぐらせ、宮殿から物を干している様子が見えないようにした<ref name=":0">{{cite web2|title=les Principales étapes de la construction du Square|url=http://www.versailles.fr/uploads/media/chantiers170915.pdf|website=www.versailles.fr|language=FR|date=September 2015|access-date=20 September 2016|publication-date=}}</ref>。 |
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1934年、水呑場周辺の土地が、[[文化遺産保護制度]]により、フランス文化財に登録された<ref>{{Base Mérimée|PA00087774}}</ref>。 |
1934年、水呑場周辺の土地が、[[文化遺産保護制度]]により、フランス文化財に登録された<ref>{{Base Mérimée|PA00087774}}</ref>。 |
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第二次大戦中、半円形の壁以外は破壊された<ref>{{cite web2|title=Le square des Francine va retrouver ses "bancs publics"|url=http://www.lessoireesdeparis.com/2015/04/14/le-square-des-francines-va-retrouver-ses-bancs-publics/|website=Les Soirées de Paris|date=14 April 2015|access-date=11 September 2016|publication-date=}}.</ref>。 |
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1955年から1957年にかけ、ヴェルサイユ市がここを公園に改修した。中央に80m四方の池があり、周囲を、歩道で区切られた4つの遊び場で囲む構造であった。 |
1955年から1957年にかけ、ヴェルサイユ市がここを公園に改修した。中央に80m四方の池があり、周囲を、歩道で区切られた4つの遊び場で囲む構造であった。 |
2021年4月15日 (木) 22:43時点における版
フランシーヌ広場, Sqaure des Francine | |
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フランシーヌ広場正面 | |
情報 | |
用途 | 公園、広場 |
旧用途 | 馬の水呑場(起源はルイ14世時代) |
管理運営 | フランス、ヴェルサイユ市 |
構造形式 | 半円形の壁、中央に噴水 |
開館開所 | 2016年リニューアルオープン |
改築 | 2014-2016 |
所在地 |
〒78000 Avenue de Sceaux, Versailles, France |
座標 | 北緯48度47分50秒 東経2度07分53秒 / 北緯48.79722度 東経2.13139度座標: 北緯48度47分50秒 東経2度07分53秒 / 北緯48.79722度 東経2.13139度 |
文化財 | 1934 |
フランシーヌ広場(Square des Francine)は、フランス、ヴェルサイユにある公園である。場所の起源はルイ14世時代に遡り、元は馬の水呑場であった。
2016年に公園としてオープンするにあたり、水呑場が噴水になり、その周囲に低木が幾何学的に植え込まれ[1]、遊び場を設置するなどの改修が行われた[2]。
フランシーヌとは、1623年から1784年にわたり、代々ヴェルサイユ宮殿の庭の噴水の仕組みを設計した噴水技師の一家の名である[3]。Square des Francineという地名は以前からあったが、新たに噴水を造ることで、フランシーヌ家への間接的なオマージュとなっている。
所在地
Avenue de Seaux, Versailles France
ヴェルサイユ宮殿を背にして右奥、南西に伸びるAvenue de Seaux(ソー通り)のつきあたり。
歴史
17世紀当時は、王族が所有していたが用途がはっきりしない土地であり、後ろに宮殿の噴水へ給水するための貯水池があった[4]。
1808年、建築家ジャン・プロスペール・マリアヴァルにより、以下の変更が行われた:
- 直径32mの、水呑場兼足洗い場を整え、周囲を縁石で囲み、地面は敷石を敷いて、馬が歩きやすいようにした。
- 石の壁をめぐらせ、宮殿から物を干している様子が見えないようにした[5]。
1934年、水呑場周辺の土地が、文化遺産保護制度により、フランス文化財に登録された[6]。
第二次大戦中、半円形の壁以外は破壊された[7]。
1955年から1957年にかけ、ヴェルサイユ市がここを公園に改修した。中央に80m四方の池があり、周囲を、歩道で区切られた4つの遊び場で囲む構造であった。
2012年から2014年にかけ、ヴェルサイユシャンティエ駅とその周辺の街を整備する計画の一つとして、半円形の壁の修復が行われた。続いてその他の部分も改修され、2016年に公園としてオープンした[5]。
フランシーヌ広場の構造
- 南西側(ソー通りの突き当たり)に石で舗装した壁がある。
- 壁側の地面半分に、潅木を幾何学的に植え込み、ベンチが置かれている。
- 溜め池のあった中央に、水を溜めない形式のドライファウンテンを設計。
- 広場の北西側半分は、遊具を設置し、子供の遊び場とする。
- 壁中央にヴェルサイユ市の紋章が掲げられ、すぐ下に、19世紀の改修当時の市長の名が刻まれた板がはめこまれている。
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Square des Francine 正面
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Square des Francine, ドライファウンテン
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ヴェルサイユ市の紋章と、改修当時の市長の名が刻まれたプレート
フランシーヌ広場で撮影された映画
『公共のベンチ(ヴェルサイユ右岸)』Bancs publics (Versailles rive droite) 監督 ブリュノ・ポダリディス(仏、2009)
ヴェルサイユシャンティエ駅周辺の整備計画(2012-2019)
ヴェルサイユ市では、国鉄のヴェルサイユシャンティエ駅とその周辺の整備を以下のように行っている:
ゴベール貯水池公園(2013-14)
フランシーヌ広場(2016)
ヴェルサイユシャンティエ駅の拡張 (2016)
オフィス、住居、商店、サービス機関が入る2件のビルの建設(2019)
バス停留場と一般駐車場の整備(2019)
注釈
- ^ 潅木を四角く刈り込み、間に迷路のような通路ができるように組み合わせるため、ラビリンス(迷路)と呼ばれる。フランス式庭園の潅木のデザインの仕方に通じる。
- ^ "Ville de Versailles: Versailles : le square des Francine deviendra un labyrinthe végétal". www.versailles.fr. 2016年9月10日閲覧。
- ^ ヴェルサイユ宮殿による解説(イタリア出身のため、フランチーニとして紹介)http://jp.chateauversailles.fr/index.php?option=com_cdvfiche&idf=FDCABD2E-78FC-0E59-ACAA-BEA3A3755836
- ^ この貯水池は廃止されて久しく、ヴェルサイユシャンティエ駅(Versailles Chantiers)周辺整備計画の一つとして、池のあった一帯を新しいデザインで改修の後、2014年にJardin des Etangs Gobert(ゴベール貯水池公園)(fr) として正式オープンした。
- ^ a b "les Principales étapes de la construction du Square" (PDF). www.versailles.fr (フランス語). September 2015. 2016年9月20日閲覧。
- ^ "Notice no PA00087774". base Mérimée, ministère français de la Culture.
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引数が必須です。 (説明) - ^ "Le square des Francine va retrouver ses "bancs publics"". Les Soirées de Paris. 14 April 2015. 2016年9月11日閲覧。.