エドゥアール・フィリップ

フランスの政治家 エドゥアール・フィリップ Édouard Philippe
2019年2月
生年月日	(1970-11-28) 1970年11月28日（53歳）
出生地	フランス セーヌ＝マリティーム県ルーアン
出身校	パリ政治学院 フランス国立行政学院
前職	官僚 弁護士
所属政党	共和党
配偶者	エディット・シャブル
子女	3人
サイン
フランス 第23代首相
内閣	第1次エドゥアール・フィリップ内閣 第2次エドゥアール・フィリップ内閣
在任期間	2017年5月15日 - 2020年7月3日
大統領	エマニュエル・マクロン
フランス 国民議会議員
選挙区	セーヌ＝マリティーム県第7選挙区
在任期間	2012年3月23日 - 現職
ル・アーヴル 第58代市長
当選回数	2回
在任期間	2010年10月24日 - 2017年5月20日
大統領	ニコラ・サルコジ フランソワ・オランド エマニュエル・マクロン

エドゥアール・シャルル・フィリップ（フランス語：Édouard Charles Philippe、1970年11月28日 - ）は、フランスの政治家。第58代ル・アーヴル市長、国民議会議員、エマニュエル・マクロン政権で第23代フランス首相を務めた。

略歴

1970年11月28日にセーヌ＝マリティーム県ルーアンにて、フランス語の教師を両親に誕生した。姉妹もフランス語の教授である。港湾労働者の家系であり、曾祖父と祖父は貿易を行っていた。フィリップはルーアン郊外で育ち、後にボンでバカロレアを取得した（当時、父親が当地の在外フランス人子女らが通うリセ・フランセの教師であったためである。）。その後、パリ16区の名門公立リセ・ジャンソン＝ド＝サイイ (Lycée Janson-de-Sailly) のグランゼコール準備級 (CPGE)に通い、パリ政治学院に入学。その後、フランス国立行政学院（ENA）に入学した。1997年にENAを卒業後、国務院へ入り、政府調達を専門とした。

パリ政治学院で研究している間、ミシェル・ロカールをサポートするため2年間社会党で活動したが、その後右派に接近した。

2001年にル・アーヴル市長の自治体チームに参加し、法務担当アシスタントとなった。彼はセーヌ＝マリティーム県第8選挙区の2002年フランス議会総選挙候補者となった。同じ年、アラン・ジュペから、広く人気を集めていた運動で右派と中道を全て集結させようとしていた政党、UMPの創設に参加するよう依頼された。彼はジュペが2004年に辞任するまで、総務部長を務めた。その後、デビボイス・アンド・プリンプトン・LLP（Debevoise & Plimpton LLP）法律事務所所属の弁護士となった。

2007年5月18日から6月18日まで環境・開発・エネルギー・運輸大臣を務めていたアラン・ジュペの官房の一員となった。ジュペがフィヨン内閣改造で大臣職を解かれたため、フィリップはアレヴァ・グループに入り、2010年まで広報ディレクターを務めた。

2017年5月15日にエマニュエル・マクロン大統領より首相に任命され就任する。6月11・18日の総選挙で与党共和国前進は大勝し、6月21日に第2次内閣が発足、7月5日に内閣信任決議が賛成370、反対67で可決された。なお、フィリップ自身は野党である共和党（UMPの後身）に党籍を置いている。

2020年6月に行われた統一地方選挙では、現職首相でありながらル・アーヴル市長選に出馬し当選（制度上兼務も条件を満たせば可能）。同年7月3日、マクロン大統領に首相職の辞表を提出して内閣は総辞職した。また同日、フランスの裁判所はフィリップと保健相経験者に対し、2019新型コロナウイルスへの対応をめぐり不備が無かったかについて捜査を開始した。

私生活

パリ政治学院の教師であるエディット・シャブルと結婚している。

週に数回ボクシングの練習をしている。

外部リンク

公職
先代 アントワーヌ・リュファナシュト	ル・アーヴル市長 第58代：2010年10月24日 - 2017年5月20日	次代 リュック・ルモニエ
先代 ベルナール・カズヌーヴ	フランス首相 第23代：2017年5月15日 - 2020年7月3日	次代 ジャン・カステックス