「血の轍 (漫画)」の版間の差分

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2021年4月18日 (日) 19:46時点における版

血の轍
ジャンル サイコサスペンス青年漫画
漫画
作者 押見修造
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスペリオール
レーベル ビッグコミックス
発表号 2017年6号 -
発表期間 2017年2月24日 -
巻数 既刊10巻(2021年1月29日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

血の轍』(ちのわだち)は、押見修造による日本漫画。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2017年6号から連載中。毒親を主題に、不安定な母子の関係が描かれたサイコサスペンス。押見にとって初めて小学館誌上での連載作品である。

このマンガがすごい!』2018年ランキングにおいて、オトコ編で第9位にランクイン、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018」ネクストブレイク部門9位ランクインを果たした[1]。2021年1月時点で電子版を含めた単行本の累計発行部数は125万部を突破している[2]

あらすじ

主人公の長部静一は、特に取り柄もないごく普通の中学二年生。母親の静子とは、一見すると何の変哲もない母子の関係であったが、静子はことさら息子を過保護に接していた。

夏休みになり、静一の一家は親戚らとともに行ったハイキング中、従兄弟のシゲルはふざけて片足立ちをしてバランスを崩し、崖から転落しそうになるが、危ういところで静子がシゲルを抱きとめる。だが次の瞬間、静子はシゲルを崖から突き落としてしまう。

シゲルは記憶障害の残る重症を負い、理解不能な二面性を見せた母の殺人未遂を警察からかばった静一は、激しい後悔と混乱に囚われるようになる。それ以降、静一は精神的ショックから吃音がひどくなり、静子は情緒不安定となってこれまで以上に静一に依存するようになっていく。

そんな中、片思いをしていたクラスメイトの吹石 由衣子が、静一の自宅に遊びに来て、静一にラブレターを手渡す。だが、帰宅してきた静子に読まれ、ラブレターを破くよう懇願されてしまう。由衣子にラブレターの返事を聞かれた静一は、「ママがいるから」と泣きながら答えるのであった。(3巻まで)

登場人物

長部 静一(おさべ せいいち)
本作の主人公。中学2年生の、穏やかな顔立ちの少年。所属するクラスは2年1組。学校では複数の男子生徒と仲が良い[3]。クラスメイトの吹石が気になっており、気づかれぬように視線を送っている[4]
親戚との山登りで従兄弟のシゲルが静子に崖から突き落とされる場面を目撃して衝撃を受けるが、警察の事情聴取に静子を庇い真実を隠したため罪の意識に苛まれるようになった。クラスメイトの吹石から貰ったラブレターも静子に破り捨てさせられるなど徐々に心身を支配されるようになり、それに伴って会話の吃音が顕著になるなど異変が起こる。やがて吹石に告白し付き合い始めるがそれを静子に知られて反対され家を飛び出して吹石の部屋に身を寄せる。
長部 静子(おさべ せいこ)
静一の母親。同じ年代の女性と比較すると若々しい容姿の女性[5][6]
静一を静ちゃんと呼び、静一に対するスキンシップがやや過剰で、また静一に対して心配を絶やさない。そのことで周囲からは過保護だと評される。夫の親戚との付き合いを表面的にはこなしながら、その実は快く思っていない。
長部 一郎(おさべ いちろう)
静一の父親。会社勤め。
吹石 由衣子(ふきいし ゆいこ)
2年1組に所属するショートカットの少女。左目下に泣きボクロがある。夏休みの直前に静一に接近し、2人で帰りたいと告げる[7]。やがて静一にラブレターを送って想いを告白するがその手紙は静子によって破られてしまった。それでも静一に気持ちを伝え、恋人同士になるも静子の手を逃れて静一を自宅の部屋に匿った。
シゲル
静一の従兄弟で、同年代の少年。静一と比較すると活発で、思ったことははっきりと口にしている。毎週のように母親とともに長部家に来訪し、その度静一とテレビゲームで対戦する[8]
シゲルの母
毎週のようにシゲルとともに長部家を来訪している。息子のシゲル同様社交的な性格だが、静一に対する静子の対応を過保護すぎると陰口を言っていた。

書誌情報

  • 押見修造 『血の轍』 小学館〈ビッグコミックス〉、既刊10巻(2021年1月29日現在)
    1. 2017年9月8日発売[9]ISBN 978-4-09-189623-0
    2. 2017年12月27日発売[10]ISBN 978-4-09-189706-0
    3. 2018年4月27日発売[11]ISBN 978-4-09-189863-0
    4. 2018年9月28日発売[12]ISBN 978-4-09-860081-6
    5. 2019年2月28日発売[13]ISBN 978-4-09-860229-2
    6. 2019年8月30日発売[14]ISBN 978-4-09-860386-2
    7. 2019年12月26日発売[15]ISBN 978-4-09-860535-4
    8. 2020年4月27日発売[16]ISBN 978-4-09-860601-6
    9. 2020年8月28日発売[17]ISBN 978-4-09-860701-3
    10. 2021年1月29日発売[2]ISBN 978-4-09-860791-4

脚注

  1. ^ みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞結果発表”. T-SITEニュース. 2020年2月26日閲覧。
  2. ^ a b 血の轍 10”. 小学館コミック. 2021年1月29日閲覧。
  3. ^ 単行本第1集23頁1コマ目。
  4. ^ 単行本第1集26頁4コマ目。
  5. ^ 単行本第1集14頁。
  6. ^ 単行本第1集61頁。
  7. ^ 単行本第1集93頁4コマ目。
  8. ^ 単行本第1集64頁2コマ目。
  9. ^ 血の轍 1”. 小学館コミック. 2019年2月28日閲覧。
  10. ^ 血の轍 2”. 小学館コミック. 2019年2月28日閲覧。
  11. ^ 血の轍 3”. 小学館コミック. 2019年2月28日閲覧。
  12. ^ 血の轍 4”. 小学館コミック. 2019年2月28日閲覧。
  13. ^ 血の轍 5”. 小学館コミック. 2019年2月28日閲覧。
  14. ^ 血の轍 6”. 小学館コミック. 2019年8月30日閲覧。
  15. ^ 血の轍 7”. 小学館コミック. 2019年12月26日閲覧。
  16. ^ 血の轍 8”. 小学館コミック. 2020年4月27日閲覧。
  17. ^ 血の轍 9”. 小学館コミック. 2020年8月28日閲覧。

外部リンク