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「アランフエス王宮」の版間の差分

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'''アランフエス王宮'''(スペイン語:'''Palacio Real de Aranjuez'''、[[:en:Palacio Real de Aranjuez|en]])は、16世紀にフェリペ2世の命で建設が始められた[[スペイン王国]]の[[王宮]]である<ref>{{Cite book|和書 |author = [[川成洋]] |year = 2016 |title = スペイン文化読本 |publisher = 丸善出版 |page = 177 |isbn = 978-4-621-08995-8}}</ref>。設計は、[[エル・エスコリアル]]と同じくフアン・バウティスタ・デ・トレドとフアン・デ・エレラによる。18世紀の[[フェルナンド6世 (スペイン王)|フェルナンド6世]]の治世に完成し、[[カルロス3世 (スペイン王)|カルロス3世]]によって拡張された。


==概要==
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[[スペイン王国]]の[[ハプスブルク家]]の時代から[[王宮]]として使用されていたという長い歴史を持つ[[宮殿]]であるアランフェスの王宮は、レコンキスタを完遂したカステーリャ女王、[[イザベル1世]]と夫の[[フェルナンド2世]]もこの宮殿を好んで訪れていたとされている。


現在の宮殿建築は、16世紀にフェリペ2世の命で建設が始められたものである。建築に携わった建築家は、あのサン・ロレンゾ・デ・エスコリアル修道院を計画・指揮した、ファン・デ・トレドである。アランフェス王宮のバロック様式の建物をルネッサンス様式の建物として飾り付けた様式の建物は、サン・ロレンゾの建物と類似していると指摘される。
現在の宮殿建築は、建築に携わった建築家は、あのサン・ロレンゾ・デ・エスコリアル修道院を計画・指揮した、ファン・デ・トレドである。アランフェス王宮のバロック様式の建物をルネッサンス様式の建物として飾り付けた様式の建物は、サン・ロレンゾの建物と類似していると指摘される。

王宮からタホ川に沿って広がる庭園([[:es:Jardines de Aranjuez|es]])は、森や庭からなり、多くの泉や像で飾られている。王宮正面の「パルテレ庭園」、タホ川と人工の川に囲まれた「島の庭園」、タホ川に沿って延びる150haの「王子の庭園」などからなる。かつては王室の農業試験場でもあり、[[スペイン黄金世紀|スペイン黄金時代]]に世界から集めた植物が栽培されていた。


庭園だけでなく、宮殿には多くの部屋がある。特にカルロス3世の「陶器の間」は著名である。その他に、鏡の間、玉座の間も重要な部屋部屋であった。
庭園だけでなく、宮殿には多くの部屋がある。特にカルロス3世の「陶器の間」は著名である。その他に、鏡の間、玉座の間も重要な部屋部屋であった。
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その他にラブラドール宮が庭園に付属して計画され、18世紀のネオ・クラシック様の建築となっている。
その他にラブラドール宮が庭園に付属して計画され、18世紀のネオ・クラシック様の建築となっている。


== 世界遺産 ==
{{世界遺産概要表|
site_img=Image:Aranjuez PalacioDesdePuenteBarcas.jpg |
site_img_capt=タホ川から見た王宮 | site_img_width=230px |
ja_name=アランフエスの文化的景観 | country=スペイン |
en_name=Aranjuez Cultural Landscape |
fr_name = Paysage culturel d’Aranjuez |
criterion_c= (2), (4) | rg_year=2001年 |
}}



2001年、王宮と庭園を含む風景は「アランフエスの[[文化的景観]]」としてユネスコの[[世界遺産]](文化遺産)に登録された。自然と人工物からなる景観が何百年も維持され発展してきたことが評価された。経緯は、いかのとおりである。
{{世界遺産基準|2|4}}
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== ギャラリー ==
<gallery>
Image:Aranjuez PalacioReal cadena.jpg|王宮正面
Image:Aranjuez JardinIsla FuenteApolo.jpg|アポロンの泉(島の庭園)
Image:Aranjuez JardinPrincipe KioscosChinescos.jpg|中国風のあずまや(王子の庭園)
Image:Aranjuez JardinPrincipe CasaLabrador1.jpg|農夫の家(離宮)
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==脚注==
==脚注==
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*[[スペイン王国]]
*[[スペイン王国]]


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2021年7月5日 (月) 10:58時点における版

アランフエス王宮
地図
概要
建築様式 スペイン・ルネッサンス様式
所在地 スペイン、マドリード
自治体 Coat of arms of Aranjuez アランフエス
スペイン
開業 1523年
設計・建設
建築家 ファン・バウティスタ・デ・トレド、 ファンデエレーラ、 フランチェスコ・サバティーニ、 ジュゼッペ・グリッチ、 ラファエルコントレラスムニョス
テンプレートを表示
正面から

'スペイン語:'Palacio Real de Aranjuez、は、スペイン王国王宮

概要

玉座の間

アランフェス王宮はスペインの首都マドリードから南に約60kmの海抜約489mの高原にある。「カステーリャの地域のオアシス」とも呼ばれる宮殿建築と庭園を持つ。 スペイン王国ハプスブルク家の時代から王宮として使用されていたという長い歴史を持つ宮殿であるアランフェスの王宮は、レコンキスタを完遂したカステーリャ女王、イザベル1世と夫のフェルナンド2世もこの宮殿を好んで訪れていたとされている。

現在の宮殿建築は、建築に携わった建築家は、あのサン・ロレンゾ・デ・エスコリアル修道院を計画・指揮した、ファン・デ・トレドである。アランフェス王宮のバロック様式の建物をルネッサンス様式の建物として飾り付けた様式の建物は、サン・ロレンゾの建物と類似していると指摘される。


庭園だけでなく、宮殿には多くの部屋がある。特にカルロス3世の「陶器の間」は著名である。その他に、鏡の間、玉座の間も重要な部屋部屋であった。 また、この宮殿には付属して王族衣装博物館もある。そこには華麗な王族達の衣装が展示されている。 その他にラブラドール宮が庭園に付属して計画され、18世紀のネオ・クラシック様の建築となっている。


脚注

関連事項