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2021年5月13日 (木) 22:11時点における版
火渡館(ひわたりだて)は、 岩手県遠野市に所在した日本の城。
城跡は猿ヶ石川と荒川の合流点より北東500mの丘陵上にあり[1]、頂上平坦部は東西300m南北100mで二重三重の濠と数段の帯郭が残っている。
歴史・沿革
築城時期は不明。陸奥国閉伊郡上附馬牛村に所在した。 戦国期には阿曽沼氏の一族、阿曽沼中務のとき当地を得て、火渡館に居住、附馬牛氏とも火渡氏とも称した。
火渡中務の子 広家はのちに玄浄と称したが、慶長5年(1600年)阿曽沼一族内訌に与しなかったため、鱒沢氏らに攻められ、火渡館での攻防戦で討死した。
脚注
参考資料
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 3 岩手県』角川書店、1985年3月8日。ISBN 4-04-001030-2。
- 児玉 幸阿・坪井 清足『日本城郭大系 第2巻 青森・岩手・秋田』新人物往来社、1980年7月15日。