コンテンツにスキップ

「鎌倉山 (仙台市)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m Botによる: Bot作業依頼 大陸別山カテゴリ (Category:アジアの山) を追加
Cewbot (会話 | 投稿記録)
7行目: 7行目:
|所在地 = {{JPN}} [[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]]
|所在地 = {{JPN}} [[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]]
|山系 = [[奥羽山脈]]
|山系 = [[奥羽山脈]]
|地図 = {{Embedmap|140.6438|38.3186|300}}<small>鎌倉山の位置</small>{{日本の位置情報|38|19|6.9|140|38|37.8|鎌倉山|38.3186,140.6438|鎌倉山|nocoord=1}}
|地図 = {{Location map|Japan Mapplot|coordinates={{Coord|38.3186|140.6438}}|caption=|width=300}}<small>鎌倉山の位置</small>{{日本の位置情報|38|19|6.9|140|38|37.8|鎌倉山|38.3186,140.6438|鎌倉山|nocoord=1}}
}}
}}
'''鎌倉山'''(かまくらやま)は、[[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]][[作並村|作並]]にある山である。標高520.0メートル。[[奥羽山脈]]の東の山地帯にある。角度によってはゴリラの横顔に見えるため、通称でゴリラ山と呼ばれる<ref>{{Cite web |url=http://www.sakunami-sk.jp/enjoy/nature.html|title=作並を楽しむ/自然|publisher=作並振興協会|accessdate=2020-01-12}}</ref>。
'''鎌倉山'''(かまくらやま)は、[[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]][[作並村|作並]]にある山である。標高520.0メートル。[[奥羽山脈]]の東の山地帯にある。角度によってはゴリラの横顔に見えるため、通称でゴリラ山と呼ばれる<ref>{{Cite web |url=http://www.sakunami-sk.jp/enjoy/nature.html|title=作並を楽しむ/自然|publisher=作並振興協会|accessdate=2020-01-12}}</ref>。

2021年5月13日 (木) 23:08時点における版

鎌倉山
国道48号から見た鎌倉山(2005年10月)
標高 520.0 m
所在地 日本の旗 日本 宮城県仙台市青葉区
位置 北緯38度19分6.9秒 東経140度38分37.8秒 / 北緯38.318583度 東経140.643833度 / 38.318583; 140.643833座標: 北緯38度19分6.9秒 東経140度38分37.8秒 / 北緯38.318583度 東経140.643833度 / 38.318583; 140.643833
山系 奥羽山脈
鎌倉山 (仙台市)の位置(日本内)
鎌倉山 (仙台市)
鎌倉山の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

鎌倉山(かまくらやま)は、宮城県仙台市青葉区作並にある山である。標高520.0メートル。奥羽山脈の東の山地帯にある。角度によってはゴリラの横顔に見えるため、通称でゴリラ山と呼ばれる[1]

鎌倉山は孤立して盛り上がり、山頂は丸いが山腹の傾斜がきつく、特に南面は安山岩からなる約百メートルの絶壁になっている。山の麓には、鎌倉山と広瀬川にはさまれて、国道48号JR仙山線が東西に走る。

国道48号は昔の関山街道、作並街道で、古くからこの道を往来する人にとって目立つ山であった。江戸時代には作並村の名所として「安永風土記書出」に記された[2]。また、『奥州里諺集』に中段までは雑木林で頂上は岩石山と記され、今と変わらない姿だったことが知れる[3]

18世紀に編まれた『封内風土記』や「風土記書出」では由来は知らないが古くからの名であるというにとどまるが[4]、鎌倉山には二つの地名説話がある。一つは後三年の役のとき、源義家に従った鎌倉景正がこの山に陣を敷いて戦ったというもの[5]。もう一つは、源頼朝(鎌倉殿)が奥州藤原氏を征討するときに通ったというもので、作並温泉の開湯伝説とも関連付けられる。いずれも史実とは思われず、この鎌倉は神奈川県の鎌倉とは別個に命名されたと考えられる。

かつてはロッククライミングのメッカだったが岩の風化に伴う落石などでロッククライミングは現在、禁止されている[要出典]

関連項目

脚注

  1. ^ 作並を楽しむ/自然”. 作並振興協会. 2020年1月12日閲覧。
  2. ^ 『宮城町誌』史料編(改定版)144頁。
  3. ^ 『奥州里諺集』、巻之二、ぼうめきの瀧。『仙台領の地誌』158頁。
  4. ^ 『封内風土記』巻之三(『複刻版仙台叢書封内風土記』第1巻103頁)。
  5. ^ 『宮城町誌』本編942頁。

参考文献

  • 『奥州里諺集』、『仙台領の地誌』、今野印刷、2001年、ISBN 4-906607-17-9 に収録。
  • 田辺希文『封内風土記』巻之三、明和9年(1772年)。平重道・監修『複刻版仙台叢書封内風土記』第1巻、宝文堂、1975年。
  • 宮城町誌編纂委員会『宮城町誌』本編、宮城町役場、1969年。
  • 仙台市「宮城町誌」改定版編纂委員会『宮城町誌』史料編(改定版)、仙台市役所、1989年。初版は宮城町誌編纂委員会の編集、宮城県宮城町役場の発行により、1967年刊行。