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「Processor Direct Slot」の版間の差分

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[[ファイル:LC-PDS-Ethernet-Card.jpg|right|thumb|250px|LC PDS イーサネットカード PDS コネクタは写真の左下。多くの拡張カードは垂直にロジックボードに挿入されるが、PDSカードは平行になるよう取り付けられる。]]
[[ファイル:LC-PDS-Ethernet-Card.jpg|right|thumb|250px|LC PDS イーサネットカード PDS コネクタは写真の左下。多くの拡張カードは垂直にロジックボードに挿入されるが、PDSカードは平行になるよう取り付けられる。]]
'''Processor Direct Slot'''または'''PDS'''は[[アップル (企業)|アップルコンピュータ]]の[[ハードウェア]]に搭載されていた[[拡張カード|拡張スロット]]。いくつかの[[Macintosh]]モデルで採用された。
'''Processor Direct Slot'''または'''PDS'''は[[Apple|Apple Computer]]の[[ハードウェア]]に搭載されていた[[拡張カード|拡張スロット]]。いくつかの[[Macintosh]]モデルで採用された。


[[NuBus]]や[[PCI]]バスなどと異なりCPU直通のバスインターフェイスを採用していることにより、高速、簡略、柔軟というメリットがある一方、互換性は[[CPU]]バス仕様に大きく左右されるというデメリットがある。CPUを乗っ取るアクセラレータカードが多数製品がリリースされたのは、CPU直通という仕様を活かしたものである。
[[NuBus]]や[[PCI]]バスなどと異なりCPU直通のバスインターフェイスを採用していることにより、高速、簡略、柔軟というメリットがある一方、互換性は[[CPU]]バス仕様に大きく左右されるというデメリットがある。CPUを乗っ取るアクセラレータカードが多数製品がリリースされたのは、CPU直通という仕様を活かしたものである。

2021年5月20日 (木) 10:38時点における版

LC PDS イーサネットカード PDS コネクタは写真の左下。多くの拡張カードは垂直にロジックボードに挿入されるが、PDSカードは平行になるよう取り付けられる。

Processor Direct SlotまたはPDSApple Computerハードウェアに搭載されていた拡張スロット。いくつかのMacintoshモデルで採用された。

NuBusPCIバスなどと異なりCPU直通のバスインターフェイスを採用していることにより、高速、簡略、柔軟というメリットがある一方、互換性はCPUバス仕様に大きく左右されるというデメリットがある。CPUを乗っ取るアクセラレータカードが多数製品がリリースされたのは、CPU直通という仕様を活かしたものである。

主な LC PDS 採用機種

  • Macintosh LC および LCII
  • Macintosh Color Classic
  • Macintosh Performa 250

主な 030 PDS 採用機種

  • Macintosh IIci、IIsi、IIvi および IIvx
  • Macintosh Performa 600

主な LCIII PDS 採用機種

  • 上記以外かつPCIバスを採用していないLCシリーズ、Performaシリーズ
  • Macintosh Quadra 605
  • PowerMacintosh 6200、6300/120

主な 040 PDS 採用機種

  • Macintosh Quadraシリーズ(605、660AVおよび840AVを除く)
  • Macintosh Centris 610、650
  • MC68040を採用したWorkgroup Serverシリーズ

主な 601 PDS 採用機種

上記以外の仕様のPDS 採用機種

  • Macintosh SE[1]、SE/30、Portable[2]

脚注

外部リンク