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VisualAge は[[ケーリー (ノースカロライナ州)|ノースカロライナ州のケーリー(Cary)]]にある[[IBM]]の開発研究所で生まれた。研究所 (The Cary lab) は1984年に設立され、当時は主に[[ニューヨーク州]][[ポキプシー (ニューヨーク州の町)|ポケプシー]]からIBM社員が移動した。研究所はアプリケーションプログラム開発ツールの責任を持ち、327x端末用のISPFのユーザーインターフェース要素の、[[パーソナルコンピュータ]]向けの派生製品であるThe EZ View dialog managerはその製品の1つである。研究所はまた、ちょうど幅広く使い始め出された[[グラフィカルユーザインタフェース]]を更に洗練させて、アプリケーション開発のためのIBM社内でClassCと呼ばれた言語を開発するために、[[オブジェクト指向]]技術を早期に適用したグループも抱えていた。IBMの[[Smalltalk]]に関する上級技術プロジェクトにより、遂に[[PC/AT|IBM PC AT]]クラスのマシン向けに、[[Smalltalk]]用の実用的な実装が使用可能になった。
VisualAge は[[ケーリー (ノースカロライナ州)|ノースカロライナ州のケーリー(Cary)]]にある[[IBM]]の開発研究所で生まれた。研究所 (The Cary lab) は1984年に設立され、当時は主に[[ニューヨーク州]][[ポキプシー (ニューヨーク州の町)|ポケプシー]]からIBM社員が移動した。研究所はアプリケーションプログラム開発ツールの責任を持ち、327x端末用のISPFのユーザーインターフェース要素の、[[パーソナルコンピュータ]]向けの派生製品であるThe EZ View dialog managerはその製品の1つである。研究所はまた、ちょうど幅広く使い始め出された[[グラフィカルユーザインタフェース]]を更に洗練させて、アプリケーション開発のためのIBM社内でClassCと呼ばれた言語を開発するために、[[オブジェクト指向]]技術を早期に適用したグループも抱えていた。IBMの[[Smalltalk]]に関する上級技術プロジェクトにより、遂に[[PC/AT|IBM PC AT]]クラスのマシン向けに、[[Smalltalk]]用の実用的な実装が使用可能になった。


ほぼ同時期に、ビジュアルなインターフェースを持つ構成ツールが登場してきた。IBMのDavid N. SmithによるInterConsなどのSmalltalk研究プロジェクトや、Dan Ingalls率いる[[アップル (企業)|アップル]]の[[Fabrik]]などであり、アプリケーションの対話的でグラフィカルな開発を進めていた。ユーザーインターフェースのより高レベルの構成には、Jean Marie Hulotによる[[LISP]]用のツールがあり、後に[[NEXTSTEP|NeXTSTEP]]や[[macOS|Mac OS X]]の[[Interface Builder]]などになった。これは[[ウィジェット (GUI)|ウィジェット]]や[[Objective-C]]で書かれたアプリケーションのロジックを結びつけられる、[[WYSIWYG]]のユーザーインターフェースでの開発を可能にした。
ほぼ同時期に、ビジュアルなインターフェースを持つ構成ツールが登場してきた。IBMのDavid N. SmithによるInterConsなどのSmalltalk研究プロジェクトや、Dan Ingalls率いる[[Apple]]の[[Fabrik]]などであり、アプリケーションの対話的でグラフィカルな開発を進めていた。ユーザーインターフェースのより高レベルの構成には、Jean Marie Hulotによる[[LISP]]用のツールがあり、後に[[NEXTSTEP|NeXTSTEP]]や[[macOS|Mac OS X]]の[[Interface Builder]]などになった。これは[[ウィジェット (GUI)|ウィジェット]]や[[Objective-C]]で書かれたアプリケーションのロジックを結びつけられる、[[WYSIWYG]]のユーザーインターフェースでの開発を可能にした。


VisualAgeへつながる最初の[[プロトタイプ]]は、"to make something like the NeXT interface builder"<ref>http://talklikeaduck.denhaven2.com/articles/2008/10/15/will-it-go-round-in-circles IBM, Smalltalk and VisualAge</ref> や、[[Smalltalk/V]] 開発環境であった。
VisualAgeへつながる最初の[[プロトタイプ]]は、"to make something like the NeXT interface builder"<ref>http://talklikeaduck.denhaven2.com/articles/2008/10/15/will-it-go-round-in-circles IBM, Smalltalk and VisualAge</ref> や、[[Smalltalk/V]] 開発環境であった。

2021年5月20日 (木) 12:06時点における版

VisualAge
開発元 IBM
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 Multilingual
種別 統合開発環境
ライセンス 商用
公式サイト http://www-01.ibm.com/software/awdtools/smalltalk/
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VisualAge(ビジュアルエイジ)は、IBMによって開発された統合開発環境(IDE)のファミリーの名称であり、コンピュータ用の多数のプログラミング言語に対応した。VisualAgeの中からEclipseが生まれ、大半の製品はWebSphere Studio Application Developer、更にRational Application Developerに引き継がれた

名称

VisualAge の名称は開発チームのメンバー間のコンテストにより選ばれた。最初にリリースされたVisualAge for Smalltalk 以後、VisualAgeの名称はSmalltalkを含む、複数の言語およびプラットフォームに共通のブランド名称となった。個々の製品名は「IBM VisualAge for Smalltalk」、「IBM COBOL for OS/390」などである。

製品

主な製品(対応言語)は以下である。製品名称はメインフレーム系を除いて途中から「for」が入るようになった。

対応プラットフォーム(全言語が全プラットフォームで使用可能ではない)

歴史

初期

VisualAge はノースカロライナ州のケーリー(Cary)にあるIBMの開発研究所で生まれた。研究所 (The Cary lab) は1984年に設立され、当時は主にニューヨーク州ポケプシーからIBM社員が移動した。研究所はアプリケーションプログラム開発ツールの責任を持ち、327x端末用のISPFのユーザーインターフェース要素の、パーソナルコンピュータ向けの派生製品であるThe EZ View dialog managerはその製品の1つである。研究所はまた、ちょうど幅広く使い始め出されたグラフィカルユーザインタフェースを更に洗練させて、アプリケーション開発のためのIBM社内でClassCと呼ばれた言語を開発するために、オブジェクト指向技術を早期に適用したグループも抱えていた。IBMのSmalltalkに関する上級技術プロジェクトにより、遂にIBM PC ATクラスのマシン向けに、Smalltalk用の実用的な実装が使用可能になった。

ほぼ同時期に、ビジュアルなインターフェースを持つ構成ツールが登場してきた。IBMのDavid N. SmithによるInterConsなどのSmalltalk研究プロジェクトや、Dan Ingalls率いるAppleFabrikなどであり、アプリケーションの対話的でグラフィカルな開発を進めていた。ユーザーインターフェースのより高レベルの構成には、Jean Marie HulotによるLISP用のツールがあり、後にNeXTSTEPMac OS XInterface Builderなどになった。これはウィジェットObjective-Cで書かれたアプリケーションのロジックを結びつけられる、WYSIWYGのユーザーインターフェースでの開発を可能にした。

VisualAgeへつながる最初のプロトタイプは、"to make something like the NeXT interface builder"[1] や、Smalltalk/V 開発環境であった。

1994年VisualAge for Smalltalkが製品としてリリースされ、アプリケーションロジックのビジュアルな構築という点が強調された。Smalltalkは当時のIBMのSystems Application Architectureでの採用言語ではなかったが、戦略的な位置づけが強調された。

発展

VisualAgeファミリーの大半はSmalltalkで書かれた。IBMのSmalltalkの実装は、IBM自身や買収された多数の子会社により、オブジェクト指向で開発された。

VisualAge for Javaは、Smalltalkの仮想機械をベースに、SmalltalkおよびJavaのバイトコードの両方を実行できるように開発された。

VisualAge Micro Editionは、組み込み用のJavaアプリケーション開発や、クロスシステムの開発をサポートし、Java用の統合開発環境の再実装であった。これは後にEclipseとなった。

VisualAgeは現在は開発が終了しており、VisualAgeファミリーの多数の製品はWebSphere Studioファミリーの製品に置き換えられた。オリジナルのVisualAge製品(VisualAge for Smalltalk)は、IBMからInstantiationsにライセンスされ、現在のバージョンはVA Smalltalkと呼ばれている。AIXLinuxz/OS向けのCC++、Fortranコンパイラは、XL compilerシリーズと改名された。

参照

外部リンク