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「Efix」の版間の差分

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== 概説 ==
== 概説 ==
[[x86]]および[[x64|AMD64]][[アーキテクチャ]]ベースの[[PC/AT互換機|コンピューター]]において[[Unified Extensible Firmware Interface|EFI]]を[[エミュレータ|エミュレーション]]するハードウェアであり、同仕様に準拠した[[オペレーティングシステム]]<ref>これには[[アップル (企業)|アップル]]が開発販売している同社製[[オペレーティングシステム]]である[[macOS|Mac OS X]]も含まれる</ref> を[[Basic Input/Output System|BIOS]]をベースとするコンピューター上にて動作させる事ができる。
[[x86]]および[[x64|AMD64]][[アーキテクチャ]]ベースの[[PC/AT互換機|コンピューター]]において[[Unified Extensible Firmware Interface|EFI]]を[[エミュレータ|エミュレーション]]するハードウェアであり、同仕様に準拠した[[オペレーティングシステム]]<ref>これには[[Apple]]が開発販売している同社製[[オペレーティングシステム]]である[[macOS|Mac OS X]]も含まれる</ref> を[[Basic Input/Output System|BIOS]]をベースとするコンピューター上にて動作させる事ができる。


EFi-Xには Art Studios Entertainment Media社が提供する動作必要条件が存在しており、安定して動作させるためには同条件に準拠したコンピューターが必要となる。<ref>{{Cite web|url=http://art-studios.net/goods/92|title=Efix商品紹介|publisher=Art Studios Entertainment Media公式サイト|accessdate=2009年12月21日}}</ref>
EFi-Xには Art Studios Entertainment Media社が提供する動作必要条件が存在しており、安定して動作させるためには同条件に準拠したコンピューターが必要となる。<ref>{{Cite web|url=http://art-studios.net/goods/92|title=Efix商品紹介|publisher=Art Studios Entertainment Media公式サイト|accessdate=2009年12月21日}}</ref>
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== ライセンスとの問題 ==
== ライセンスとの問題 ==
[[macOS|Mac OS X]]の[[EULA]]によれば、[[アップル (企業)|アップル]]以外が製造した<!--アップル商標を付さない-->[[PC/AT互換機|コンピュータ]]において同社製[[オペレーティングシステム]]であるMac OS Xを動作させる事を禁止しており、EFi-Xを用いて同[[オペレーティングシステム]]をアップルの商標を付していないコンピュータ上において動作させる事は[[ライセンス]]違反となる可能性がある。
[[macOS|Mac OS X]]の[[EULA]]によれば、[[Apple]]以外が製造した<!--アップル商標を付さない-->[[PC/AT互換機|コンピュータ]]において同社製[[オペレーティングシステム]]であるMac OS Xを動作させる事を禁止しており、EFi-Xを用いて同[[オペレーティングシステム]]をアップルの商標を付していないコンピュータ上において動作させる事は[[ライセンス]]違反となる可能性がある。


[[Psystar Corporation]]がEFi-Xと同様の技術を用いて製造販売しているMac OS Xを[[プリインストール]]したコンピュータ製品に対しアップルから[[デジタルミレニアム著作権法]]に違反するとして訴訟を起こされている。
[[Psystar Corporation]]がEFi-Xと同様の技術を用いて製造販売しているMac OS Xを[[プリインストール]]したコンピュータ製品に対しアップルから[[デジタルミレニアム著作権法]]に違反するとして訴訟を起こされている。

2021年5月20日 (木) 12:12時点における版

EFi-X(イーエフアイ-エックス)は、 Art Studios Entertainment Media社 が2008年に発表したハードウェアベースのブートローダ である。2008年に最初のバージョンとなるv1.0が発売され、翌年の2009年にはv1.1が発売されている。

概説

x86およびAMD64アーキテクチャベースのコンピューターにおいてEFIエミュレーションするハードウェアであり、同仕様に準拠したオペレーティングシステム[1]BIOSをベースとするコンピューター上にて動作させる事ができる。

EFi-Xには Art Studios Entertainment Media社が提供する動作必要条件が存在しており、安定して動作させるためには同条件に準拠したコンピューターが必要となる。[2]

製品のバージョンによる違い

2010年、EFi-Xにはv1.0とv1.1の2つのバージョンが存在する。 v1.0とv1.1の間にはハードウェアの構造、ブートできるオペレーティングシステム等に違いが存在している。

v1.0において未実装であったESD静電防止モジュールがv1.1にて実装され[3]、v1.1においてMac OS X v10.6 (Snow Leopard) に対応している。

ライセンスとの問題

Mac OS XEULAによれば、Apple以外が製造したコンピュータにおいて同社製オペレーティングシステムであるMac OS Xを動作させる事を禁止しており、EFi-Xを用いて同オペレーティングシステムをアップルの商標を付していないコンピュータ上において動作させる事はライセンス違反となる可能性がある。

Psystar CorporationがEFi-Xと同様の技術を用いて製造販売しているMac OS Xをプリインストールしたコンピュータ製品に対しアップルからデジタルミレニアム著作権法に違反するとして訴訟を起こされている。

関連項目

脚注

  1. ^ これにはAppleが開発販売している同社製オペレーティングシステムであるMac OS Xも含まれる
  2. ^ Efix商品紹介”. Art Studios Entertainment Media公式サイト. 2009年12月21日閲覧。
  3. ^ EFi-X商品紹介”. Art Studios Entertainment Media公式サイト. 2009年12月21日閲覧。

外部リンク