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「ハートブレイカー (ディオンヌ・ワーウィックのアルバム)」の版間の差分

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== 背景 ==
== 背景 ==
10曲中5曲が[[ビージーズ]]のメンバー3人([[バリー・ギブ]]、[[ロビン・ギブ]]、[[モーリス・ギブ]])の共作で、バリーはプロデューサーも務めたのに加えて、レコーディングにもアコースティック・ギターやバックグラウンド・ボーカルで参加した<ref>[https://www.discogs.com/Dionne-Warwick-Heartbreaker/release/1251429 Dionne Warwick - Heartbreaker (Vinyl, LP, Album) at Discogs]</ref>。ワーウィックによれば、このプロジェクトのきっかけは、[[アリスタ・レコード]]の社長[[クライヴ・デイヴィス]]が結婚式でバリーと会い、バリーが以前からワーウィックのファンで、曲も用意していると聞かされたことだったという<ref>{{Cite web |url=http://www.songfacts.com/detail.php?id=11157 |title=Heartbreaker by Dionne Warwick |publisher=Songfacts |accessdate=2017-08-06}}</ref>。なお、バリーは2006年、本作収録曲のうち「[[アワ・デイ・ウィル・カム]]」を除く9曲のデモ・ヴァージョンを収録したアルバム『The Heartbreaker Demos』を、[[iTunes]]を通じて発売している<ref>{{Cite web |url=https://itunes.apple.com/jp/album/the-heartbreaker-demos/id201087479 |title=バリー・ギブ「The Heartbreaker Demos」をiTunesで |publisher=[[アップル (企業)|Apple]] |accessdate=2017-08-06}}</ref>。
10曲中5曲が[[ビージーズ]]のメンバー3人([[バリー・ギブ]]、[[ロビン・ギブ]]、[[モーリス・ギブ]])の共作で、バリーはプロデューサーも務めたのに加えて、レコーディングにもアコースティック・ギターやバックグラウンド・ボーカルで参加した<ref>[https://www.discogs.com/Dionne-Warwick-Heartbreaker/release/1251429 Dionne Warwick - Heartbreaker (Vinyl, LP, Album) at Discogs]</ref>。ワーウィックによれば、このプロジェクトのきっかけは、[[アリスタ・レコード]]の社長[[クライヴ・デイヴィス]]が結婚式でバリーと会い、バリーが以前からワーウィックのファンで、曲も用意していると聞かされたことだったという<ref>{{Cite web |url=http://www.songfacts.com/detail.php?id=11157 |title=Heartbreaker by Dionne Warwick |publisher=Songfacts |accessdate=2017-08-06}}</ref>。なお、バリーは2006年、本作収録曲のうち「[[アワ・デイ・ウィル・カム]]」を除く9曲のデモ・ヴァージョンを収録したアルバム『The Heartbreaker Demos』を、[[iTunes]]を通じて発売している<ref>{{Cite web |url=https://itunes.apple.com/jp/album/the-heartbreaker-demos/id201087479 |title=バリー・ギブ「The Heartbreaker Demos」をiTunesで |publisher=[[Apple]] |accessdate=2017-08-06}}</ref>。


== 反響・評価 ==
== 反響・評価 ==

2021年5月20日 (木) 22:33時点における版

『ハートブレイカー』
ディオンヌ・ワーウィックスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル R&Bポップス
時間
レーベル アリスタ・レコード
プロデュース バリー・ギブ、アルビー・ガルテン、カール・リチャードソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(ノルウェー[1]
  • 2位(スウェーデン[2]
  • 3位(イギリス[3]
  • 5位(オランダ[4]
  • 10位(オーストリア[5]
  • 18位(ドイツ[6]
  • 25位(アメリカ[7]
  • 31位(日本[8]
  • 32位(ニュージーランド[9]
  • ディオンヌ・ワーウィック アルバム 年表
    フレンズ・イン・ラヴ
    (1982年)
    ハートブレイカー
    (1982年)
    さよならは一度だけ
    (1983年)
    テンプレートを表示

    ハートブレイカー』(Heartbreaker)は、アメリカ合衆国の歌手ディオンヌ・ワーウィック1982年に発表したスタジオ・アルバム。ワーウィックは本作で、ヨーロッパにおいて大きな成功を収めた。

    背景

    10曲中5曲がビージーズのメンバー3人(バリー・ギブロビン・ギブモーリス・ギブ)の共作で、バリーはプロデューサーも務めたのに加えて、レコーディングにもアコースティック・ギターやバックグラウンド・ボーカルで参加した[10]。ワーウィックによれば、このプロジェクトのきっかけは、アリスタ・レコードの社長クライヴ・デイヴィスが結婚式でバリーと会い、バリーが以前からワーウィックのファンで、曲も用意していると聞かされたことだったという[11]。なお、バリーは2006年、本作収録曲のうち「アワ・デイ・ウィル・カム」を除く9曲のデモ・ヴァージョンを収録したアルバム『The Heartbreaker Demos』を、iTunesを通じて発売している[12]

    反響・評価

    ノルウェーのアルバム・チャートでは21週連続でトップ20入りし、うち10週にわたり1位を独占して、トップ3入りは合計16週に及ぶ大ヒットとなった[1]。また、シングル「ハートブレイカー」は、ノルウェーのシングル・チャートで6週連続2位を記録した[13]。スウェーデンでは、本作がアルバム・チャートにおいて4回(8週)連続で2位を記録し[2]、シングル「ハートブレイカー」は1982年12月21日付のシングル・チャートで1位を獲得した[14]。オランダのアルバム・チャートでは合計21週トップ50入りし、うち3週にわたって5位を記録した[4]

    全英アルバムチャートでは33週トップ100入りして最高3位に達し、ワーウィックのアルバムとしては『哀愁の花びら』(1968年)以来14年ぶりの全英トップ10アルバムとなった[3]。また、全英シングルチャートでは、本作からの「ハートブレイカー」が2位、「オール・ザ・ラヴ」が10位、「ユアーズ」が66位を記録した[15]

    ワーウィックの母国アメリカでは、本作が総合アルバム・チャートのBillboard 200で25位、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートで13位に達した[7]。また、シングル「ハートブレイカー」はBillboard Hot 100で10位、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートで1位、R&Bシングル・チャートで14位を記録した[7]。日本では『ディオンヌ』(1979年)以来となるオリコンLPチャート入りを果たし、最高31位を記録した[8]

    Rob Theakstonはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ディオンヌ・ワーウィックの初期の作品に見られた、才気あふれるソウルフルな気概には欠けているが、アダルト・ポップのラジオ局にうってつけの、洗練された入念な音作りがなされている」と評している[16]

    収録曲

    特記なき楽曲はバリー・ギブロビン・ギブモーリス・ギブの共作。

    Side 1
    1. ハートブレイカー - "Heartbreaker" - 4:17
    2. メイクス・ノー・ディファレンス - "It Makes No Difference" (Barry Gibb, Albhy Galuten) - 4:27
    3. ユアーズ - "Yours" - 5:08
    4. あなたへの家路 - "Take the Short Way Home" (B. Gibb, A. Galuten) - 3:55
    5. 誤解 - "Misunderstood" - 4:11
    Side 2
    1. オール・ザ・ラヴ - "All the Love in the World" - 3:31
    2. 映る姿はあなただけ - "I Can't See Anything (But You)" (B. Gibb, Maurice Gibb, A. Galuten) - 3:32
    3. ワン・モア・ナイト - "Just One More Night" (B. Gibb, A. Galuten) - 3:51
    4. ユー・アー・マイ・ラヴ - "You Are My Love" - 3:45
    5. アワ・デイ・ウィル・カム - "Our Day Will Come" (Bob Hilliard, Mort Garson) - 3:48

    参加ミュージシャン

    脚注・出典