「科学アドベンチャーシリーズ」の版間の差分
タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集 Androidアプリ編集 |
m Bot作業依頼: Apple関連記事の改名に伴うリンク修正依頼 (iOS (Apple)) - log |
||
52行目: | 52行目: | ||
| 2010年6月24日 || [[PlayStation Portable|PSP]] |
| 2010年6月24日 || [[PlayStation Portable|PSP]] |
||
|- |
|- |
||
| 2010年11月18日 || [[ |
| 2010年11月18日 || [[IOS (Apple)|iOS]] |
||
|- |
|- |
||
| 2012年1月24日 || [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] |
| 2012年1月24日 || [[Android (オペレーティングシステム)|Android]] |
2021年5月21日 (金) 00:24時点における版
科学アドベンチャーシリーズ | |
---|---|
ジャンル | SF、アドベンチャー |
開発元 | 5pb.Games Division5 |
発売元 |
5pb.Games ニトロプラス |
主な製作者 | 志倉千代丸 |
1作目 |
CHAOS;HEAD (2008年4月25日) |
最新作 |
ROBOTICS;NOTES DaSH (2019年1月31日) |
公式サイト | 科学アドベンチャーポータル |
科学アドベンチャーシリーズ(かがくアドベンチャーシリーズ)は、5pb.(MAGES.)よりリリースされているアドベンチャーゲームのシリーズ。
コンセプトは「99%の科学と1%のファンタジー」[1]。
概要
5pb.(MAGES.)とニトロプラスのコラボレーション企画。MAGES.代表取締役社長の志倉千代丸が企画・原作を手掛ける。
第1作『CHAOS;HEAD NOAH』は「妄想科学アドベンチャー」とされるが、これは「妄想を科学的に突き詰めていくアドベンチャーゲーム」という意味であり、この時点ではシリーズ化の構想はなかった。しかし、第2作『STEINS;GATE』の制作が決まったとき、内容に妄想が絡まないため、新たに「想定科学アドベンチャー」という呼称が作られ、結果的に「科学アドベンチャーゲーム」というシリーズ名も決まった[2]。
物語の中に出てくる事象の表現は、科学的根拠に基づいたリアリティのあるものを目指している[3]。
美少女キャラクターが多数登場する作品でありながら、恋愛要素を最大のセールスポイントとはしないことが特徴である。参考としているのは1980年代のPCアドベンチャーゲームであり、それを美少女ゲームに慣れたユーザー層向けにアレンジを加える方向性で制作している[3]。
選択肢ではなく、作品ごとに設定された「トリガー」によって物語が分岐するのも特徴の1つである。1980年代のPCゲームそのままのキーボードによるコマンド入力方式ではユーザー受けしないため、ストーリー展開を妨げないギリギリの範囲でゲーム性を盛り込んだ結果としてトリガーシステムが考案された[3]。
発売されている作品全てがテレビアニメ化されており、特に第3作『ROBOTICS;NOTES』はゲームと平行してアニメが制作されている[4]。志倉千代丸は、科学アドベンチャーシリーズに限らずテキストアドベンチャーゲームというジャンルそのものがアニメと親和性が高いと述べている。なぜなら、アクションゲームのように双方向性や自由度が高いジャンルに比べ、アドベンチャーゲームは制作者の意図したとおりに物語を進行させられるという点でアニメに近いからである[5]。アドベンチャーゲームだけで十分な収益を上げられる時代ではないので各作品のマルチメディア展開は当初から想定しており、最初のメディアをゲームにこだわる理由も無く、シリーズ新作が小説やテレビアニメから開始する可能性もあるという[4]。
従来までの「テキスト形式のアドベンチャーゲーム」を進化させるためProduction I.G原作・制作の『やるドラ』シリーズのようにアニメーションを大々的に取り入れる案を検討。テレビアニメから素材流用する形で『ROBOTICS;NOTES ELITE』『STEINS;GATE ELITE』を制作した[6]。
志倉は、自身が企画原案を務めた他のゲーム『Que 〜エンシェントリーフの妖精〜』や『アイテムゲッター 〜僕らの科学と魔法の関係〜』も、広義では科学アドベンチャーシリーズと言えるとしている[7][8]。また、同じく志倉が原案を務め、類似したテーマを持つ『OCCULTIC;NINE』や『ANONYMOUS;CODE』は、当初ユーザーへの敷居の高さを出さない為に科学アドベンチャーシリーズとは定義付けされてはいなかったが[9]、後に科学アドベンチャーシリーズとして扱うことに変更された[10]。
2014年4月1日には円谷プロダクションとの協力による『SPECIUM;BOYS』が発表されたが、これはエイプリルフールであり、その後改めて本当の新企画『スペシウム少年』が発表された。
作品一覧
CHAOS;HEAD
シリーズ第1作。公式ジャンル名は妄想科学ノベル、妄想科学アドベンチャー。
タイトル | ジャンル | 発売日 | 機種 | |
---|---|---|---|---|
本編 | CHAOS;HEAD | 妄想科学NVL | 2008年4月25日 | Win |
CHAOS;HEAD NOAH | 妄想科学ADV | 2009年2月26日 | Xbox 360 | |
2010年6月24日 | PSP | |||
2010年11月18日 | iOS | |||
2012年1月24日 | Android | |||
2012年11月22日 | PS3 | |||
2014年8月21日 | PS Vita | |||
スピンオフ | CHAOS;HEAD らぶChu☆chu! | 妄想爆裂ADV | 2010年3月25日 | Xbox 360 |
2011年1月27日 | PSP | |||
2012年11月22日 | PS3 | |||
2014年8月21日 | PS Vita |
STEINS;GATE
シリーズ第2作。公式ジャンル名は想定科学アドベンチャー。
タイトル | ジャンル | 発売日 | 機種 | |
---|---|---|---|---|
本編 | STEINS;GATE | 想定科学ADV | 2009年10月15日 | Xbox 360 |
2010年8月26日 | Win | |||
2011年6月23日 | PSP | |||
2011年8月25日 | iOS | |||
2012年5月24日 | PS3 | |||
2013年3月14日 | PS Vita | |||
2013年6月27日 | Android | |||
2015年12月10日 | PS4[注 1] | |||
2016年9月9日 | Steam | |||
STEINS;GATE ELITE | 2018年9月20日 | PS4・PS Vita・Switch | ||
2019年2月20日 | Steam | |||
スピンオフ | STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん | 想定厨×2ADV | 2011年6月16日 | Xbox 360 |
2012年4月26日 | PSP | |||
2012年5月24日 | PS3 | |||
2013年3月14日 | PS Vita | |||
2013年10月3日 | iOS | |||
2019年3月20日 | Switch[注 2] | |||
2019年12月11日 | Steam | |||
STEINS;GATE 変移空間のオクテット | 想定コマンド入力式ADV | 2011年10月28日 | Win | |
STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム | 想定多元ADV | 2013年4月25日 | Xbox 360・PS3 | |
2013年11月28日 | PS Vita | |||
2014年9月25日 | iOS | |||
2018年9月20日 | PS4[注 3] | |||
2019年2月20日 | Steam[注 4] | |||
2019年3月20日 | Switch[注 2] | |||
ファミコレADV シュタインズゲート | ファミコレADV | 2018年9月20日 | Switch[注 5] | |
正統続編 | STEINS;GATE 0 | 想定科学ADV | 2015年12月10日 | PS3・PS4・PS Vita |
2016年8月26日 | Win | |||
2017年2月22日 | Xbox One[注 6] | |||
2018年5月9日 | Steam | |||
2019年3月20日 | Switch[注 2] |
ROBOTICS;NOTES
シリーズ第3作。公式ジャンル名は拡張科学アドベンチャー。
タイトル | ジャンル | 発売日 | 機種 | |
---|---|---|---|---|
本編 | ROBOTICS;NOTES | 拡張科学アドベンチャー | 2012年6月28日 | Xbox 360・PS3 |
ROBOTICS;NOTES ELITE | 2014年6月26日 | PS Vita | ||
2019年1月31日 | PS4[注 7]・Switch[注 7] | |||
2020年10月14日 | Steam | |||
続編 | ROBOTICS;NOTES DaSH | 2019年1月31日 | PS4・Switch | |
2020年10月14日 | Steam |
CHAOS;CHILD
シリーズ第4作。公式ジャンル名は妄想科学アドベンチャー。
第1作『CHAOS;HEAD』の直系作品であり、6年後のストーリーが展開される。
タイトル | ジャンル | 発売日 | 機種 | |
---|---|---|---|---|
本編 | CHAOS;CHILD | 妄想科学アドベンチャー | 2014年12月18日 | Xbox One |
2015年6月25日 | PS4・PS3・PS Vita | |||
2016年4月28日 | Win | |||
2017年2月1日 | iOS | |||
2017年5月28日 | Android | |||
2019年1月23日 | Steam | |||
スピンオフ | CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!! | 2017年3月30日 | PS4・PS Vita |
その他の作品
タイトル | ジャンル | 発売日 | 機種 |
---|---|---|---|
OCCULTIC;NINE[10] | 超常科学アドベンチャー | 2017年11月9日 | PS4・PS Vita・Xbox One |
ANONYMOUS;CODE[10] | アドベンチャー | 2021年秋予定[11] | Switch・PS4[注 8] |
インターネット番組
2017年11月23日から、ニコニコ生放送で「関智一・今井麻美のオトナの科学ラジオ」(別名:オトナの科学ラジオ)の配信を開始。科学アドベンチャーシリーズの紹介を中心にトークを繰り拡げる。 MCは、『STEINS;GATE』シリーズに出演した関智一、今井麻美。
2018年9月24日に配信された11回では、『ROBOTICS;NOTES DaSH』に関連して、姉妹番組「オトナの科学ラジオ DaSH」の開始が発表された。MCは木村良平と南條愛乃が担当する。
公式生放送のみの体制だったが、後にニコニコチャンネルを開設。公式生放送後は、会員向けの限定生放送を実施している。
- ゲスト
関連商品
ドラマCD
- 科学アドベンチャーシリーズ スペシャルドラマCD 怱卒連鎖のトリプティック(2013年11月27日)
- 収録内容
- 真夏の昼のカプリス(from ROBOTICS;NOTES)
- 偶像槐夢のステージ(from STEINS;GATE)
- enigmatic ward(from CHAOS;HEAD)
関連項目
- ファントムブレイカー - 科学アドベンチャーシリーズのキャラクターが多数参戦している対戦格闘ゲーム。
- 俺達の世界わ終っている。 - レッド・エンタテインメントが2017年に発売したPlayStation Vita用アドベンチャーゲーム。新キャラクター・新シナリオを追加し、『JUDGEMENT 7 俺達の世界わ終っている。』というタイトルで5pb.が2019年にPlayStation 4とNintendo Switch用ソフトとして発売したが、その際に「科学アドベンチャーファンに捧ぐ渾身の1作」と公式に宣伝されている[12]。
脚注
注釈
- ^ PS3/4/Vita『STEINS;GATE 0』初回特典ダウンロード版
- ^ a b c 『STEINS;GATE ダイバージェンシズ アソート』として発売され、『STEINS;GATE 0』/『比翼恋理のだーりん』/『線形拘束のフェノグラム』の3作品が収録されている。
- ^ PS4/Vita『STEINS;GATE ELITE』初回特典ダウンロード版
- ^ 単体では発売されておらず、『STEINS;GATE ELETE』とセットのBonus Content Bundleを購入する、もしくはSteamで発売している『STEINS;GATE』シリーズ全てがセットになったSTEINS;GATE SERIES BUNDLEを購入することで入手できる。
- ^ Switch『STEINS;GATE ELITE』初回特典ダウンロード版
- ^ ダウンロード版のみ
- ^ a b パッケージ版は『ROBOTICS;NOTES お得セット』として『ELITE』と『DaSH』がセット(2作品が1つのメディアに収録されている)で発売され、『ELITE』単体パッケージ版は発売されていない。ダウンロード版はセット販売はなく単体でのみ発売されている。
- ^ Vita版も予定されていたが発売中止となった[11]。
出典
- ^ 『シュタインズ・ゲート 公式資料集』p.120
- ^ 『シュタインズ・ゲート 公式資料集』pp.118 - 119
- ^ a b c 『カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーゲーム マニアックス』p.162
- ^ a b 『アドベンチャーゲームサイド』VOL.02、pp.43 - 44
- ^ 『SCIENCE ADV SERIES 5 years Jubilee』p.91
- ^ 志倉千代丸氏インタビュー 『シュタインズ・ゲート エリート』は“ゲーム以上でいて、アニメ以上”
- ^ 『カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーゲーム マニアックス』p.169
- ^ “科学アドベンチャーシリーズまとめ。歴史や時系列、世界線・世界層などの概念をおさらい【 『シュタインズ・ゲート』10周年記念】”. ファミ通.com (2019年10月15日). 2019年10月15日閲覧。
- ^ “『アノニマス・コード』企画・原作の志倉千代丸氏が語る同作に込められたメッセージとは……?”. ファミ通.com. (2016年6月28日)
- ^ a b c “求めるのは科学的根拠に基づいたリアリティー――志倉千代丸氏が語る『シュタインズ・ゲート』などの“科学アドベンチャー”の作りかたと未来(1/2)”. ファミ通.com. Gzブレイン (2018年9月26日). 2018年11月9日閲覧。
- ^ a b “『シュタゲ』シリーズに関連する新作や『アノニマス・コード』の発売時期が2021年秋に変更などが発表。MAGES.事業戦略発表会速報リポート”. ファミ通.com (2020年10月25日). 2020年10月26日閲覧。
- ^ “amazon.comの商品概要より。”. 2018年11月9日閲覧。
参考文献
- 『シュタインズ・ゲート 公式資料集』エンターブレイン、2010年3月。ISBN 978-4-04-726374-1
- 『カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーゲーム マニアックス』ホビージャパン、2010年12月。ISBN 978-4-7986-0146-5
- 『SCIENCE ADV SERIES 5 years Jubilee』MAGES.、2013年12月。
- 『アドベンチャーゲームサイド』VOL.02、マイクロマガジン社、2014年1月。ISBN 978-4-89637-450-6