「SimCity BuildIt」の版間の差分
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'''SimCity BuildIt'''(''シムシティ ビルドイット'') とは、 [[App Store]]及び[[Google Play]]にて配信されているモバイル端末([[IOS (Apple)|iOS]]/[[Android (オペレーティングシステム)|Android]])向けの[[シムシティシリーズ]]である<ref>{{cite web|url=http://www.swipe.jp/simcity-buildit-coming-to-ios-android/|title=箱庭ゲーム最新作『SimCity BuildIt』iOS/Android向けにリリース予定|publisher=swipe|date=2014-09-10|accessdate=2015-03-30}}</ref><ref name="famitsu1">{{cite web|url=http://app.famitsu.com/20141223_477302/|title=【注目】都市育成の名作『SimCity』がスマホで登場! 街を手に取る操作感が新しい |publisher=[[ファミ通.com]]|date=2014-12-23|accessdate=2015-03-30}}</ref>。 |
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[[2014年]][[12月16日]]に全世界でリリースされており、[[日本語]]にも対応している。 |
[[2014年]][[12月16日]]に全世界でリリースされており、[[日本語]]にも対応している。 |
2021年5月21日 (金) 01:10時点における版
ジャンル | シミュレーションゲーム |
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対応機種 | iOS (アップル)/Android |
開発元 | マクシス |
発売元 | エレクトロニック・アーツ |
シリーズ | シムシティシリーズ |
人数 | シングルプレイ |
メディア | ダウンロード |
発売日 | 2014年12月16日 |
SimCity BuildIt(シムシティ ビルドイット) とは、 App Store及びGoogle Playにて配信されているモバイル端末(iOS/Android)向けのシムシティシリーズである[1][2]。
2014年12月16日に全世界でリリースされており、日本語にも対応している。
概要
プレイヤーが「市長」となり時間をかけて少しずつ街を大きくしていくという点で従来のシムシティシリーズと同様のゲーム目的がある。本作ではよりスマートフォン(タブレット)向けゲームらしく大幅にシステムが改編された(本作のリリースと入れ替わるように配信停止された『Sim City Deluxe』は、シムシティ3000のiOS向け移植版であった)。
スマートフォンの特徴的なジェスチャーを活かした直感的な操作でプレイし、従来のパソコン・コンシューマ版とは異なって、建物の移動・取り壊しが自由であることや、材料やアイテムを他のプレイヤーとトレードして住宅のアップグレードや街の拡張を進めるシステムが、"スマホゲーム"としてよく合ったシステムとされる[2]。また、基本プレイは無料ゲームだが、プレイ実績の達成や有料(アイテム課金)で獲得するゲーム内通貨「シムキャッシュ」を使うことで、時間短縮や資材補充などが行える[3]。
システム
幅広いユーザ層を狙ってか、従来のシリーズよりシステムは大幅に簡略化された。
RCI
「職場」の概念が無くなり、工業用地・農業用地・商業用地が無い。その代わりに「工場」「店舗」「国際貿易」のシステムが加わった。
「工場」を設置し素材の生産を指示すると、素材ごとに決められた時間後にその素材が完成し、アイテムとして「貯蔵センター」に保持できる。この素材を「店舗」で二次加工することができ、アイテムごとに決められた時間後に加工品が完成する(例えば木材2つを30分加工して板材、種2つを20分加工して野菜など)。店舗には、資材工房、ホームセンター、農作物市場、家具店、ガーデニング用品店、ドーナツショップ、アパレルストア、ファミレス、電器店、シーズン限定店がある。これら店舗は住宅の近くに設置すると住民の評価が少し上がる。工場は、最後に建設できるナノテク工場を除いて一定範囲に公害が発生する。
これらは職場という扱いではなく、住宅からどれだけ離れていようと、たとえ住宅と道路が繋がっておらずとも全く影響なく機能する。
また誰でも一定の人口に達すると「貿易センター」を利用でき、世界中の市長(プレイヤー)が出品したアイテムを買ったり、自分が出品したりすることが可能。素材を量産し続けて売ってもよいし、加工に専念して付加価値の付いたアイテムを売却することもできる。
従来のシムシティにおけるRCIのうち、CとIをプレイヤーの操作にゆだねる形のシステム改変とも言える。
インフラ
電線・上水道・下水道・ゴミ処理の要素は全て道路が受け持つ。主要な建造物は一辺が道路に接している必要がある。消防・警察・病院は効果範囲内であっても道路が繋がっていない住宅には機能しない。
曲線道路は設置できずマス目に応じた道路となっている。「道路」以外の交通機関(鉄道・高速道路)は無くなったが、通常の道路を「アップグレード」する事で多車線道路や路面電車併設道路が建設できる。交通機関関連設備として「バスターミナル」「気球公園」「飛行船格納庫」「ヘリポート」を建設できる。これらには渋滞抑制効果は無いが、人口増加や、気球や飛行船が街を飛んだりする。
学校を建設できるが教育レベルの概念は無く、周辺人口増加という効果のみが発生する。
電力・水道・下水・ゴミ処理施設にはそれぞれ能力値が設定されており、それを超える規模の住宅を建造すると、その住宅は廃墟となり、人口は増えない。また、消防・警察・医療施設には効果範囲が設定されており、その範囲外に住宅を建造しても、同様に廃墟となり、人口は増えない。
満足度
税率の設定が無くなり、市民により良い公共サービスを提供すると上昇する「満足度」がその役目を果たす。
公共サービスは、消防、警察、医療、電力、水道、下水、ゴミ処理、公園。公園を除いた全てのサービスを住宅に漏れなく提供すれば満足度が100%となり、サービスが提供されていなかったり公害の範囲内にある住宅があると減点方式でポイントが下がる。なお、教育等の特化施設は満足度に影響しない。
住宅から市民の声を示す吹き出しアイコンが現れ、これをタップすると市民の要望もしくは市への感想などを聞くことができる。このとき低い確率で特別なアイテムが手に入る。倉庫の素材、ドーザーの部品、ブー専用アイテム、ビーチ・山地の拡張アイテム等、現段階でアンロックされているものが出現する。これを指定された個数集めると、貯蔵センター容量拡張、建設可能領域拡大、災害等を起こすことができる。
災害
一定の人口に達すると災害研究施設「ブー・タワー」を建設して市にドクター・ブー(Dr.Vu)を招くことができ、彼に依頼して災害を発生させることができるようになる。
ランダムで指定されたブー専用アイテムを消費して災害を起こすと、住宅が倒壊し、ブーポイントが獲得出来る。ランダムで指定された素材を倒壊した住宅に投入すると、建物が復旧して特別な建築素材である「黄金の鍵」を入手できる。災害の種類は、隕石、地震、エイリアン、竜巻、雷嵐、ロボット。最初は隕石だけだか、ブーポイントを貯めてブー・タワーをレベルアップすると、災害のレベルが上がったり、新たな災害をアンロックすることが出来る。災害の種類やレベルによって倒壊数や鍵の入手数、復旧のアイテム難易度、獲得ポイントが変わる。
パリ地区
一定人口に達すると、空港がアンロックされ、同時にパリ地区がアンロックされる。外観がパリ風の家屋やビルが建つ。建築には、空港で輸送を完了することによって手に入る特別アイテムが必要。
トーキョー・タウン地区
一定の人口に達すると「トーキョー・タウン地区」がアンロックされる。これは従来の高密度住宅に相当するもので、外観が日本風の家屋やビルが建つ。建築には空港で手に入る特別アイテム(灯篭・招き猫・盆栽)が必要。トーキョー・タウン地区は人口が通常の住宅の120%に増加するが、電力・水道・下水・ゴミの処理能力を2倍必要とする。
評価
100ヶ国以上のApp Storeにおいて無料ゲームランキングのTOP5となり、配信開始から3週間で1,550万ダウンロード数を達成した(毎分500人の市長=プレイヤーが誕生した割合となる)[4]。また、ファミ通App編集部は2014年のBESTゲーム10作品の中に本作を評価している[5]。
脚注
- ^ “箱庭ゲーム最新作『SimCity BuildIt』iOS/Android向けにリリース予定”. swipe (2014年9月10日). 2015年3月30日閲覧。
- ^ a b “【注目】都市育成の名作『SimCity』がスマホで登場! 街を手に取る操作感が新しい”. ファミ通.com (2014年12月23日). 2015年3月30日閲覧。
- ^ “「シムシティ」の最新作にようこそ,市長! スマホアプリ「SimCity BuildIt」のプレイレポートをお届け”. 4Gamer.net (2014年12月20日). 2015年3月30日閲覧。
- ^ “ファミ通AppがBestゲームに選んだ『SimCity』3週間で世界総プレイ時間8300年以上ってwww”. ファミ通.com (2015年1月19日). 2015年3月30日閲覧。
- ^ “【発表!】ファミ通App編集部が選ぶ2014年BESTゲーム”. ファミ通.com (2014年12月31日). 2015年3月30日閲覧。