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「WheeLog!」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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| name = バリアフリーマップ「WheeLog!」
| name = バリアフリーマップ「WheeLog!」
| ロゴ =
| ロゴ =
| 対応OS = [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]<br />[[iOS (アップル)|iOS]]
| 対応OS = [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]<br />[[IOS (Apple)|iOS]]
| リリース日 = 2017年5月26日
| リリース日 = 2017年5月26日
| 対応言語 = ・日本語・英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・フランス語・ドイツ語・ロシア語
| 対応言語 = ・日本語・英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・フランス語・ドイツ語・ロシア語

2021年5月21日 (金) 01:48時点における版

バリアフリーマップ「WheeLog!」
対応OS Android
iOS
対応言語 ・日本語・英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・フランス語・ドイツ語・ロシア語
種別 バリアフリーマップ
公式サイト https://www.wheelog.com/
テンプレートを表示

WheeLog!(ウィーログ)とは、一般社団法人WheeLogが運営しているバリアフリーマップのスマートフォンアプリである。2020年7月4日にはweb版がリリースされた。

経緯

WheeLog!発案者の織田友理子氏が2015年の「Googleインパクトチャレンジ」で「みんなでつくるバリアフリーマップ」のアイデアを発表。グランプリを受賞しプロジェクトが始まる[1]。 2017年5月にサービスを提供開始。2018年にWheeLog!事業をNPO法人PADMから一般社団法人WheeLogへ移転。国土交通省の「プローブ情報を活用した“通れたマップ”実証実験」の事業主体に採択され[2]、現在、WheeLog!を用いた「街歩きイベント」や「教育プログラム」などの活動を行っている[3]総務省主催 ICT地域活性化大賞2019 優秀賞[4]や国連後援のWorld Summit Awards(WSA)Global Championsなどを受賞している[5][6][7]

運営状況
運営団体 一般社団法人WheeLog
代表理事 織田 友理子 (Yuriko Oda)
最高技術責任者 伊藤 史人 (Fumihito Ito)
最高知識責任者 吉藤 オリィ (Ory Yoshifuji)
利用状況(2021年4月1日現在)
ユーザー登録数 28898 スポット数(39,876か所)

走行ログ総距離(8257km)

自走車いす 3711人
電動車いす 2309人
介助車いす 1870人
ストレッチャー 95人

WheeLog!の目指すもの[8]

ミッション

「車いすでもあきらめない世界」

WheeLog!は車いすでもあきらめない世界を目指し、アプリ開発やイベント活動など車いすユーザーのQOL(生活の質)向上のために活動している。

ビジョン

①情報で車いす生活を豊かにします。

WheeLog!は車いすユーザーの情報インフラになり、車いすユーザーの世界を広げます。

②健常者と障がい者の心の壁をなくします。

WheeLog!は健常者と障がい者が交流を深めることで、心の壁をなくし、お互いがそれぞれの特性を生かして協働できる世界をつくります。

③日本を世界一のバリアフリー先進国にします。

WheeLog!は日本を世界一のバリアフリー先進国にし、世界のバリアフリーの発展に貢献します。

アプリの機能[9]

走行ログ

車いすで通った道のりを地図上に描くことができる。

スポット

施設や設備のバリアフリー情報を地図上に自由に投稿できる。

リクエスト

知りたいスポットの情報をリクエストできる。

つぶやき

その時の気持ちをつぶやいたり、ユーザー同士で情報交換したりできる。

コメント

みんなが投稿した走行ログやスポット投稿にコメントすることができる。

タイムライン

スポット投稿や走行ログ、つぶやきなど、WheeLog!に投稿された最新の情報を見ることができる。

活動紹介

街歩きイベント[10]

参加者全員が車いす体験をし、アプリを使って街のバリアフリー調査をするWheeLog!イベントである。実際に車いすを体験することでバリアフリーに対する気づきや学びを得られる。

過去の街歩きイベント
開催日 開催場所 主催団体
2017年6月13日 沖縄県沖縄市 WheeLog事務局
2017年7月23日 東京都台東区浅草 WheeLog事務局
2017年10月14日 神奈川県鎌倉市、岐阜県岐阜市、島根県松江市、長崎県佐世保市 WheeLog事務局
2018年1月14日 東京都吉祥寺 WheeLog事務局
2018年4月21日 神奈川県小田原市 神奈川県西地区リハビリテーション連絡協議会
2018年4月22日 秋田県角館市 NAOのたまご
2018年4月29日 大阪府梅田 WheeLog事務局
2018年5月8日 東京都日比谷 WheeLog事務局
2018年11月11日 東京都渋谷 文部科学省
2018年11月17日 神奈川県海老名市 神奈川県西地区リハビリテーション連絡協議会
2018年11月17日 東京都町田市 町田ハンディキャブ友の会
2018年12月1日 東京都豊島区池袋 国土交通省
2019年3月2日 東京都府中市 府中リハビリテーション協議会
2019年4月6日 神奈川県横浜市 一般社団法人WheeLog
2019年5月26日 徳島県 一般社団法人徳島県作業療法士会
2019年6月30日 神奈川県小田原市 神奈川県西地区リハビリテーション連盟協議会
2019年7月14日 京都府 一般社団法人wheelog
2019年8月24日 東京都文京区御茶ノ水 一般社団法人wheelog
2020年2月1日 神奈川県横浜市

教育プログラム[11]

街歩きイベントを教育機関向けにアレンジした障がい体験プログラムである。アプリを使って楽しみながらバリアフリーへの理解が深められる。バリアフリー情報を共有することで自分たちが暮らす地域の問題点について考え、当事者意識を生徒に醸成することができる。

これまでのプログラム実施校
開催日 実施校
2018年7月3日 群馬県立伊勢崎興陽高等学校
2018年12月10日 群馬県立伊勢崎興陽高等学校沖縄県立真和志高等学校
2018年12月7, 13日 帝京平成大学
2019年1月23日 静岡県立天竜高等学校
2019年5月13日 埼玉県本庄市高校生ボランティア
2019年5月24日 群馬県立伊勢崎興陽高等学校長野県立上田千曲高等学校

受賞歴

2016年 若者力大賞 ユースリーダー賞[12]

2017年 日本建築学会 技術部門設計競技 優秀賞[13]

2017年 第16回情報科学技術フォーラム FIT奨励賞[14]

2018年 東京都オープンデータコンテスト入賞&特別賞[15]

2018年 Zero Project Award 2018(ウィーン)[16]

2018年 2018 World Summit Award Winner(SMART SETTLEMENTS & URBANIZATION部門)[17][18] (2019年に同部門でWSA Global Championsを受賞)[19]

2019年 総務省主催 ICT地域活性化大賞2019 優秀賞[20]

2019年 2019 Google Play Awards(Best Accessibility Experience部門)ノミネート[21]

出典

関連項目

外部リンク