「SDL」の版間の差分

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[[ファイル:SDL Layers.svg|thumb|250px|SDLの構造]]
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'''SDL''' ('''Simple DirectMedia Layer''') は、[[C言語]]で書かれた[[クロスプラットフォーム]]のマルチメディアライブラリである。[[グラフィック]]の描画や[[サウンド]]の再生などの[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]を提供する。[[Microsoft Windows|Windows]]、[[macOS]]、[[Linux]]、[[IOS (Apple)|iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]を公式にサポートしている。SDL自身はC言語で書かれているが、[[インタフェース (情報技術)|インタフェース]]部は[[Perl]]、[[Python]]、[[Ruby]]、[[Java]]などの[[プログラミング言語]]にも移植されている。SDLそのものは[[オペレーティングシステム|OS]]間の違いを吸収するための最低限の抽象化しか提供しないが、SDLで使える[[フォント]]や[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]、[[スプライト (映像技術)|スプライト]]などの多数の[[ライブラリ]]が公開されている。
'''SDL''' ('''Simple DirectMedia Layer''') は、[[C言語]]で書かれた[[クロスプラットフォーム]]のマルチメディアライブラリである。[[グラフィック]]の描画や[[サウンド]]の再生などの[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]を提供する。[[Microsoft Windows|Windows]]、[[macOS]]、[[Linux]]、[[iOS (Apple)|iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]を公式にサポートしている。SDL自身はC言語で書かれているが、[[インタフェース (情報技術)|インタフェース]]部は[[Perl]]、[[Python]]、[[Ruby]]、[[Java]]などの[[プログラミング言語]]にも移植されている。SDLそのものは[[オペレーティングシステム|OS]]間の違いを吸収するための最低限の抽象化しか提供しないが、SDLで使える[[フォント]]や[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]、[[スプライト (映像技術)|スプライト]]などの多数の[[ライブラリ]]が公開されている。


2021年2月7日にGitHubに移動するとアナウンスがあった。https://discourse.libsdl.org/t/sdl-moving-to-github/28700
2021年2月7日にGitHubに移動するとアナウンスがあった。https://discourse.libsdl.org/t/sdl-moving-to-github/28700

2021年5月23日 (日) 03:01時点における版

Simple DirectMedia Layer
開発元 Sam Lantinga
最新版
2.0.10 / 2019年7月23日 (4年前) (2019-07-23)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム
種別 API
ライセンス zlib License/
1.2.15以前はGNU Lesser General Public License
公式サイト https://www.libsdl.org/
テンプレートを表示
Simple DirectMedia Layer
SDLの構造

SDL (Simple DirectMedia Layer) は、C言語で書かれたクロスプラットフォームのマルチメディアライブラリである。グラフィックの描画やサウンドの再生などのAPIを提供する。WindowsmacOSLinuxiOSAndroidを公式にサポートしている。SDL自身はC言語で書かれているが、インタフェース部はPerlPythonRubyJavaなどのプログラミング言語にも移植されている。SDLそのものはOS間の違いを吸収するための最低限の抽象化しか提供しないが、SDLで使えるフォントネットワークスプライトなどの多数のライブラリが公開されている。

2021年2月7日にGitHubに移動するとアナウンスがあった。https://discourse.libsdl.org/t/sdl-moving-to-github/28700

SDLが使用するAPI

SDLは画面の描画にOSによって異なるAPIを使う。WindowsではDirectDrawないしGDIが、LinuxではXlibが使用される。ただし、環境変数「SDL_VIDEODRIVER」を変更すれば、プログラムを書き換えることなく別のAPIを使って表示することも可能になっている。[1] 同様に音声出力に使うAPIも環境変数で変更が可能。

ギャラリー

補助ライブラリ

  • SDL_image-さまざまな画像形式をサポートする。
  • SDL_mixer-さまざまな音声形式をサポートする。
  • SDL_net-ネットワークをサポートする。
  • SDL_ttf-TrueTypeフォントをサポートする。
  • SDL_rtf-Rich Text Format形式の文書をサポートする。
  • SDL_gfx-図形を描くための補助ライブラリ。

出典

  1. ^ Sdl 2.0.10 released! - SDL Announcements - Simple Directmedia Layer

関連項目

  • allegro-マルチプラットフォーム開発用のライブラリ。

外部リンク