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「LiveCode」の版間の差分

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'''LiveCode Ltd.(旧名 Runtime Revolution Ltd.)''' は[[スコットランド]]の[[エディンバラ]]にある[[パーソナルコンピュータ]]向け[[ソフトハウス]]である。1997年創立。[[統合開発環境]] 「LiveCode(旧名Revolution)」シリーズで知られる。「LiveCode」シリーズは、クロスプラットフォームの[[デスクトップアプリケーション]]開発、[[IOS (Apple)|iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]等の[[スマートフォン]]の開発、CGI等のウェブページが作成できるサーバーでの開発、並びにLiveCodeアプリをHTML5ウェブアプリに変換する機能(2017年開発途中)がある。LiveCode(旧名revTalk)は、通常の英語のようなプログラミング言語[[HyperTalk]]に類似した、「LiveCode」シリーズで使用される[[スクリプト言語]]の名称でもある。
'''LiveCode Ltd.(旧名 Runtime Revolution Ltd.)''' は[[スコットランド]]の[[エディンバラ]]にある[[パーソナルコンピュータ]]向け[[ソフトハウス]]である。1997年創立。[[統合開発環境]] 「LiveCode(旧名Revolution)」シリーズで知られる。「LiveCode」シリーズは、クロスプラットフォームの[[デスクトップアプリケーション]]開発、[[iOS (Apple)|iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]等の[[スマートフォン]]の開発、CGI等のウェブページが作成できるサーバーでの開発、並びにLiveCodeアプリをHTML5ウェブアプリに変換する機能(2017年開発途中)がある。LiveCode(旧名revTalk)は、通常の英語のようなプログラミング言語[[HyperTalk]]に類似した、「LiveCode」シリーズで使用される[[スクリプト言語]]の名称でもある。


== 概要 ==
== 概要 ==
LiveCodeの[[デスクトップアプリケーション]]開発環境は、MetaCardを基盤にした[[HyperCard]]類似の[[オーサリングツール]]/[[プログラミング (コンピュータ)|プログラミング]]環境で、HyperCard同様に一枚一枚の「カード」に様々な表示やコントロールを埋め込み、そのようなカードを集めた「スタック」によってアプリケーションを構成する。表示機能、コントロール、スクリプト言語とも、[[macOS]] に代表される現代的な環境に合わせて大幅な拡張をしている。Windows、macOS、Linux([[Raspberry Pi]]を含む)用がある(Unix版は現在配布されていない)。Windows 95 〜 Windows 8、macOSでは、[[Universal Binary]]、[[Power PC]]、[[インテル]] の[[デスクトップアプリケーション]]及び [[IOS (Apple)|iOS]]([[iPhone]], [[iPad]])、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]の[[スマートフォン]]開発が可能である。
LiveCodeの[[デスクトップアプリケーション]]開発環境は、MetaCardを基盤にした[[HyperCard]]類似の[[オーサリングツール]]/[[プログラミング (コンピュータ)|プログラミング]]環境で、HyperCard同様に一枚一枚の「カード」に様々な表示やコントロールを埋め込み、そのようなカードを集めた「スタック」によってアプリケーションを構成する。表示機能、コントロール、スクリプト言語とも、[[macOS]] に代表される現代的な環境に合わせて大幅な拡張をしている。Windows、macOS、Linux([[Raspberry Pi]]を含む)用がある(Unix版は現在配布されていない)。Windows 95 〜 Windows 8、macOSでは、[[Universal Binary]]、[[Power PC]]、[[インテル]] の[[デスクトップアプリケーション]]及び [[iOS (Apple)|iOS]]([[iPhone]], [[iPad]])、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]の[[スマートフォン]]開発が可能である。


またダイナミックWebスクリプト言語に拡張された「LiveCode(旧名revTalk)」が使用できるウェブサーバー開発環境は、LiveCode社のホスティングサービス「On-Rev」と、LinuxとmacOS Darwinサーバーにインストールできる無料の「LiveCode Community Server」がある。LiveCode Community Serverは、Windows、Mac OS、Linux 32、Linux64、Raspberry Piが配布されている。
またダイナミックWebスクリプト言語に拡張された「LiveCode(旧名revTalk)」が使用できるウェブサーバー開発環境は、LiveCode社のホスティングサービス「On-Rev」と、LinuxとmacOS Darwinサーバーにインストールできる無料の「LiveCode Community Server」がある。LiveCode Community Serverは、Windows、Mac OS、Linux 32、Linux64、Raspberry Piが配布されている。

2021年5月23日 (日) 03:40時点における版

LiveCode
以前の社名
  • Runtime Revolution
  • Cross Worlds Computing
業種 ソフトウェア
設立 1997年 (27年前) (1997)[1]
本社 エディンバラ, スコットランド, イギリス
主要人物
  • Kevin Miller (CEO)
  • Mark Waddingham (CTO)
製品 LiveCode

LiveCode Ltd.(旧名 Runtime Revolution Ltd.)スコットランドエディンバラにあるパーソナルコンピュータ向けソフトハウスである。1997年創立。統合開発環境 「LiveCode(旧名Revolution)」シリーズで知られる。「LiveCode」シリーズは、クロスプラットフォームのデスクトップアプリケーション開発、iOSAndroid等のスマートフォンの開発、CGI等のウェブページが作成できるサーバーでの開発、並びにLiveCodeアプリをHTML5ウェブアプリに変換する機能(2017年開発途中)がある。LiveCode(旧名revTalk)は、通常の英語のようなプログラミング言語HyperTalkに類似した、「LiveCode」シリーズで使用されるスクリプト言語の名称でもある。

概要

LiveCodeのデスクトップアプリケーション開発環境は、MetaCardを基盤にしたHyperCard類似のオーサリングツール/プログラミング環境で、HyperCard同様に一枚一枚の「カード」に様々な表示やコントロールを埋め込み、そのようなカードを集めた「スタック」によってアプリケーションを構成する。表示機能、コントロール、スクリプト言語とも、macOS に代表される現代的な環境に合わせて大幅な拡張をしている。Windows、macOS、Linux(Raspberry Piを含む)用がある(Unix版は現在配布されていない)。Windows 95 〜 Windows 8、macOSでは、Universal BinaryPower PCインテルデスクトップアプリケーション及び iOSiPhone, iPad)、Androidスマートフォン開発が可能である。

またダイナミックWebスクリプト言語に拡張された「LiveCode(旧名revTalk)」が使用できるウェブサーバー開発環境は、LiveCode社のホスティングサービス「On-Rev」と、LinuxとmacOS Darwinサーバーにインストールできる無料の「LiveCode Community Server」がある。LiveCode Community Serverは、Windows、Mac OS、Linux 32、Linux64、Raspberry Piが配布されている。

2013年4月、LiveCodeコミュニティ・オープンソース無料版が、クラウドファンディングKickstarterで資金調達が目標に達し、GNU_GPLv3ライセンスの下にリリースが開始された。完成アプリの配布も自由であり、有料版とはオープンソースと言うだけで機能上の違いはない。

2014年、ユニコード(日本語)がオブジェクト名、ファイル・パス、スクリプト内で扱えるLiveCode 7、及びRaspberry Pi用がリリースされた。

2017年、LiveCodeスクリプトで、HTML5ウェブ・アプリ開発ができる追加機能がベータ版としてリリースされた(2020年現在正式版である[2])。

製品

  • LiveCode 9.6(2020年6月最新版)
  • LiveCode 8.1.6(2017年最新版ステイブル)
    • 無料 LiveCode コミュニティ(デスクトップ・アプリ作成 オープンソース)Win | Mac | Linux 32 | Linux 64 | RPi
    • 有料 LiveCode コミュニティプラス、インディ、ビジネス(デスクトップ・アプリ作成+スマートフォン開発)
    • 有料 Webアプリ開発追加機能
  • LiveCode 6.0 以降の製品ダウンロードが可能

日本語

LiveCode 7 以降、以下の日本語の問題はなくなった。

LiveCode 6 以前の日本語の問題点

  1. ファイル名、ファイルパスの日本語使用ができない。
  2. スクリプト中で直接日本語の使用ができない。またコメントが日本語で書けない。
  3. Linux版では、日本語表示ができない。

脚注

  1. ^ About Us”. LiveCode. 2016年8月15日閲覧。
  2. ^ Crighton, Steven. “HTML5 Edition | LiveCode” (英語). 2020年6月10日閲覧。

外部リンク