「死海殺人事件」の版間の差分
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『[[オリエント急行殺人事件 (1974年の映画)|オリエント急行殺人事件]]』『[[ナイル殺人事件 (1978年の映画)]]』『[[クリスタル殺人事件]]』『[[地中海殺人事件]]』と、{{仮リンク|ジョン・ブラボーン|en|John Knatchbull, 7th Baron Brabourne}}とリチャード・グッドウィンのコンビが製作した[[アガサ・クリスティ]]原作の映画化は次々にヒットしてきたが、それらより後に製作された本作は[[ピーター・ユスティノフ]]がポアロを演じているものの、一連のシリーズとは製作者が異なる。 |
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製作した[[キャノン・フィルムズ]]は[[チャック・ノリス]]の低予算アクションで知られるB級映画を得意とするプロダクションだったが、この時期『[[スーパーマンIV|スーパーマンIV 最強の敵]]』など、メジャー系のヒット作の権利を買収し、自身もハリウッド・メジャーの仲間入りを果たそうと積極的姿勢を見せていた。本作はその一環として作られたがヒットはせず、のちにキャノン・フィルムズも倒産に至った。 |
製作した[[キャノン・フィルムズ]]は[[チャック・ノリス]]の低予算アクションで知られるB級映画を得意とするプロダクションだったが、この時期『[[スーパーマンIV|スーパーマンIV 最強の敵]]』など、メジャー系のヒット作の権利を買収し、自身もハリウッド・メジャーの仲間入りを果たそうと積極的姿勢を見せていた。本作はその一環として作られたがヒットはせず、のちにキャノン・フィルムズも倒産に至った。 |
2021年8月13日 (金) 21:52時点における版
死海殺人事件 | |
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Appointment With Death | |
監督 | マイケル・ウィナー |
脚本 |
アンソニー・シェーファー ピーター・バックマン マイケル・ウィナー |
原作 |
アガサ・クリスティ 『死との約束』 |
製作 | マイケル・ウィナー |
製作総指揮 |
ヨーラム・グローバス メナヘム・ゴーラン |
出演者 |
ピーター・ユスティノフ ローレン・バコール キャリー・フィッシャー ジョン・ギールグッド パイパー・ローリー ヘイリー・ミルズ ジェニー・シーグローヴ デヴィッド・ソウル |
音楽 | ピノ・ドナッジオ |
撮影 | デヴィッド・ガーフィンケル |
編集 |
アーノルド・クラスト ※ウィナー監督の別名義 |
製作会社 | キャノン・フィルムズ |
配給 |
キャノン・フィルムズ 日本ヘラルド |
公開 |
1988年4月15日 1988年5月28日 |
上映時間 |
103分 108分 96分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $6,000,000[1] |
興行収入 | $960,040[2] |
『死海殺人事件』(しかいさつじんじけん、Appointment With Death)は、1988年のアメリカ合衆国のミステリ映画。 監督はマイケル・ウィナー、主演はピーター・ユスティノフ。 原作はアガサ・クリスティの推理小説『死との約束』。
ストーリー
豪華客船での世界旅行中、死海のほとりで起きた毒殺事件に名探偵エルキュール・ポアロが挑む。
→「死との約束」も参照
キャスト
- エルキュール・ポアロ
- 演 - ピーター・ユスティノフ、日本語吹替 - 田中明夫
- 名探偵。
- エミリー・ボイントン
- 演 - パイパー・ローリー、日本語吹替 - 此島愛子
- 大富豪エルマー・ボイントンの未亡人。元・刑務所の看守。
- レノックス・ボイントン
- 演 - ニコラス・ゲスト、日本語吹替 - 原康義
- エルマーの先妻の子。
- ナディーン・ボイントン
- 演 - キャリー・フィッシャー、日本語吹替 - 弥永和子
- レノックスの妻。
- レイモンド・ボイントン
- 演 - ジョン・ターレスキー、日本語吹替 - 田中秀幸
- エルマーの先妻の子。
- キャロル・ボイントン
- 演 - ヴァレリー・リチャーズ、日本語吹替 - 佐々木優子
- エルマーの先妻の子。
- ジネヴラ・ボイントン
- 演 - アンバー・ベゼル、日本語吹替 - 水谷優子
- エミリーの実子。
- ジェファーソン・コープ
- 演 - デヴィッド・ソウル、日本語吹替 - 堀勝之祐
- ボイントン家の顧問弁護士。
- サラ・キング
- 演 - ジェニー・シーグローヴ、日本語吹替 - 岡本茉利
- 女医。
- カーベリー大佐
- 演 - ジョン・ギールグッド、日本語吹替 - 梶哲也
- ポアロの旧友。アンマン警察署長。
- ウェストホルム卿夫人
- 演 - ローレン・バコール、日本語吹替 - 藤波京子
- 英国下院議員。
- ミス・クイントン
- 演 - ヘイリー・ミルズ、日本語吹替 - 太田淑子
- ウェストホルム夫人の友人。考古学愛好家。
製作の背景
『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件 (1978年の映画)』『クリスタル殺人事件』『地中海殺人事件』と、ジョン・ブラボーンとリチャード・グッドウィンのコンビが製作したアガサ・クリスティ原作の映画化は次々にヒットしてきたが、それらより後に製作された本作はピーター・ユスティノフがポアロを演じているものの、一連のシリーズとは製作者が異なる。
製作したキャノン・フィルムズはチャック・ノリスの低予算アクションで知られるB級映画を得意とするプロダクションだったが、この時期『スーパーマンIV 最強の敵』など、メジャー系のヒット作の権利を買収し、自身もハリウッド・メジャーの仲間入りを果たそうと積極的姿勢を見せていた。本作はその一環として作られたがヒットはせず、のちにキャノン・フィルムズも倒産に至った。
しかし上記によるキャノン以前のアガサ・クリスティ・シリーズもディスカッションドラマであり、決して大予算というわけではない低予算映画である。ジョン・ブラボーンとリチャード・グッドウィンのファンによるキャノンへの批判は根拠のない印象論でしかない。[要出典]
出典
- ^ Leonard Klady (1989年1月8日). “Box Office Champs, Chumps : The hero of the bottom line was the 46-year-old ‘Bambi’” (英語). Los Angeles Times 2019年9月2日閲覧。
- ^ “Appointment with Death (1988)” (英語). Box Office Mojo. 2011年6月8日閲覧。