「追跡 (1962年の映画)」の版間の差分
m編集の要約なし |
m Bot作業依頼: ソニー・ピクチャーズ関連スタジオの改名に伴うリンク変更依頼 (コロンビア ピクチャーズ) - log |
||
11行目: | 11行目: | ||
| cinematography= [[フィリップ・H・ラスロップ]] |
| cinematography= [[フィリップ・H・ラスロップ]] |
||
| editing = パトリック・マコーマック |
| editing = パトリック・マコーマック |
||
| distributor = [[コロンビア |
| distributor = [[コロンビア ピクチャーズ]] |
||
| released = {{Film date|1962|4|13}} |
| released = {{Film date|1962|4|13}} |
||
| runtime = 123分 |
| runtime = 123分 |
||
19行目: | 19行目: | ||
| gross = |
| gross = |
||
}} |
}} |
||
『'''追跡'''』(原題: {{en|''Experiment in Terror''}})は、[[1962年]]に公開された、[[ブレイク・エドワーズ]]監督の[[サスペンス]][[スリラー]][[映画]]である。夫婦作家である{{ill2|ミルドレッド・ゴードン|en|Mildred Gordon (writer)}}と{{ill2|ゴードン・ゴードン|en|Gordon Gordon}}が、1961年の自身の小説 ''{{en|Operation Terror}}'' を原作とした脚本を書き、[[コロンビア |
『'''追跡'''』(原題: {{en|''Experiment in Terror''}})は、[[1962年]]に公開された、[[ブレイク・エドワーズ]]監督の[[サスペンス]][[スリラー]][[映画]]である。夫婦作家である{{ill2|ミルドレッド・ゴードン|en|Mildred Gordon (writer)}}と{{ill2|ゴードン・ゴードン|en|Gordon Gordon}}が、1961年の自身の小説 ''{{en|Operation Terror}}'' を原作とした脚本を書き、[[コロンビア ピクチャーズ]]によって製作・配給された。[[グレン・フォード]]、[[リー・レミック]]、[[ステファニー・パワーズ]]、[[ロス・マーティン]]らが出演している<ref name="amg">{{cite web|url=http://www.allmovie.com/work/experiment-in-terror-16358|title=Experiment in Terror: Overview – Allmovie|author=Erickson, Hal|work=Allmovie|accessdate=August 27, 2010}}</ref>。 |
||
登場する「謎の殺人犯」が、観客に誰かわからないよう、犯人役の[[ロス・マーティン]]のクレジットはオープニングになく、エンディングで一人だけクレジットされている。また、映画のポスターや、事前の宣伝にも、マーティンの名前は一切、表記されていなかった。 |
登場する「謎の殺人犯」が、観客に誰かわからないよう、犯人役の[[ロス・マーティン]]のクレジットはオープニングになく、エンディングで一人だけクレジットされている。また、映画のポスターや、事前の宣伝にも、マーティンの名前は一切、表記されていなかった。 |
2021年8月18日 (水) 00:12時点における版
追跡 | |
---|---|
Experiment in Terror | |
監督 | ブレイク・エドワーズ |
脚本 |
ミルドレッド・ゴードン ゴードン・ゴードン |
製作 | ブレイク・エドワーズ |
出演者 |
グレン・フォード リー・レミック ステファニー・パワーズ ロス・マーティン |
音楽 | ヘンリー・マンシーニ |
撮影 | フィリップ・H・ラスロップ |
編集 | パトリック・マコーマック |
配給 | コロンビア ピクチャーズ |
公開 |
|
上映時間 | 123分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『追跡』(原題: Experiment in Terror)は、1962年に公開された、ブレイク・エドワーズ監督のサスペンススリラー映画である。夫婦作家であるミルドレッド・ゴードンとゴードン・ゴードンが、1961年の自身の小説 Operation Terror を原作とした脚本を書き、コロンビア ピクチャーズによって製作・配給された。グレン・フォード、リー・レミック、ステファニー・パワーズ、ロス・マーティンらが出演している[1]。
登場する「謎の殺人犯」が、観客に誰かわからないよう、犯人役のロス・マーティンのクレジットはオープニングになく、エンディングで一人だけクレジットされている。また、映画のポスターや、事前の宣伝にも、マーティンの名前は一切、表記されていなかった。
ストーリー
妹と二人でサンフランシスコのツインピークスに住む、銀行出納係のケリー・シャーウッドは、突然、現れた、異常な殺人犯(その顔は、観客にもケリーにも見えない)に脅され、銀行から10万ドルを奪うよう命令された。犯人は、警察に連絡すると、ケリーと高校生の妹トビーとを殺すと脅迫する。ケリーはFBIになんとか連絡し、捜査官のジョン・リプリーらが事件を担当することになった。
また、リプリーは、FBIを訪ねてきた女性ナンシー・アシュトン(仕事はマネキンの製造、もしくは修理)から、相談をうける。ナンシーは、自分の女友達が、交際相手から犯罪に協力するよう強要されていると言った。しかし、それはナンシー自身の境遇だった。ナンシーがリプリーに詳細を話す前に、彼女は殺される。
一方、ケリーには、姿の見えない犯人から、喘息状態の不気味な声で、脅迫の電話がかかり続ける。
FBIは、レッド・リンチという男が、レイプ、偽造、犯罪暴行、武装強盗、および殺人の記録を持っていることに気づいて、犯人と特定した。
FBIは、リンチの交際相手であるリサ・スンに接触する。リサの6歳の息子は、股関節を人工のものに交換したばかりだったが、リンチは病院の費用をすべて払っていた。そのため、リサはリンチが犯罪者だと認めず、調査に協力しない。リプリーたちは、リサの息子から、リンチが虎のぬいぐるみを買ったことを聞き出す。
リンチは最終的に、ケリーに金を盗む日時を指示する。彼女が間違いなく実行するよう、妹のトビーを誘拐し、アジトにしている毛皮倉庫に監禁する。
クライマックスは、サンフランシスコ・ジャイアンツとロサンゼルス・ドジャースとのナイトゲームの後の、キャンドルスティック・パークでの追跡劇となる。試合の場面にはドン・ドライスデールなど、実在の選手たちが登場する。
リプリーたちは、スタジアムのマウンド上までリンチを追い詰め、リプリーはリンチを撃ち、彼はマウンド上で死ぬ。
キャスト
※括弧内は日本語吹替(1970年11月29日『日曜洋画劇場』で放送の際に製作された[2]。約96分。)
- グレン・フォード - ジョン・"リップ"・リプレイ(納谷悟朗)
- リー・レミック - ケリー・シャーウッド(増山江威子)
- ステファニー・パワーズ - トビイ・シャーウッド(渋沢詩子)
- ロス・マーティン - ガーランド・ハンフリー・"レッド"・リンチ(富田耕生)
- ロイ・プール - ブラッド(高城淳一)
- ネッド・グラス - ポップコーン(千葉耕市)
- アニータ・ルー - リサ・ソン
- パトリシア・ヒューストン - ナンシー・アシュトン(平井道子)
- ギルバート・グリーン - 特別捜査官
- クリフトン・ジェームズ - モレノ大佐(塩見竜介)
- アル・アバロン - ケリーを連れ去った男
- ウィリアム・ブライアント - チャック
- ディック・クロケット - FBI捜査官1
- ジェームス・ランファー - 地主(村越伊知郎)
- ワーレン・シェイ - ジョーイ・スン
- シドニー・ミラー - 酔っ払い
- クラランス・ラング - ユン弁護士
- フレデリック・ダウンズ - ウェルク
- シェリー・オニール - エドナ
- マリ・リン - ペニー
- ハーベイ・エバンス - デイブ
- ウィリアム・シャロン - レイモンド・バークハート
- ドン・ドライスデール - ドン・ドライスデール
製作
この映画は、サンフランシスコで撮影された。主人公ケリー・シャーウッドの家は、クラレンドン・ハイツ地区のセント・ジャーメイン通り100番地の家屋を、勤務地はワン・モントゴメリー通りのクロッカー・ナショナル・バンク(現在のウェルズ・ファーゴ銀行)を、それぞれロケ地としている。物語終盤の最高潮に繰り広げられる追跡劇は、キャンドルスティック・パークで撮影された。そのほか、近郊のロケ地として、フィッシャーマンズワーフやノース・ビーチなどが挙げられる。
上からのカットや、鏡にうつった人物など、特別な視点による撮影が多数ある。また、時刻の経過を示すための時計のアップが、毎回、違う時計で表現されている。
封切
本映画は、1962年4月13日にニューヨークで封切された[3]。イギリスでの表題は The Grip of Fear であった[1]。
表彰
この映画で、ロス・マーティンは、1963年のゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされたが、受賞は逃した[4]。
出典
- ^ a b Erickson, Hal. “Experiment in Terror: Overview – Allmovie”. Allmovie. August 27, 2010閲覧。
- ^ 2018年7月1日にザ・シネマで再放送された。
- ^ TCM Overview
- ^ “Experiment in Terror: Awards – Allmovie”. Allmovie. August 27, 2010閲覧。
外部リンク
- Experiment in Terror - IMDb
- Experiment in Terror - TCM Movie Database
- Experiment in Terror - オールムービー
- Experiment in Terror theme - YouTube used as a television "Creature Feature" theme