「ザ・クラウン (ネットフリックス)」の版間の差分
m →政治家 |
m Bot作業依頼: ソニー・ピクチャーズ関連スタジオの改名に伴うリンク変更依頼 (ソニー・ピクチャーズ テレビジョン) - log |
||
58行目: | 58行目: | ||
|first_aired = {{Start date|2016|11|4}} |
|first_aired = {{Start date|2016|11|4}} |
||
|last_aired = 現在 |
|last_aired = 現在 |
||
|company = Left Bank Pictures<br>[[ソニー・ピクチャーズ |
|company = Left Bank Pictures<br>[[ソニー・ピクチャーズ テレビジョン]] |
||
|network = [[Netflix]] |
|network = [[Netflix]] |
||
|executive_producer = [[スティーブン・ダルドリー]]<br>ピーター・モーガン |
|executive_producer = [[スティーブン・ダルドリー]]<br>ピーター・モーガン |
||
65行目: | 65行目: | ||
『'''ザ・クラウン'''』({{lang-en|The Crown}})は、[[ピーター・モーガン]]の原作・脚本による、[[アメリカ合衆国]]と[[イギリス]]合作のテレビドラマシリーズであり、[[イギリスの君主|イギリス女王]][[エリザベス2世]]の治世を描く。 |
『'''ザ・クラウン'''』({{lang-en|The Crown}})は、[[ピーター・モーガン]]の原作・脚本による、[[アメリカ合衆国]]と[[イギリス]]合作のテレビドラマシリーズであり、[[イギリスの君主|イギリス女王]][[エリザベス2世]]の治世を描く。 |
||
[[Netflix]]のため、Left Bank Picturesおよび[[ソニー・ピクチャーズ |
[[Netflix]]のため、Left Bank Picturesおよび[[ソニー・ピクチャーズ テレビジョン]]が製作している。 |
||
== 概要 == |
== 概要 == |
2021年8月18日 (水) 01:09時点における版
ザ・クラウン The Crown | |
---|---|
ジャンル |
|
原案 | ピーター・モーガン |
脚本 | ピーター・モーガン |
出演者 |
|
国・地域 | |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 4 |
話数 | 40(各話リスト) |
各話の長さ | 47–61 分 |
製作 | |
製作総指揮 |
スティーブン・ダルドリー ピーター・モーガン |
撮影地 | イギリス |
製作 |
Left Bank Pictures ソニー・ピクチャーズ テレビジョン |
放送 | |
放送チャンネル | Netflix |
放送期間 | 2016年11月4日 | - 現在
公式ウェブサイト |
『ザ・クラウン』(英語: The Crown)は、ピーター・モーガンの原作・脚本による、アメリカ合衆国とイギリス合作のテレビドラマシリーズであり、イギリス女王エリザベス2世の治世を描く。
Netflixのため、Left Bank Picturesおよびソニー・ピクチャーズ テレビジョンが製作している。
概要
主要キャストは2シーズンごとに入れ替わり、治世の初期のエリザベス2世女王は、クレア・フォイが演じる(シリーズ1、2)[3][4]。中年期のエリザベス2世女王は、オリヴィア・コールマンが演じる(シリーズ3、4)。
当初から、シリーズは「6シーズン60エピソード」におよぶ予定とされた。シーズン1は最初の2話だけが劇場公開された[5]のちに2016年11月4日に配信[6][7]。シーズン2は2017年12月8日、シーズン3は2019年11月17日[8]、シーズン4は2020年11月15日に配信された[9]。
2020年1月にはシーズン5でフィナーレを迎えると報じられたが、同年7月、シーズン6までの製作が発表された[10][11]。
各シーズンの時代
シーズン1は、1947年のエリザベスとフィリップの結婚式に始まり、チャールズ王子とアン王女の誕生を経て、ケニア訪問中の1952年の父国王の突然の崩御による女王即位、1953年の戴冠式とテレビ中継放送の実施、妹のマーガレット王女と侍従武官ピーターとの恋と破局など、第3次チャーチル内閣(en)からイーデン内閣(en)のもとでの1955年までの女王の治世を描く。
シーズン2は、1956年のスエズ動乱に始まり、イーデン首相の辞職から、1963年のプロヒューモ事件によるマクミラン首相の辞職、ジョン・F・ケネディ米大統領夫妻の訪英とジャクリーン夫人との交流、そして1964年の第4子(三男)エドワード王子誕生までを描く。
シーズン3は、1964年から1977年まで、チャーチル元首相の死去からヒース内閣をはさんだ2度の労働党ウィルソン内閣のもとでの治世を描く。ケンブリッジ・ファイヴ事件、南ウェールズで起きたアベルヴァンの惨事と呼ばれる崩落事故[12]、マウントバッテン卿の首謀によるクーデター計画、長男チャールズ王太子のウェールズ公叙任式と恋人カミラ・シャンドの関係、元国王ウィンザー公(エドワード8世)死去、マーガレット王女夫妻の不倫と王女の自殺未遂、女王夫妻の銀婚式及び即位25周年記念式典などが描かれる。
シーズン4は、1979年のサッチャー内閣成立から1990年の辞任までに渡り、女王と初の女性首相の関係、そして当初から不幸だったチャールズとダイアナの結婚とその破綻を中心に描く。
キャスト
メイン
王族
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
エリザベス2世 | クレア・フォイ(S1-S2) | 渋谷はるか | 女王。 |
オリヴィア・コールマン(S3-S4) | 山像かおり | ||
イメルダ・スタウントン(S5) | |||
エディンバラ公フィリップ殿下 | マット・スミス(S1-S2) | 川島得愛 | 女王の王配(夫)。 |
トビアス・メンジーズ(S3-S4) | 根本泰彦 | ||
チャールズ皇太子 | ジョシュ・オコーナー | 近松孝丞 | 女王の長男。 |
ダイアナ妃 | エマ・コリン(S4) | 花村さやか | チャールズ皇太子妃。 |
エリザベス・デビッキ(S5-S6) | |||
カミラ・シャンド | エメラルド・フェンネル | チャールズ皇太子の恋人、のちに妻。 | |
アン王女 | エリン・ドハティ | 大平あひる | 女王の長女。 |
マーガレット王女 | ヴァネッサ・カービー(S1-S2) | 折井あゆみ | 女王の妹。 |
ヘレナ・ボナム=カーター(S3-S4) | 浅野まゆみ | ||
アンソニー・アームストロング=ジョーンズ (初代スノードン伯爵) | マシュー・グード(S2) | 細見大輔 | マーガレット王女の夫。 |
ベン・ダニエルズ(S3-S4) | |||
ピーター・タウンゼント | ベン・マイルズ | 田村真 | マーガレット王女のロマンスの相手。(S1) |
メアリー王太后、のちに太王太后 | アイリーン・アトキンス | 女王の祖母。(S1) | |
エリザベス王妃、のちに王太后 | ヴィクトリア・ハミルトン(S1-S2) | 三沢明美 | 女王の母。 |
マリオン・ベイリー(S3-S4) | 三沢あけみ | ||
ルイス・マウントバッテン | グレッグ・ワイズ(S1-S2) | ビルマのマウントバッテン伯爵、フィリップ王配の叔父。 | |
チャールズ・ダンス(S3-S4) | |||
ジョージ6世 | ジャレッド・ハリス | 森田順平 | 前国王、女王の父。(S1) |
エドワード8世、ウィンザー公爵 | アレックス・ジェニングス(S1-S2) | 牛山茂 | 女王の伯父にして前々国王。 |
デレク・ジャコビ(S3) | |||
ウォリス・シンプソン | リア・ウィリアムス(S1-S2) | ウィンザー公爵夫人。 | |
ジェラルディン・チャップリン(S3) |
政治家
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ウィンストン・チャーチル | ジョン・リスゴー | 宝亀克寿 | 保守党の首相。(S1-S3) |
アンソニー・イーデン | ジェレミー・ノーサム | 保守党の外相のちに首相。(S1-S2) | |
ハロルド・マクミラン | アントン・レッサー | 宮崎敦吉 | 保守党の首相。(S2) |
ハロルド・ウィルソン | ジェイソン・ワトキンス | 菊池康弘 | 労働党の首相。(S3) |
エドワード・ヒース | マイケル・マロニー | 保守党の首相。(S3) | |
エドワード・ミルウォード | マーク・ルイス・ジョーンズ | ウェールズの政治家。(S3) | |
マーガレット・サッチャー | ジリアン・アンダーソン | 高島雅羅 | イギリス初の女性保守党党首かつ首相[13]。(S4) |
デニス・サッチャー | スティーブン・ボクサー | マーガレットの夫。(S4) | |
ジョン・F・ケネディ | マイケル・C・ホール | 桐本拓哉 | アメリカ合衆国大統領。(S2) |
ジャクリーン・ケネディ | ジョディ・バルフォア | ファーストレディ、米大統領夫人。(S2) | |
リンドン・ジョンソン | クランシー・ブラウン | アメリカ合衆国大統領。(S3) | |
ボブ・ホーク | リチャード・ロクスバーグ | 労働党政権のオーストラリア首相。(S4) |
その他
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
グラハム・サザーランド | スティーヴン・ディレイン | 花輪英司 | 画家。(S1) |
ジョン・グリッグ | ジョン・ヘフマン | 女王を批判するジャーナリストかつ貴族、男爵。(S2) | |
パトリシア・キャンベル | ジェンマ・ウィーラン | グリッグの秘書。(S2) | |
ビリー・グラハム | ポール・スパークス | アメリカ人の伝道師。(S2) | |
クルト・ハーン | ブルクハルト・クラウスナー | フィリップ王配とチャールズ王太子の母校ゴードンストウン校長。(S2) | |
アンドリュー・パーカー・ボウルズ | アンドリュー・ブハン | カミラ・シャンドの夫。(S3-S4) | |
ロビン・ウッズ | ティム・マクマラン | ウィンザー城内教会の司祭。(S3) | |
ロディ・ルウェリン | ハリー・トレッダウェイ | 造園家。準男爵。マーガレット王女の恋人。(S3-S4) | |
マイケル・フェイガン | トム・ブルック | 宮殿への侵入者。(S4) | |
デレク“ダズル”・ジェニングス | トム・バーク | マーガレット王女の友人。(S4) | |
マイケル・シェイ | ニコラス・ファレル | 王室報道官。(S4) |
リカーリング
王族
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
グロスター公爵ヘンリー王子 | Andy Sanderson(S1-S2) | 女王の叔父。 | |
マイケル・トーマス(S3) | |||
グロスター公爵夫人、アリス王女 | Penny Downie | ヘンリー王子の妻。(S4) | |
アリス王女 | ロザリンド・ナイト(S1) | フィリップ殿下の母。 | |
ソフィー・リー(S2) | |||
ジェイン・ラポテア(S3) | |||
ケント公爵夫人マリナ | Clare Holman | フィリップ王配の従姉。(S2) | |
アンドリュー王子 | Tom Byrne | エリザベス女王の次男。(S4) | |
エドワード王子 | Angus Imrie | エリザベス女王の三男。(S4) | |
マーク・フィリップス | Geoff Breton | アン王女の最初の夫。(S4) |
女王の側近
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
トミー・ラッセルズ | ピップ・トレンス | ジョージ6世および女王の首席秘書官。 | |
マイケル・エイディーン | ウィル・キーン(S1-S2) | ラッセルズの後を継いだ女王の首席秘書官。 | |
デヴィッド・リントール(S3) | |||
マーティン・チャータリス | ハリー・ハッデン=ペイトン(S1-S2) | 王女時代の秘書官、のちに女王の首席秘書官補佐、後にエイディーンの後を継いで首席秘書官。 | |
チャールズ・エドワーズ(S3-S4) | |||
ジョック・コルヴィル | ニコラス・ロウ | 王女時代の秘書官、のちに首相首席秘書官補佐。(S1) | |
マイク・パーカー | ダニエル・イングス | エディンバラ公フィリップの秘書官。(S1-S2) | |
カーナヴォン伯爵ポーチー | ジョセフ・クロスカ(S1-S2) | ||
ジョン・ホリングワース(S3) |
政治家
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
クレメンティーン・チャーチル | ハリエット・ウォルター | チャーチルの妻、首相夫人。(S1) | |
クレメント・アトリー | サイモン・チャンドラー | 労働党の首相。(S1) | |
ラブ・バトラー | マイケル・カルキン | 保守党の政治家。(S1) | |
ソールズベリー卿 | クライヴ・フランシス | 枢密院 議長。(S1) | |
ジェフリー・ハウ | Paul Jeson | サッチャー内閣の財務大臣、後に外務大臣。(S4) | |
ウィリー・ホワイトロー | Don Gallagher | サッチャー内閣の内務大臣。(S4) | |
ルース・ロッシュ | Georgie Glen | ダイアナ妃の祖母、エリザベス王大后の侍女。(S4) | |
セーラ・ファーガソン | Jessica Aquilina | のちのアンドリュー王子夫人。(S4) | |
チャールズ・パウエル | Dominic Rowan | サッチャー首相秘書。(S4) |
その他
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
コリン・テナント | デヴィッド・シールズ(S1) | マーガレット王女の友人の貴族。 | |
ピップ・カーター(S2) | |||
Richard Teverso(S3-S4) |
ゲスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役柄 |
---|---|---|---|
ナセル大統領 | Amir Boutrous | エジプト大統領。(S1-S2) | |
アンソニー・ブラント | サミュエル・ウエスト | 王室美術顧問にしてソ連のスパイ。(S3) | |
ジョン・アームストロング | コリン・モーガン | ガーディアン紙記者。(S3) | |
セシル・キング | ルパート・ヴァンシタート | デイリー・ミラー紙社主。(S3) | |
昭和天皇 | 伊川東吾 | 日本国天皇。(S3) | |
アン・テナント | ナンシー・キャロル | コリン・テナントの妻でマーガレット王女の侍女。(S3-S4) | |
セーラ・スペンサー | Isobel Eadie | ダイアナ妃の姉、チャールズ王子の女友達。(S4) | |
マーク・サッチャー | フレディ・フォックス | サッチャー首相の息子。(S4) | |
ペネロープ・カーター | ジェマ・ジョーンズ | マーガレット王女を診察する精神科医。(S4) |
エピソード
シーズン | 話数 | 放送期間 | |||
---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | 2016年11月4日 | |||
2 | 10 | 2017年12月8日 | |||
3 | 10 | 2019年11月17日 | |||
4 | 10 | 2020年11月15日 |
*各シーズン全話一斉配信
シーズン1
通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | "カモ狩り" "Wolferton Splash" | スティーブン・ダルドリー | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
1947年、エリザベス王女とフィリップは結婚式を挙げる。王女夫妻は長男(第一子)のチャールズ王子と長女(第二子)のアン王女をもうける。1951年のイギリス総選挙で保守党が勝利し労働党(アトリー首相)からの政権交代が起き、チャーチルが再び首相に就任する。 | ||||||
2 | 2 | "国王崩御" "Hyde Park Corner" | スティーブン・ダルドリー | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
1952年、エリザベス王女夫妻がケニアを訪問している間に父ジョージ6世が崩御し、エリザベス2世として女王が即位する。マーガレット王女は父国王の侍従武官タウンゼントとの不倫関係を持つ。 | ||||||
3 | 3 | "ウィンザー家" "Windsor" | フィリップ・マーティン | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
弟前王の葬儀に出席した前々王ウィンザー公は王室の親族と対立する。フィリップは子供たちが自分の家名マウントバッテンを継ぐことを希望するが、チャーチルに妨げられる。 | ||||||
4 | 4 | "神の御業" "Act of God" | ジュリアン・ジャロルド | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
暇を持て余すフィリップは飛行訓練を受け始める。ロンドンスモッグが市民を苦しめ、エリザベスは無作為のチャーチル内閣の退陣を考慮し始める。首相付秘書が見通しの悪い通りで事故死したためにチャーチルは緊急対策を発表し、エリザベスは思いとどまる。 | ||||||
5 | 5 | "板挟み" "Smoke and Mirrors" | フィリップ・マーティン | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
1953年、メアリー太王太后が崩御する。戴冠式の委員長に任命されたフィリップがもたらす変化は波紋を広げる。妻の参列を拒否された前王ウィンザー公はパリでテレビ中継放送を視聴する。 | ||||||
6 | 6 | "スキャンダル" "Gelignite" | ジュリアン・ジャロルド | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
マーガレット王女は離婚したタウンゼントとの結婚を求め、姉のエリザベスは支援する。だが王室の一大スキャンダルはマスコミに漏れ、母のエリザベス王太后らは反対する。エリザベスは王室を守るため、「25歳になれば自由に結婚できる」と妹マーガレットに約束し、タウンゼントをベルギーに異動させて二人を引き離す。 | ||||||
7 | 7 | "知識は力なり" "Scientia Potentia Est" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
エリザベスは自分の教育に問題を感じて教師を求める。東西冷戦下、ソ連が水爆実験を実行した危機に際して、チャーチル首相とイーデン外相の病気を伏せられて女王は首相らを叱責する。主席秘書官トミーの引退に伴い、王女時代の秘書官マーティン・チャータリスの昇進を求めるが拒否される。 | ||||||
8 | 8 | "誇りと喜び" "Pride & Joy" | フィリップ・マーティン | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
エリザベスとフィリップは23週間の過酷な外国訪問に赴き、マーガレットは自己流で代理公務をこなして騒動を引き起こす。王太后はスコットランドに城を購入する。 | ||||||
9 | 9 | "暗殺者たち" "Assassins" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
1954年、フィリップは多くの時間を宮廷の外で過ごすようになり、エリザベスは旧友で競走馬マネージャーのカーナーヴォン伯爵ポーチーと多くの時間を過ごすようになって、夫婦間に緊張が高まる。首相チャーチルは、自身の80歳を記念して描かれた肖像画で老醜を実感し政権引退を決意する。 | ||||||
10 | 10 | "栄光の女王" "Gloriana" | フィリップ・マーティン | ピーター・モーガン | 2016年11月4日 | |
1955年、イーデン首相とエジプトのナセル大統領との間に緊張が高まる。25歳になったマーガレット王女と離婚歴のあるタウンゼントの結婚には新たな障害が持ち上がり、妹を支援してきたエリザベスは、「王室を離脱しなくては、結婚は許さない」と妹に告げる。二人は破局を発表する。フィリップは女王たる妻の影の中で生きることに苦しむ。 |
シーズン2
通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 1 | "誤算" "Misadventure" | フィリップ・マーティン | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
1956年、スエズ動乱が勃発する中、フィリップは女王を置いて長期の外遊に出る。イーデン首相はフランス、イスラエルと組んでエジプトに侵攻する。 | ||||||
12 | 2 | "男の世界" "The Company of Men" | フィリップ・マーティン | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
フィリップは、男だらけの海軍の船で外遊を楽しむ。国際社会の支持を失ったイギリスはエジプトから撤退を迫られ、イーデンは体調を崩す。フィリップの秘書官マイク・パーカーの妻は離婚を申し出る。 | ||||||
13 | 3 | "リスボン" "Lisbon" | フィリップ・マーティン | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
イーデンは辞職し、マクミランが後継首相となる。妻に離婚されたマイク・パーカーは外遊途中で王配付秘書官を辞職する。二人の不和の噂を抑えるため、エリザベスはリスボンまで出かけてフィリップを迎え、英国王子の称号を与える。 | ||||||
14 | 4 | "2人だけの秘密" "Beryl" | ベンジャミン・キャロン | エイミー・ジェンキンス & ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
エリザベスとフィリップは結婚10周年を迎える。マクミランは妻の不倫に悩む。未だ傷心を抱えるマーガレットは平民の写真家アンソニーと出会う。 | ||||||
15 | 5 | "操り人形" "Marionettes" | フィリッパ・ロースロープ | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
エリザベスは自動車工場を訪問し、主席秘書官マーティン・エイディーンの考案した労働者を見下すスピーチを読んだために、男爵である貴族かつジャーナリストのジョン・グリッグスにテレビ番組で批判される。エリザベスは彼の王室への改革のための助言を受け入れ、国民に近づく努力をする。 | ||||||
16 | 6 | "暴かれし過去" "Vergangenheit" | フィリッパ・ロースロープ | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
エリザベスはイギリスを訪問中のアメリカ人伝道師ビリー・グラハムに教えを請う。パリで退屈な生活を送る伯父ウィンザー公は母国に帰郷し公職を要求する。キリスト教徒として、伯父に赦しを与えたいエリザベスであったが、かつてナチスと親密だったことを知り断念する。 | ||||||
17 | 7 | "結婚の儀" "Matrimonium" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
引き裂かれた恋人タウンゼントから別れを求める手紙を受け取ったマーガレットは、平民の写真家アンソニーのプロポーズを受諾する。エリザベスは第三子(次男)のアンドルー王子を出産する。アンソニーの醜聞にもかかわらずエリザベスは結婚を許可し、結婚の儀が行われる。 | ||||||
18 | 8 | "親愛なるケネディ夫人" "Dear Mrs. Kennedy" | スティーブン・ダルドリー | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
ジョン・F・ケネディ米大統領夫妻が来英しロンドンのバッキンガム宮殿を表敬訪問し、人々はファーストレディのジャクリーン夫人に魅了される。だが自身とほぼ同世代のジャクリーンに見下されたエリザベスはライバル意識に目覚め、政府の反対を押し切ってガーナを急遽訪問し、イギリス連邦離脱とソ連共産圏への接近をくい止めるよう尽力する。ジャクリーンは薬物影響下にあったと告白して謝罪する。ケネディは暗殺される。エリザベスは王室の慣例を破って、王族が死去した際にのみ鳴らす鐘を異例で鳴らすよう命じ哀悼の意を示す。 | ||||||
19 | 9 | "父として" "Paterfamilias" | スティーブン・ダルドリー | トム・エッジ & ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
フィリップはチャールズをパブリックスクールではなくスコットランドにある母校のゴードンストウンに通わせることにこだわり、イートン校を勧める叔父マウントバッテン卿およびエリザベスと対立する。姉を飛行機事故で失った子供時代のフィリップが描かれる。内気なチャールズはゴードンストウンに馴染めない。 | ||||||
20 | 10 | "謎の男" "Mystery Man" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2017年12月8日 | |
エリザベスが妊娠して体調が思わしくない中、プロヒューモ事件が起き、フィリップの関与も疑われる。1963年、マクミラン首相は病気のため辞職し彼の助言に従い、次期首相にダグラス=ヒューム伯爵を任命する。エリザベスは第4子(三男)のエドワード王子を出産する。 |
シーズン3
通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
21 | 1 | "疑惑" "Olding" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
1964年10月、ハロルド・ウィルソン率いる労働党が政権をとる。エリザベスは病床のチャーチルからウィルソンがKGBのスパイである疑いを耳にして疑う。マーガレット王女の結婚生活は破綻しかける。翌年、ワシントンD.C.ではKGBの工作員が王室に食い込んでいることを自白し、美術顧問のアンソニー・ブラントが工作員であったと判明する。王室の評判を保つために表沙汰にはされず、女王はウィルソンに謝罪する。フィリップはブラントに、プロヒューモ事件と自分との関わりをほのめかされる。 | ||||||
22 | 2 | "切り札" "Margaretology" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
1965年、イギリスはアメリカからの財政援助を必要とするが、ベトナム戦争でウィルソンの支持を得られなかったジョンソン大統領は拒む。夫の本のプロモーションでアメリカ旅行中のマーガレット王女はホワイトハウス行きを求められ、率直な物言いで意気投合し援助を引き出す。王女は更なる公務の分担を望むが、夫の助言を受けてエリザベスは断る。 | ||||||
23 | 3 | "悲劇の波紋" "Aberfan" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
1966年、南ウェールズの炭鉱町での山の崩壊が学校を押し潰し多くの子供たちが犠牲になる。ウィルソンの求めに反し、エリザベスは現地訪問を控えてマスコミの批判を浴びる。エリザベスは自分に共感が欠落していることをウィルソンに告白する。 | ||||||
24 | 4 | "母と息子" "Bubbikins" | ベンジャミン・キャロン | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
1967年、ギリシャでクーデターが迫り、修道女をしていたフィリップの疎遠な母アリス王女が宮殿に呼び寄せられる。経費の不足に悩むフィリップは国民の理解を得るために、王室を取材したテレビドキュメンタリーを主導する。番組は酷評されるが、アン王女は、王室を批判する新聞記者のアームストロングに祖母アリスを会わせて王族のイメージを修復する。フィリップとアリスは和解する。 | ||||||
25 | 5 | "クーデター" "Coup" | Christian Schwochow | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
イギリスは貿易赤字と財政赤字に苦しみ、ウィルソンは軍事費削減に抵抗するフィリップの叔父の国防参謀総長ルイス・マウントバッテンを更迭する。1968年、デイリー・ミラー紙社長ら保守派はクーデターを企み、マウントバッテンを仲間に引き入れる。競走馬の育成に夢中になり、ポーチーと共にアメリカやフランスを訪問していたエリザベスはウィルソンから連絡を受けて帰国し、マウントバッテンを叱責して姉のアリス王女を見舞うよう示唆する。 | ||||||
26 | 6 | "ウェールズ公" "Tywysog Cymru" | Christian Schwochow | ジェームズ・グラハム & ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
エリザベスのチャールズへの冷たさが描かれる。1969年、エリザベスはチャールズのプリンス・オブ・ウェールズ叙任式を前にして、ウェールズ語を学ばせるために現地の大学に送り込む。チャールズはウェールズ独立を唱えるプライド・カムリ活動家のテディ・ミルウォードに学ぶ。叙任式でチャールズはウェールズの独自性を支持するスピーチをウェールズ語で行い、母を怒らせる。 | ||||||
27 | 7 | "月の正体" "Moondust" | Jessica Hobbs | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
フィリップの中年の危機が描かれる。1969年、アポロ11号が月に着陸し、触発されたフィリップは自分の人生に何も功績がないことに苛立つ。フィリップは城に宇宙飛行士たちを迎えるが心は充たされない。エリザベスはウィンザー城内の教会の司祭にロビン・ウッズを就任させる。ウッズは城内で信仰と哲学の研鑽の場を用意し、悩める聖職者たちの集まりにフィリップも誘う。フィリップは当初ためらうが、参加したのちはウッズの友人となる。 | ||||||
28 | 8 | "宙ぶらりんの男" "Dangling Man" | Sam Donovan | David Hancock & ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
チャールズ、カミラ・シャンド、アンドリュー・パーカー・ボウルズの三角関係と、ボウルズとアン王女の交際が描かれる。1970年、保守党のエドワード・ヒースが組閣する。1971年、健康を害したウィンザー公を日本の天皇とチャールズが訪ねる。翌年、死期の近いウィンザー公をエリザベスが訪ね、チャールズからの手紙を渡される。 | ||||||
29 | 9 | "もつれた糸" "Imbroglio" | Sam Donovan | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
ウィンザー公の葬儀が行われる。1974年、炭鉱夫のストライキが続き、ヒース首相は計画停電で対抗する。カミラはボウルズと交際しながらチャールズを弄ぶ。マウントバッテンとエリザベス王太后はチャールズを海外に赴任させてカミラから引き離し、カミラをボウルズと結婚させる。エリザベスとフィリップは銀婚式を迎える。 | ||||||
30 | 10 | "心の叫び" "Cri de Coeur" | Jessica Hobbs | ピーター・モーガン | 2019年11月17日 | |
マーガレット王女とアンソニーの結婚生活の破綻、二人のロディ・ルウェリンおよびルーシー・リンゼイ=ホッグとの不倫関係が描かれる。マーガレット王女は自殺を図り未遂に終わる。1976年、政権に返り咲いていたウィルソンはアルツハイマー病を患い辞職する。エリザベスは即位25周年を迎える。 |
シーズン4
通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
31 | 1 | "女王の護衛" "Gold Stick" | Benjamin Caron | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1977年、結婚したカミラとの不倫関係を続けるチャールズ王子は、女友達セーラ・スペンサーの妹ダイアナと出会う。1979年、サッチャーが初の女性首相となる。IRAがアイルランドで休暇中のマウントバッテンを暗殺し、大叔父と親しかったチャールズは衝撃を受けながら弔辞を読む。アン王女は馬術でオリンピックを目指す。チャールズはダイアナに再会する。 | ||||||
32 | 2 | "バルモラルの関門" "The Balmoral Test" | Paul Whittington | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
巨額の財政赤字に直面したサッチャーは支出削減をはかるが閣内の抵抗にあう。夫のデニスとともにスコットランドのバルモラル城での王室の休暇に招かれ、上流階級の人々に囲まれて気まずい思いをする。カミラの勧めでチャールズはダイアナをバルモラル城に招き、家族は彼女を気に入る。サッチャーは内閣を改造して抵抗勢力を一掃する。 | ||||||
33 | 3 | "おとぎ話" "Fairytale" | Benjamin Caron | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1981年、プロポーズを受け入れたダイアナはルームメートとシェアしていたアパートからバッキンガム宮殿に移り住み、チャールズの長い外遊中に厳しいお妃教育を受けて孤独感に苛まれ、摂食障害に苦しむ。チャールズの勧めでカミラと会い、チャールズのことを何も知らないことを思い知らされ、結婚の中止まで考える。チャールズは帰国後まずカミラに会いに行き、別れるためだったと弁解する。マーガレットは愛のない結婚に反対するが、女王は義務を優先すれば幸福はついて来るとチャールズに説く。結婚準備が進められる。 | ||||||
34 | 4 | "お気に入り" "Favourites" | Paul Whittington | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1982年、女王は回復の兆しを見せない経済状態についてサッチャーを詰問し、双子のうちお気に入りの息子マークがパリ・ダカール・ラリーで行方不明になった首相は動揺を見せる。女王は夫とどの子がひいきなのかを話し合い、あらためて4人の子と個別に面談しそれぞれの問題を聞かされる。アルゼンチンがフォークランド諸島に侵入し、サッチャーは外交交渉を退け軍事行動を命じる。マークがアルジェリアで生きて発見され、双子のかたわれのキャロルは母のえこひいきに不満を漏らす。ダイアナは妊娠するが、カミラと逢い続ける夫との関係は悪化する。 | ||||||
35 | 5 | "侵入者" "Fagan" | Paul Whittington | Jonathon D. Wilson and ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1982年、イギリスはフォークランド紛争で勝ち進むが、経済は悪化し失業者も増大する。妻子に去られ、無職のマイケル・フェイガンは政治に不満を持ち、バッキンガム宮殿に忍び込む。二度目には寝室に侵入して女王と話しサッチャー首相を批判する。女王は首相と意見を交換するが見解は相違する。首相は勝利パレードに参列する。 | ||||||
36 | 6 | "無主地[14]" "Terra Nullius" | ジュリアン・ジャロルド | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1983年、君主制に反対するボブ・ホークがオーストラリアの首相となり、カミラをめぐり夫婦仲が崩壊しつつある皇太子夫妻のオーストラリア訪問は重要性を増す。ダイアナは幼児のウィリアム王子を連れていくことに固執し、周囲との軋轢を生む。若く美しい皇太子妃はチャールズが嫉妬するほど大人気となり、オーストラリアは君主制にとどまる。ダイアナの摂食障害は悪化し、帰国した二人は別居する。女王はダイアナの訴えに耳を貸さない。 | ||||||
37 | 7 | "世襲の原則" "The Hereditary Principle" | Jessica Hobbs | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1985年、離婚していたマーガレット王女は長年の喫煙がたたって肺の手術を受け、甥たちの成人により公務も減って鬱屈を抱える。侍女アン・テナントの依頼を受けたチャールズの勧めで精神科医の診断を受け、死んだとされていた母方の従姉妹のキャサリンとネリッサが精神療養施設にいることを知らされる。王位の安定のために、2人とその3人の従姉妹の発達障害を隠していたと母に聞かされる。精神科医は、5人の障害はマーガレットの叔父の妻の家系に由来し、ウィンザー家には遺伝しないと説明する。友人のデレク"ダズル"・ジェニングスにも別れを告げる。 | ||||||
38 | 8 | "48対1" "48:1" | ジュリアン・ジャロルド | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1985年、南アフリカのアパルトヘイトに対抗してイギリスを除くイギリス連邦の48か国は経済制裁を求める。制裁を推進する女王と反対する首相の対立が噂となり、女王の指示で王室報道官のマイケル・シェイが首相への批判を新聞にリークする。女王による政治干渉は憲政の危機となってアンドリュー王子の結婚式から世間の関心を奪い、女王はシェイをスケープゴートとして責任を押し付ける。 | ||||||
39 | 9 | "雪崩" "Avalanche" | Jessica Hobbs | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
チャールズは自分の誕生日でステージに上り人気を集めたダイアナに嫉妬する。1988年、スキー旅行で雪崩に巻き込まれて九死に一生を得て、人生を考え直す。女王はアンから二人がともに不貞をはたらいていると聞かされ、二人を呼んで話を聞く。ダイアナは結婚の継続を誓い、チャールズは発言の機会を失う。チャールズはダイアナを無視し続け、ダイアナは不貞を再開してチャールズの知るところとなる。 | ||||||
40 | 10 | "戦い" "War" | Jessica Hobbs | ピーター・モーガン | 2020年11月15日 | |
1990年、副首相のジェフリー・ハウに離反されてサッチャーは求心力を失い、女王に議会解散を願うも拒否される。首相は辞任し、メリット勲章を受勲する。ダイアナは単独でニューヨークを訪れて人気を集め、カミラは自信を無くする。チャールズ、ダイアナの両者は女王に別居を願うも却下される。フィリップはダイアナに結婚が失敗した場合の結末を警告する。 |
製作
2006年の映画『クィーン』と2013年の舞台『The Audience』の脚本を書いたピーター・モーガンが本シリーズの主要な脚本家である[15]。監督はスティーブン・ダルドリー、フィリップ・マーティン、ジュリアン・ジャロルド、ベンジャミン・キャロンらが務める[16]。シーズン1にはこれまでにNetflixおよびLeft Bank Picturesが製作したドラマの中で最も高額な製作費が費やされた[17][18]。
シーズン1の放送前に、シーズン2の制作が決定された[19][20]。
製作陣は「2シーズンごとにエリザベス女王の配役を変更する」としており、シーズン1と2ではクレア・フォイ、シーズン3と4ではオリヴィア・コールマンがキャスティングされている[21]。
評価
受賞
シーズン1は第74回ゴールデングローブ賞においてゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞 (ドラマ部門)およびテレビドラマ部門女優賞(ドラマ部門)を受賞した。また第69回プライムタイム・エミー賞において、衣装賞歴史劇・ファンタジー・リミテッドシリーズ・テレビ映画部門、プロダクションデザイン賞歴史劇部門を受賞し、ジョン・リスゴーが助演男優賞ドラマ部門を受賞した。
シーズン2は第70回プライムタイム・エミー賞においてドラマ部門監督賞、ドラマ部門主演女優賞、歴史ドラマ部門衣装賞、歴史ドラマ部門キャスティング賞、1時間のシングルカメラ部門撮影賞を受賞した。
シーズン3は、第77回ゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門主演女優賞を受賞した。また第71回プライムタイム・エミー賞において歴史ドラマ部門衣装賞を受賞した。
シーズン4は、第78回ゴールデングローブ賞においてゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞 (ドラマ部門)、ゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞 (ドラマ部門)、ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞 (ドラマ部門)、助演女優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞した。
論争
本ドラマにおけるチャールズとダイアナのシーンについて、「事実のように捉えられてしまう」との意見が出て、イギリス国内において論争となる事態になった。これらを受けて、イギリス政府はNetflixやAmazon Prime Videoなどといった動画配信サービスについて、公平性や正確性を担保するための仕組みを導入するなどの規制強化を検討することを2021年6月に発表した[22]。
出典
- ^ “The Crown: Claire Foy and Matt Smith on the making of the £100m Netflix series”. Telegraph. November 4, 2016閲覧。
- ^ “Netflix plans original UK drama about the Queen - BBC News”. BBC. November 4,2016閲覧。
- ^ Rob Leane (June 19, 2015). “The Crown: Matt Smith nabs role in Netflix drama”. Den of Geek. June 26, 2015閲覧。
- ^ Anita Singh (August 19, 2015). “£100m Netflix series recreates royal wedding”. The Daily Telegraph. オリジナルのMarch 22, 2016時点におけるアーカイブ。
- ^ “The Crown [Season 1, Episodes 1 & 2] (15)”. British Board of Film Classification (October 25, 2016). October 26, 2016閲覧。
- ^ Dylan Kickham (April 11, 2016). “Matt Smith's Netflix drama The Crown gets premiere date”. Entertainment Weekly. April 12, 2016閲覧。
- ^ “Claire Foy and Matt Smith face the challenges of royal life in new extended trailer for Netflix drama The Crown”. RadioTimes (September 27, 2016). September 27, 2016閲覧。
- ^ The Crown [@TheCrownNetflix] (2019年8月12日). "Season Three of The Crown, starring Olivia Colman as Queen Elizabeth II, arrives 17th November". X(旧Twitter)より2020年10月7日閲覧。
- ^ Netflix Japan (2020年8月20日). “『ザ・クラウン』シーズン4 配信日決定”. YouTube. 2020年8月20日閲覧。
- ^ “'The Crown' Will Get a Sixth Season After All, Following Creator's Change of Heart”. Variety (2020年7月9日). 2020年7月9日閲覧。
- ^ “「ザ・クラウン」シーズン6で完結へ ─ 計画変更でシリーズ延長”. THE RIVER. (2020年7月10日) 2020年11月25日閲覧。
- ^ Dibdin, Emma (2019年11月24日). “『ザ・クラウン』のシーズン3で描かれた、「アバーファン炭鉱崩落事故」の真実とは”. ハーパーズ バザー. 2021年6月26日閲覧。
- ^ “‘The Crown’ Officially Confirms Gillian Anderson As Margaret Thatcher For Season Four”. Deadline Hollyuwood. 2019年9月8日閲覧。
- ^ オーストラリアの別名
- ^ “Netflix plans original UK drama about the Queen”. BBC News (May 23, 2014). February 3, 2016閲覧。
- ^ “The Crown is a ‘game changer for British drama’”. Telegraph (October 17, 2016). November 5, 2016閲覧。
- ^ “The Crown: the Royal family are 'nervous' about Netflix's new £100 million series”. The Telegraph. (July 29, 2016) August 2, 2016閲覧。
- ^ Anthony Couto (June 19, 2015). “Matt Smith starring in Netflix series, The Crown”. IGN. June 22, 2015閲覧。
- ^ “Netflix's glittering Crown could leave BBC looking a little dull”. TheGuardian (November 4, 2016). October 31, 2016閲覧。
- ^ “The Crown is a ‘game changer for British drama’”. Telegraph (November 4, 2016). October 17, 2016閲覧。
- ^ Birnbaum, Olivia (October 26, 2017). “Olivia Colman Joins ‘The Crown’ as Queen Elizabeth for Seasons 3 and 4”. Variety. October 27, 2017閲覧。
- ^ “英、ネトフリ規制強化を検討 事実を正確に伝える仕組み協議”. 共同通信 (2021年6月23日). 2021年6月24日閲覧。