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「第22回東京国際映画祭」の版間の差分

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=== 特別招待作品 ===
=== 特別招待作品 ===
* ''オープニング'' [[オーシャンズ (映画)|オーシャンズ]] ([[ジャック・ペラン]]、[[ジャック・クルーゾー]])
* ''オープニング'' [[オーシャンズ (映画)|オーシャンズ]] ([[ジャック・ペラン]]、[[ジャック・クルーゾー]])
* [[アバター (映画)|アバター]]・スペシャル・プレゼンテーション ([[ジェームズ・キャメロン]])<ref>本編の上映はなし。約30分間の特別編集版を3Dで上映する。</ref>
* [[アバター (2009年の映画)|アバター]]・スペシャル・プレゼンテーション ([[ジェームズ・キャメロン]])<ref>本編の上映はなし。約30分間の特別編集版を3Dで上映する。</ref>
* [[理想の彼氏]] ([[バート・フレインドリッチ]])
* [[理想の彼氏]] ([[バート・フレインドリッチ]])
* [[ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女]] ([[ニールス・アルデン・オプレヴ]])
* [[ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女]] ([[ニールス・アルデン・オプレヴ]])

2021年8月18日 (水) 07:39時点における版

第22回東京国際映画祭は、2009年10月17日から10月25日に開催された。

前年の第21回まで会場として使用されていた渋谷Bunkamuraでの上映がなくなり、六本木ヒルズTOHOシネマズおよび近隣のシネマート六本木のみでの開催となった。また、第19回より始まった黒澤明賞の授与も休止された。

オープニング作品は環境ドキュメンタリーの『オーシャンズ』、クロージング作品は前回に引き続きピクサー作品の『カールじいさんの空飛ぶ家』が上映された。

コンペティション部門の審査委員長は、過去に『アモーレス・ペロス』で東京サクラグランプリの受賞経験があるメキシコの映画監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが務めた。本部門ではブルガリアから出品された『イースタン・プレイ』がグランプリ・監督賞・男優賞の三冠を達成した。

コンペティション部門のプログラミング・ディレクターは矢田部吉彦。アジアの風部門は石坂健治。

上映作品

コンペティション部門

(上映題の五十音順)

題名
(劇場公開題)
英題
(原題)
監督 製作国
ACACIA ACACIA 辻仁成 日本の旗 日本
イースタン・プレイ
(ソフィアの夜明け)
Eastern Plays カメン・カレフ ブルガリアの旗 ブルガリア
永遠の天 Heaven Eternal, Earth Everlasting
(天长地久)
リー・ファンファン(李芳芳) 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
エイト・タイムズ・アップ Eight times up
(Huit fois debout)
グザビ・モリア フランスの旗 フランス
激情 Rabia セバスチャン・コルデロ スペインの旗 スペイン
コロンビアの旗 コロンビア
少年トロツキー The Trotsky ジェイコブ・ティアニー カナダの旗 カナダ
ストーリーズ Stories
(Relatos)
マリオ・イグレシアス スペインの旗 スペイン
台北に舞う雪 Snowfall in Taipei
(台北飄雪)
フォ・ジェンチイ(霍建起 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
日本の旗 日本
香港の旗 香港
中華民国の旗 中華民国
ダーク・ハウス/暗い家 The Dark House
(Dom zly)
ヴォイテク・スマルゾフスキ ポーランドの旗 ポーランド
テン・ウィンターズ Ten Winters
(Dieci Inverni)
ヴァレリオ・ミエーリ イタリアの旗 イタリア
ロシアの旗 ロシア
NYスタテンアイランド物語
(ニューヨーク、狼たちの野望)
Staten Island
別題 Little New York
ジェームズ・デモナコ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ボリビア南方の地区にて Southern District
(Zona Sur)
フアン・カルロス・ヴァルディヴィア ボリビアの旗 ボリビア
マニラ・スカイ Manila Skies
(Himpapawid)
レイモンド・レッド フィリピンの旗 フィリピン
見まちがう人たち Optical Illusions
(Ilusiones Ópticas)
クリスチャン・ヒメネス チリの旗 チリ
ポルトガルの旗 ポルトガル
フランスの旗 フランス
ロード、ムービー Road, Movie デーウ・ベネガル インドの旗 インド
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

特別招待作品

アジアの風

†は最優秀アジア映画賞の対象作品。

アジア中東パノラマ

エジプト映画パノラマ〜シャヒーン自伝四部作と新しい波

〈2009日本におけるエジプト観光振興年〉記念事業

2008年に亡くなったエジプト映画の巨匠ユーセフ・シャヒーンの代表作で自伝的な作品群「アレキサンドリア4部作」を一挙上映。また、最新のエジプト映画2本と短編1本も上映する。

『ハサンとマルコス』と短編ドキュメンタリー『苦い権利』は同時上映となる。

  • アレキサンドリアWHY?
  • エジプトの物語
  • アレキサンドリア-今も昔も
  • アレキサンドリア-ニューヨーク
  • 正当なる背信 (ハーリド・ユーセフ)
  • ハサンとマルコス (ラミ・イマーム)
  • 苦い権利 (ゼイナブ・アブドゥルラッザーク)

追悼ヤスミン・アフマド

7月に急逝したマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの追悼上映。

遺作『タレンタイム』の上映と併せてCMディレクターとして活躍していた頃のCM作品集7本も上映。また、第21回でも上映されアジアの風部門のスペシャル・メンションを受賞した『ムアラフ-改心』と、女優としてヤスミンが出演する第19回のアジアの風上映作『RAIN DOGS』も再上映。

  • タレンタイム †/ヤスミンCM作品集
  • ムアラフ-改心
  • RAIN DOGS (ホー・ユーハン)

アン・ホイNow & Then

主に香港で活躍するアジアの女性監督のパイオニア的な存在アン・ホイの最新作で天水圍2部作の『夜と霧』とその前作にあたる『生きていく日々』(第21回でも上映)、そしてテレビ作品7本を3プログラムで上映する。

  • 夜と霧 †
  • 生きていく日々
  • 「アン・ホイTV作品集(1)」
  • * 竜虎豹シリーズ/第6集
  • * 北斗星シリーズ/アー・ツェ
  • 「アン・ホイTV作品集(2)」
  • * ICACシリーズ/ステーキ代
  • * ICACシリーズ/黒白
  • 「アン・ホイTV作品集(3)」
  • * 獅子山下シリーズ/ベトナムから来た少年
  • * 獅子山下シリーズ/橋
  • * 獅子山下シリーズ/路

ディスカバー亜州電影〜フィルム・アーカイヴの宝石

各国のフィルム・アーカイヴが保存するアジアの知られざる名画から、今年の6月に亡くなったユ・ヒョンモクの追悼上映となる作品や過去の映画祭で『下女』などが知られるキム・ギヨン作品などを上映。

『君と僕』と『天と地の間に』、『怪奇猿男』と『麻瘋女』はそれぞれ2本立ての上映となる。

日本映画・ある視点

WORLD CINEMA

日本メキシコ友好400年記念:カルロス・レイガダス監督特集

デビュー作からの長編全3作が連続でカンヌ国際映画祭に出品され、カメラ・ドールと審査員特別賞の受賞経験があるメキシコの映画監督、カルロス・レイガダスの長編監督作品を日本初公開の2作を含めて全作一挙に上映[2]

  • ハポン
  • バトル・イン・ヘブン
  • 静かな光

スコリモフスキ監督60年代傑作選

第21回で17年ぶりの監督作がコンペティション部門に出品され、今回は審査員も務めるイエジー・スコリモフスキ監督が60年代にポーランドで撮影した4本を上映。長編処女作『身分証明書』、第2作目『不戦勝』、第3作目『バリエラ』は日本初公開となる。

  • 身分証明書
  • 不戦勝
  • バリエラ
  • 手を挙げろ!

natural TIFF

  • 国境のない鳥(ディーン・ジョンソン)
  • 牛は語らない/ボーダー(ハルチュン・ハチャトゥリアン)
  • クリエイション ダーウィンの幻想(ジョン・アミエル)
  • もうひとつの世界で(ジョセフ・ペカン)
  • 人魚と潜水夫(メルセデス・モンカーダ・ロドリゲス)
  • 石油プラットフォーム(マルク・ヴォルフェンスバーガー)
  • 心の森(ヨーナス・セルベリ=アウグツセーン)
  • WOLF 狼(ニコラ・ヴァニエ)
  • イニスフリー(ホセ・ルイス・ゲリン)

受賞結果

コンペティション
  • 東京サクラグランプリ:イースタン・プレイ(監督:カメン・カレフ)
  • 審査員特別グランプリ:激情(監督:セバスチャン・コルデロ)
  • 最優秀監督賞:カメン・カレフ - イースタン・プレイ
  • 最優秀女優賞:ジュリー・ガイエ - エイト・タイムズ・アップ
  • 最優秀男優賞:フリスト・フリストフ - イースタン・プレイ
  • 最優秀芸術貢献賞:該当作なし
  • 観客賞:少年トロツキー(監督:ジェイコブ・ティアニー)
TOYOTA Earth Grand Prix
  • グランプリ:WOLF 狼(監督:ニコラ・ヴァニエ)
アジアの風
  • 最優秀アジア映画賞:旅人(監督:ウニー・ルコント)
  • 特別功労賞:タレンタイム(監督:ヤスミン・アフマド)
  • スペシャル・メンション:私は太陽を見た(監督:マフスン・クルムズギュル)
日本映画・ある視点
  • 作品賞:ライブテープ(監督:松江哲明)

審査員

コンペティション

TOYOTA Earth Grand Prix

アジアの風

日本映画・ある視点

脚注

  1. ^ 本編の上映はなし。約30分間の特別編集版を3Dで上映する。
  2. ^ 『静かな光』のみ、2008年にスペイン・ラテンアメリカ映画祭で上映されている。

外部リンク