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1998年7月、オスカー・ミラノ館の南側にウェスト・サウス館を新設し、4スクリーン体制となった。[[2000年代]]に入ってからも『[[ハリー・ポッターと賢者の石]]』(監督[[クリス・コロンバス]]、配給ワーナー・ブラザース、日本公開[[2001年]][[12月1日]]<ref>{{Cite web|url=http://harrypotter.warnerbros.co.jp/theaters.html|title=「ハリー・ポッターと賢者の石」上映劇場一覧|publisher=ワーナー・ブラザース|accessdate=2014-10-06}}</ref>)などのヒット作を輩出し、最盛期には年間来館者数が10万人を超えた<ref name="飛騨経済新聞"/>。高山市出身の映画プロデューサー・[[益田祐美子]]は、『[[築城せよ!]]』(監督古波津陽、配給[[東京テアトル]])が上映された[[2009年]][[9月12日]]<ref>{{Cite web|url=http://heisei.pro/9%E6%9C%8812%E6%97%A5%E3%80%80%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%97%AD%E5%BA%A7%E3%81%AB%E3%81%A6%E7%9B%8A%E7%94%B0%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E6%8C%A8%E6%8B%B6/|title=9月12日 高山旭座にて益田プロデューサー挨拶|date=2009-09-10|work=NEWS|publisher=平成プロジェクト|accessdate=2014-10-06}}</ref>と、『[[瀬戸内海賊物語]]』(配給[[松竹]]、2014年[[5月31日]]封切)が上映された[[2014年]][[7月19日]]<ref name="Setouchi">{{Cite web|url=http://news.setokai.jp/?p=201|title=岐阜県・高山旭座にて「瀬戸内海賊物語」舞台挨拶決定!|publisher=「瀬戸内海賊物語」公式サイト|date=2014-07-16|accessdate=2014-10-06}}</ref>に舞台挨拶を行っており、後者の上映時には同作の監督である[[大森研一]]や高山市長の[[國島芳明]]も同伴したという<ref name="Setouchi"/>。また[[フジテレビジョン|フジテレビ]]所属のテレビディレクター・[[松山博昭]](高山市[[国府町 (岐阜県)|国府町]]出身)は、自身も演出に携わったテレビドラマ『[[LIAR GAME (テレビドラマ)|LIAR GAME]]』の映画版『LIAR GAME ザ・ファイナル・ステージ』(配給[[東宝]]、[[2010年]][[3月6日]]封切)上映中の2010年[[4月29日]]に旭座で舞台挨拶を行っている<ref>{{Cite news|url=http://www.shiminj.co.jp/shimin/digest/2010kiji/04.html|title=高山市民時報ダイジェスト・2010年4月|newspaper=高山市民時報|date=2010-04-28|accessdate=2014-10-06}}</ref>。 |
1998年7月、オスカー・ミラノ館の南側にウェスト・サウス館を新設し、4スクリーン体制となった。[[2000年代]]に入ってからも『[[ハリー・ポッターと賢者の石]]』(監督[[クリス・コロンバス]]、配給ワーナー・ブラザース、日本公開[[2001年]][[12月1日]]<ref>{{Cite web|url=http://harrypotter.warnerbros.co.jp/theaters.html|title=「ハリー・ポッターと賢者の石」上映劇場一覧|publisher=ワーナー・ブラザース|accessdate=2014-10-06}}</ref>)などのヒット作を輩出し、最盛期には年間来館者数が10万人を超えた<ref name="飛騨経済新聞"/>。高山市出身の映画プロデューサー・[[益田祐美子]]は、『[[築城せよ!]]』(監督古波津陽、配給[[東京テアトル]])が上映された[[2009年]][[9月12日]]<ref>{{Cite web|url=http://heisei.pro/9%E6%9C%8812%E6%97%A5%E3%80%80%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%97%AD%E5%BA%A7%E3%81%AB%E3%81%A6%E7%9B%8A%E7%94%B0%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E6%8C%A8%E6%8B%B6/|title=9月12日 高山旭座にて益田プロデューサー挨拶|date=2009-09-10|work=NEWS|publisher=平成プロジェクト|accessdate=2014-10-06}}</ref>と、『[[瀬戸内海賊物語]]』(配給[[松竹]]、2014年[[5月31日]]封切)が上映された[[2014年]][[7月19日]]<ref name="Setouchi">{{Cite web|url=http://news.setokai.jp/?p=201|title=岐阜県・高山旭座にて「瀬戸内海賊物語」舞台挨拶決定!|publisher=「瀬戸内海賊物語」公式サイト|date=2014-07-16|accessdate=2014-10-06}}</ref>に舞台挨拶を行っており、後者の上映時には同作の監督である[[大森研一]]や高山市長の[[國島芳明]]も同伴したという<ref name="Setouchi"/>。また[[フジテレビジョン|フジテレビ]]所属のテレビディレクター・[[松山博昭]](高山市[[国府町 (岐阜県)|国府町]]出身)は、自身も演出に携わったテレビドラマ『[[LIAR GAME (テレビドラマ)|LIAR GAME]]』の映画版『LIAR GAME ザ・ファイナル・ステージ』(配給[[東宝]]、[[2010年]][[3月6日]]封切)上映中の2010年[[4月29日]]に旭座で舞台挨拶を行っている<ref>{{Cite news|url=http://www.shiminj.co.jp/shimin/digest/2010kiji/04.html|title=高山市民時報ダイジェスト・2010年4月|newspaper=高山市民時報|date=2010-04-28|accessdate=2014-10-06}}</ref>。 |
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2009年には[[ジェームズ・キャメロン]]監督の『[[アバター (映画)|アバター]]』(配給[[20世紀フォックス]]、日本公開2009年[[12月23日]])が3D映画ブームを生んだが、高山旭座は3D映画上映設備を有しておらず、他のシネコンに観客を奪われる要因の一つとなった。2013年には全スクリーンのデジタル化を行ったが、富山市や岐阜市にできたシネコンの影響で観客数が減少し、2014年6月に閉館を発表<ref name="飛騨経済新聞"/>。同年[[8月31日]]を予定していた閉館日は1日延ばしの[[9月1日]]となり、同日夜9時35分終映の『[[レ・ミゼラブル (2012年の映画)|レ・ミゼラブル]]』を最後に30年の歴史にピリオドを打った<ref name="Hida0901"/><ref name="飛騨経済新聞"/>。劇場跡地には、[[スーパーマーケット]]「ファミリーストアさとう三福寺店」が[[2015年]][[3月26日]]にグランドオープン<ref>{{Cite web|date=2015-03-25|url=http://www.tokutokusatou.com/news/625|title=三福寺店OPEN!|work=さとうニュース|publisher=ファミリーストアさとう|accessdate=2015-09-15}}</ref>し、現在に至る<ref name="Sato"/>。 |
2009年には[[ジェームズ・キャメロン]]監督の『[[アバター (2009年の映画)|アバター]]』(配給[[20世紀フォックス]]、日本公開2009年[[12月23日]])が3D映画ブームを生んだが、高山旭座は3D映画上映設備を有しておらず、他のシネコンに観客を奪われる要因の一つとなった。2013年には全スクリーンのデジタル化を行ったが、富山市や岐阜市にできたシネコンの影響で観客数が減少し、2014年6月に閉館を発表<ref name="飛騨経済新聞"/>。同年[[8月31日]]を予定していた閉館日は1日延ばしの[[9月1日]]となり、同日夜9時35分終映の『[[レ・ミゼラブル (2012年の映画)|レ・ミゼラブル]]』を最後に30年の歴史にピリオドを打った<ref name="Hida0901"/><ref name="飛騨経済新聞"/>。劇場跡地には、[[スーパーマーケット]]「ファミリーストアさとう三福寺店」が[[2015年]][[3月26日]]にグランドオープン<ref>{{Cite web|date=2015-03-25|url=http://www.tokutokusatou.com/news/625|title=三福寺店OPEN!|work=さとうニュース|publisher=ファミリーストアさとう|accessdate=2015-09-15}}</ref>し、現在に至る<ref name="Sato"/>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2021年8月18日 (水) 07:48時点における版
高山旭座 Takayama Asahiza | |
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高山旭座外装 | |
情報 | |
正式名称 | 高山旭座 |
開館 | 1984年12月 |
閉館 | 2014年9月1日 |
最終公演 |
「マレフィセント」 「もういちど」 「あなたへ」 「レ・ミゼラブル」 (いずれも最終日夜に各スクリーンで上映された作品)[1] |
収容人員 | (4スクリーン)470人 |
設備 | ドルビーデジタル5.1ch |
用途 | 映画上映 |
所在地 |
〒506-0807 岐阜県高山市三福寺町359-1 |
最寄駅 | JR高山本線高山駅から車で7分 |
高山旭座(たかやまあさひざ)は、岐阜県高山市に存在した映画館。日本初の複合映画館とされる[2]。オスカー・ミラノ館とウェスト・サウス館に計4スクリーンを所有。2014年8月時点で飛騨地方唯一の映画館であった[2]。
データ
- 所在地:岐阜県高山市三福寺町359-1(現在のファミリーストアさとう三福寺店の位置[3])
- 支配人:牛丸昭則(閉館時[2])
- 座席数
- オスカー1(スクリーン1):100席
- ミラノ2(スクリーン2):130席
- ウエスト3(スクリーン3):120席
- サウス4(スクリーン4):120席
歴史
1950年代、吉城郡古川町金森にあった芝居小屋・旭座[注 1]を引き継ぎ、映画館・古川劇場が開館した[注 2]。その後、古川劇場は古川町壱之町の新栄会館[注 3]と統合、古川町に唯一最後まで残った映画館・旭座として存続したが、1984年に高山市内に移転の形で進出することとなった[2]。旭座が移転するまでの高山市内には1980年代まで、「有楽座」「京極大映」という2つの映画館が、長らく存在していた[注 4]。
1984年12月、2スクリーンを持つ日本初の複合映画館として高山旭座が開館。数十台分の駐車場を持ち、複数の映画を同時に上映できるシネマコンプレックス[注 5]の先駆けとして、日本中の映画業界関係者から注目を集めた。開館当時7歳だったラジオパーソナリティの都竹悦子(高山市出身)は、当時ロードショー上映されていたジョー・ダンテ監督作『グレムリン』(配給ワーナー・ブラザース、日本公開1984年12月8日)を観たという[6]。
1998年7月、オスカー・ミラノ館の南側にウェスト・サウス館を新設し、4スクリーン体制となった。2000年代に入ってからも『ハリー・ポッターと賢者の石』(監督クリス・コロンバス、配給ワーナー・ブラザース、日本公開2001年12月1日[7])などのヒット作を輩出し、最盛期には年間来館者数が10万人を超えた[2]。高山市出身の映画プロデューサー・益田祐美子は、『築城せよ!』(監督古波津陽、配給東京テアトル)が上映された2009年9月12日[8]と、『瀬戸内海賊物語』(配給松竹、2014年5月31日封切)が上映された2014年7月19日[9]に舞台挨拶を行っており、後者の上映時には同作の監督である大森研一や高山市長の國島芳明も同伴したという[9]。またフジテレビ所属のテレビディレクター・松山博昭(高山市国府町出身)は、自身も演出に携わったテレビドラマ『LIAR GAME』の映画版『LIAR GAME ザ・ファイナル・ステージ』(配給東宝、2010年3月6日封切)上映中の2010年4月29日に旭座で舞台挨拶を行っている[10]。
2009年にはジェームズ・キャメロン監督の『アバター』(配給20世紀フォックス、日本公開2009年12月23日)が3D映画ブームを生んだが、高山旭座は3D映画上映設備を有しておらず、他のシネコンに観客を奪われる要因の一つとなった。2013年には全スクリーンのデジタル化を行ったが、富山市や岐阜市にできたシネコンの影響で観客数が減少し、2014年6月に閉館を発表[2]。同年8月31日を予定していた閉館日は1日延ばしの9月1日となり、同日夜9時35分終映の『レ・ミゼラブル』を最後に30年の歴史にピリオドを打った[1][2]。劇場跡地には、スーパーマーケット「ファミリーストアさとう三福寺店」が2015年3月26日にグランドオープン[11]し、現在に至る[3]。
脚注
注釈
- ^ 現在はJAひだ古川支店となっている。
- ^ 1950年の映画館(東海地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[4]。
- ^ 現在は飛騨古川まつり広場となっている。
- ^ 1980年の映画館(東海地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[5]。
- ^ 日本映画産業統計による現在のシネマコンプレックスの定義は、「同一運営組織が同一所在地に5スクリーン以上集積して名称の統一性をもって運営している映画館」である。
出典
- ^ a b “「高山旭座」閉館 - 飛騨唯一の映画館、30年の歴史に幕”. 飛騨経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2014年9月3日) 2014年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g “「高山旭座」閉館へ-無情のカウントダウン、飛騨から映画館が消える日”. 飛騨経済新聞 (みんなの経済新聞ネットワーク). (2014年6月26日) 2014年8月27日閲覧。
- ^ a b “店舗紹介”. ファミリーストアさとう. 2015年9月15日閲覧。
- ^ 『映画年鑑 1950年版』時事通信社、1949年。
- ^ 日本映画製作者連盟配給部会『映画館名簿 1980年』時事映画通信社、1979年。
- ^ etsuko_tsuzuku (2014年10月5日). “東京都とほぼ同じ広さの高山市。唯一の映画館だった旭座が、9月1日で閉館してしまったんだとか。”. 都竹悦子. Twitter. 2014年10月6日閲覧。
- ^ “「ハリー・ポッターと賢者の石」上映劇場一覧”. ワーナー・ブラザース. 2014年10月6日閲覧。
- ^ “9月12日 高山旭座にて益田プロデューサー挨拶”. NEWS. 平成プロジェクト (2009年9月10日). 2014年10月6日閲覧。
- ^ a b “岐阜県・高山旭座にて「瀬戸内海賊物語」舞台挨拶決定!”. 「瀬戸内海賊物語」公式サイト (2014年7月16日). 2014年10月6日閲覧。
- ^ “高山市民時報ダイジェスト・2010年4月”. 高山市民時報. (2010年4月28日) 2014年10月6日閲覧。
- ^ “三福寺店OPEN!”. さとうニュース. ファミリーストアさとう (2015年3月25日). 2015年9月15日閲覧。