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「1986年のヤクルトスワローズ」の版間の差分

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2021年8月23日 (月) 06:01時点における版

1986年のヤクルトスワローズ
成績
セントラル・リーグ6位
49勝77敗4分 勝率.389[1]
本拠地
都市 東京都新宿区
明治神宮野球場
球団組織
オーナー 松園尚巳
経営母体 ヤクルト本社
監督 土橋正幸
« 1985
1987 »

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1986年のヤクルトスワローズ(1986ねんのヤクルトスワローズ)では、1986年のヤクルトスワローズの動向をまとめる。

この年のヤクルトスワローズは、土橋正幸監督の3年目(途中就任の1984年を含む)のシーズンである。

概要

巨人との開幕3連戦で3タテを喫し、最初の11試合でわずか2勝と早くも最下位に定着すると、その後も5月、6月と大きく負け越し。後半開幕早々7連勝を記録し、一時は5位大洋に0.5ゲーム差まで迫るが、8月末の大洋との5位攻防3連戦に全敗し、最下位脱出が遠のいていった。打線では前年に大洋を自由契約になったレオン・リーが4番として活躍しベストナインに選ばれるが、前年の4番杉浦享は故障で42試合の出場にとどまり、この年から打撃コーチ兼任となった若松勉も自己ワーストの打率.275と低迷。チーム打率は.252の5位で、本塁打119本もリーグ5位で阪神と65本差の5位。投手陣も高野光が自己最多の12勝を挙げたがチーム防御率はリーグ唯一の4点台。2年連続最下位が決定的となり土橋監督の辞任も発表される中、シーズン終盤の10月7日、広島と熾烈な優勝争いを展開していた巨人との最終戦で、マーク・ブロハード槙原寛己から逆転2ランを放ち巨人に引導を渡し、最後の最後で意地を見せた。広島が優勝を決めたのは5日後の10月12日でヤクルト戦だったが、この年優勝の広島にヤクルトは最後まで食らいつき、12勝14敗と健闘したが2位巨人には9勝16敗1分と大きく負け越した。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー
1 水谷新太郎
2 若松勉
3 レオン
4 杉浦享
5 ブロハード
6 広沢克実
7 八重樫幸雄
8 角富士夫
9 荒木大輔
1986年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 広島 -- 広島 -- 広島 -- 広島 -- 巨人 -- 巨人 -- 広島 --
2位 巨人 3.0 巨人 5.0 巨人 1.5 巨人 0.0 広島 2.5 広島 1.5 巨人 0.0
3位 大洋 3.5 大洋 阪神 6.0 阪神 3.5 阪神 7.5 阪神 10.5 阪神 13.5
4位 阪神 4.5 阪神 6.0 大洋 9.5 中日 10.5 中日 13.5 中日 16.5 大洋 20.0
5位 中日 5.5 中日 6.5 中日 10.5 大洋 12.0 大洋 15.5 大洋 18.0 中日 20.0
6位 ヤクルト 7.5 ヤクルト 13.5 ヤクルト 17.5 ヤクルト 13.0 ヤクルト 18.0 ヤクルト 25.5 ヤクルト 27.5

[2][3][4][5][6]


1986年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 広島東洋カープ 73 46 11 .613 優勝
2位 読売ジャイアンツ 75 48 7 .610 0.0
3位 阪神タイガース 60 60 10 .500 13.5
4位 横浜大洋ホエールズ 56 69 5 .448 20.0
5位 中日ドラゴンズ 54 67 9 .446 20.0
6位 ヤクルトスワローズ 49 77 4 .389 27.5

オールスターゲーム1986

  • ファン投票
荒木大輔
  • 監督推薦
高野光

選手・スタッフ

[7]

表彰選手

リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
レオン 三塁手 初受賞[注 1]
ゴールデングラブ賞
選出なし

ドラフト

順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 西岡剛 投手 近畿大学 入団
2位 土橋勝征 内野手 印旛高 入団
3位 内藤尚行 投手 豊川高 入団
4位 飯田哲也 捕手 拓殖大学紅陵高 入団
5位 佐々木重樹 投手 泉館山高 入団
6位 鈴木康博 外野手 日光高 入団

脚注

注釈

  1. ^ 1980年に一塁手部門で受賞しており、通算2度目。

出典

  1. ^ 年度別成績 1986年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2017年4月12日閲覧。
  2. ^ 『読売新聞』1986年5月1日付朝刊、14版、16面
  3. ^ 『読売新聞』1986年6月1日付朝刊、14版、16面
  4. ^ 『読売新聞』1986年6月30日付朝刊、14版、15面
  5. ^ 『読売新聞』1986年8月1日付朝刊、14版、17面
  6. ^ 『読売新聞』1986年9月1日付朝刊、14版、17面
  7. ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7