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[[東京芸術大学]]音楽学部器楽科[[ピアノ]]専攻を[[1991年]]に卒業したのち、渡欧し[[アムステルダム]][[アムステルダム音楽院|スウェーリンク音楽院]]、[[デン・ハーグ王立音楽院]]といった古楽界の中心で研鑽を積む。[[チェンバロ]]を[[グスタフ・レオンハルト]]に、[[フォルテピアノ]]をS・ホーホランドに師事。両音楽院でソリスト・ディプロマを得たのち、主に[[ヨーロッパ]]で演奏活動を行う。[[1992年]]、[[山梨県|山梨]]の第6回古楽コンクール[[旋律楽器]]部門で通奏低音特別賞を受賞している。[[2000年]]に帰国後は日本国内を中心に活動を行っている。「レ・ボレアード」(指揮:[[寺神戸亮]])、「[[オーケストラ・リベラ・クラシカ]]」(指揮:[[鈴木秀美 (チェリスト)|鈴木秀美]])、声楽アンサンブル「[http://www.lafonteverde.com ラ・フォンテヴェルデ]」(リーダ−:[[鈴木美登里]])などの古楽オーケストラやアンサンブルのメンバーとして活動している。2017年には[[上野学園大学]]が所蔵するオリジナルのタンゲンテンフリューゲル(タンジェントピアノ)を用い、鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカと共に[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]の[[ピアノ協奏曲第9番 (モーツァルト)|ピアノ協奏曲第9番]]「ジェノミ」を演奏し、この公演の模様はNHK「クラシック音楽館」で放映され好評を博した。2012年より雑司ヶ谷「拝鈍亭」(はいどんてい)にて[[フランツ・ヨーゼフ・ハイドン|ハイドン]]の鍵盤作品全曲演奏会のシリーズを[[クラヴィコード]]と[[フォルテピアノ]]などの歴史的鍵盤楽器を使用し鋭意進行中である。 |
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2021年には通奏低音を学ぶための教則本 |
2021年には通奏低音を学ぶための教則本 |
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「通奏低音の練習」 |
「通奏低音の練習」 |
2021年8月23日 (月) 08:38時点における版
上尾 直毅(うえお なおき)
日本の古楽鍵盤奏者。ソリストとして、また古楽アンサンブルにおける通奏低音奏者として活躍している。チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ、オルガンといった鍵盤楽器を弾くほか、ミュゼット、ハーディ・ガーディの演奏家でもある。
東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を1991年に卒業したのち、渡欧しアムステルダムスウェーリンク音楽院、デン・ハーグ王立音楽院といった古楽界の中心で研鑽を積む。チェンバロをグスタフ・レオンハルトに、フォルテピアノをS・ホーホランドに師事。両音楽院でソリスト・ディプロマを得たのち、主にヨーロッパで演奏活動を行う。1992年、山梨の第6回古楽コンクール旋律楽器部門で通奏低音特別賞を受賞している。2000年に帰国後は日本国内を中心に活動を行っている。「レ・ボレアード」(指揮:寺神戸亮)、「オーケストラ・リベラ・クラシカ」(指揮:鈴木秀美)、声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」(リーダ−:鈴木美登里)などの古楽オーケストラやアンサンブルのメンバーとして活動している。2017年には上野学園大学が所蔵するオリジナルのタンゲンテンフリューゲル(タンジェントピアノ)を用い、鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカと共にモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジェノミ」を演奏し、この公演の模様はNHK「クラシック音楽館」で放映され好評を博した。2012年より雑司ヶ谷「拝鈍亭」(はいどんてい)にてハイドンの鍵盤作品全曲演奏会のシリーズをクラヴィコードとフォルテピアノなどの歴史的鍵盤楽器を使用し鋭意進行中である。 2021年には通奏低音を学ぶための教則本 「通奏低音の練習」 がアカデミア・ミュージック社から出版された。 桐朋学園大学音楽学部講師。
上尾直毅のホームページ