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| Name = ツイスト・アンド・シャウト |
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2021年9月6日 (月) 06:58時点における版
「ツイスト・アンド・シャウト」 | |||||||||||||||||
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トップ・ノーツの楽曲 | |||||||||||||||||
英語名 | Twist And Shout | ||||||||||||||||
リリース | 1961年2月23日 | ||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | ||||||||||||||||
録音 |
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ジャンル | ロックンロール | ||||||||||||||||
時間 | 2分5秒 | ||||||||||||||||
レーベル | アトランティック・レコード | ||||||||||||||||
作詞者 | |||||||||||||||||
作曲者 |
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プロデュース | フィル・スペクター | ||||||||||||||||
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「ツイスト・アンド・シャウト」(Twist And Shout)は、フィル・メドレーとバート・ラッセルによって書かれた楽曲。1961年にトップ・ノーツによってレコーディングされ、シングル盤として発売されたが、1962年にアイズレー・ブラザーズによってカバーされるまで、本作がチャートインすることはなかった。アイズレー・ブラザーズによるカバー・バージョンは、全英シングルチャートで最高位42位、Billboard Hot 100で最高位17位を獲得した。アイズレー・ブラザーズの他にも、ビートルズをはじめとした多数のアーティストによってカバーされている。
トップ・ノーツによる演奏
アメリカのR&Bボーカル・グループであるトップ・ノーツは、1961年2月23日にアトランティック・スタジオで「ツイスト・アンド・シャウト」のレコーディングを行なった。編曲はテディ・ランダッツォ、プロデュースはフィル・スペクターが手がけた。リード・ボーカルはハワード・ゲイトンで[1]、伴奏はサクソフォーン奏者のキング・カーティス、ギタリストのバッキー・ピザレリ、ドラマーのパナマ・フランシスによるもので、バッキング・ボーカルでクッキーズが参加している[2]。
オールミュージックのリッチー・アンターバーガーは、トップ・ノーツによる演奏について「単調でありふれたR&Bのメロディを持ったラテン系のレイブ」と評している[3]。作曲者の1人であるバート・バーンズは、本作のレコーディングとスペクターによるプロデュースに対して不満を持っていた[4]。
アイズレー・ブラザーズによるカバー
「ツイスト・アンド・シャウト」 | ||||||||
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アイズレー・ブラザーズ の シングル | ||||||||
B面 | スパニッシュ・ツイスト | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||
録音 |
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ジャンル | ||||||||
時間 | ||||||||
レーベル | ワンド・レコード | |||||||
作詞・作曲 | ||||||||
プロデュース | バート・ラッセル | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
後述を参照 | ||||||||
アイズレー・ブラザーズ シングル 年表 | ||||||||
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アイズレー・ブラザーズによるカバー・バージョンは、1962年5月にシングル盤として発売され、B面には「スパニッシュ・ツイスト」が収録された。プロデュースは、作曲者であるバーンズ(名義はバート・ラッセル)が手がけた。アイズレー・ブラザーズによるカバー・バージョンは、オリジナルよりもテンポを大幅に遅くしていて、3つの上昇するコードでチャチャを彷彿させるリズムを刻んでいる。また、ボーカル・パートは大幅に作り変えられ、リード・ボーカルの呼びかけに対して、ハーモニー・ボーカルで応えるというコールアンドレスポンスの形式が採られた[3]。
アイズレー・ブラザーズによるカバー・バージョンは、アメリカのBillboard Hot 100で最高位17位を獲得し[5]、バンドで初めて上位20位以内にチャートインしたシングルとなった。また、オリジナルも含めて本作が初めてチャートインした例ともなっている。
演奏(アイズレー・ブラザーズ版)
- ロナルド・アイズレー - リード・ボーカル
- オケリー・アイズレー - バッキング・ボーカル
- ルドルフ・アイズレー - バッキング・ボーカル
- キング・カーティス - サクソフォーン
- エリック・ゲイル - ギター
- トレイド・マーティン - ギター
- コーネル・デュプリー - ギター
- ポール・グリフィン - ピアノ
- チャック・レイニー - ベース
- ゲイリー・チェスター - ドラムス
ビートルズによるカバー
「ツイスト・アンド・シャウト」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズ の シングル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
初出アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
A面 | バック・イン・ザ・U.S.S.R. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
B面 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
録音 |
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ジャンル | ロックンロール | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞・作曲 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゴールドディスク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
後述を参照 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チャート最高順位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
後述を参照 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズによるカバー・バージョンは、アイズレー・ブラザーズによるカバー・バージョンをベースにしていて[6]、リード・ボーカルはジョン・レノンが務めた。1963年に発売した1作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録された。
「ツイスト・アンド・シャウト」のカバー・バージョンのレコーディングは、1963年2月11日にEMIスタジオで行われ、レコーディング・エンジニアはノーマン・スミスが担当した。アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のレコーディングは、同日午前10時にスタジオに入り、約3時間のセッションを3回繰り返し、10時間弱でシングルで既に発表されていた4曲を除く10曲をレコーディングするというスケジュールで行われた[7]。レコーディング当時、レノンは風邪をひいていたことから、牛乳を飲み、咳止めドロップを服用してレコーディングに臨んだ[8]。2テイク録音されたうちのテイク1が採用されており、テイク2ではレノンの声が出なくなっていた[9]。
1976年にレノンは、本作のレコーディングについて「死にそうだった。ずっと歌いっぱなしで、もういつもの声じゃなかった。紙やすりのようにザラザラで、情けない気分になった…。だってもっと上手に歌えたんだから。でも今は平気。この曲を聴くと僕が全力を尽くしていたのがわかると思う」と語っている[10]。
リリース
ビートルズによるカバー・バージョンは、アメリカで1964年3月2日にトリー・レコードよりB面に「ゼアズ・ア・プレイス」を収録したシングル盤として発売され、1964年4月4日付のBillboard Hot 100より4週連続で2位を獲得した[11]。アメリカで唯一ミリオンセラーとなったビートルズのカバー曲で、全国レコードチャートで唯一トップ10入りしたビートルズのカバー曲となっている。その後、ヴィージェイ・レコードから発売された『Introducing ... The Beatles』やキャピトル・レコードから発売された『ジ・アーリー・ビートルズ』に収録された。なお、日本でも1964年4月25日臨発としてシングル盤が発売されたが、B面には「ロール・オーバー・ベートーヴェン」が収録された。
イギリスでは『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録された後、4曲入りのEP[注釈 1]としてリカットされた。このEPは全英シングルチャートで第1位を獲得した。ビートルズ解散後の1976年6月25日に発売されたシングル盤『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』のB面にも収録された[12]。カナダでは1964年2月3日に発売された同国での2作目のオリジナル・アルバムの表題曲として収録された。
2007年に全英シングルチャートのルールが改訂され、ダウンロード販売された楽曲もチャートインするようになった。2010年にiTunes Storeにおいてビートルズの全楽曲がダウンロードできるようになり、本作を含めたビートルズの数曲がチャートインを果たし、本作は最高位48位を獲得した[13]。
本作はビートルズの解散後に発売された『ロックン・ロール・ミュージック』、『リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス』などのコンピレーション・アルバムや『イマジン (オリジナル・サウンドトラック)』に収録された。
ライブでの演奏
本作は、1963年10月にロンドン・パレイディアム劇場で開催された『Sunday Night』や1963年11月4日に行なわれた王室主催の音楽演奏会『ロイヤル・バラエティー・パフォーマンス』でクロージング・ナンバーとして演奏され、1964年2月に『エド・サリヴァン・ショー』に出演した際にも演奏されたほか、1964年夏の全米ツアーから1965年の全米ツアーまで、オープニング・ナンバーとして本作の短縮バージョンが演奏された。
1977年に発売された『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』には1965年8月30日のハリウッド・ボウル公演でのライブ音源[14]、1995年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』には『ロイヤル・バラエティー・パフォーマンス』でのライブ音源が収録された。
演奏(ビートルズ版)
※出典[15]
- ジョン・レノン - リード・ボーカル、リズムギター
- ポール・マッカートニー - ベース、バッキング・ボーカル
- ジョージ・ハリスン - リードギター、バッキング・ボーカル
- リンゴ・スター - ドラムス
その他のアーティストによるカバー
- ブッカー・T&ザ・MG's - 1962年に発売されたアルバム『Green Onions』に収録[16]。
- ブライアン・プール&ザ・トレメローズ - 1963年にシングル盤として発売。全英シングルチャートで3週連続で4位を獲得した[17]。
- ザ・フー - ライブではたびたび演奏していた。1970年に開催された第3回ワイト島音楽祭ではロジャー・ダルトリーのボーカルで演奏、1982年のラストツアーではジョン・エントウィッスルのボーカルで演奏している。
- 東京ビートルズ - 1964年7月にシングル盤として発売された。
- シャングリラス - 1964年にシングル盤『がっちりキスしよう』のB面曲として発売された[18]。
- 内田裕也・尾藤イサオ - 1964年に発売されたアルバム『ロック・サーフィン・ホット・ロッド』に収録。内田はこの曲の歌い出し「Shake it up baby(シェキナベイベー)」をお決まりのフレーズとして使っていて、2014年には秋元康作詞のシングル『シェキナベイベー』が発売された。
- バック・オーウェンズ - 1966年に発売されたアルバム『The Carnegie Hall Concert』に収録[19]。
- ママス&パパス - 1967年に発売されたアルバム『The Mamas & The Papas Deliver』に収録[20]。
- ソルト・ン・ペパ - 1988年に発売されたアルバム『A Salt with a Deadly Pepa』に収録[21]。後にシングル・カットされ、全英シングルチャートで最高位4位を獲得し[22]、オランダのシングル・トップ100では最高位5位を獲得した[23]。
- チャカ・デマス&プライヤーズ - 1993年に発売されたアルバム『Tease Me』に収録。ゲスト・ミュージシャンとしてジャック・ラディックスとタクシー・ギャングが参加[24]。同年にシングル・カットされ、全英シングルチャートで第1位を獲得した[25]。
- ザ・ヴァンプス - 2014年に発売されたシングル『Wild Heart』(デジタル・ダウンロード版)に収録[26]。
チャート・認定
アイズレー・ブラザーズ版
週間チャート
チャート(1962年 - 1963年) | 最高位 |
---|---|
UK シングルス (OCC)[27] | 42 |
US Billboard Hot 100[5] | 17 |
US Hot Rhythm & Blues Singles (Billboard)[28] | 17 |
US Cash Box Top 100[29] | 7 |
US Cash Box Rhythm & Blues Singles[30] | 3 |
ビートルズ版
チャート成績
|
認定
|
ソルト・ン・ペパ版
週間チャート
|
年間チャート
|
チャカ・デマス&プライヤーズ版
週間チャート
年間チャート
|
認定
|
脚注
注釈
- ^ 他には「ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット」と「蜜の味」と「ゼアズ・ア・プレイス」が収録された。
出典
- ^ Leszczak, Bob (2013). Who Did It First?: Great Rhythm and Blues Cover Songs and Their Original Artists. p. 228. ISBN 978-0810888678
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- ^ Lewisohn 1988, p. 24.
- ^ Gulia 2008, p. 195.
- ^ Blaney 2005, p. 250.
- ^ Margotin 2013, p. 69-70.
- ^ a b
- “The Hot 100 Chart”. Billboard (1964年4月4日). 2020年12月5日閲覧。
- “The Hot 100 Chart”. Billboard (1964年4月11日). 2020年12月5日閲覧。
- “The Hot 100 Chart”. Billboard (1964年4月18日). 2020年12月5日閲覧。
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参考文献
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外部リンク
- Twist And Shout - The Beatles