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2021年9月6日 (月) 11:03時点における版
新竹市役所(現・新竹市美術館) | |
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中華民国 文化資産 | |
登録名称 | 新竹市役所 |
旧称 | 新竹街役場 中国国民党新竹県党部 新竹市戸政事務所 新竹市美術館、新竹市開拓館 |
その他の呼称 | 新竹州市役所、新竹市公所 |
等級 | 市定古蹟 |
文化資産登録 公告時期 | 2001年5月31日[1] |
位置 | 新竹州新竹郡新竹街大字新竹字東門(落成時の表記) 現・ 台湾 新竹市東区中央路116号 |
建設年代 | 大正14年(1925年) |
新竹市美術館 Hsinchu City Art Gallery 新竹市美術館 Hsinchu City Art Gallery | |
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修復後に美術館となった旧市役所庁舎 | |
施設情報 | |
前身 |
新竹市美術館・開拓館 Hsinchu City Art Gallery & Reclamation Hall |
事業主体 | 新竹市政府文化局視覚芸術課 |
開館 | 2007年 |
所在地 | 台湾新竹市東区中正里中央路116号 |
位置 | 北緯24度48分22.5秒 東経120度58分12.3秒 / 北緯24.806250度 東経120.970083度 |
アクセス | 新竹駅から徒歩約700m |
外部リンク | http://www.hsinchuartgallery.space/ |
プロジェクト:GLAM |
新竹市役所(しんちくしやくしょ)は台湾新竹市東区にある日本統治時代の新竹州新竹市の市庁舎。 市の文化遺産(市定古蹟)登録を経て現在は美術館として利用されている。
沿革
1920年に日本政府は台湾で「市街庄制」を施行し、当地は新竹州新竹郡新竹街に属していた。1925年に新竹郡役場として建立され[2]、旧・新竹庁庁舎内に設置されていた郡役場が移転する(p55)。
1930年、新竹の人口が急成長し、政治経済の中心として更に重要性を増したため、州轄市としての新竹市に昇格し、街役場も市役所となった(pp53-54)。1月20日に廃庁式(所在地は東門外15番地(p61))、翌1月21日に開庁式を行い、1月27日に市役所へ改名と同時に翌年まで増築工事がなされた[3](p55)。1935年に所在地が東門町1丁目1番地となる[3](p61)。
第二次世界大戦後は台湾省行政長官公署新竹州接管委員会によって市役所は新竹市政府となり、その後新竹県設立や行政区画再編を経て県政府は桃園へ移転、市政府は旧州庁を使用することとなった[4]。旧市役所庁舎は中国国民党の県党部[註 1](県支部)として使われ[3](pp57-58)、市政府に移管後は1973年3月1日より警察局戸政事務所(戸籍事務所)[3](pp57-58)、1992年7月1日より『北区』戸政事務所となった[註 2][3](pp57-58)[5]。
1999年に戦後の増築部分を撤去し[3](pp57-58)、2001年に市の文化遺産(市定古蹟)に登録後、11月5日に北区戸政事務所は転出、入居者不在となった[3](pp57-58)。修復事業を経て美術館への転用が決定され[6]、市の省轄市昇格25周年となる2007年12月25日に「新竹市美術館及開拓館」(英語: Hsinchu City Art Gallery & Reclamation Hall)として生まれ変わった[7][8]。
建築
土地面積は1,611平方メートル[3](p61)。大正時代の官公署に典型的な和洋折衷の建築様式となっていて、4方向への傾斜がある寄棟造と2つのドーマーをもつ和風屋根と赤煉瓦造りによる西洋風の建屋(2階建て)の構成。正面から見ると長方形の建屋で、入口は1930年の増築で年車寄せのための門廊が増設されている。門廊上には花輪柄の紋章があったが、戦後の増築時に青天白日の紋章に代えられたが、文化資産登録後の修復時に復元されている[9]。現在は修復を経て建立当時の姿がほぼ再現されている。
新竹市美術館
新竹市美術館(しんちくしびじゅつかん、英語: Hsinchu City Art Gallery)は新竹市政府文化局が運営する美術館。2007年に郷土資料館を併設する形で開業。旧新竹市役所庁舎1階を再利用した郷土史(古い地名の由来解説や市の開発史)を展示、解説する開拓館と[10]、2階を利用した台湾の現代美術の収蔵・展示を目的とした公営美術館で構成されていた[11]。2014年から市長に就任した林智堅により、現代美術を強化した「新竹市美術館」への転換が図られた[12]。
立地
周辺
交通
- 新竹駅(台湾鉄路管理局):竹塹城を経て中正路を北上し中央路で右折。徒歩約700メートル。
- 高鉄新竹駅(台湾高速鉄道):六家線で台鉄新竹駅、または新竹市公車182路(国光客運)の北大橋行きで東門市場下車[13]。
- 「美術館」停留所を発着する市公車
- 新竹市公車52、53路(金牌客運)
- 新竹市公車緑線(苗栗客運)
脚注
註釈
出典
- ^ 新竹市役所 文化部文化資産局国家文化資産網
- ^ 新竹市役所變身藝文空間 見證古往今來2009-01-26,大紀元
- ^ a b c d e f g h 新竹市市定古蹟新竹州市役所調查研究暨修復再利用計畫. 新竹市政府. pp. 39-58(国家図書館サイトのビューワー上ではP41-59). ISBN 957-01-6631-2 楊仁江 (2003-12).
- ^ 新竹の沿革2017-03-16,新竹市政府日本語版
- ^ 沿革 新竹市北區戶政事務所
- ^ 古蹟的第二春-新竹州市役所 規畫為市立美術館、開拓館2007-07-17,自由時報
- ^ 歷史沿革 - ウェイバックマシン(2017年8月14日アーカイブ分) 新竹市美術館暨開拓館
- ^ 文建會-磐石行動-新竹美術館暨開拓館開館2008-02-19,文化部
- ^ 建築特色 - ウェイバックマシン(2017年8月14日アーカイブ分) 新竹市美術館暨開拓館
- ^ 市中心:新竹市役所(新竹市美術館暨開拓館) - ウェイバックマシン(2014年6月2日アーカイブ分) 走讀台灣(中華文化總會)
- ^ 新竹市美術館暨開拓館 四方通行玩樂地圖
- ^ 新竹市役所成功轉型當代藝術地標2017-10-08,中国時報
- ^ 高鐵轉乘資訊地圖 新竹站”. 台湾高速鉄路公司 (2018年10月12日). 2018年12月2日閲覧。 “
関連項目
- 台湾古跡一覧
- 新竹州庁 - 現・新竹市政府庁舎(国定古蹟)
- 行政院 - 庁舎は戦前の台北市役所(国定古蹟)
- 台中市役所 - 同じく現存する戦前の台中州州轄市としての市役所庁舎(市定古蹟)
- 高雄市立歴史博物館 - 同じく現存する戦前の高雄市役所庁舎(市定古蹟)
外部リンク
- 中華民国文化部
- 新竹市政府
- 新竹市美術館
- 新竹市政府文化局>美術館
- 新竹市美術館 (新竹市美術館-132572943602407) - Facebook
- (旧サイト)新竹市美術館暨開拓館 - ウェイバックマシン(2017年8月14日アーカイブ分) 新竹市政府文化局