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「日産・RB25DET」の版間の差分

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2021年9月6日 (月) 11:38時点における版

日産・RB > 日産・RB25DET
1993 RB25DET with VCT (NVCS)
1998 NEO RB25DET

RB25DETは、日産自動車が開発した日産・RBエンジン系列における2.5リットル級のガソリンエンジンである。 1990年代前半から2000年代前半の日産・スカイラインに搭載されている事で知られる。初期型と区別され後期型は、NEOストレート6と称される。通称「RBニーゴーターボ」。

概要

  • RB25DETは、所謂ショートストローク型の内径86mm×行程71.7mm、6気筒、排気量2,498cc、DOHC水冷エンジンである。スカイラインGT-Rに搭載のRB26DETTのようにツインターボが最強と思われがちだが、NVCSを有するRB25DETは、低回転からのトルクが太く扱い易いエンジンとも評価される。
  • RB25DETの呼称は、日産のエンジン形式規則に沿う。頭文字を取って「レスポンス&バランス」からRB、3桁目の数字が排気量、その後の区分(D・E・T:DOHCEGIターボチャージャー)となる。このエンジンの源流となったRB型エンジンの登場は、1984年と基本設計が古く、また鋳鉄製シリンダーブロックであるため、最終型となった2004年時点においては軽量とは言い難く、後継機も開発されないまま製造が終了した。2009年時点で、ベアエンジン自体の供給も終了された。
  • しかし鋳鉄製ブロックがもたらす頑丈さによるチューニングマージンとRB26と共通のグループAエンジンとしての耐久性及びショートストロークによる低中速域でのトルクフルな特性[独自研究?]等は、結果として走り重視のスカイラインの様なスポーツクーペやセダンから、ローレルのような居住性重視のセダン、ローレルのワゴンであるステージアや、果ては四輪駆動専用でグロリアやセドリックにまで同様のエンジンが搭載されるほどの、幅広い用途を生んだ汎用エンジンとなった。

バリエーション

  • RB25DET DOHC24バルブ 2,498ccターボ。初期エンジンとして1993年5月に市販された。タービン羽根は、前期が鉄を採用し、後期が樹脂を採用している。
  • RB25DET DOHC24バルブ 2,498ccターボ。NEOストレート6エンジンとして1998年5月に市販された。タービン羽根は、前期が樹脂を採用し、後期がアルミニウムを採用している。
  • RB25DET DOHC24バルブ 2,498ccターボ。ER34の5MT専用エンジンとして2000年8月に市販された。専用ECUで制御し、専用に開発されたタービンと排気カムを採用している。

主な搭載車