「シプカ短機関銃」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
37行目: | 37行目: | ||
== 名称の由来 == |
== 名称の由来 == |
||
名称は[[シプカ峠]]に由来する。シプカ峠はアーセナルの本社の所在地である[[カザンラク]]の近郊に位置し、1877年に勃発した[[露土戦争 (1877年)|露土戦争]]においてはブルガリアの[[義勇兵]]と[[ロシア帝国]]軍が[[オスマン帝国]]軍との間で[[:en:Battle of Shipka Pass|4度にわたる攻防戦]]を繰り広げ、戦争の帰趨を決定づけた地である。そしてこの戦争の講和条約である[[サン・ステファノ条約]]において、ブルガリアは[[ |
名称は[[シプカ峠]]に由来する。シプカ峠はアーセナルの本社の所在地である[[カザンラク]]の近郊に位置し、1877年に勃発した[[露土戦争 (1877年)|露土戦争]]においてはブルガリアの[[義勇兵]]と[[ロシア帝国]]軍が[[オスマン帝国]]軍との間で[[:en:Battle of Shipka Pass|4度にわたる攻防戦]]を繰り広げ、戦争の帰趨を決定づけた地である。そしてこの戦争の講和条約である[[サン・ステファノ条約]]において、ブルガリアは[[ブルガリア公国]]としての独立を勝ち取った。 |
||
== 登場作品 == |
== 登場作品 == |
2021年9月17日 (金) 22:27時点における版
Шипка(Shipka) | |
---|---|
種類 | 短機関銃 |
製造国 | ブルガリア |
設計・製造 | アーセナル社 |
仕様 | |
種別 | 短機関銃 |
口径 | 9mm |
銃身長 | 150mm |
使用弾薬 | 9mmマカロフ弾 |
装弾数 | 32発 |
作動方式 |
シンプル・ブローバック式 オープン・ボルト フルオート射撃 |
全長 | 338/625mm |
重量 | 2 ~ 2.2kg(マガジン無し) |
発射速度 | 700発/分 |
銃口初速 | 320m/秒 |
有効射程 | 300m |
歴史 | |
設計年 | 1996年 |
配備先 | ブルガリア軍、ブルガリア警察、SOBT |
バリエーション | 9mmパラベラム弾仕様(装弾数:25発) |
シプカ(ブルガリア語: Шипка)は、ブルガリアのアーセナル社が設計・製造する短機関銃である。
概要
シプカは装甲戦闘車両・ヘリコプターの搭乗員の自衛や特殊部隊の屋内近接戦闘などの用途を目的として設計され、ブルガリアの軍と警察において広く用いられている。
シプカはグリップやトリガーガードをはじめとするロアレシーバーはポリマーで製作されて軽量化が図られており、内部構造は短機関銃としては伝統的なシンプル・ブローバック閉鎖・オープン・ボルト撃発方式を採用している。銃床はワイヤー状の単純な形状のものが採用されており、折畳時には銃の左側に折り畳まれる。
銃身は本体からやや突き出ており、専用のクリップを使ってレーザーサイトを装着させることが可能なほか、9mmマカロフ弾仕様ではサプレッサーの装着も可能である。
名称の由来
名称はシプカ峠に由来する。シプカ峠はアーセナルの本社の所在地であるカザンラクの近郊に位置し、1877年に勃発した露土戦争においてはブルガリアの義勇兵とロシア帝国軍がオスマン帝国軍との間で4度にわたる攻防戦を繰り広げ、戦争の帰趨を決定づけた地である。そしてこの戦争の講和条約であるサン・ステファノ条約において、ブルガリアはブルガリア公国としての独立を勝ち取った。
登場作品
- 『エクスペンダブルズ2』
- トール・ロード(ランディ・クートゥア)が使用。
- 『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
- ジョン・スマイリー(ケラン・ラッツ)が使用。
- 『ドールズフロントライン』
- 星4サブマシンガンとして登場。
関連項目
外部リンク
- Arsenal-bg.com(アーセナル社公式サイト) - “Shipka” Sub-Machine Gun SMG(英語) - ウェイバックマシン(2016年3月6日アーカイブ分)
- Modern Firearms - Shipka (Bulgaria)(英語) - ウェイバックマシン(2010年9月1日アーカイブ分)
- gun-world.net - Shipka冲锋枪 (繁体字中国語)