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「黄竜」の版間の差分

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'''黄竜'''(こうりゅう、おうりゅう、{{Zh2 | t=黃龍| s=黄龙| hp=huánglóng| cy=wong4 lung4| first=t}}、ファンロン、ホワンロン; [[ベトナム語]]:Hoàng Long、ホアン・ロン)は、[[中国]]の伝承[[五行思想]]に現れる[[黄色]]の[[竜]]。[[金色|黄金]]に輝く竜であると言う異説もある。「老いた[[応竜]]は黄竜と呼ばれる」{{要出典|date=2021年6月}}とある。
'''黄竜'''(こうりゅう、おうりゅう、{{Lang-zh | t=黃龍| s=黄龙| hp=huánglóng| cy=wong4 lung4| first=t}}、ファンロン、ホワンロン; [[ベトナム語]]:Hoàng Long、ホアン・ロン)は、[[中国]]の伝承[[五行思想]]に現れる[[黄色]]の[[竜]]。[[金色|黄金]]に輝く竜であると言う異説もある。「老いた[[応竜]]は黄竜と呼ばれる」{{要出典|date=2021年6月}}とある。


[[四神]]の中心的存在、または、'''四神の長'''とも呼ばれている。四神が[[東]][[西]][[南]][[北]]の守護獣なのに対し、中央を守るとされる。五行説で黄は[[土行]]であり、土行に割り当てられた方角は中央である。同様に四神は[[春]][[夏]][[秋]][[冬]]を表すものでもあり、黄龍はそれぞれの[[土用]]を表すとされている。
[[四神]]の中心的存在、または、'''四神の長'''とも呼ばれている。四神が[[東]][[西]][[南]][[北]]の守護獣なのに対し、中央を守るとされる。五行説で黄は[[土行]]であり、土行に割り当てられた方角は中央である。同様に四神は[[春]][[夏]][[秋]][[冬]]を表すものでもあり、黄龍はそれぞれの[[土用]]を表すとされている。

2021年9月28日 (火) 09:15時点における版

黄竜
九龍壁の黄竜(中国・大同)
各種表記
繁体字 黃龍
簡体字 黄龙
拼音 huánglóng
発音: ファンロン
ホワンロン
日本語読み: こうりゅう
おうりゅう
英文 Huanglong / Yellow Dragon
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黄竜(こうりゅう、おうりゅう、繁体字: 黃龍; 簡体字: 黄龙; 拼音: huánglóng; イェール式広東語: wong4 lung4、ファンロン、ホワンロン; ベトナム語:Hoàng Long、ホアン・ロン)は、中国の伝承五行思想に現れる黄色黄金に輝く竜であると言う異説もある。「老いた応竜は黄竜と呼ばれる」[要出典]とある。

四神の中心的存在、または、四神の長とも呼ばれている。四神が西の守護獣なのに対し、中央を守るとされる。五行説で黄は土行であり、土行に割り当てられた方角は中央である。同様に四神はを表すものでもあり、黄龍はそれぞれの土用を表すとされている。 十二天将勾陳(こうちん)や創世神応竜(庚辰)と同一視・混同される[1]。中国古書『荊州占』では、「黄竜(庚辰)は太一の妻」とある。

中国では瑞獣の出現を記念して改元を行うことがあるが、黄龍が出現したというので「黄龍」と改元されたこともあった。日本でも黄竜はめでたい獣とされ、宇多天皇887年即位)のときに黄竜が出現したといわれている。

黄竜は皇帝の権威を象徴する竜とされたが、後に麒麟と置き換えられたり、同一視されるようになった。

『瑞応記』では「黄龍者 神之精 四龍之長」[2][3][4][5][出典無効]などと四竜の長とされる。『芸文類聚』には『瑞応図』[6]からの引用として「黄龍者 四龍之長」と記されている[7]

元号

脚注

  1. ^ 『册府元龟』「乾坤碎而元気湮……應龍騰挙托天開,垂雲矯翼廓清氛」「應龍闢壌致宅土……天之祚聖,復在於茲」
  2. ^
  3. ^ 龍的傳説上
  4. ^ 龍的傳奇
  5. ^ 故事的龍
  6. ^ 隋書・経籍志』に『瑞応図』という典籍が挙げられている(ウィキソース出典  (中国語) 隋書/卷34, ウィキソースより閲覧。 )。
  7. ^ ウィキソース出典  (中国語) 藝文類聚/卷098, ウィキソースより閲覧。