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2021年10月9日 (土) 08:14時点における版
Microsoft Office Picture Manager (マイクロソフト オフィス ピクチャ マネージャー)は、マイクロソフトが販売するオフィススイートであるMicrosoft Office 2003、2007および2010 に標準で搭載している画像管理ソフトウェア。Microsoft Office XP以前に標準で搭載されていたMicrosoft Photo Editorの代わりに搭載されたソフトウェアといわれるが、Photo Editorで使用できた編集機能の大部分が削除された。代わりに、画像を管理する機能や共有機能が追加され、画像編集を目的としたソフトウェアというよりも画像データを管理するためのソフトウェアとしての側面が重視されている。
Office 2013では廃止された。基本的な機能はWindows Live フォト ギャラリーで置き換えとされている[1]。
概要
Picture Managerでは、画像の明暗を調整したり、トリミング、回転と反転、赤目修正、といった基本的な画像編集や、登録しているフォルダ内のサムネイル表示が可能である。Microsoft Officeアプリケーションと密接に関係しているため、補正した画像をWordやExcelで作成したデータ内に貼り付けることもできる。
しかし、Microsoft Photo Editorでは可能であったスキャナやデジタルカメラからの新しい画像の取り込み、ガンマ値の調整機能、画像イメージを透明にするなどの編集機能の大部分が削除された。他方でPicture Managerには、画像のある場所をショートカットで追加することができるという画像管理機能、ワークグループ内での画像共有や共有画像ライブラリの作成といった共有機能が追加された。
関連ソフトウェアの経緯
- Microsoft Officeの付属ソフトウェアとしてその使用権保有者に提供
- Microsoft Photo Editor - Microsoft Office XPまで付属。
- Microsoft Office Picture Manager - Microsoft Office 2003、2007および2010まで付属。Office 2013 以降は付属しなったが、別途に、無償公開されていたSharePoint Designer 2010をダウンロードし、スタンドアロンアプリとしてインストールすることで利用可能だった。
- Microsoft WindowsのOSの使用権保有者に提供
- Windows 画像と FAX ビューア(通称:Windows Photo Viewer) - Windows XPのOSシステムにdllファイルとして組み込まれて動作。独立したexeファイルは存在しない。
- Windows フォト ギャラリー - Windows Vistaで置き換えられた。
- Windows Live Essentials (Windows Essentials) - Windows 7, 8で、初期インストール状態ではバンドルされなくなり、別途、Windows Updateを介してインストールできる特典扱いの独立したソフトウェアとなった。Windows 8.1には公式には非対応。
- フォト(Microsoft Photos) - Windows 10 に標準搭載され、ストアでも無償配布されているメトロアプリ( Universal Windows Platform app; (UWP) )。写真だけでなく動画編集や、それらの自動分類も可能。マイクロソフトは公式に「Picture Manager の後継[2]」であると発表している。
関連項目
参考資料
脚注
- ^ “Office 2013での変更点”. 2013年5月22日閲覧。
- ^ “Where is Picture Manager?”. Office Support. マイクロソフト. 2020年6月22日閲覧。