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自機「[[P-38 (航空機)|P-38 ライトニング]]」を操作し、[[大日本帝国海軍|旧日本海軍]]を撃破する事を目的としたゲーム。地上物がない事や敵弾を避けるための宙返りが出来る事などを特徴としている。開発はカプコン開発部が行い、ゲームデザインは[[岡本吉起]]が担当している。 |
自機「[[P-38 (航空機)|P-38 ライトニング]]」を操作し、[[大日本帝国海軍|旧日本海軍]]を撃破する事を目的としたゲーム。地上物がない事や敵弾を避けるための宙返りが出来る事などを特徴としている。開発はカプコン開発部が行い、ゲームデザインは[[岡本吉起]]が担当している。 |
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[[1985年]]に[[ファミリーコンピュータ]]に移植された他、[[1986年]]には[[MSX]]および[[MSX2]]や欧州にて各種ホビーパソコンに移植、[[1987年]]には[[FM-7]]および[[PC-8800シリーズ|PC-8801mk2SR]]、[[X1 (コンピュータ)|X1]]など日本国内のパソコンにも移植された。[[2002年]]には[[携帯電話ゲーム]]として配信され、[[2010年]]にはリニューアル版が各種携帯電話キャリアにて配信された。アーケード版は各種オムニバスソフトに収録された他、2010年に[[Wii]]用ソフトとして[[バーチャルコンソール|バーチャルコンソールアーケード]]にて配信された。その他、[[2017年]]には[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]および[[ |
[[1985年]]に[[ファミリーコンピュータ]]に移植された他、[[1986年]]には[[MSX]]および[[MSX2]]や欧州にて各種ホビーパソコンに移植、[[1987年]]には[[FM-7]]および[[PC-8800シリーズ|PC-8801mk2SR]]、[[X1 (コンピュータ)|X1]]など日本国内のパソコンにも移植された。[[2002年]]には[[携帯電話ゲーム]]として配信され、[[2010年]]にはリニューアル版が各種携帯電話キャリアにて配信された。アーケード版は各種オムニバスソフトに収録された他、2010年に[[Wii]]用ソフトとして[[バーチャルコンソール|バーチャルコンソールアーケード]]にて配信された。その他、[[2017年]]には[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]および[[iOS]]用ソフトとしても配信された。 |
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後に続編となるアーケードゲーム『[[1943 ミッドウェイ海戦]]』([[1987年]])が稼働され、以後カプコン19シリーズとして展開された。また、北米においてのみ[[Xbox 360]]および[[PlayStation 3]]用ソフトとして本作のリメイクとなる『[[1942: Joint Strike]]』([[2008年]])が配信された。 |
後に続編となるアーケードゲーム『[[1943 ミッドウェイ海戦]]』([[1987年]])が稼働され、以後カプコン19シリーズとして展開された。また、北米においてのみ[[Xbox 360]]および[[PlayStation 3]]用ソフトとして本作のリメイクとなる『[[1942: Joint Strike]]』([[2008年]])が配信された。 |
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| カプコン |
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| カプコン |
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2021年11月10日 (水) 02:24時点における版
ジャンル | 縦スクロールシューティング |
---|---|
対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
|
開発元 | カプコン開発部 |
発売元 |
カプコン ウィリアムス |
デザイナー | 岡本吉起 |
プログラマー | 岡本吉起 |
シリーズ | カプコン19シリーズ |
人数 | 1人 |
メディア |
業務用基板 (210.50キロバイト) |
稼働時期 |
INT 1984年12月 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E10+(10歳以上) PEGI:7 |
コンテンツアイコン |
Fantasy Violence, Mild Blood Violence |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
CPU | Z80 (@ 4 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 3 MHz) AY-3-8910A (@ 1.5 MHz)×2 |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 256×224ピクセル 60.00Hz パレット1536色 |
『1942』は、カプコンが開発し、1984年より稼働したアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。
自機「P-38 ライトニング」を操作し、旧日本海軍を撃破する事を目的としたゲーム。地上物がない事や敵弾を避けるための宙返りが出来る事などを特徴としている。開発はカプコン開発部が行い、ゲームデザインは岡本吉起が担当している。
1985年にファミリーコンピュータに移植された他、1986年にはMSXおよびMSX2や欧州にて各種ホビーパソコンに移植、1987年にはFM-7およびPC-8801mk2SR、X1など日本国内のパソコンにも移植された。2002年には携帯電話ゲームとして配信され、2010年にはリニューアル版が各種携帯電話キャリアにて配信された。アーケード版は各種オムニバスソフトに収録された他、2010年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールアーケードにて配信された。その他、2017年にはAndroidおよびiOS用ソフトとしても配信された。
後に続編となるアーケードゲーム『1943 ミッドウェイ海戦』(1987年)が稼働され、以後カプコン19シリーズとして展開された。また、北米においてのみXbox 360およびPlayStation 3用ソフトとして本作のリメイクとなる『1942: Joint Strike』(2008年)が配信された。
概要
第二次世界大戦をテーマに米戦闘機を操って日本軍機と戦うシューティングゲーム。自機はP-38ライトニングで、敵機は実在の機種名ではないものの日本風のネーミングがされている。なお、実在のP-38は陸軍機で当然艦載機でもないため、空母に離着艦する(できる)とは考えにくい。
敵の弾や体当たりをよける手段として宙返りを導入し、追い詰められても挽回でき、しかも地上物が一切配置されていない事と相まってシューティングゲームの中では珍しく、直感でも攻略できる、いわゆる覚えゲーではないゲームの一つとなった。自機を援護してくれるオプションのサイドファイター、ボスキャラクターの超大型機の亜也虎など、見所も多く幅広いプレイヤーから人気を得た。
ゲーム内容
システム
8方向レバーと2ボタン(ショット、宙返り)で自機を操作。ショットは2連装で、宙返りは回数制限があり、クリアすると残り回数×1000点のボーナスが加算されて回数がリセットされる。
地上物は存在せず、敵は全て飛行機。ザコは1発で撃墜できるが、小ボス、中ボス的な敵は多くの弾を撃ち込まないと倒せない。緑と灰色の色違いが存在するものは、灰色のほうが耐久力が高い。
毎ステージごとに撃墜パーセンテージが表示され、それに従ってステージクリア時にボーナス点が入る。
ステージでは1~4はミッドウェイ、5~8はマーシャル、9~12はアッツ、13~16はラバウル、17~20はレイテ、21~24はサイパン、25~28は硫黄島、29~32は沖縄。
4ステージ毎に敵が全く弾を撃ってこない(但し大型機は除くが、難易度設定次第では全機弾を撃ってくる場合もある)「% AND POINT UP STAGE」と呼ばれる、所謂ボーナスステージがあるが、勿論敵にぶつかるとミス。
残機数が0になるとゲームオーバー。
全部のステージをクリアすると1000万点のボーナスが入り、ゲームエンドとなる。
アイテム
各ステージに特定回数出現する赤い色の編隊(赤水編隊)を全滅させると、「Pow」が出現。出現場所は固定だが、編隊の動きによって色と機能が異なる。機能には以下の種類がある。
- 緑 - メインショットが4連装になって攻撃の幅が拡がる。
- 白(FC版では黄) - 画面上の敵が全滅。
- 灰(FC版では白) - サイドファイター - 左右に味方が付き、攻撃の幅が拡がると共に敵の攻撃に当たりやすくなる。味方は左右別々に敵弾や敵本体に当たると消滅、または自機がやられると全て無くなる。中ボスにぶつけると一撃で墜落させられる。後述の大ボス・亜也虎との戦闘直前に一時離脱する。
- 橘 - 一定時間、敵が弾を撃たなくなる。
- 黄 - 宙返りできる回数が1回増える。次の面には使用回数が初期値に戻る。
- 黒 - 残機が1機増える。
- 赤 - ポイント1000点(FC版以外ではボーナスステージの殆どもしくはすでに持っているパワーアップのPowの場合は強制的にこれになる)。
- 弥七 - 2ステージ以降、ザコを200機落とすごとに左右両サイドの何れから、画面下から徐々に速度を上げつつ上昇する小型機が出現。撃つと弥七になり、取ると5000点ボーナス。
バグ
- ステージクリア時のボーナスや亜也虎のように1万点以上の点数が入るときに、エクステンドの得点を1万点以上越えてしまうと、以後エクステンドしなくなる。
- 超大型機が出現する前に、やや左前方に位置して連射していると、やがて敵が出なくなりマップも進まなくなってしまう。
- 100%の撃墜率を達成すると10000点と表示されるが、実際は50000点が加算される(撃墜率99%の場合が20000点であることを考えても表示が誤りだと思われる)。
敵キャラクター
当作品に登場する敵機は日本海軍の軍用機がモチーフであるが、名称はオリジナルである。括弧内はモチーフとなった軍用機。
- 黒電
- 全ステージに登場する灰色の単発戦闘機。画面上部から飛来してくるが、自機の動きに合せ、反転や方向転換をする。
- (零式艦上戦闘機)
- 黒電改
- 緑色の黒電。画面上部左右からランダム旋回し攻撃してくる。バルガスに同じアルゴリズムを持つの敵機が登場する。後半ステージには灰色の機体やスピードが遅いタイプも登場する。
- (上記と同じく零式艦上戦闘機)
- フクスケ(3式ロケット戦闘機)
- ロケット戦闘機。画面下部から高速で飛行後、錐もみ回転しながら自機に向かってくる。
- (局地戦闘機秋水)
- BVD(2式タービンロケット戦闘機)
- 双発ジェット戦闘機。動きは黒電改と同じだがスピードが速い。
- (特殊攻撃機橘花)
- 赤水
- 5機ないし10機編隊で登場する赤色の黒電。全滅させるとPowが出現。
- (零式艦上戦闘機)
- 昇竜
- 中型双発攻撃機。画面上部から旋回しながら飛行するタイプと、画面下から低速で飛行するタイプが登場。
- (陸上爆撃機銀河)
- 清(23式攻撃機)
- 中型単発攻撃機。画面下から低速で飛行する。中盤以降、横一列に編隊を組ん壁を形成してくることが多くなる。
- (オリジナル)
- 雷山
- 中型三発攻撃機。デザインが異なる以外では清と同じアルゴリズムである。
- (オリジナル)
- 大飛龍
- 大型双発攻撃機。全ステージに登場。画面下から高速で飛行後、左右に旋回しながら自機に向かって扇状に弾幕を張る。最初に撃破した後、ミスにならない限り撃破する度に500点が加算される。続編『1943』では編隊名となる。
- (一式陸上攻撃機)
- 亜也虎
- 超大型爆撃機。ステージ7,15,23,31に登場するボスキャラクター。胴体と主翼から弾をばら撒く。耐久力は高いが、前後に動くだけなので弾を当てるのは容易。登場当時のインパクト故以降、19シリーズの象徴的キャラクターとなる。
- (長距離爆撃機富嶽)
他機種版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1942 | 1985年12月11日 1986年11月 |
ファミリーコンピュータ | マイクロニクス | カプコン | 320キロビットロムカセット[1] | CAP-19 NES-NF-USA |
|
2 | 1942 | 1986年 1986年 |
Amstrad CPC コモドール64 ZX Spectrum |
Elite Systems | Elite Systems | カセットテープ フロッピーディスク |
- | 北米ではコモドール64版のみ発売 |
3 | 1942 | 1986年12月 |
MSX MSX2 |
アスキー | アスキー | ロムカセット | - | |
4 | 1942 | 1987年5月 |
FM-7 | アスキー | アスキー | フロッピーディスク | - | |
5 | 1942 | 1987年 |
PC-8801mk2SR X1 |
アスキー | アスキー | フロッピーディスク | - | |
6 | カプコンジェネレーション 第1集 撃墜王の時代 Capcom Generations 1 - Wings of Destiny |
1998年8月27日 1999年9月3日 |
PlayStation セガサターン |
カプコン | カプコン | CD-ROM | PS: SLPS-01535 SLES-01881 SS:T-1232G |
アーケード版の移植 欧州ではPlayStation版のみ発売 |
7 | 1942 | 2000年5月22日 2001年8月24日 |
ゲームボーイカラー | カプコン | カプコン | ロムカセット | CGB-AQ4E-USA CGB-AQ4E-EUR |
|
8 | 1942 | 2002年1月8日[2] |
iアプリ | カプコン | カプコン | ダウンロード (カプコンパーティ) |
- | |
9 | 1942 | 2002年8月5日[3] |
EZアプリ | カプコン | カプコン | ダウンロード (クラブ☆カプコン) |
- | |
10 | Capcom Arcade Hits Volume 2 | 2003年 |
Windows | カプコン | カプコン | CD-ROM | - | アーケード版の移植 |
11 | Capcom Coin-Op Collection Volume 1 | 2004年12月21日 |
Windows | カプコン | カプコン | CD-ROM | - | アーケード版の移植 |
12 | カプコン クラシックス コレクション | 2005年9月27日 2005年11月18日 2006年3月2日 |
PlayStation 2 Xbox |
Digital Eclipse | カプコン | DVD-ROM | PS2: SLUS-21316 SLES-53661 SLPM-66317 |
アーケード版の移植 日本ではPS2版のみ発売 |
13 | カプコン クラシックス コレクション | 2006年9月7日 2006年10月24日 2006年11月10日 |
PlayStation Portable | クライン | カプコン | UMD | ULJM-05104 ULUS-10134 ULES-00377 |
アーケード版の移植 |
14 | 1942: Joint Strike | 2008年7月23日 |
Xbox 360 (Xbox Live Arcade) |
Backbone | カプコン | ダウンロード | - | リメイク版 |
15 | 1942: Joint Strike | 2008年7月24日 |
PlayStation 3 (PlayStation Network) |
Backbone | カプコン | ダウンロード | NPUB-30024 | リメイク版 |
16 | 1942 | 2010年5月6日[4] |
FOMA703i/903i以降 (iアプリ) |
カプコン | カプコン | ダウンロード (カプコンパーティ) |
- | |
17 | 1942 | 2010年6月3日[5] |
BREW対応端末 (EZアプリ) |
カプコン | カプコン | ダウンロード (カプコンパーティ) |
- | |
18 | カプコンアーケード | INT 2010年11月4日 |
iPhone iPad (iOS) |
カプコン | カプコン | ダウンロード | 397347348 | アーケード版の移植 |
19 | 1942 | 2010年12月21日[6][7] 2011年1月21日 2011年1月24日 |
Wii | カプコン | カプコン | ダウンロード (バーチャルコンソールアーケード) |
- | アーケード版の移植 |
20 | カプコン アーケード キャビネット | 2013年2月19日 2013年2月20日 |
PlayStation 3 (PlayStation Network) |
M2 ゴッチテクノロジー |
カプコン | ダウンロード | NPJB-00210 |
アーケード版の移植 |
21 | カプコン アーケード キャビネット | 2013年2月20日 2013年2月20日 |
Xbox 360 (Xbox Live Arcade) |
M2 ゴッチテクノロジー |
カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
22 | Capcom Arcade Cabinet: Game Pack 5 | 2013年4月16日 |
PlayStation 3 (PlayStation Network) |
M2 ゴッチテクノロジー |
カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
23 | Capcom Arcade Cabinet: Game Pack 5 | 2013年4月17日 |
Xbox 360 (Xbox Live Arcade) |
M2 ゴッチテクノロジー |
カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
24 | Capcom Arcade Cabinet: All-In-One Pack | 2013年5月21日 |
PlayStation 3 (PlayStation Network) |
M2 ゴッチテクノロジー |
カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
25 | Capcom Arcade Cabinet: All-In-One Pack | 2013年5月22日 |
Xbox 360 (Xbox Live Arcade) |
M2 ゴッチテクノロジー |
カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
26 | 1942 | INT 2017年3月7日 2017年3月9日[8][9] |
Android | カプコン | カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
27 | 1942 | INT 2017年3月9日[9] |
iPhone iPad (iOS) |
カプコン | カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
28 | カプコンアーケードスタジアム | INT 2021年2月18日 |
Nintendo Switch | カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 | |
29 | カプコンアーケードスタジアム | INT 2021年5月25日 |
PlayStation 4 Xbox One PC(Steam) |
カプコン | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
- ファミリーコンピュータ版
- 当時の他のカプコン作品と同様、本作の移植の出来も微妙であった。グラフィックの再現度も低く(例:背景の島の周囲が、ブロック状に同一のカラーになっている、等)、ちらつきも起こり、音もヘロヘロ。さらに、本作では「ショットボタンを押しても、弾の発射音だけが出て自機から弾が発射されない」(これは、その時点で画面に表示されている自機の弾数に関係なく起こる)現象も発生する。カプコン最初のファミコンソフトでもある。
- MSX版
- ハード性能に合わせてスクロールは8ドット単位、キャラクターは単色になっている。敵弾はBGに描画されて8ドット単位で移動する。亜也虎は背景に描画されて前後の移動のみ。
- MSX2版
- グラフィックの再現度は高いがキャラクターが増えると画面全体のちらつきが激しくなる難がある。効果音が鳴るとBGMが鳴らなくなるため、プレイ中は殆どBGMが流れなくなる。亜也虎がスプライトで描画されており画面内を円を描くように移動する。
- PlayStation、セガサターン版
- 『カプコンジェネレーション 第1集 撃墜王の時代』に収録。内容はほぼ、アーケード版に忠実。
- PlayStation 3版
- フルポリゴンリメイクのため、厳密には移植ではない。詳細は『1942: Joint Strike』を参照。日本での発売は未定。
- iOS版
- 『カプコンアーケード』に収録。ソフト自体は無料配信でゲーム内で配布のフリーチケットを使用してプレイ。別途でゲーム単体を購入もできる。
開発
本作の制作者の1人である岡本吉起(元カプコン専務取締役 元株式会社ゲームリパブリック代表取締役社長 株式会社オカキチ代表取締役社長)が、『ゲームセンターCX』に出演した際のクリエイターインタビューでは、本作の当時の制作時において以下のようなエピソードを語っている。
- 宙返りシステム
- 他社のゲームでプレイヤーがピンチに陥った時のどうにもできない状況が嫌で、その不満を解消すべく「自分ならこうする」という発想の元に導入した。
- サイドファイター
- 当時の岡本が他社のゲームは有名なナムコのゲームくらいしか知らなかったことから、ナムコの『ギャラガ』のデュアルファイターの仕様を参考に取り入れた。
- Powと弥七
- 当時創業間もなかったカプコンを、いち早くプレイヤーに広く認知させるべく、いくつかの共通したキャラクターを全てのカプコンのゲームに登場させていくという、ブランディング戦略を元に登場させていた。初期のカプコンのゲームに「Pow」や「弥七」などが多く出てくるのはその為である。
- 亜也虎(あやこ)
- 当時カプコンに在籍していた森安也子という女性のサウンドスタッフの名前が由来。彼女の体格が大きかったことから「デカいの出すかぁ」という岡本の発想の元に誕生した。以後19シリーズのほとんどに登場する定番キャラクターとなる。なお、そのデザインは全ての作品で異なる。
スタッフ
- アーケード版
- ゲーム・デザイン、プログラム:岡本吉起
- ファミリーコンピュータ版
- 音楽:森安也子
- 編曲:森安也子、坂口由洋
評価
評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
- アーケード版
- 1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、派手な要素は少ないが難易度の低さにより一般プレイヤーから支持されロングヒットとなった事を指摘、また宙返りの最中は無敵状態になる事を斬新なアイデアであると称賛した[17]。それ以外には隠しボーナスや隠しキャラクターの存在、最終ステージクリア時の1千万点のボーナス点などが話題になった事について触れ、「この1942を始めとして、以下1943、1943改、1941と続き、1942シリーズを確立することに成功した」と総括した[17]。
- ファミリーコンピュータ版
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、16.06点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、宙返りの斬新さを指摘した他、ゲームバランスの良さについて肯定的に評価した。しかし「画面がちらつき、敵や弾が見づらいのが少し難点」と一部で否定的な評価をした[1]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 3.00 2.42 2.84 2.52 2.52 2.76 16.06
脚注
- ^ a b c d 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、219頁。
- ^ 伊藤大地 (2002年1月8日). “名作シューティングゲーム「1942」がiアプリに” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2018年12月31日閲覧。
- ^ “カプコン、J-フォン向け「鬼武者」などを配信” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2002年7月26日). 2018年12月31日閲覧。
- ^ 階堂綾野 (2010年5月6日). “カプコン、『1942』をiモード向けに配信&『モンハンモバイル』HR10のクエスト解放” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年11月9日閲覧。
- ^ 階堂綾野 (2010年6月3日). “カプコン、EZweb向けサイトのリニューアル完了!『えどたん』と『1942』配信開始” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年11月9日閲覧。
- ^ “STG『1942』が今月21日にバーチャルコンソールアーケードで配信” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2010年12月17日). 2019年11月9日閲覧。
- ^ 冨岡晶 (2010年12月18日). “カプコン、バーチャルコンソールアーケード第6弾『1942』12月21日より配信” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年11月9日閲覧。
- ^ “【新作】名作シューティング『1942』がスマホに登場! 3/10まで66%オフのセール中” (日本語). ファミ通App. KADOKAWA (2017年3月9日). 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b 楽器 (2017年3月9日). “名作縦スクロールSTGのスマホ版「1942 モバイル」が本日配信。3月10日まで66%OFFセールも実施” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b “1942 for Arcade (1984)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月11日閲覧。
- ^ Miller, Skyler. “1942 - Legacy”. Allgame. December 11, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。August 21, 2017閲覧。
- ^ a b c d e f “1942 for Commodore 64 (1986)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e “1942 for Game Boy Color (2000)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e “1942 for ZX Spectrum (1986)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月11日閲覧。
- ^ “1942 for Wii (2010)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月11日閲覧。
- ^ “1942 for Amstrad CPC (1986)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月11日閲覧。
- ^ a b 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、74頁、ISBN 9784881994290。
外部リンク
- カプコンオンラインゲームズ(VCA版の紹介)(2013年4月30日時点のアーカイブ)
- 1942 - MobyGames