コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「エウダミダス1世」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: パウサニアスの改名に伴うリンク修正依頼 (パウサニアス (地理学者)) - log
1行目: 1行目:
'''エウダミダス1世'''({{lang-grc-short|Εὐδαμίδας}}, {{lang-en-short|Eudamidas I}}, 在位:[[紀元前330年]]-[[紀元前300年]])はエウリュポン朝の[[スパルタ王]]である。
'''エウダミダス1世'''({{lang-grc-short|Εὐδαμίδας}}, {{lang-en-short|Eudamidas I}}, 在位:[[紀元前330年]]-[[紀元前300年]])はエウリュポン朝の[[スパルタ王]]である。


エウダミダス1世は[[アルキダモス3世]]の子であり、先王[[アギス3世]]の弟であり、次代の王[[アルキダモス4世]]の父である。兄アギス3世は[[紀元前331年]]の[[メガロポリスの戦い]]で[[マケドニア王国|マケドニア]]の[[将軍]][[アンティパトロス]]と戦い、敗死した。アギスには子がいなかったため、エウダミダスは兄の後を継ぎ、王位に就いた<ref>プルタルコス, 「アギス」, 3</ref>。エウダミダスは裕福な家の生まれの[[アルキダミア]]と結婚し、彼女との間にアルキダモスと[[アゲシストラタ]]の二子を得た<ref>ibid, 4</ref>。[[パウサニアス]]によれば、エウダミダスの治世の間、[[スパルタ]]は平和だった<ref>パウサニアス, II, 10, 5</ref>。
エウダミダス1世は[[アルキダモス3世]]の子であり、先王[[アギス3世]]の弟であり、次代の王[[アルキダモス4世]]の父である。兄アギス3世は[[紀元前331年]]の[[メガロポリスの戦い]]で[[マケドニア王国|マケドニア]]の[[将軍]][[アンティパトロス]]と戦い、敗死した。アギスには子がいなかったため、エウダミダスは兄の後を継ぎ、王位に就いた<ref>プルタルコス, 「アギス」, 3</ref>。エウダミダスは裕福な家の生まれの[[アルキダミア]]と結婚し、彼女との間にアルキダモスと[[アゲシストラタ]]の二子を得た<ref>ibid, 4</ref>。[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]によれば、エウダミダスの治世の間、[[スパルタ]]は平和だった<ref>パウサニアス, II, 10, 5</ref>。


== 註 ==
== 註 ==
8行目: 8行目:


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
*[[パウサニアス]]著、飯尾都人訳、『ギリシア記』、[[龍渓書舎]]、1991年
*[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]著、飯尾都人訳、『ギリシア記』、[[龍渓書舎]]、1991年
*[[プルタルコス]]著、村川堅太郎他訳、『世界古典文学全集 プルタルコス』、[[筑摩書房]], 1966年
*[[プルタルコス]]著、村川堅太郎他訳、『世界古典文学全集 プルタルコス』、[[筑摩書房]], 1966年



2021年11月15日 (月) 10:42時点における版

エウダミダス1世古希: Εὐδαμίδας, : Eudamidas I, 在位:紀元前330年-紀元前300年)はエウリュポン朝のスパルタ王である。

エウダミダス1世はアルキダモス3世の子であり、先王アギス3世の弟であり、次代の王アルキダモス4世の父である。兄アギス3世は紀元前331年メガロポリスの戦いマケドニア将軍アンティパトロスと戦い、敗死した。アギスには子がいなかったため、エウダミダスは兄の後を継ぎ、王位に就いた[1]。エウダミダスは裕福な家の生まれのアルキダミアと結婚し、彼女との間にアルキダモスとアゲシストラタの二子を得た[2]パウサニアスによれば、エウダミダスの治世の間、スパルタは平和だった[3]

  1. ^ プルタルコス, 「アギス」, 3
  2. ^ ibid, 4
  3. ^ パウサニアス, II, 10, 5

参考文献


先代
アギス3世
スパルタ王(エウリュポン朝)
紀元前330年-紀元前300年
次代
アルキダモス4世